2012年09月24日

スカパーのPPV

昨日は大雨だったので、家ではじめてスカパーのPPVを見た。新日の神戸大会。お目当ては、柴田と桜庭だったのだが、これが3分あまりのヒリヒリする秒殺。

インディ好きとしては、その前の真霜と真壁の対戦にロウキーと佐々木大輔からみも良かった。

で、休憩後に飯伏と田口のジュニア王座戦は満喫。

セミとメインは新日っぽい試合であまり興味なくメインは半分ぐらい寝てた(笑)



それはさておき、PPVというのは、あまり見たいものがなかったからだったが桜庭がでて、インディもからむとこれまた見てみると会場とは違うものの違和感があまりなかった。

値段は結構高いけど…外に出られず、地方のビッグマッチを見るという楽しみ方もあるなと発見。またビールを飲みながらの観戦がまたいいのですよ。

地方のビッグマッチはありです。ちょっとテレビへの評価が変わったかもしれない
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2012年01月30日

2012.1.29DDT@後楽園ホール

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というわけで、久々にプロレスの話などを…。DDTは後楽園は欠かさず見ていたのですが、久々の感想。いつものバトルニュースさんより。

DDTプロレスリング
Sweet Dreams! 2012
日時:1月29日(日)開始:12:00
場所:後楽園ホール
観衆:1388人(超満員)

 29日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『Sweet Dreams!2012』。旗揚げ15周年を迎えるDDT2012年最初の後楽園大会のメインでは、昨年大晦日にMIKAMIを下し、5度目の防衛に成功したKUDOのKO-D無差別級王座に、同じほもいろクローバーZの男色ディーノが挑戦。

 現在も同じほもいろクローバーZに所属し、煽りVでもお互いが相思相愛であることを強調。ディーノはビッグマッチ仕様ということでももクロZの『走れ!』を前奏につけた『スリル』に乗って入場。セコンドには彰人と飛香がつく。対する王者KUDOのセコンドには大石と翔太がつく。まさにリング上もリングの周りもほもクロだらけ!
 ディーノが握手を求めると、何とKUDOは唇を突き出す。これには一本獲られたディーノだが、この日シリアスモードのディーノは男色殺法を封印。すると KUDOは股を開いて自ら寝転がってディーノを"誘う"。そうなるとディーノは「もう我慢出来ない!」と男色殺法を解禁! それはイコールKUDOの股間に攻撃が集中してしまうため、KUDOは徹底的にブロック。逆に厳しい蹴りで反撃に出るKUDOに対し、ディーノも何とかKUDOの股間にソフトタッチ。それを見た大石が「チョークだろ」と抗議......
 しかしバックスタイルでKUDOを捕まえ、ロープに押し当てたディーノは619で股間をKUDOの顔面に押し当てると、男色クロー、男色スピン、ファイト一発!と一気呵成に攻め込み、男色ドライバーを狙う。だが、これを堪えたKUDOは掟破りのファイト一発!からダイビング・ダブルニーアタック。ディーノもTバックのTをズラしての男色ナイトメアー。その後エプロンでの攻防からリングに戻ったKUDOがスピンキックからバズソーキックを叩き込むが、ディーノはダイビング・ダブルニードロップをかわしてホモイェからあてがい。
 さらにヴィーナスから雪崩式ブレーンバスターを狙うディーノに対し、KUDOは掟破りのリップロック! 「落とせ」コールの中、逆さ吊り状態になったディーノにKUDOを垂直落下式ダイビング・ダブルニードロップを投下するが、かわしたディーノはコーナーに戻ると、ダイビングして飛び付きコルバタを決める! さらに男色ペディグリーからリバースエビ反りジャンプ。
 これをヒザ剣山で迎撃したKUDOはダイビング・ダブルニードロップを投下。さらにもう一発ダイビング・ダブルニードロップを放ったが、蹴りで迎撃したディーノは男色ドライバーで叩き付けると、今度こそリバースエビ反りジャンプを決める。しかしカウント3を許さないKUDOはディーノと壮絶な殴り合いから鬼の形相でニーリフトやスピンキックを連打。さらにバズソーキック。だが、これをかわしたディーノはヘッドバットを叩き込むと、リップロックからゴッチ式男色ドライバー!

120129_DDT-2.jpg もの凄い勢いで決まったあとディーノはリバースエビ反りジャンプ2連発! そこからもう一度コーナーに登ったディーノは何とリバースエビ反りジャンプ(ムーンサルトプレス)ではなく男色トルネード(カンクーントルネード)を投下して3カウント! 勝ったディーノはKUDOに優しくキスをすると「KUDO君が両国のメインに立つって言ったとき、不安に思った人がいるでしょう。ざまあみろ! KUDO君はちゃんと務めたでしょ。KUDO君は沈まないよね? またやろう」と声をかける。
 ディーノが「私の名を呼んでみろ! 呼んでみろ!」と叫ぶと、観客は「ディ〜ノォ〜!」と大合唱。さらに「武道館のメインに立つのは?」「ディ〜ノォ〜!」とコール&レスポンスしたあと、ディーノは「知っての通り、私はイロモノよ! 今までの両国はゲストを呼んで前座でイロモノを当てる、それが収まりがよかったかもしれない。でもね、イロモノが武道館のメインに立つ、イロモノだって夢を持ったっていいじゃない。イロモノの男色ディーノが武道館のメインで立つ、それが私の夢。皆さん、あけましておめでとう! 男色元年が開けました! もう私の好きなようにやらせてもらう!」と宣言!
 好きなようにやると宣言したディーノは、アントーニオ本多を呼び出し「私が獲ったら一番最初にしなくちゃいけないことって、武道館を目指すにあたってあんたと一度決着つけなきゃいけなかったのよ。みんなも振り解けなかったマッスルの亡霊を私たちが破壊しなくちゃいけない!」と発言。かつて武道館進出を目指した『マッスル』。だが、実際に武道館で大会を行うのはDDTであり、それに集中するためにもディーノはその前の2・19後楽園大会でアントンとKO- D無差別級のベルトを懸けて対戦することで、『マッスル』の亡霊を破壊するという。
 それを聞いたアントンは『マッスル』よりも、10年前にHWWAで初めてディーノを見てから、その後DDTに入ってスターになっていったディーノに対し、自分は四畳半の自室でくすぶっていたという思い出を語ったあと「俺が勝ったらこの中の3人くらいが喜ぶ! 旅先のディック東郷が喜ぶ! 一番喜ぶのは 45000円のアパートで枕に顔を押し付けて声を殺していた本多宗一郎が喜ぶんだよ!」と叫んだ。
 2人に対しても『マッスル』に対しても思い入れのある鶴見亜門GMが「後楽園のメインでディーノとアントンがKO-D懸けて闘って、俺がGMとして立ち会うのかよ。最高じゃねぇかよ! 異論はねぇよ! 決定だよ!」と発表して、両者のタイトルマッチが2・19後楽園で行われることが正式に決定。ディーノは「最後にもう一度、あけましておめでとうございます」と男色元年幕開けを宣言したディーノは、インタビュースペースでも「まだまだスケールアップするわよ。私の長所であるゲイ力。それもまだまだ足りない! 武道館でやるにはまだ全然足りない。もっとゲイゲイしく、世の中を男色に染めてやる。武道館でゲイレスラーがメイン張るなんて、日本プロレス界の汚点よ。その汚点をず〜っと、刻みこんでやるわ。そのためにだったら私はなんだってやる!」と力強く叫んだ。

120129_DDT-3.jpg  8・18日本武道館大会に向けて走り出したDDT。その中でもいま二大勢力となっているのがほもいろクローバーZとCrying Wolf。この日はアントンの代わりにA・YAZAWAがヤス・ウラノ&矢野啓太のCrying Wolfと合体し、大石真翔&彰人&福田洋withみなみ飛香のほもクロZと対戦。2・19後楽園大会で大石&緑メンバー(グラン浜田と飛香以外)で KO-Dタッグ王座挑戦が決まっているほもクロZとしては、ここはキッチリCWに勝利しておきたいところ。
 だが、試合前にYAZAWAから「お前らにロックンロールデスマッチを受ける勇気はるか? 俺たちは絶対に負けない!」と挑発されたほもクロZはロックンロールデスマッチを承諾。ちなみにロックンロールデスマッチとは、試合中にロックンロールが流れると、お互い自分のロックンロールスピリッツを見せるという試合形式。
 試合中、所々で矢沢永吉の曲がかかり、両陣営自分のロックンロールスピリッツを見せていたが、音響機械が故障してしまいどの曲が流れるか分からないという状況に。ムーディーな曲が流れ、チークタイムのように踊り出したり、西城秀樹の『ヤングマン』が流れてみんなで元気にYMCAポーズを取ったりしていると、ももいろクローバーZの『Chai Maxx』が流れる。
 すると劣勢だったほもクロZの大石が絶品!反撃。そこに飛香が乱入して矢野をブロックバスターホールドで投げると、ほもクロZは全員で『Chai Maxx』を踊り出す。曲が止まるとCrying Wolfが反撃に出るが、場外ダイブを狙おうとしたところで再び『Chai Maxx』が流れ、リング上のヤス、YAZAWA、矢野が『Chai Maxx』を踊ることに! 挙げ句の果てには両陣営がハンマーロックの数珠つなぎになったところで3回目の『Chai Maxx』が流れ、全員でダンス!
 最後は混乱の中、YAZAWAが福田にスーパーキックを叩き込んでCrying Wolfが勝利。だが、試合後敗れたほもクロZに鶴見GMが「次回の後楽園でタッグのベルトに挑戦する緑のメンバーを発表してほしいんですが」と尋ねると、大石が「もう決めてあります。2月19日、僕と組んでタッグタイトルに挑戦する緑のメンバーは......この人です!」と叫ぶ。
 すると、そこに現れたのはほもクロZの新メンバー(緑)、"緑の団体"を離れてフリーになった井上雅央! GMは「あまりに意外に人選で言葉が出ないんですけど」と驚いた様子。なんでも大石によると、二丁目で遊んでいたときにばったり会って意気投合したとのこと。二丁目、短髪、ガチムチの井上はほもクロにこの上ないメンバーということ納得! この結果、2・11名古屋大会でヤス&火野裕士のKO-Dタッグ王座に石井慧&入江茂弘が挑戦するが、その勝利チームに2・19後楽園大会で大石&雅央組が挑戦することが決定した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ 11:45開始予定〜11:55まで1本勝負
ゴージャス松野/●美月凛音
7分41秒 首固め
DJニラ(在野)/○翔太(STYLE-E)

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○高木三四郎/高尾蒼馬
6分46秒 シャットダウン・ひまわりボム→エビ固め
●松永智充/星誕期

▼第2試合 3WAYタッグマッチ 30分1本勝負
<1組目>
○入江茂弘(チームでら)/ポイズンJULIE澤田
4分7秒 テディベア→M字固め
佐藤光留(パンクラスMISSION)/●中澤マイケル
<2組目>
○マサ高梨/佐々木大輔(フリー)
7分32秒 ジャックナイフ式エビ固め
入江茂弘(チームでら)/●ポイズンJULIE澤田

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
ヤス・ウラノ/○A・YAZAWA/矢野啓太(WALLABEE)
14分12秒 スーパーキック→片エビ固め
大石真翔/彰人(スポルティーバ)/●福田洋(ユニオンプロレス)with みなみ飛香(アイスリボン)

▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●石井慧介
10分46秒 Fuckin'Bomb→体固め
○火野裕士(K-DOJO)

▼第5試合 シングルマッチ30分1本勝負
○ケニー・オメガ
21分9秒 片翼の天使→片エビ固め
●HARASHIMA

▼第6試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●KUDO
17分37秒 男色トルネード→片エビ固め
[挑戦者]○男色ディーノ
※第37代王者KUDOが6度目の防衛に失敗。男色ディーノが第38代王者となる


で、ダークマッチは見れておりません。この日はいよいよ武道館というモードで試合前のVTRは武道館に絡めるものがほとんど。

その中で1試合目の高木さんは、DDT復帰初の後楽園で反選手会同盟気分でノリノリ。前半戦の選手数の多い中での「消化試合」的な気分は、試合の触れ幅で勝負というのが、前半でははっきりしたかな。

2試合目の中では変態団にとかく注目が集まりがちですが、最近はマサと佐々木のコンビがいぶし銀でお好み。女性好みのルックスだし、もっと渋く輝いて中盤ぐらいの試合で活躍してほしいコンビです。

3試合目は、ホモクロとCrying Wolfだけど、前半の振れ幅を示す試金石な内容。まあ、元気があっていいなあというのとお客さん参加型の試合でいいのかも…。

石井と火野は、火野のワンサイド。あの体型といいふてぶてしい態度といい、KAIENTAIは真霜も含め、他団体と絡むとはじけますね。マコリンもそうだったし、ヤスもタイプが違いますが、いい選手が多いと思います。

勝負論では、この日のセミが一番気になった。ただ、全般的にケニーのコンディションがいまいちでいつものような相手の受けを無視するような畳み掛けはなかった。さすがに全日含めてのスケジュールは、大変なのかな。

メインはまさかの大番狂わせ。あまり勝負論は気にせず、男色ワールドを楽しもうと思っていたら、最後は3カウント。説得力という点ではちょっと期待はずれだったけど、今後のストーリーが楽しそう。

ただ、この日、次期KOD挑戦者のアントンとディーノの会話中、ファンのヤジで「ナゲエよ」という言葉にアントンが珍しく激昂していたのが印象的だった。

ディーノは、アントンとの戦いにGMの鶴見亜門が決定を下すことに「マッスルの破壊」と称したが、アントンにとっては学プロ時代からの関係性から生じている因縁があると長々と説明していて面白かったけど…。

さておき、意外にもマッスルというものの言葉に後楽園のファンがそれほど反応していないことやアントンへのヤジのことを考えると、プロレスのタイムラインの早さを感じました。

ただ、マッスルファンならずとも面白そうな試合になりそうな気がします。さてーー。
posted by nizimasu at 01:07 | TrackBack(0) | プロレス

2011年07月26日

2011.7.24DDT@両国国技館

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いやあ、今年も盛り上がりました。DDT年内最大のイベント両国国技館。ダークマッチからメインのKODまで5時間にわたる興行はとにかく濃縮した濃厚のイベントでありました。

以下は、バトルニュースさんから。

DDTプロレスリング
両国ピーターパン2011
〜二度あることは三度ある〜
日時:7月24日(日) 開始:16:00
会場:両国国技館
観衆:8660人(超満員)

 24日、両国国技館で行われたDDT『両国ピーターパン2011〜二度あることは三度ある〜』。今年で三度目を迎えたDDTの両国大会だが、今年のメインは5・4後楽園大会でディック東郷からKO-D無差別級王座を奪取し、いつでもどこでも挑戦権を獲得したGENTARO、高尾蒼馬に連続防衛したユニオンプロレスの石川修司に、KING OF DDTトーナメントを制したKUDOが挑む一戦。過去2年両国大会は売店担当だった石川にとっては待望の大舞台。対するKUDOにとっても10年目の節目となる大事な一戦だ。

 KUDOは圧倒的なパワーと大きさを誇る石川に対し、1回フェイントを入れてからのトペや、左ヒザへの集中攻撃などで対抗。だが、石川はニーリフトでKUDOの腹部をカチ上げると、キチンシンク、フットスタンプ、ストマッククローとKUDOの腹部を撤退攻撃。悶絶するKUDOを見て思わずニヤリと笑った石川は、なもボディシザースで絞め上げていくが、KUDOもロープに飛んだ石川を追走して8×4を叩き込むと、左ヒザへのカウンターの低空ドロップキック、場外に左足を出してのドラゴンスクリューなど、左足攻めで対抗。
 だが、足横須賀やジャーマンなどを試みても、石川の重さによってバランスを崩したり、押し潰されてしまったりして技を決めるどころか、自分にもダメージを負ってしまう。さらにダイビング・ダブルニードロップを足をあげて迎撃した石川はエプロンに出たKUDOをかんぬきスープレックスでリングに投げ入れると、スプラッシュ・マウンテンの体勢に。うまく着地したKUDOはバズソーキックを叩き込むが、石川も一瞬の隙を突いてのスリーパースープレックス。
 KUDOも張り手合戦から何とか投げ捨てジャーマンで投げると、バズソーキックから石川の左ヒザにダイビング・ダブルニードロップを投下。さらにレッグロックと腕十字の複合技で石川を追い込んだKUDOだが、石川はのど輪でKUDOを捕まえるとボスしけてるぜで投げていく。20分を経過し、 TSUNAMIからスプラッシュ・マウンテンを狙った石川だが、KUDOは逆上がり式逆さ押さえ込みで切り返そうとする。しかし、石川はそんなKUDOを再び抱え上げる。何とか回転エビ固めで丸め込んでいったKUDOは、丸め込んでいくが、ナックハンキングで引っこ抜いた石川。ドラゴンスリーパーで切り返そうとしたKUDOをファイアーサンダーで叩き付けた石川は、ついにスプラッシュ・マウンテンで叩き付ける!
 これもカウント2で返したKUDOに対し、石川は奥の手タイガースープレックスで投げていくと、雪崩式スプラッシュ・マウンテンを狙う。必死で石川を場外に叩き落としたKUDOは、ダイビング・ダブルニードロップで場外ダイブ! リングに戻ったKUDOはキックとニーリフトを叩き込むが、石川もエルボーと掌底で応戦。しかしKUDOはナックル、顔面へのヒザ蹴りでどうにか巨人をダウンさせると、うつ伏せになった石川にダイビング・ダブルニードロップ。さらに仰向けになったところにもう一発落とし、なおも立ち上がろうとする石川にダメ押しの一発を投下して、ついに3カウントを奪った!

110724_DDT-2.jpg 試合後、高木三四郎大社長は涙ながらに「KUDO、よくやった! 石川、よくやった!」とメインの大役を務めた両選手を労う。すると大社長は「DDDTは来年で15周年を迎えます。ひょっとしたらもう両国という場所は狭いかもしれません。俺は来年の15周年大会をこの会場でやる!」と言うと、何と日本武道館進出という文字がスクリーンに映し出される!
 かつて『マッスル』で武道館進出を本気で考えていた鶴見亜門GMが、「後援メディアがないから無理なんですよ」と忠告するが、大社長は何とニッポン放送とタッグを組んで武道館に進出すると発表。その場にニッポン放送の三島通義氏(写真右)も現れ、2012年に開催するDDT15周年記念・日本武道館大会の後援をすると正式発表した。
 詳しい日程は10月に抽選によって決まるため、何月くらいになるか、土曜なのか、日曜なのか、はたまた平日なのか、現時点では分からないとのことだが、それでも大社長は「俺たちプロレスが夢を見せられなくてどうするんだよ! 暗い世の中なんて吹っ飛ばせ! 俺たちDDTの15周年を武道館でやるなんて痛快じゃねぇかよ! お前ら両国以上にリミッターはずしていけよ! 俺たちはまだまだ上を目指していくぞ!」とハイテンション! 最後は新王者のKUDOが「これからもDDTは本気で皆さんを楽しませていきます」と挨拶して3年目の両国大会を締めくくった。

110724_DDT-3.jpg また、佐藤光留と中澤マイケルに続きリーダーだった高尾蒼馬まで追放したシットハートハート(トランプ)ファウンデーションは、矢郷良明率いるスーザン親衛隊と電撃合体! スーザン・シットハート・スーパースターズ(以下SSS)となったこの一大ヒールユニットは、何と光留の師匠である鈴木みのるを引き込むことに成功! 師匠のまさかの行動に光留は高尾、高木三四郎、平田一喜、彰人と合体し、SSS成敗のために"夏の両国"ということで、サマーナイトフィーバーin両国 5vs.5イリミネーションマッチで激突することになった。
 矢郷さんだけがリング上で丁寧にハッピを畳んでいる中、両チームはいきなり場外で大乱闘を開始。松永はいきなりハサミを持ち出して高尾の髪の毛を切りにかかるが、助けに入った彰人が大家(真霜)相手に大暴れ。だが、そこに矢郷が入ってきてトレイン攻撃を決めると、矢郷は殺人コブラに捕らえて彰人からギブアップを奪った。続いてマシンがセコンドの円華の協力を得ながら平田を追い込んでいくが、平田はラリアットを狙ったマシンをモーメント・ルースで丸め込んで3カウント。
 だが、すかさず大家(真霜)が垂直落下式ブレーンバスターで叩き付け、松永がバックドロップで投げていって平田から3カウント。1人少ない高木組だが、ここで光留vs.鈴木の師弟対決が実現。場外でイス攻撃を見舞った鈴木は、リングに戻ると変型の羽根折り固めや腕を決めたままでの逆片エビ固めなど、拷問技で光留を追い込む。何とか腕十字をロープに逃れた光留だが、今度は矢郷がドロップキックやダブルアーム・スープレックスで追い込んでいき、またまた殺人コブラを狙う。
 これは辛くも高木がカットしたが、またも円華が入ってくる。だが、光留は円華に殺人コブラを誤爆させると、矢郷をOTRで失格させることに成功! しかし、すぐに鈴木がエルボーやビンタで光留を追い込み、顔面へのニーリフトからタイツを引っ張ってTバック状態にしてのゴッチ式パイルドライバーで叩き付けて3カウント。さらに高木のドラゴンリングインも蹴りで迎撃した鈴木は、ゆずポンキックこそ食らったが、ラリアットをスリーパーで切り返す。
 そのままカバーした鈴木だが、カウントは2。鈴木はレフェリーに3つ入ったと抗議するが、その隙を突いて高木は鈴木とOTRで場外心中! これで高尾 vs.松永&大家(真霜)となると、高尾は大家(真霜)を何とかエプロンまで追いやり、そこにミサイルキックを叩き込んでOTRで失格にさせる。これで松永との一騎打ちとなったが、松永が高尾のエルボーを木曽レフェリーに誤爆させると、SSSの全メンバーがリングに上がってきて高尾にトレイン攻撃。しかし、ここで和田京平レフェリーが緊急登板し、試合の権利がない選手を外に出す。
 しかし松永は雪崩式バックドロップやタイガードライバーで高尾を追い込んでいく。だが、松永のパイルドライバーをシュバインで切り返した高尾は、ランニングエルボー3連発からもう一度シュバイン。さらにかなりの飛距離があるダイビング・レッグドロップを落として3カウントを奪い、5vs.5イリミを制した。
 すると高木が鈴木に向かって「俺様とシングルで闘え!」と要求。しかし、そこに光留が割って入り、「鈴木さん、僕はパンクラスで生まれましたが、育ったのはここDDTのリングです! プロレスラー佐藤光留はDDTで育ちました! 僕のホームリングで一騎打ちしてください!」と絶叫。これを聞いた高木は、なぜか飛龍革命のときの猪木になって「やれんのか? よし、分かったよ!」と言って、その場で8・28DDT後楽園大会で両者の一騎打ちを提案。鶴見GM が鈴木に確認を取るが、鈴木は無視。すると光留はハサミで自らの前髪を切り始める藤波状態。それを見た高木は独断で光留vs.鈴木を強引に決定!
 さらに高木は「次は俺はあんたとシングルマッチがしたい! でも、いまじゃない。来年、DDTは15周年を迎えます! 2012年のDDT15周年記念興行であんたとシングルマッチがやりたい!」と言い出す。鈴木も高木の差し出した手をガッチリ握りかえして承諾したため、高木三四郎vs.鈴木みのるが上記のDDT15周年記念・日本武道館大会決定第1弾カードとなった。

110724_DDT-4.jpg  1・30後楽園大会でまさかの両国大会参戦が発表された"野獣"ボブ・サップ。すると、まっ先に対戦表明したのが男色ディーノだった。そこでサップはディーノに対し、ボブゲームを勝ち抜いてくれば対戦に網汁という条件を突き付けた。何とかボブゲームを勝ち抜き、サップとの一騎打ちにこぎ着けたディーノだが、ルール問題で紛糾! 最終的には3分×30ラウンド制で、奇数ラウンドをプロレスルールから危険な攻撃を極力禁止したボブルール、偶数ラウンドを股間への愛撫を無制限にしたゲイルールで行われることになった!
 試合前、サップではなくディーノがビビって逃亡寸前状態となったが、大石真翔や阿部キャスターらが「じゃあ、私が」と代わりにサップと対戦しようとすると、釣られるようにディーノが「じゃあアタシが」と出てきたため「どうぞ、どうぞ」とお約束。ともかく気合いを入れたディーノは、リング上でオープンフィンガーグローブを着けてそびえ立つサップに対し、まずボブルールの1R目からついついサップの股間に手が伸びてしまい警告されてしまう。怒ったサップはハンマーを振り下ろし、鉄柱にディーノを叩き付けていくが、何とか1Rを耐えきったディーノは、2Rに入ると男色クローやシャイニングあてがい、ナイトメアーとゲイ殺法全開!
 思わず逃亡しようとするサップに対し、リングに寝転がって「来い、来い」と挑発したディーノは、男色ドライバーを狙うがこれはサップがボディスラムで切り返す。そして再び股間への攻撃が出来ない3Rへ。タックルやコーナースプラッシュでディーノの追い込むサップはショートレンジラリアットでダウンさせる。何とかカウント8で立ち上がったディーノは、ショートレンジラリアットをかわすとサップのタイツを下ろし、動揺するサップにリップロック!
 巧みに股間への攻撃を避けながら得意のパターンに持ち込んだディーノは、男色ドライバーからのゲイ道クラッチで抑え込んで3カウント! 命からがらサップを倒したディーノは、自分が勝った以上サップはゲイだと決め付けるが、サップは「ゲイジャナ〜イ」と否定。するとセコンド陣や和田京平レフェリーまでが「俺がゲイになりますよ!」と次々に手をあげ始め、ついにサップの通訳さんまで「僕がゲイになります」と手をあげると、周りをよ〜く見渡したサップが「じゃあ、ボクもゲイになります」とポツリ。一斉に「どうぞ、どうぞ」とオチをつけたところで、衝撃のカミングアウトをしたサップは激怒しながら帰っていった。
 なお、悲願のIWGPジュニアヘビー級王座を奪取した飯伏幸太は、前王者のプリンス・デヴィットのリターンマッチを受ける形で、ホームリングで初防衛戦を行ったが、王座奪取したときと同じように必殺のフェニックス・スプラッシュを決めてデヴィットを返り討ちにしてみせた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ 大中華統一中原タッグ選手権試合(15:30開始)16時まで1本勝負
[王者組]●ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)/リッキーフジ(フリー)
21分3秒 シットダウンひまわりボム・トゥ・ザ・あひるちゃんバス→エビ固め
[挑戦者組]○高木三四郎(ユニオン)/澤宗紀(バトラーツ)
※第20代王者が初防衛に失敗。高木&澤組が第21代王者となる

▼第1試合 次世代ドラマチックファイト 20分1本勝負
○石井慧介
9分25秒 ニールキック→片エビ固め
●入江茂弘(チームでら)

▼第2試合 アイアンマンランブル 時間無制限
<参加選手>
[第869代王者]佐々木大輔(フリー)
アントーニオ本多(フリー)、菊地毅(フリー)、愛川ゆず季(スターダム)、チェリー(ユニオン)、泉州力(RIKI OFFICE)、さくらえみ(アイスリボン)、タノムサク鳥羽(フリー)、ゴージャス松野、DJニラ(フリー)、星誕期、美月凛音、大石真翔(フリー)、ミスター6号(スポルティーバ)、ヨシヒコ
<入場順>
01.佐々木 02.松野 03.大石 04.チェリー 05.美月 06.鳥羽 07.愛川 08.ニラ
09.ヨシヒコ 10.本多 11.さくら 12.菊池 13.泉州 14.誕期 15.6号
<退場順>
01.○佐々木、大石(2分57秒 エビ固め)松野●
02.○大石(5分43秒 ゆずポンキック→エビ固め)美月●
03.○ヨシヒコ(7分5秒 ウラカン・ラナ・インベルティダ)大石●
04.○佐々木、本多(7分47秒 OTR)チェリー●
05.○さくら(9分10秒 OTR)愛川●
06.○さくら(10分7秒 ウラカンラナを切り返して→エビ固め)ヨシヒコ●
07.○泉州(11分6秒 サソリ固め)鳥羽●
08.○誕期(11分32秒 OTR)泉州●
09.○6号(16分17秒 パロスペシャル)ニラ●
10.○6号(17分21秒 押し出し→OTR)誕期●
11.○さくら(18分16秒 さくぽんキック→OTR)6号●
12.○さくら(19分45秒 さくぽんキック→OTR)菊池●
13.○佐々木(19分58秒 Wトラースキック→片エビ固め)さくら●
14.○本多(21分46秒 卍固め)佐々木● 
※アントンが第870代王者となる

▼第2.5試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
●[第870代王者]アントーニオ本多
16時49分 ゴージャ☆スクールボーイ
○[挑戦者]ゴージャス松野

▼第3試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○MIKAMI
8分59秒 ヴォルカニックボム→エビ固め
●ポイズン澤田JULIE

▼第4試合 KO-Dタッグ選手権試合 4WAYタッグ
<1組目>
[挑戦者組]○中澤マイケル/ケニー・オメガ
13分15秒 ケニーのクロイツ・ラス→ジャックナイフ式エビ固め
[挑戦者組]GENTARO(FREEDOMS)/●ヤス・ウラノ
<2組目>
[挑戦者組]マサ高梨/○関本大介(大日本プロレス)
16分37秒 原爆固め
[挑戦者組]●中澤マイケル/ケニー・オメガ
<3組目>
[挑戦者組]○マサ高梨/関本大介(大日本プロレス)
23分31秒 雪崩式タカタニック
[王者組]HARASHIMA/●HERO!
※第37代王者組が2度目の防衛に失敗。高梨&関本組が第38代王者組となる

▼第5試合 サマーナイトフィーバーin両国 5対5イリミネーションマッチ
高木三四郎(ユニオン)/佐藤光留(パンクラスMISSION)/○高尾蒼馬/平田一喜/彰人(スポルティーバ)
1-0
矢郷良明(フリー)/●松永智充/スーパー・シット・マシン/大家(真霜)拳號/鈴木みのる(パンクラスMISSION)
●彰人(4分43秒 殺人コブラツイスト)矢郷○
○平田(7分10秒 モーメント・ルース)S・S・マシン●
●平田(7分46秒 バックドロップ→体固め)松永○
○佐藤(12分40秒 OTR)矢郷●
●佐藤(14分36秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め)鈴木○
●高木(18分20秒 OTR)鈴木●
○高尾(20分13秒 OTR)大家●
○高尾(24分20秒 ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)松永●
※1-0で高木組の勝利

▼第6試合 IWGPJr.ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○飯伏幸太
13分50秒 フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め
[挑戦者]●プリンス・デヴィッド(新日本プロレス)
※第61代王者・飯伏が初防衛に成功

▼第7試合 スペシャルシングルマッチ 3分×30ラウンド
○男色ディーノ
3R 2分58秒 ゲイ道クラッチ
●ボブ・サップ

▼第8試合 KO-D無差別級選手権 時間無制限1本勝負
[王 者]●石川修司(ユニオン)
27分24秒 ダイビングダブルニードロップ→体固め
[挑戦者]○KUDO
※第36代王者が3度目の防衛に失敗。KUDOが第37代王者となる




試合結果だけでもものすごいボリュームなのがおわかりかと。

ダークマッチのあとは、やはり参加選手が多いのでちょっと冗長なのもありつつ、今や日本のプロレスの宝であります飯伏選手とデビットの試合は白眉。

これまでDDTは勝負論を繰り広げたくても選手のスキルがそこまで見せれなかったというのがあったと思う。ところが、この日のデビットと飯伏の試合は完全に勝負論のみ。そこに余計なストーリーも何もない。ここまでインディーといわれた団体が見せられるのかという驚きもありつつ、そしてセミでは策士のディーノのストーリーラインでここまでやれるという虚実ない交ぜな世界観を見せつけた。

当然、メインは純血の戦い。ユニオンとDDTの違いはあれど、どこまで勝負論で見せれるかというのがこのメインのテーマであった。

しかし、心配はあった。なによりKUDOの体はプロレス界屈指の巨漢と比べるとかなり小さい。で、説得力のある試合ができるのか。

その答えにKUDOは十分な試合と気合いをみせつけたといっていいだろう。だが、まだチャンピオンのイメージができない。KUDOが次の興行からどういう佇まいになっていくのか。そこが楽しみだったりします。
posted by nizimasu at 00:55 | TrackBack(0) | プロレス

2011年06月30日

2011/6/19DDT@後楽園ホール

201106ddt2.jpg

今更随分前の興行ですが、時間が取れずじまいでした。今月気づいたら本日までに1ケタしかブログをアップしていませんでした。これまた失礼しました。

で、本日はディック東郷選手の引退試合ですが残念ながら行けないので、前回のDDTが個人的なラスト興行となりました。しかし、しめっぽくなく終わるのも東郷さんらしいです。

東郷さんがきていたTシャツこそが彼のメッセージであり「Backpacker Wrestler」というのが彼の今後のスタイルなんだなと思っております。

以下、バトルニュースさんより。

DDTプロレスリング
What are you doing 2011
日時:6月19日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1461人(超満員)

 19日、後楽園ホールで行われたDDT『What are you doing 2011』。7・24両国国技館大会に向け、すでにKO-D無差別級選手権挑戦者決定トーナメントで優勝したKUDOがメインでタイトルに挑戦することが決まっているが、今大会ではKUDOの挑戦を受ける王者が決まる。まず"いつでもどこでも挑戦権"を持ったGENTAROが現KO-D無差別級王者の石川修司に挑戦。さらに勝者に対し、"いつでもどこでも挑戦権"を持った高尾蒼馬がすぐに挑戦するため、石川かGENTAROが両国のメインに立つには1日2 試合勝たなければいけない!

 高みの見物とばかりに高尾が見つめる中、GENTAROはゴングと同時にラリアットを叩き込むと、石川を場外に追いやって捻りを加えたケブラーダを発射。さらに石川の左ヒザに狙いを定めてニークラッシャーやストンピングで集中攻撃。ドラゴンスクリューを狙ったGENTAROをサイドスープレックスで投げた石川はダブルアーム・スープレックスで投げていくが、雪崩式ブレーンバスターを返すGENTARO。
 だが、ミサイルキックをお見舞いした石川はビッグブーツ、ブレーンバスター、ダイビング・ボディプレスと畳みかける。GENTAROは何とかバックドロップを返すと、立て続けにバックドロップで投げてからコーナーに登っていく。だが、立ち上がった石川はGENTAROを抱きかかえるとファイアーサンダー。さらにスプラッシュ・マウンテンで叩き付けるが、何とかカウント2で返したGENTAROは、下から石川の足に絡みついていってシャープシューター!
 しかし脚力ではね除けた石川だが、GENTATOは奥の手のシューティングスタープレス! だが、これをかわして自爆させた石川はTSUNAMIを正面、串刺し、後頭部と連発すると、最後は自ら片膝を付きながら首をかっ斬るポーズをしたGENTATOをドロップキックで吹っ飛ばしてからのスプラッシュ・マウンテンで叩き付けて3カウント。
 石川が王座を奪った瞬間、リングに走り込んでいった高尾は、奇襲攻撃を仕掛けていく。さらにシットハートハート(トランプ)ファウンデーション(以下SHF)の松永智充とスーパー・シット・マシンも試合に介入! 場外に連れ出された石川を高尾がクリアボックスで殴打すると、石川は額から流血! さらに一斗缶を持ってリングに戻った高尾だが、松井レフェリーが止めに入る。すかさず石川は拷問コブラで反撃を試みるが、マシンが松井レフェリーを引きつけると、背後から松永がバックドロップで松井レフェリーを投げていく。これでレフェリー不在となり、木曽レフェリーが入ろうとするが、マシンがラリアットを叩き落とすと、松永は松井レフェリーから奪い取ったレフェリー着を着て強引にレフェリーになってしまう。
 SHFは3人がかりでスーパーパワーボムを決めると、松永が高速カウントで3つ叩くが、これは認められない。何とか石川が高尾をバックドロップで投げていくと、そこに両国のメインでKO-D無差別級王座挑戦が決まっているKUDOが入ってきて、松永とマシンを場外にぴやってトペを発射! そして松永からレフェリー着を奪い取ると、自ら着て臨時レフェリーを買って出た!

 すると石川は一気に形勢逆転! ファイアーサンダーで叩き付けてからかんぬきに捕らえた石川は、何度も何度もヘッドバットを叩き込んでいき、グッタリした高尾をかんぬきスープレックスで投げてから必殺のスプラッシュ・マウンテン! だが、何とかカウント2で返した高尾は意地のヘッドバットを返すと、張り手とグーパンチを叩き込んでからシュバインで叩き付ける。さらにダイビング・レッグドロップ2連発を投下したが、3発目を狙ったところで石川がコーナーまで追いかけていき雪崩式かんぬきスープレックス。さらにドロップキックからカバーするが、高尾はカウント1で返す!
 しかしニーリフトの連打からTSUNAMIを叩き込んだ石川は、後頭部へのTSUNAMIからダメ押しのスプラッシュ・マウンテンで叩き付けて3カウント! 1日で2度の王座防衛に成功し、両国大会のメインに王者として立つことが決定した。勝った石川は高尾に「お前のメインに出たい気持ち、試合を通じて伝わってきたよ。お前も今回の悔しい思いを糧にして凄いレスラーになれよ」と声をかける。石川の握手に応じなかった高尾を松永とマシンが介抱する......と思いきや、何と松永が決別のバックドロップ!
110619_DDT-2.jpg 松永が「オイ、蒼馬様、いや高尾蒼馬! お前はもう必要ねぇ! 消えてくれ! 消えろ! お前がいなくなったSHFに一緒にやろうという仲間が現れた」と言うと、そこに登場したのはユニオンに参戦している矢郷良明と二代目大家健(真霜拳號)のスーザン親衛隊! 矢郷は「スーザン親衛隊、今日は1人(=円華)お仕事でいないが、このスーザン親衛隊がSHFと業務提携することになった。業務提携してスーザン・シットハート・スーパースター(以下SSS)として7月24日、両国国技館大会に出場することになった」と宣言した。
 だが、SSSが高尾を粛正しようとすると、そこに高尾には散々してやられた佐藤光留が入ってきて高尾を救出! SSSの前に立ちふさがった光留は、高尾を抱き起こそうとするが、高尾はその手を振り払って引き揚げてしまう。すると全選手がリングに上がってきて、この日がDDTラストマッチとなったディック東郷が「この1年間、本当に楽しかったです。DDTに所属して本当によかったと思います」と挨拶すると、高木三四郎大社長が「あなたがいなくなってからの DDTがどうなっていくのか、まだ自分にも彼らにも見えていないと思います。でも必ずや両国大会を成功に導いて、これからも頑張っていこうと思います。いままでどうもありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
 続いて、男色ディーノが恒例になってきた"ドラマティック注入式"をやるように促す。両国大会のメインで外敵である石川からKUDOがKO-D無差別級王座を奪還出来るように、DDTの選手たちが次々にKUDOに得意技を叩き込みながらエールを送る。そして最後にディーノが「夢が逃げない! 逃げるのはいつも自分のほうだ。夢から逃げなかった飯伏はベルトを獲った! 高梨は帰ってきた! 東郷さんは次へ行く!」と言ってから男色ドライバーをかけようとすると、石川が乱入してきてディーノを蹴散らし、KUDOにスプラッシュ・マウンテンをお見舞い!
 「オイ、KUDO! オメーがDDTの代表ってウソだろ? オメーじゃ俺に勝てねぇな。正直言って通過点だ。俺が未来へのKO-Dのベルト巻いてやるよ!」と悪態をつき、"外敵"らしさをアピールした石川に対し、KUDOは「ふざけてねぇぞ! 俺はKING OF DDTチャンピオン! DDTを代表して必ずベルトを獲る! 両国まで俺がDDTを背負って突っ走る! みんな、俺に付いて来い!」と叫んでみせた。

110619_DDT-3.jpg  6・4新木場大会でGranmaを破り、KO-Dタッグ王座を奪取したTKG48の澤宗紀&入江茂弘。今大会では6・12博多大会でFrom the Nortgern Countryを破り、挑戦権を獲得したケニー・オメガ&中澤マイケルの"もう1つのゴールデン☆ラヴァーズ"がKO-Dタッグ王座に挑戦した。ケニーは「正直言ってタイトルはどうでもいい。友達であるマイケルを助けたいんだ」と友であるマイケルのために勝ちたいと熱く語った。
 だが、勢いに乗っている入江はケニーを相手にしても、一歩も引かない。一方のマイケルは澤に蹴られるとすぐにダウンしてしまう。すかさずTKGはトレイン攻撃から、澤が入江にフェースクラッシャーを決める形で入江の頭部をマイケルに叩き付けると、続けて入江はテディベア。さらにマイケルのスピアを受け止めた入江はブレーンバスターで投げていく。澤の張り手を食らったマイケルは「熱くなってきたぜ〜! 火照ってきたぜ〜!」と"自分のペース"に持ち込もうとするが、タイツを脱ぐ前に澤がレッグラリアットを叩き込む。
 ケニーが入ってきて何とかコタロー・クラッシャーからのノータッチトペコンを発射するが、リングに戻った澤は伊良部パンチからシャイニング・ウィザード。これを波動拳で迎撃したケニーがマイケルにタッチすると、マイケルはダイビングショルダーで澤を吹っ飛ばし、入江にはトラースキックからスピア。だが、入江もケニーのSTOP!を無視してエルボーを叩き込み、パワースラムからのランニングエルボーで反撃。そしてコーナーに登っていくが、エプロンからマイケルがしがみついていくと、ケニーが飛び付いていって雪崩式回転エビ固め。
 さらにマイケルが自分でヒザを抱え込むようにして落下する独特過ぎるダイビング・ニードロップを投下し、さらに澤にもトラースキック。その間にケニーが入江にジャンピングソバットを叩き込んでから、必殺のクロイツ・ラスで投げていって3カウント! 約束通りケニーが友であるマイケルのためにタッグ王座を奪取してみせた!
 すると、そこにHARASHIMA&HERO!が入ってきて、何と両国大会にはタッグ王者として出たいので、その前にタイトルマッチを組んでほしいと懇願。ケニーが今月末に帰国してしまい、次は両国直前まで来日しないため無理かと思われたが、HERO!ファンの鶴見亜門GMは「夢を諦めるな! 絶対に夢を諦めるな! 最後まで夢を諦めるな! そうすれば絶対に何とかなるはずだから!」というHERO!の言葉に感動し、その場で新木場1stRINGに電話。6・24新木場でケニー&マイケルvs.HARASHIMA&HERO!のKO-Dタッグ戦のワンマッチ興行を行うことが決定してしまった。

 また、前日の6・18新日本プロレス大阪大会でIWGPジュニアヘビー級王座を奪取した飯伏幸太が、ベルトを持ってホームリングに凱旋。すると鶴見GMは7・24両国大会で早速初防衛戦を行うと発表。その相手は何と前王者のプリンス・デヴィット! リングに上がったデヴィットは「イブシ、昨日本当におめでとうございます。だけど、7月24、もう1回お願いします」と言うと、飯伏とガッチリ握手を交わした。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ(11:40開始予定)10分1本勝負
松永智充/○スーパー・シット・マシン
6分13秒 シットダウン・パワーボム→エビ固め
●美月凛音/星誕期

▼スペシャルダークマッチ(11:50開始予定)12:00まで
ゴージャス松野
10分8秒 時間切れ引き分け
DJニラ(フリー)

▼第1試合 マサ高梨復帰戦 アイアンマンヘビーメタル級選手権 30分1本勝負
●マサ高梨
9分3秒 ニールキック→体固め
○石井慧介
※石井が第853代王者となる

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権
○マサ高梨
12時18分 横入り式エビ固め
●石井慧介
※高梨が第854代王者となる

▼第2試合 ボブゲームファイナルエディション 30分1本勝負
○男色ディーノ
8分37秒 男色エクスタシー→エビ固め
●セクシー・エディ

▼第3試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
飯伏幸太/○KUDO/佐藤光留(パンクラスMISSION)/旭志織(K-DOJO)
9分28秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
HARASHIMA/HERO!/MIKAMI/●平田一喜

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権
●マサ高梨
13時3分 セクシーフィスト→片エビ固め
○セクシー・エディ
※エディが第855代王者となる

▼第4試合 ディック東郷DDTラストマッチ 30分1本勝負
○ディック東郷/アントーニオ本多(フリー)
14分42秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
ヤス・ウラノ/●佐々木大輔(フリー)

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権
●セクシー・エディ
13時24分 横入り式エビ固め
○石井慧介
※石井が第856代王者となる

▼第5試合 KO-Dタッグ選手権 60分1本勝負
[王者組]澤宗紀(バトラーツ)/●入江茂弘(チームでら)
10分29秒 クロイツ・ラス
[挑戦者組]○ケニー・オメガ/中澤マイケル
※第35代王者が初防衛に失敗。ケニー&中澤が第36代王者となる

▼第6試合 KO-D無差別級選手権 60分1本勝負
[王 者]○石川修司
11分56秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
[挑戦者]●GENTARO(FREEDOMS)
※第36代王者が初防衛に成功

▼第7試合 KO-D無差別級選手権 60分1本勝負
[王 者]○石川修司
13分59秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
[挑戦者]●高尾蒼馬
※第36代王者が2度目の防衛に成功


ということでして、石川の強さが際立った試合でした。個人的にはスーパージュニアを制した飯伏のオーラが出ている感じがメジャー感があってよかった。今週の週プロでもいつもの飯伏のトークもありつつ、新日というメジャーに出られる喜びも語っていてなんだかいい感触があるのではないでしょうか。両国も楽しみでしょう。

あとトピックとして楽しいのは遂にマイケルがタイトルをタッグながらとってしまったことでしょう。いつまでかは定かではないですが、ケニーとのコンビは普段のやり取りも伺えるほのぼのとしていていいですね。

あと、メインで大変だった高尾ですが、学生プロレス時代に見て以来あまり進歩もなくゆとり世代たるゆえんだったのですが、ようやく覚醒?かな。

期待しております。
posted by nizimasu at 09:04 | TrackBack(0) | プロレス

2011年04月26日

2011.4.25シークレットベース@新木場ファーストリング

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SECRET BASE 4/25・新木場大会試合結果
『プロレスリングSECRET BASE・新木場大会』

新木場1stRING

観衆87人

第1試合30分1本勝負
×フェリスト VS ○沖本摩幸
(12:28 マスカレード→体固め)

第2試合30分1本勝負
×ヤマダマンポンド VS ○神威
(8:40 バック宙キック→片エビ固め)

第3試合30分1本勝負
佐々木貴、×スパーク青木 VS ○南野タケシ、竹田誠志
(17:24 それはNENJY→体固め)

メインイベント"イリミネーションマッチ"時間無制限1本勝負
"SECRET BASE”
清水基嗣、×小川内潤、ベアー福田、アミーゴ鈴木、GENTARO
VS
"大日本プロレス"
○佐々木義人、石川晋也、河上隆一、橋本和樹、塚本拓海
(30:55 ラリアット→体固め)
※大日本プロレス側の1人残りで勝利
退場順
1、GENTARO(18:05 オーバー・ザ・トップロープ)
2、清水(20:50 石川のミサイルキック→体固め)
3、塚本(22:05 福田の垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
4、福田(22:59 オーバー・ザ・トップロープ)
5、橋本(24:05 小川内のシャンドラの灯)
6、河上(26:13 鈴木のエビ固め)
7、鈴木(26:51 佐々木のラリアット→体固め)
8、石川(28:57 オーバー・ザ・トップロープ)


先月に続いてシークレットベースを観戦。前回は、選手の一部がいなかったこともあってなかなかマッチメイクも四苦八苦の印象だったのですが、今回は懐かしのエルドラド勢もいて、なんとも盛り上がります。

シークレットベースの選手の中でいつも元気ののなさが気になっていたフェリストでしたが、第1試合では沖本が完全に胸を貸す展開。やっぱり、小川内がいう「覚悟のなさ」が出てしまったというのが感想。次回に期待。

神威とヤマダマンポンドの対戦は短時間ながら、濃厚なぶつかり合いがおもろ。ヤマダマンのトレードマークである標識攻撃も飛び出して大満足。

第3試合は、スパーク青木のだめっぷりをキャラクターとして引き出すのがテーマだったかも。その点、佐々木貴選手の往年の生徒会長のようなふるまいは見事。フリーダムのようなコミカルさも見せた試合で次も見たくなりました。

メインのイリミネーションは、お互いの意地がうまく出ていてよかった。この対抗戦で張り切っているのが、若手の橋本選手ですが、ここでも存在感を見せていました。

そんなこんなで、所属選手にはあまり精彩を欠いていたかもしれません。ラストに小川内選手が、選手を呼び込んで「大日本はすげえ。泥水をすすっているよ」と毎日の鍛錬の賜物が勝利に繋がったと心境を告白。その上で「自分たちには覚悟が足りない」と今後のリベンジを宣言して大会は終了しました。

さて、ここで終わる訳ではないので、どう一矢を報いるのか、やっぱり体の鍛え方ひとつとってもモンスターファクトリーなストロング大日とどう対峙するのでしょうか。しばし応援したいものであります
posted by nizimasu at 23:30 | TrackBack(0) | プロレス

2011年04月04日

2011.3.29SecretBase@新木場ファーストリング

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久々に清水基嗣選手率いるシークレットベースに。団体になったことで盛り上がるや否かという瀬戸際という位置づけの大会。結果は公式ブログより。

SECRET BASE 3/29・新木場大会試合結果
『プロレスリングSECRET BASE・新木場大会』

新木場1stRING

観衆63人

第1試合30分1本勝負
アミーゴ鈴木、×フェリスト、 VS ○田村和宏、竹田誠志
(12:38 アンドレ)

第2試合30分1本勝負
×ヤマダマンポンド VS ○星野勘九郎
(8:10 ダイビングセントーン→片エビ固め)

第3試合30分1本勝負
佐々木貴、×スパーク青木 VS ○河上隆一、橋本和樹
(13:06 デスバレーボム→片エビ固め)

セミファイナル30分1本勝負
×清水基嗣、小川内潤 VS ○GENTARO、神威
(13: 06バックドロップホールド)

メインイベント30分1本 勝負
ベアー福田、豪 VS 佐々木義人、石川晋也
(0:47 セコンド介入により収拾つかずノーコンテスト)

※アミーゴ鈴木、橋本和樹を加え再試合
時間無制限1本勝負
ベアー福田、豪、○アミーゴ鈴木 VS 佐々木義人、石川晋也、×橋本和樹
(3:40 スクールボーイ)


団体になることで、サムライTVでも紹介されるようになりますが、現在の大日本プロレスの対抗戦を見る限りでは、練習量の差が一目瞭然。とにかく清水選手の人柄ゆえ、フリーダムを含め協力する団体は後を絶たないのですが、それを受け止める選手側のモチベーションはどうなのだろう?と思わざるをえませんでした。

現状、団体として連取ができない状況を考えるとやむをえないとはいえ、やはり中堅の団体相手に対抗戦の意味合いを出すためには肉体的な説得力が必要。その点でも今回の興行は、メインこそ勝ちましたが残念でありました。

個人的には、エルドラドからずっと応援しているだけに今後も期待です。ぜひひと花咲かせてくれたいと思うばかりです。

posted by nizimasu at 15:55 | TrackBack(0) | プロレス

2011.3.27DDT@後楽園ホール

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というわけで、プロレスファンはご存知の名興行となりました。DDTの後楽園。飯伏と東郷の名勝負は、かくも素晴らしかった。内容はバトルニュースさんで

DDTプロレスリング
Judgement 2011〜DDT14周年記念興行〜
日時:3月27日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1518人(超満員)

 27日、後楽園ホールで行われたDDT『Judgement 2011〜DDT14周年記念興行〜』。2・27後楽園大会でHARASHIMAに対し、掟破りの逆蒼魔刀やラ・ミスティカ式クロスフェースという新技まで繰り出して勝利。KO-D無差別級王座初防衛に成功したディック東郷。国内引退まで残り約3カ月となった東郷は、次の挑戦者に飯伏幸太を指名した。
 この日は節電のためスクリーンを使った煽りVなどがなかったが、この一戦はもはや煽る必要もない。飯伏が気合いの入った様子で入場すると、続いて東郷が入場。飯伏を睨み付けると、観客にベルトをアピールした。

 いきなり東郷が飯伏のスピーディーな動きに完全についていき、アームドラッグの応酬からドロップキックの相打ちに持ち込む。しかし飯伏はエプロンをダッシュして放った東郷のトペコンをかわして場外に自爆させると、そこから左足を集中攻撃。裏アキレス腱固めや足4の字固めで徹底的に左足を殺した飯伏はムーンサルトプレスを投下するが、これはかわされて自爆。すると東郷はうまく飯伏を場外に連れ出し、今度はリング上からノータッチトペコンを発射!
 さらに場外でのDDTから飯伏をリングに戻し、上半身だけエプロンに出るようにしてからセントーン。だが、これをかわした飯伏は場外に出た東郷に三角跳びケブラーダ。しかし15分過ぎ、東郷は飯伏のクロスボディをかわすとオクラホマロールからクロスフェース。飯伏は何とかロープに逃れたが、東郷はエプロンに出た飯伏にドロップ・デッド・トワイスを決めると、ねちっこくスリーパーに捕らえていく。
 何とか脱出した飯伏は打撃のコンビネーションからその場飛びムーンサルト。これをかわしてセントーンを放った東郷だが、飯伏もかわしていく。スイングDDTを狙った東郷だが、飯伏はエプロンに東郷を下ろすように防ぐと、ハイキックで場外に叩き落とす。そしてスワンダイブで1つコーナーを挟んで向こう側の場外にいる東郷に、スワンダイブ式ミサイルキックを発射! 何とか場外カウント19で生還した東郷だが、飯伏はアンクルホールドからブレーンバスターの体勢に。東郷が背後に着地すると、飯伏は間髪入れずオーバーヘッドキック。
 さらに投げ捨てジャーマンで投げた飯伏はファイアーバードスプラッシュを投下。だが、続くドラゴンスープレックスをサムソンクラッチで切り返した東郷は丸め込みからクロスフェース。ロープに逃れた飯伏に対し、東郷はペディグリーからのダイビング・セントーンという必殺フルコース。だが、飯伏はカウント1でキックアウト! 30分が経過し、飯伏は雄叫びをあげながらラリアット2連発を叩き込むと、オクラホマスタンピートの体勢からコーナーに東郷を頭から叩き付け、さらにパワーボムの体勢で担ぎ上げてから後方のコーナーに東郷を叩き付ける力技に出る。
 そしてハーフネルソンで投げていった飯伏は必殺のフェニックス・スプラッシュを放っていくが、これをかわして自爆させた東郷はフラフラになりながらも蹴りと張り手を打ってくる飯伏に対し、自らも蹴りを出していってバチバチやり合う。飯伏のハイキックがクリーンヒットして東郷はダウンするが、飯伏のバズソーキックをブロックした東郷はHARASHIMA戦で出した秘密兵器ラ・ミスティカ式クロスフェース!
 飯伏はこれもロープに逃れていき、こちらも秘密兵器のライガーボムを狙うが、東郷は回転エビ固めに切り返すと、HARASHIMA戦で出した蒼魔刀を再び発射! さらにダブルアームの体勢から後方1回転するデストロイ式ペディグリーで飯伏を叩き付けると、必殺のダイビング・セントーンを投下してようやく3カウントを奪った。国内引退まであと3カ月と迫りながらも、またも秘密兵器を出して勝利した東郷だが、「飯伏、やっぱお前スゲーな。今日は俺が勝ったけど、明日やったら俺は勝てねぇかもしれない。やっぱお前は天才だよ」と飯伏を絶賛。インタビュースペースで東郷は試合中に肩がハズれたが、クロスフェースを決めながら自分で肩を入れたことを告白。そんな状態でも勝利し、飯伏自身も「今日は完敗です」と語ったのだが、東郷は「(俺が)押されていたよ。あいつはもう数年でプロレス界のトップになるんじゃないですか。プロレス界全体のトップになると思いますよ」と改めて飯伏の実力を高く評価した。

 前回の後楽園大会で、HARASHIMAに続いて飯伏がKO-D王座に挑戦するという流れに「このままじゃ去年と図式が何も変わらないわよ!」と異を唱えた男色ディーノ。その言葉を受けて今大会で行われたのが、両国大会前の毎年恒例となっているいつでもどこでも挑戦権争奪バトルロイヤル。天井から吊り下げられた挑戦権の紙をゲットした者は、7・24両国大会までにいつでもどこでもKO-D無差別級王座に挑戦出来、さらにこのバトルロイヤルの勝者には次期KO-D無差別級王座の挑戦権が与えられるわけだが、何と今年はいつでもどこでも挑戦権が2枚になることに!
 KUDOと大石真翔の男'sクラブ、佐々木大輔、石井慧介、入江茂弘の若手、ケニー・オメガと中澤マイケルのもう1つのゴールデン☆ラヴァーズ、高尾蒼馬、松永智充、スーパー・シット・マシンのシットハートハート(トランプ)ファウンデーション、GENTAROとヤス・ウラノのGranma、さらに星誕期と藤田ミノル、石川修司、諸橋晴也、大家健のユニオン勢と、総勢17人による時間差バトルロイヤルは、諸橋vs.藤田でスタート。
 4人目に丸刈りにしてサングラスをかけたことで、すっかりロック様と化したマイケルが入って来た辺りから試合が荒れ始める。6人目の高尾はラダーに登ろうとしたところを諸橋に邪魔されると、「俺の邪魔をするな!」と一喝してリングを降り、太々しく客席に座ってしまう。8人目として登場した松永もすぐに場外へ出て高尾のもとに。そして9人目として登場した大家がKUDOへの炎のスピアから、藤田に急所蹴りを見舞い、ラダーを登っていつでもどこでも挑戦権をゲットすると、その少し前から松永がレフェリーを引きつけ、高尾が大家を一斗缶で一撃して挑戦権を強奪!
 ようやくレフェリーが振り返ると、手に挑戦権の紙を持っていたのは高尾。これでまず高尾がいつでもどこでも挑戦権を獲得。12人目として入ってきたケニー、14人目の入江が大暴れしていると、その隙を突くようにしてGENTAROがいつでもどこでも挑戦権をゲット。松永に強奪されそうになったが、ヤスがレフェリーを引きつけている間に奪い返し、無事GENTAROが権利を獲得した。これでもうバトルロイヤルに優勝しなくては挑戦権が手に入らなくなったが、16人目として登場した石川が大暴れ。さらに最後の17人目として登場した石井が試合を掻き回し、次々に選手が脱落!
 そしてケニーが石川にコタロークラッシャーを決めると、石井がケニーにニールキックを放っていくが、それをキャッチしたケニーがクロイツ・ラスで投げて3カウント。さらにケニーは石川もクロイツ・ラスで投げていったが、KUDOがカウント2でカットし、そこからケニーにダイビング・ダブルニードロップを叩き込んで3カウント。最後に残ったのは石川とKUDO。TSUNAMIからのスプラッシュ・マウンテンを狙った石川だが、KUDOは回転エビ固めで切り返す。さらにキックを叩き込むが、ヘッドバットを返した石川はドリラーで叩き付けると、今度こそスプラッシュ・マウンテンを決めて勝利。

 メイン終了後、いつでもどこでも挑戦権を獲得したGENTAROに、鶴見亜門GMが「いますぐ権利を行使してもいいんですよ」と尋ねるが、「こんなスゲー防衛戦があったあとに野暮なこと言わないでください」と応えると、いますぐにでも行使しそうだった高尾も「するわけねぇだろ」と、ここは空気を読んで引き揚げていった。
 そこに5・4後楽園大会でKO-D王座に挑戦する石川が現れ、東郷に向かって「東郷さんは俺に持っていないものをみんな持っていると思います。でも俺も東郷さんが持っていないものを持っている。こんな......いや、こんなときだからこそ、俺が挑戦してチャンピオンになります。俺と勝負してください!」と言うと、東郷は「お前みたいなデケェ奴とやるのも久しぶりだな。俺もアメリカやメキシコで2m以上の奴とやってきたから楽しみだぜ」と受けて立つ構えを見せた。
 すると最後に高木三四郎大社長が登場。「まだまだ不安が残りますが、プロレスは夢と希望を与えるスポーツです。その中でもDDTはほかの団体になり幸せな空間を提供してきました。まだまだ復興に向けて不安は残っていますが、不安がっていても何も生まれません。皆さんで一歩一歩歩んでいきましょう! 皆さんで明日から一歩を踏み出せるような歌をうたいましょう! 俺たちはプロレスラーだからプロレスだけが出来るわけじゃない! あんたたちだって出来るお客さんだろ? こういうときだからみんなで歌おうよ!」といって観客に起立を促すと、ポンポンを持って登場した選手たちと一緒にみんなで『三百六十五歩のマーチ』を合唱!
 さらに大社長が「この人に歌ってもらう!」と叫ぶと、長期欠場中のゴージャス松野がDDTジャージ姿で登場! 松野さんは「皆さん、お久しぶりです。皆さんに元気な顔を見ていただきたくて、今日福島からやって来ました。福島は震度6強という強い地震に見舞われ、私自身も被災しました」と、東日本大地震で被災したことをファンに報告した上で、「1つ約束させていただきたいことがあります。私はいまでもDDTの一員です。近い将来、このDDTのリングに復帰して全国の皆さんと元気と勇気と希望を分かち合って頑張ろうと思います。皆さん、頑張ろ〜う!」とプロレスラーとして、DDTの一員として、リング上から今回の震災で傷ついた日本の皆さんに元気と勇気と希望を与えたいと宣言。
 最後はリング上の選手たちも、観客も笑顔で大会を終えた。震災後、DDTとしては初のホール大会を終えて大社長は「正直映像が使えないってことに関しては、実はまったく何のハンデにも思っていなくて、逆それをどう逆手に取ってやろうかということばかりを考えていました。それは14年かけてDDTがやってきたことが間違いじゃなかったってことと、どんどんレスリング中心にシフトしていっているから。今日のメインを含めてレベルがどんどん上がってきているので、そういった部分で映像とかに頼らなくても興行が成立出来たってことで、14年を迎えて嬉しかったことですね」と、きっちり試合で魅せることが出来る団体に成長したことに手応えを感じた様子で語った。
 そして最後に「(最後は)心の底から笑顔でよかったなって。松野さんだけじゃなくて。お客さんだって、最初はえーとか言ってましたけど、俺はお腹の底から絞り出すのってあるじゃないですか。みんな不安ですよね? 僕らも正直不安です......不安でした。このような状況の中で、こういった娯楽というかエンターテインメントのジャンルって、どちらかというと1番削られるジャンルだと思うので、不安はあるんですけど経済回っていかなきゃいけないし、回していかなきゃいけないしね。その中で僕らがやれるべきことをやっていかないとね。まぁよく言うならNever Say Neverですよ。出来ないことなんてないっていうね。みんなで一緒に頑張っていきましょうよ!」と明るく語った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
佐藤光留(パンクラスMISSION)/○タノムサク鳥羽(フリー)/美月凛音
10分34秒 右ストレート→片エビ固め
内藤恒仁/●平田一喜/彰人(スポルティーバ)

▼第2試合 14周年記念試合 30分1本勝負
○MIKAMI/ロホ・デル・ソル
4分0秒 スワンダイブ式スク〜ルボ〜イ
蛇我井満也/●毒蝮三四郎 withポイズン澤田JULIE withナオミ・スーザン

▼第3試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○HARASHIMA
9分6秒 蒼魔刀→体固め
●アントーニオ本多(フリー)

▼第4試合 ボブ・ゲーム開幕戦 30分1本勝負
○男色ディーノ
8分52秒 ゴッチ式男色ドライバー→漢固め
●ジョナサン・グレシャム

▼第5試合 次期KO-D無差別級選手権挑戦者決定+いつでもどこでも挑戦権×2争奪バトルロイヤル 30分1本勝負
<退場順>藤田ミノル(11分20秒 OTR)→高尾蒼馬(12分2秒 どこでも挑戦権獲得)→星誕期(13分20秒 OTR)→大家健(14分36秒 OTR)→諸橋晴也(16分20秒 OTR)→GENTARO(17分40秒 どこでも挑戦権獲得)→松永智充(19分58秒 ヤスの横入り式エビ固め)→ヤス・ウラノ(21分7秒 OTR)→中澤マイケル(21分57秒 OTR)→スーパー・シット・マシン(22分18秒 OTR)→佐々木大輔(22分43秒 OTR)→大石真翔(23分27秒 入江の垂直落下式バックフリップ→体固め)→入江茂弘(23分47秒 OTR)→石井慧介(25分39秒 ケニーのクロイツ・ラス→エビ固め)→ケニー・オメガ(27分33秒 KUDOのダイビング・ダブルニーアタック→片エビ固め)
○石川修司(ユニオンプロレス)
スプラッシュ・マウンテン→体固め
●KUDO
※石川が次期KO-D無差別級王座挑戦者に。GENTAROと高尾蒼馬がいつでもどこでも挑戦権獲得

▼第6試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○ディック東郷
36分57秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
[挑戦者]●飯伏幸太
※第35代王者が2度目の防衛に成功


やはり、個人的にも文句なしにメインのK-ODが良かった。飯伏はともすると試合の組み立てが雑で、飛び道具頼りなところがあったが、さすがレスリングマスターの東郷との対戦になると、きっちり東郷がうけつつ試合を組み立てるとそのまま、飯伏もレスリングで応えるというメリハリのある展開に。飯伏の弱点はこうした試合の組み立てにあると思うのですが、今回は一皮向けた印象。

邪道外道とか、レスリングができる選手との試合が面白くなると言う証明でもありました。最近では新日との絡みも増えてきて、真の意味で彼がエースとしてケガなく、1年を越せるかどうかが今後のDDTの課題でしょうか。

ちなみに、見過ごされがちなディーノの試合とアントンの頑張りも特筆すべきでしょう。アントンは引退までに東郷ともう一度戦うのではないか。そんな希望を彼の最近のファイトから感じます。

アントンがメインを張っても違和感ないような強さを発揮すれば、DDTは磐石な様な気がします。
posted by nizimasu at 15:47 | TrackBack(0) | プロレス

2011年03月04日

2011.2.27DDT@後楽園ホール

201102ddt.jpg

2月の後楽園はちょっと年間通しでいうと、端境期の感じだったので、動員は少なめでしたが公判が印象的でした。以下はバトルニュースさんから。

DDTプロレスリング
Into The Fight 2011
日時:2月27日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1262人(満員)

 27日、後楽園ホールで行われたDDT『Into The Fight 2011』。メインではいよいよ国内引退まであと約5カ月と迫ってきたディック東郷だが、ベルトを持ったまま引退させてなるものかとDDTの所属選手を中心に2・11新木場大会で、次期KO-D無差別級選手権挑戦者決定ロイヤルランブルを行った結果、優勝したHARASHIMAが挑戦権を獲得。3年連続両国大会のメインに立つためにもKO-D無差別級のベルトが必要だというHARASHIMAが東郷に挑んだ。

 HARASHIMAのボディ攻めに対し、東郷はHARASHIMAが場外で放ったハイキックをかわして鉄柱に誤爆したのを機に徹底的に HARASHIMAの左足を攻撃。ヒザ十字や変型のインディアンデスロック、さらにドラスクからの足4の字固めまで出してHARASHIMAを追い込んでいった東郷だが、HARASHIMAは10分過ぎにライダーキックを出すと、スワンダイブ式ボディプレスを出していく。しかし左足の痛みで一瞬動きが鈍ったこともあり、東郷はヒザを立てて迎撃すると、低空ドロップキックでHARASHIMAをエプロンに追いやってからロープ越しにスリーパー。さらに、そのままリング内に引きずり込む。
 何とか脱出したHARASHIMAはラリアットを叩き込んできた東郷にトラースキックを返すと、ファルコンアローから山折りを狙う。一度は逃れた東郷だが、HARASHIMAは2度目のトライで山折りを決めるとすかさず蒼魔刀を発射! これをかわした東郷はクロスフェースで捕獲。何とかロープに逃れた HARASHIMAだが、両ヒザのサポーターをズラした東郷は何と掟破りの逆蒼魔刀を発射!
 さらに一気にペディグリーからのダイビング・セントーンという必勝パターンを決めた東郷だが、HARASHIMAはカウント2で返していき、東郷が狙った雪崩式ペディグリーをシュバインで切り返す。エルボー合戦を挑んでいったHARASHIMAが「来い!」と挑発すると、何と東郷はミドルキックから掌打のような往復ビンタ! HARASHIMAも蹴りで応戦し、ハイキックを叩き込むとリバースフランケン→串刺し式蒼魔刀→正調蒼魔刀と決めていく。だが、これでも東郷からは3カウントが奪えない。
 ならばと奥の手であるスワンダイブ式蒼魔刀を発射するが、かつて佐藤光留が腕十字に切り返したように東郷はクロスフェースで切り返す! 必死にロープに手を伸ばすHARASHIMAは東郷が回転してポジションをリング中央に戻そうとしたところを、バックドロップ・ホールドのような形で抑え込んでいき何とか脱出! すると東郷はトルベジーノで叩き付けてからワキ固めにいくミスティコ(現シン・カラ)の必殺技であるラ・ミスティカの要領でHARASHIMA を叩き付けてからワキ固めではなくクロスフェースへ! さらにそこからクロスフェースを決めながらHARASHIMAの腕をディックキラーのような形で巻き込む変型クロスフェースに移行! この秘密兵器でついにHARASHIMAを下した!

110227_DDT-2.jpg ここに来て次々に秘密兵器を出した上でHARASHIMAを倒した東郷。鶴見亜門GMから「次に誰か闘い対戦手はいますか?」と聞かれた東郷はリングを取り囲む選手たちを一瞥すると飯伏幸太を指名! 飯伏も「ありがとうございます。東郷さん、最後に自分の気持ちを受け止めてください!」と言うと東郷と拳を合わせた。この結果、3・27後楽園大会で東郷vs.飯伏のKO-D無差別級戦が決定。
 さらに同大会では毎年恒例となった両国大会までの"いつでもどこでも挑戦権"を賭けたバトルロイヤルが行われることも発表されたが、今年はその権利書を次期KO-D無差別級王座挑戦権といつでもどこでも挑戦権の2枚に増やすという。するとセミで男'sクラブの大石真翔と組んで、GENTARO&ヤス・ウラノのKO-Dタッグ王座に挑戦したものの、ヤスのツームストンパイルで敗れたKUDOがGMにヤスとのシングル戦を直訴。GMが3・13大阪大会で両者の一騎打ちを行うことを決めると、今度は男色ディーノがマイクを持つ。
 ディーノは第4試合の「優勝者には両国でなるべく希望のカードを善処する試合」で勝利し、7・24両国大会でボブ・サップとの対戦を希望。GMも「善処します」と応えたのだが、メインの試合を見て「何かディック東郷の試合を見ると、すごく悔しくなるね。アタシ何が悔しいって、ボブ・サップと両国でやりたいって言って、それ自体は何ら後悔してないけど、それによってディック東郷と闘えなくなるのがすごく悔しい!」と言って悔し涙を流した。
 その上でHARASHIMAが敗れて飯伏が次の挑戦者になるという流れに対して、KUDOや佐々木大輔、石井慧介、さらに東郷に敗れたとはいえまだ3年連続両国のメインに出られる可能性が残っているHARASHIMAにも「このままじゃ去年と図式が何も変わらないわよ!」と檄を飛ばしてから、「アタシは総選挙1位として両国でボブ・サップと最高の前座試合をしてみせるわ!  だから2人上がれる両国のメインの試合では、いまのDDTの150%の試合を見せて!」と訴えた。

110227_DDT-3.jpg 当初は佐藤光留、中澤マイケル、松永智充の3人だったシットハートハート(トランプ)ファウンデーション(以下SHF)に、突如リーダーとして加入した高尾蒼馬。しかし高尾の反則攻撃で勝利したにも関わらず、負けた相手にドッグフードを食わせる"ゆとりヒール"ぶりに怒りを爆発させた光留はSHFから脱退! それ以来、光留とSHFの抗争が勃発したのだが、高尾はハサミで光留の髪を切るという暴挙に出る。怒り心頭の光留は高尾に対して敗者髪切りマッチを要求! 激化の一途を辿る両者の抗争に決着をつけるべく、鶴見GMの権限により反則裁定がない代わりに、セコンドの介入を禁止するノーDQカベジュラマッチを行うことになった。
 その試合の前の第2試合でマイケル&松永のSHFは光留のセコンドにつくアントン&佐々木と対戦。この試合中、高尾と謎のストロングマシンが乱入して試合をブチ壊すと、マイケルが「これがSHFの新兵器、スーパー・シット・マシンじゃ!」とマシンを紹介。だが、その直後松永がマイケルをバックドロップで投げ、マシンがライガーボムで叩き付けていくと、高尾が「お前みたいな弱い奴はいらねぇんだよ!」とマイケルのSHF追放を言い渡した。
 追放されたマイケルは高尾vs.光留の試合中、場外に出た光留にSHF側のセコンドについていたマシンがイス攻撃しようとしたところに、突如現れてマシンのイス攻撃を阻止! そして変態團の盟友である光留に「頑張れよ!」と檄を飛ばした。高尾の急所攻撃や一斗缶攻撃に苦しめられていた光留だが、ようやくニールキックで反撃! さらにハイキックからの投げ捨てジャーマンからアンクルホールドを狙ったが、高尾は延髄蹴りで脱出すると、反撃していく。両者フラフラになりながらエルボーを打ち合うと、一旦場外に出た高尾が何個かの一斗缶と鉄パイプを持ち出し、鉄パイプし仕込んだ足でダイビング・レッグドロップを投下!
 辛くもカウント2で返した光留に対し、高尾はもう一発ダイビング・レッグドロップを放っていったが、かわした光留は一気にアキレス腱固めへ。しかし高尾は近くにあった一斗缶で殴打して脱出すると、一斗缶の上に光留をシュバインで叩き付けて3カウント! 何と試合前の煽りVで何度も薄くなっていた頭頂部を映された上、「僕の1本と普通の人の1本は違いますから」という髪の毛に対する悲痛なる思いを語っていた光留が髪の毛を切ることに!
 あまりの結果に場内が静まり返る中、光留が潔く自らイスに座ると高尾が光留の髪にバリカンを入れ、さらに松永は笑みを浮かべながら容赦なく光留の髪の毛を刈っていく。その残酷な光景に思わずファンから「ひかるーん!」という悲痛な声もあがる。しばらく肩を落として項垂れていた光留は、深々と四方に一礼すると、悔しさいっぱいの表情で引き揚げていきノーコメントで控室へと消えていった。

110227_DDT-4.jpg 先日、増毛製品のリーディングカンパニーである株式会社スヴェンソンのPRキャラクターに抜擢されたことが発表されたユニオンの諸橋晴也が、この日の大会開始前にDDT×スヴェンソンのコラボレーションCM公開撮影を行った。
 編み込みという独自の製法で増毛した諸橋は晴れ晴れとした表情で登場し、ニューヘア・ソリューションを存分にPR。そして観客の歓声などを収録していたのだが、そこに星誕期が登場して「俺のほうがハゲてるだろ!」と自分を差し置いて諸橋がCMキャラになるのはおかしいと主張。そもそも誕期には編み込みをする髪の毛もないから無理なのだが、GMはニューヘア・ソリューションの耐久テストを兼ねて、急遽諸橋と誕期のシングルマッチを行うことを決定!
 怒り心頭の誕期は諸橋の髪の毛を引っ張ったり、髪の毛を掴んで投げ飛ばしたりと、ニューヘア・ソリューションに対してあらゆる攻撃を繰り出していくが、諸橋のニューヘア・ソリューションはビクともしない! ニューヘア・ソリューションよりも諸橋の体の耐久性が心配になるほどの攻撃を食らった諸橋だが、最後は誕期の攻撃をかわしてスクールボーイで丸め込んで勝利。「見ての通り、まったく(試合をしても)支障はありません! 蒸れない、ズレない、外れない、そして強い! みんな新しい諸橋晴也を見ただろ!」と誇らしげに語った諸橋は、最後に「1、2、3、スヴェンソーン!」と雄叫びをあげた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第0試合 諸橋晴也によるスヴェンソン特許増毛技術「ニューヘア・ソリューション」の」耐久性の実証とそれに伴うCM公開収録特別試合 60分1本勝負
○諸橋晴也(ユニオンプロレス)
5分14秒 ニューヘア・ソリューション
●星誕期

▼第1試合 タッグマッチ30分1本勝負
○石井慧介/彰人(スポルティーバ)
5分27秒 片逆エビ固め
MIKAMI/●美月凛音

▼第2試合 タッグマッチ30分1本勝負
○アントーニオ本多(フリー)/佐々木大輔(フリー)
10分14秒 高尾&S・S・マシンの乱入→反則
●中澤マイケル/松永智充

▼第3試合 シングルマッチ30分1本勝負
○飯伏幸太
8分19秒 フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め
●入江茂弘(チームでら)

▼第4試合 優勝者には両国でなるべく希望のカードを善処する試合 エニウェアフォールスクランブルバンクハウスデスマッチ 30分1本勝負
○男色ディーノ
13分8秒 逆エビ固め
●DJニラ(フリー)
※残りの3人はタノムサク鳥羽(フリー)/菊地毅(フリー)/平田一喜

▼第5試合 ノーDQカベジェラマッチ30分1本勝負
●佐藤光留(パンクラスMISSION)
14分13秒 シュバインon一斗缶→片エビ固め
○高尾蒼馬

▼第6試合 KO-Dタッグ選手権試合60分1本勝負
[王者組]GENTARO(FREEDOMS)/○ヤス・ウラノ
14分9秒 ツームストン・パイルドライバー→片エビ固め
[挑戦者組]●KUDO/大石真翔(フリー)
※第34代王者組が初防衛に成功

▼第7試合 KO-D無差別級選手権試合60分1本勝負
[王 者]○ディック東郷
20分43秒 変形クロスフェイス
[挑戦者]●HARASHIMA
※第35代王者・東郷が初防衛に成功


3試合目の飯伏ー入江戦は話題になった試合。内容は飯伏の完勝ですが、技を受けるタイプの入江は格好の相手。入江選手は自分が攻められるタイプの選手ではどうなのでしょうか。とにかく若手の中では期待されているようなのでがんばってほしいです。

4試合目は菊池選手につきます。

5試合目は意外に、ヒカルンが負けてしまった。次の展開が楽しみ。

6試合目は最近のKUDOの充実ぶりが伝わる試合。人の良さが出ている選手だけど、新陳代謝で、そろそろ本気のKUDOが見たい気がする。

メインは、東郷のいまさが際立つ試合。HARASHIMAの試合運びがうまくなっていて、場数を踏むと随分変わるなあと遠い目になりました。

おそらく今回の大会で、DDTの方向性がだいぶ見えてきた気がするのですが、次回の飯伏ー東郷は盛り上がるだろうなあ。

両国に向けてぐわんと昇り調子になりそうです。
タグ:DDT
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2011年02月02日

2011.1.30DDT@後楽園ホール

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すっかりプロレス観戦とも遠ざかっておりますが、DDTだけはみております。この日は、アントンと東郷の子弟戦がようやく実現。内容はバトルニュースさんで。

 30日、後楽園ホールで行われたDDT『Sweet Dreams!2011』。昨年の12・26後楽園大会で当初は師匠ディック東郷が保持するKO-D無差別級王座に挑戦するという運命の一戦を迎えるはずだったアントーニオ本多。ところが直前になった東郷の負傷欠場が決まり、カードがGENTAROとの暫定王座決定戦に急遽変更された。モチベーションが心配されたアントンだったが、強豪のGENTAROを下して東郷が一時返上したKO-D無差別級のベルトを獲得。腰にベルトを巻くことを拒んだアントンだったが、今大会で東郷の復帰が突然発表された。そこで第34代王者の東郷と現暫定王者のアントンという"対等な立場"で王座統一戦という形で両者の師弟対決が仕切り直されることになった!

 ガッチリ握手をかわしてから試合が始まると、アントンはまるで東郷から教わったことを実践するように、東郷の左腕を徹底的に狙っていく。執拗なまでにハンマーロックで絞りあげ、東郷がフライングメイヤーやアームドラッグで何度逃げようとしても、アントンは離さない。たとえ一旦離れても食らいつくように再び左腕を取って固めていく。東郷も開始10分前後でいきなりペディグリーを狙うという意表を突いた攻撃を繰り出すが、ここでアントンの左腕攻めが功を制し、東郷は左腕の痛みで技を離してしまう。
 東郷もキチンシンクからエルボーでアントンの腹部を攻めていき、ボディシザースで悶絶させるが、アントンはそのまま東郷の左腕にアームロックを仕掛けて、ボディシザースから脱出。思わずエプロンにエスケープした東郷に、アントンがロープ越しのショルダーアームブリーカーを決めていくと、東郷は場外へ。鉄柱に左腕をぶつけていこうとしたアントンだが、これは逆に東郷が切り返す。しかし場外でのペディグリーを狙った際、やはり左腕の痛みにより動きが止まり、アントンはリバースで切り返す。
 すかさずリングに戻ったアントンは珍しくトペを発射! だが、足がロープに引っ掛かり、やや当たりが浅かったアントンはその際に頭部を床に強打したらしく、額から大流血! すかさずナックルやスリーパーでアントンを苦しめていった東郷だが、アントンもラリアットを食らった返す刀でトラースキック。ダブルダウン状態から立ち上がった東郷は、アントンの頭をコーナーに何度も叩き付けるが、気合いで堪えたアントンはコスチュームのショルダーを外すと怒濤のナックルパートで反撃!
 弓を引くナックルパートや延髄蹴り、さらに秘密兵器のドラゴンスープレックスからダイビング・フィストドロップを投下していったが、これをかわして自爆させた東郷はクロスフェースで捕獲。20分が経過し、何とかロープに逃れたアントンだが、東郷はペディグリーからのダイビング・セントーン。しかしアントンもこれをかわして自爆させると、今度こそダイビング・フィストドロップを投下。
 さらにGENTAROを倒した卍固めを狙うが、東郷はこれだけは決めさせない。クロスフェースで切り返していく。何とかロープに逃れたアントンは東郷と壮絶な殴り合いを展開。しかしアントンが朦朧としてきたところで、東郷がペディグリーからのダイビング・セントーンを決めて3カウント奪った。
 試合後、佐々木大輔が東郷に挑戦を表明するが、そこに2・11新木場大会で行われることになった次期KO-D無差別級王座挑戦者決定ロイヤルランブルへの出場が決まった男色ディーノ、HARASHIMA、KUDO、MIKAMI、石井慧介が割って入る(飯伏幸太も出場予定だが、第5試合で頭部を打って脳震盪を起こしたため不在)。さらになぜか会場にいた東京愚連隊の藤田ミノルも「みんなが言いたいことはよく分かりますよ。ただここに俺がいちゃいけないルールなんてねぇだろうが!」と言って、ロイヤルランブルへの出場をゴリ押しで決めた。

110130_DDT-2.jpg  3・6新木場でクルーザーゲーム、ユニオンに続いて『ブランド三分の計』を行う"誰かの主催興行"。その主催興行を行う"誰か(興行主)"を決めるために行われるのが、「誰かの主催興行」興行権争奪バトルロイヤル。試合前、この試合がDDT所属としては最後の試合となる安部行洋に鶴見亜門GMが「最後にやりたいことがあるか」と尋ねると、安部は古代から伝わる決闘方法なるものを耳打ち。そのルールとは通常のバトルロイヤルルールに加え、試合中に『ハレ晴レユカイ』を流してサビの部分になったら踊る。そこで振り付け通りに踊れていないと松井レフェリーが判断した場合は負けとなるといったもの。
 当初出場が発表されていた8選手に加え、シレッと藤田ミノルも出場していたのだが、いざサビの部分になると何人か怪しい選手はいたが、一応全員踊りをクリア。だが、試合中何度も曲がリピートされたため、技をかけられたりして、次々に踊りが踊れず失格になる選手たち。最終的に残った安部と石井とDJニラの 3人。するとニラは「オイ、ストップ! ストップ! 興行ストップ! フタを開けてみたらいつものDDTの興行じゃねぇかよ! 俺はいいけど、お前らはそれでいいのかよ! 安部、最後なんだろ? なんでそんな格好してるんだよ! お前ら同期だろ? 向かい合う時が来たんじゃねぇのかよ? いままで培ってきたものをぶつかり合うときが来たんじゃねぇのかよ! ロックアップからやれよ!」と訴える。
 これを聞いてハルヒのコスを脱ぎ捨てた安部は石井とロックアップ。だが、次の瞬間、ニラがロケットパンチを叩き込み、さらにDJタイムを狙うが、安部&石井はダブルドロップキックからの合体フェースバスターでニラを叩き付けるとそのままフォール。これで邪魔者がいなくなり、安部と石井は一騎打ち状態に。安部が串刺しダブルニーからミサイルキックキックを叩き込むと、石井もロコモーションジャーマンを狙う。これを逃れた安部がトラースキックを叩き込むと、激しいエルボー合戦に。
 安部がウィッチブレイドを決めれば、石井はニールキックを返し、さらに変型go2sleepからジャンピング・フロントキック。そしてトドメの鼻折りニールキックを叩き込んで3カウント。この結果、石井が3・6新木場で自主興行を行うことになった石井は「やりたい相手は何人かいるので、DDTが困るようなカードをこれから考えて成功に導きたいと思います!」と宣言すると、この時点で5枚しか売れていないというチケットを売るため売店に走った。

110130_DDT-3.jpg シットハートハート(トランプ)ファウンデーション(以下SHF)のリーダーに就任した"ゆとりヒール"高尾蒼馬のやり方に異を唱え、昨年末SHFを離脱した佐藤光留。光留を捨てて高尾を取った中澤マイケルと松永智充だが、今大会で光留はルーザ・ドックフードマッチで高尾に敗れた佐々木大輔とタッグを組み、憎っくきSHF の高尾と松永と対戦。
 髪の毛をオールバックにし、真っ赤なパンタロン姿で登場した高尾はヒールらしさを増したが、何と試合中にハサミを持ち出す。光留の髪の毛が切られそうになるのを何とか佐々木が防いだが、SHFはなおも光留を集中攻撃。しかし光留も高尾がバックを取ったところでビクトル投げからアンクルホールドを決めると、さらに投げ捨てジャーマンから腕十字へ。これをカットした松永は佐々木を場外に連れ出す。その間に光留は串刺し攻撃を狙うが、高尾はレフェリーを引き込んで盾にすると、光留に急所攻撃!
 さらにまたもやハサミを持ち出して光留の貴重な髪の毛を切り捨ててしまう。それでも下から腕十字を決めていった光留だが、松永が高尾を場外に引っ張って避難させると、光留も場外に降りていき、まずは松永を踏みつける。そして高尾に近付いていき、客席に叩き付けていくともの凄い強烈な張り手をバンバン叩き込む! これで高尾は鼻血を出したが、高尾も喧嘩腰でやり返していき大乱闘に! 止めに入る松永や佐々木をも突き飛ばした光留はイスで殴打してから高尾をリングに戻し、なおも制止するサブレフェリーの松井レフェリーも突き飛ばす。
 そして高尾の金髪をハサミで切り捨てたところで、松井レフェリーが光留の反則負けを告げるゴングを要請。セコンド陣が必死で光留を止めようとするが、完全にキレてしまった光留は止めに入るセコンド陣にもグーパンチを叩き込み、なおも高尾と大乱闘を繰り広げる。そして「オイ、自称ゆとりヒールのヘボレスラー。そんなに髪が欲しいなら髪賭けて勝負しろよ!」と要求すると、高尾も「やってやろうじゃねぇか!」と受けて立ち、松永が「オイ、反則裁定なしのノー DQでやってやる!」と付け足す。これを受けて鶴見GMは「分かったよ。2・27後楽園で敗者髪切りマッチ組んでやるよ。ただしGMから条件をつける。セコンドの介入は一切なしだ」と言い渡した。

 また、この日の第4試合終了後、スクリーンでは昨年大晦日の試合をキャンセルしてしまったため、新宿で物乞いをやっているというボブ・サップの姿が映し出される! 新宿でたまたまDDTのポスターを見たサップはそのままDDT事務所の中へ。そこにたまたまいた高木三四郎大社長と大家健に、サップは「試合をさせてくれ」と直訴。
 大家は「コイツ、大晦日の試合をドタキャンしたじゃないですか! ダメですよー! どうせドタキャンしますよ!」と訴えるが、サップはヤル気満々で「DDTを破壊してやる!」と訴える。この結果、7・24両国大会への参戦が決定!
 過去2度試合をドタキャンしているサップ。奇しくも今年のDDT両国大会の大会名が『両国ピーターパン〜二度あることは三度ある〜』。それだけに大会終了後、報道陣からこの件について質問された大社長だが、「大会名は本当に偶然です! プロレス界はハートtoハート! 口約束だけで契約書は結んでいませんが、彼の紳士な目を信じるよ。サップは絶対に来ます!」と力説。iPhone内に保存されていたサップとの2ショット写真を見せて「これがその証拠ですよ!」と訴えたが......

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●平田一喜
8分18秒 変形アンクルホールド
○彰人(スポルティーバエンターテインメント)

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○GENTARO(FREEDOMS)/ヤス・ウラノ
10分29秒 シャープシューター
MIKAMI/●美月凛音

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●佐藤光留(パンクラスMISSION)/佐々木大輔(フリー)
12分58秒 レフェリー暴行→反則
○高尾蒼馬/松永智充

▼第4試合 「誰かの主催興行」興行権争奪バトルロイヤル痛レスラーデスマッチ
[退場順]星誕期(3分16秒 NOダンス)→藤田ミノル(5分4秒 OTR)→中澤マイケル(5分51秒 NOダンス)→タノムサク鳥羽(5分57秒  NOダンス)→男色ディーノ(6分49秒 NOダンス)→大石真翔(7分2秒 レフェリーストップ)→DJニラ(9分21秒 体固め)
○石井慧介
12分3秒 ニールキック→片エビ固め
●安部☆自演乙☆行洋
※石井が3月6日の自主興行権を獲得

▼第5試合 DDT東京闘会始'11 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
飯伏幸太/○ケニー・オメガ
16分55秒 クロイツ・ラス
HARASHIMA/●KUDO

▼第6試合 KO-D無差別級選手権王座統一戦 60分1本勝負
[第34代KO-D無差別級王者]○ディック東郷
26分24秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
[現KO-D無差別級暫定王座]●アントーニオ本多(フリー)
※東郷が第35代KO-D無差別級王者に


ということでして、個人的ないつもの雑感など。とにかく若手に場を与えている印象。2試合目は美月だし、3試合目は高尾。で、4試合目は石井とやめちゃうけど安部ちゃん。

セミとメインはいつもマッチメイクに事欠きません。

ただ、まだ若手は物足りないなあと思いつつ、観に行くのは後半戦の充実ぶりからでありましょう。飯伏は脳しんとうで飛んじゃったみたいなのでまたもや気になる。けがや脳しんとうの数があれだけのレスリングを見せるから多いのはやむを得ないのですが、ちょっと多すぎるかな。もうちょい飛び跳ねしない部分で引きつけることも必要な時期かも知れませんね。

メインは、アントンに期待してたけど、そうはなりませんでしたね。しばらく東郷さんの引退ロードが続くのでしょう。ちょっと中だるみしそうですが、これから春にかけてどう盛り上げるのか…。両国に向けてボブサップ参戦などあおっていますが、個人的には澤のユニオン入りを期待しているのですがどうなのでしょう。
タグ:DDT
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2011年01月05日

2010.12.26DDT@後楽園

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年末のDDTも新しい景色が見えました。概要はおなじみのバトルニュースさんで…。

DDTプロレスリング
NEVER MIND 2010
日時:12月26日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:2010人(超満員札止め)

 26日、後楽園ホールで行われたDDT『NEVER MIND 2010』。2010年最後の後楽園大会にして、ユニオンに移籍したため高木三四郎がいない初めてのDDT後楽園大会となった。この大会のメインは当初、ディック東郷の持つKO-D無差別級王座にアントーニオ本多が挑む師弟対決だったが、東郷が負傷欠場するという緊急事態が発生! 東郷がKO-D無差別級王座返上を申し出たため、鶴見亜門GMはアントンとGranmaのGENTAROによる暫定王座決定戦を行うことを決めた。師匠超えという大目標が消滅してしまったアントンにとっては、さらに試練の一戦となった!

 煽りVでは今年初めの紅白かくし芸プロレスから、関本大介→HARSHIMA→佐藤光留→ディック東郷とKO-D無差別級王者が移っていった変遷を振り返る。そして東郷の負傷により返上されたベルト。気合いの入った表情で入場したアントンは、まずはじっくりとしたレスリングでGENTAROと渡り合う。しかしグラウンドでのクラシカルなレスリングではGENTAROのほうが一枚上。するとアントンは執拗なるヘッドロックでGENTAROを絞め上げていく。
 流れがアントンに傾きかけたところで、GENTAROはアントンを場外に引きずり出す。そしてニークラッシャーでアントンの左ヒザを鉄柱に叩き付けていくと、そこからは左ヒザへの一点集中攻撃。そのためアントンは反撃のチャンスがあっても足のダメージでロープに走ることもままならない。GENTAROは鉄柱にアントンの左足を叩き付けると、ぶら下がり式足4の字。そしてシャープシューターを狙っていく。
 これをステップオーバーされる前に逃れたアントンは、カウンターでテーズドロップを見舞うとナックルパートからの延髄蹴り、さらに卍固め。15分が経過し必殺のダイビング・フィストドロップを狙ったが、起き上がったGENTAROは雪崩式ドラスクで切り返す。さらに足4の字固めからのシャープシューターやニークラッシャー→ニークラッシャーと思わせてのバックドロップ→正調バックドロップと嫌らしいまで巧い攻撃で苦しめていったGENTAROは、一気に勝負に出てダイビング・ボディプレスを投下。
 これをヒザで迎撃したアントンは強烈な張り手を打ってくるGENTAROに対し、コスチュームのショルダー部分を外すと怒りの鉄拳制裁! さらにダスティンからダイビング・フィストドロップを投下。今度は完全に決まったが、ヒザのダメージでカバーが遅れたためカウントは2。ならばとトップコーナーからダイビング・フィストドロップを放つが、これはGENTAROが足を上げて迎撃。
 GENTAOは東郷ばりのペディグリーで叩き付けるとコーナーへ。アントンはダイビング・セントーンを警戒して転がっていくが、GENTAROはダイビング・エルボードロップを落とす。アントンも突進してきたGENTAROをトラースキックで迎撃すると、珍しいジャーマンでカウント2まで追い込み、そこからナックルパートとジャンピングキックを叩き込んでからガッチリと卍固めへ。これで動けなくなったGENTAROはついにギブアップ!

101226_DDT-2.jpg 25分にも及ぶ熱戦を制し、師匠が持っていたベルトをGENTAROから手渡されたアントンは、GENTARO、さらにセコンドのヤス・ウラノと佐々木大輔、さらにさらに鶴見GMと松井レフェリーとも抱き合って喜びを分かち合う。
 だが、敢えてベルトを腰に巻かず、チャンピオンのコーナーである赤コーナーの上にベルトを置いたアントンはGENTAROが引き揚げたのを確認してから、「GENTAROさん、愛してるぜ!」と言うと、「ハッキリ言っていまの自分にいいたいことは、いまのひと言だけです。会社にとっては気まずい選手でしょ、私は。しかし、なるべくリング上では本当のことを言いたいと思います。自分の大切な人が戻ってくるまで置いておきたい心境ですが、会社の上の人に本当に怒られてしまいそうなので......でも本当のこと言っていいですか? このベルトを巻くにはおこがましい選手だと思います」と複雑な心境を吐露。
 それでも観客からの声援を受け止めたアントンは、「こんなにたくさんのお客さんが入って、DDTは凄いですね。自分みたいなキ○ガイがベルトを巻いたら、皆さん本当は納得いかないと思います。でも僕のことを好きな人も、嫌いな人も、ちょっと気になっているという人も、みんなみんな幸せになりやがれ!」と絶叫し、超満員の観客から大喝采を浴びた。
 そして全選手がリング上に上がってくると、男色ディーノがアントンに向かって「アントン、分かっていると思うけど暫定王者だから。アンタにも私たちにも超えなきゃいけないものがある。確かにアンタは第一コンデンターよ。それは今日ハッキリした。私たちは高木三四郎がいなくなって、来年ディック東郷もいなくなる。こっから......戦国時代よ! 一番強くてもいい、一番人気があってもいい、一番面白くてもいい......一番スゲェ奴が上に行けるような、そんなDDT作りましょうよ! キャリアとか格とか関係ない、誰だってスゲーってものを見せつければ上にいける。そういう時代よ、いま! 2011年はそういう時代よ。アントン......おめでとう。すごい複雑な気持ちだけど、ディック東郷が帰ってきたら......超えて。ディック東郷を超えたアンタの首を我々は獲りにいく! 一番スゲェあんたを一番スゲェ挑戦者が迎え撃つ、それがDDT!」とシビれるような言葉をかけた。
 最後は今大会を持って無期限休業に入る大鷲透に、盟友HARASHIMAから花束が贈呈され、暫定KO-D無差別級王者のアントンの音頭で三本締めが行われた。そして1日遅いクリスマスプレゼントとして、サインボールが客席に投げ込まれると、選手たちは円陣を作り2011年に向けて気合いを入れた。インタビュースペースで「正直な気持ちをこの絵面を使って表現していいですか?」と言ったアントンは、イスの上にベルトを置くとそこまで足を引きずりながら近付いていき、ようやくベルトを手に取るとベルトを見つめた。そして「以上です! 伝わってないですか? 皆さんもっと汲み取って!」と言うと、カメラ万から要求されたベルトを掛けてのポーズも拒否して控室に入っていった。それがアントンのこだわりだ。

101226_DDT-3.jpg 東京スポーツ主催プロレス大賞2010のベストバウト賞を受賞した飯伏幸太&ケニー・オメガのゴールデンラヴァーズ。そのベストバウトを取った試合で奪取したIWGPジュニアタッグ王座を取り返すべく、新日本プロレスから11月に『SUPER J TAG LEEAGUE』で優勝した邪道&外道が乗り込んでくることになった。しかも邪道は今年2月に行われた同カードで、クロススラッシュを食らった際に頸椎を捻挫してしまい長期欠場に追い込まれた借りがあるため、GLにキッチリと借りを返した上で至宝を奪回したいところ。
 邪道&外道は飯伏が新日本プロレス12・23後楽園大会の試合中に傷めた左ヒザを集中攻撃。外道の足4の字固めに悶絶した飯伏だが、パンチをかわした飯伏はオーバーヘッドキックを叩き込むと、ケニーにタッチ。ケニーは邪道にカミカゼからのその場飛びシューティングスター、さらに外道にミサイルキックを打って2人を場外に追いやると、ノータッチトペコンを発射。そして外道をリングに戻して早くもクロイツ・ラスを狙うが、これは邪道がラリアットでカット。
 しかも邪道&外道は飯伏をコーナーで休ませず、場外に連れ出して客席に叩き付けたり、イスで殴打していく。ケニーが何とか飯伏を助けようとするが、外道がナックルパートからコブラクロー。さらに自軍のコーナーポストを外し、剥き出しになった金具部分にケニーを叩き付ける。憎らしいぐらい巧くて強い邪道&外道。だが、ケニーは邪道のラリアットをかわして外道に誤爆させると、2人まとめてコタロー・クラッシャーで叩き付ける。
 ようやくタッチを受けた飯伏はマトリックスで邪道と外道の攻撃をかわし、トリッキーな動きで翻弄してからフランケンで2人まとめてブン投げる。さらに邪道にハイキックを叩き込むと、邪道もショートレンジラリアットを返す。続いてケニーが邪道をフルネルソンに捕らえていくが、邪道はこれをクロスフェース・オブ・JADOで切り返す! 回転してロープから遠ざけていった邪道。万事休すかと思われたGLだが、飯伏が間一髪で外道を振り切ってカット。
 それでも邪道&外道はケニーに対して、トレイン攻撃からスーパーパワーボムを狙うが、これをウラカンで切り返したケニー。外道はチンクラッシャーからコンプリート・ショットを狙った外道だが、うまくかわしたケニーは邪道との同士討ちを誘い込む。しかし邪道は場外からイス攻撃! 丸め込んで行った外道だが、ケニーはカウント2で返す。しかし外道は外道クラッチへ! これをミサイルキックでカットした飯伏は蹴りのコンビネーションを叩き込む。さらにケニーはAOISHODOUから波動拳を叩き込むと、豪快なクロイツ・ラスで外道を叩き付けて3カウント奪った!
 見事GLがIWGPジュニアタッグを防衛したことで、来年1・4東京ドーム大会でプリンス・デヴィットのIWGPジュニア王座に挑戦が決まっている飯伏は二冠王になる可能性が出て来たが、試合後「とりあえず足が痛いですけど、全然問題ないです。ドームもまったく問題なく、全然大丈夫です。出ます。すぐ治します、大丈夫です」自分に言い聞かせるように言うと、辛そうに控室へと引き揚げていった。

 なお、今大会では新リーダー・高尾蒼馬のやり方に納得出来ない佐藤光留がシットハートハート(トランプ)ファウンデーションからの脱退を宣言。さらに来年7月24 日に行われる3回目の両国国技館大会に"大物選手"として菊地毅の参戦が決まったことや、3・6新木場での『ブランド三分の計』をクルーザーゲーム→ユニオン→誰かの主催興行(誰かは1月の後楽園大会で試合をして決定する)の順で行うことを発表した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
KUDO/石井慧介/●平田一喜
8分9秒 ツームストン・パイルドライバー→片エビ固め
○ヤス・ウラノ/星誕期/美月凛音

▼第2試合 UWA世界6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]佐藤光留(パンクラスMISSION)/●中澤マイケル/松永智充
11分41秒 パワーボム→エビ固め
[挑戦者組]HARASHIMA/○大鷲透(フリー)/安部行洋
※第43代王者が初防衛に失敗。ディザスターボックスが第44代王者組に

▼第3試合 次期KO-Dタッグ挑戦者決定戦 30分1本勝負
○MIKAMI/怨霊(666)
10分40秒 ディープ"M"インパクト→片エビ固め
●タノムサク鳥羽/長井満也(ドラディション)

▼第4試合 ルーザーイートドッグフードマッチ 30分1本勝負
●佐々木大輔(フリー)
9分2秒 ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め
○高尾蒼馬

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
男色ディーノ
9分8秒 試合がお下劣なため無効試合
大石真翔(フリー)

▼第6試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]飯伏幸太/○ケニー・オメガ
21分24秒 クロイツ・ラス→エビ固め
[挑戦者組]邪道(新日本)/●外道(新日本)
※第27代王者が2度目の防衛に成功

▼第7試合 KO-D無差別級選手権暫定王者決定 戦時間無制限1本勝負
●GENTARO(FREEDOMS)
25分10秒 卍固め
○アントーニオ本多(フリー)
※アントーニオ本多が暫定王者に


で、高木さんのいないDDTはそれほど違和感なくスムーズに移行した印象。かなりディーノとマイケルがそれぞれに高木さんの変態ぶりやストーリーラインの流れを作る役割を果たしていたなあと思いました。

あとは勝手な思いつきの感想。

それにしてもゴールデンラバーズと対戦した邪道外道はうまかった。ゴールデンラバーズの身体能力の高さはいうまでもないが、試合の組み立てではまだまだ厳しいものがある。それを完全に掌握しながらのムーヴはさすが。

邪道の首に「杏」というタトゥーがあるのだが理由が気になります。個人的には杏さゆりのファンではないかと邪推。



あと大鷲さんの休業前最終試合。かれこれ、闘龍門の悪冠一色からみているからかなりたつけど、選手としては段々体がしぼんできていたのでそろそろいいのかな。個人的には全日で川田にボコボコにされていた頃ががんばっていて微笑ましかったです。



アントンは順当なところ。あの猪木スタイルはどこまでやるのだろうか?



今回見て、入江に高木さん、大鷲も抜けて、ポイズンも長期欠場。矢郷さんも移籍したDDTのリングは随分と選手の層がすっきりしてよくなった印象。

ユニオンもうまく高木さんがコントロールしている感じですし、この2団体がWWEのRAWとスマックダウンのような2ブランドに成長するのが楽しみであります。



ただ、今回のサムライのインディ大賞では、ほとんど高木さんの名前が出てこず、プレイヤーとしての高木さんが、今年ユニオンを中心にどう打って出るのでありましょうか。



あと2010年は個人的にはDDT以外は大日本もあまり見なかったですが、デスマッチもそろそろ新たな動きが欲しいかな。

マッスルの最終興行があまりにもハッピーなラストだったのがとにかく印象的だった1年でした。

大晦日のダイナマイトの桜庭の「耳とれちゃいました」発言も驚きましたが、以前に柔道の試合でみたことがあるので、インパクトではマッスルの大団円には及びませんでした。



タグ:DDT
posted by nizimasu at 11:24 | TrackBack(0) | プロレス

2010年12月02日

2010.11.29DDT@後楽園ホール

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日曜日のDDTは高木さんラストのDDT。どうもそれでお客さんがきていた気がしますがどうなのでしょう。

以下は、バトルニュースさんの記事などで。

DDTプロレスリング
God Bless DDT 2010
日時:11月28日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1525人(超満員札止め)

 28日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『God Bless DDT 2010』。DDT総選挙第2位の勢いそのままに、10・24後楽園大会で飯伏幸太から勝利を収めた佐藤光留は11・14大阪府立体育会館第二競技場大会で、HARASHIMAの持つKO-D無差別級王座に挑戦。佐藤は関本大介や男色ディーノを下してきたHARASHIMAを破り、パンクラス MISSIONの所属選手にしてDDTの頂点であるKO-D無差別級王座奪取に成功した。
 そして今大会では来年6月をもって、日本でのプロレス活動を引退するディック東郷の挑戦を受ける。前哨戦となった11・17新木場大会でフォール負けを喫した佐藤だが、試合後「日曜(11・14)にディック東郷はいらないと言いました。それは撤回します。いらないんじゃなくて、28日に俺がこの手でディック東郷を消します!」と宣言。東郷に引導を渡すことが出来るか!?

 リングインした佐藤は東郷を睨み付けながらベルトを掲げてみせる。そして握手を交わして試合開始となったが、ハンマーロックを決める東郷に対し、佐藤は下から三角絞めで捕獲。場外にエスケープした東郷だが、追いかけていった佐藤は東郷の左ヒザをエプロンへのニークラッシャーで叩き付けると、リングに戻ってからも東郷の左ヒザを集中攻撃。だが、東郷もビクトル投げからのヒザ十字を狙った佐藤を押し潰してエビ固めでフォールするなど、巧さを発揮。
 さらにラリアットで佐藤を場外に叩き落とした東郷は、足を引きずりながらもエプロンからトペコンを発射。さらにエプロンに佐藤を乗せてギロチンドロップ。文字通り佐藤の首を狙っていった東郷だが、リングに戻りカウンターのニールキックを返した佐藤は、飛びヒザ蹴りから三角絞めへ。そしてセルゲイ・ハリトーノフばりに三角マウントになってナックルを叩き込んでいった佐藤は、反則を取られてブレイクを命じられたあともナックルパート。
 東郷はカウンターのナックルからクロスフェースで捕獲したが、ロープに逃れた佐藤は不意を突いてのグーパンチ! これで東郷は前のめりにダウン! カウント9でどうにか立ち上がった東郷は、老かいなテクニックで佐藤を場外に出すと、エプロンの佐藤にロープ越しのブレーンバスターを狙う。佐藤はぶら下がり式のアキレス腱固めで切り返し、さらに逆に場外へのブレーンバスターを狙うが、ショルダーをぶつけてきた佐藤の頭を脇に抱えた東郷はDDT。
 しかし佐藤も東郷の蹴り足をキャッチすると、シャチホコ式の逆片エビ固めへ。ロープに逃れた東郷がペディグリーを決めれば、返す刀で佐藤も投げ捨てジャーマン。20分が経過し、クロスフェースを狙った東郷を腕十字で切り返した佐藤だが、うまく腕を抜いた東郷はクロスフェースへ。背中を大きく反らせながらもロープに逃れた佐藤に対し、東郷は必殺のペディグリーからのダイビング・セントーン!
 だが、佐藤は大阪大会でHARASHIMAのスワンダイブ式蒼魔刀を切り返したのと同じように、セントーンを投下した東郷を腕十字で切り返すと、そのまま流れるようにアンクルホールドへ! 必死でロープに逃げようとする東郷をバックドロップで投げた佐藤はハイキック、投げ捨てジャーマン、そしてアンクルからのアキレス腱固め、さらにヒールホールドへと移行。東郷がロープに手を伸ばすと、佐藤は体を反対側に捻ってロープを遠ざける。ニヤリと笑いながら舌を出し、なおもヒールホールドを絞め上げるその姿は、まるで師匠の鈴木みのるが乗り移ったかのよう。
 しかし、それでもロープに逃れてみせた東郷はダッシュしてのトラースキックを叩き込むと、佐藤を場外に連れ出してペディグリー。そして素早くリングに戻った東郷は、場外で大の字になっている佐藤にリング上からシルバーブレットを投下! 大きなダメージを負った佐藤をリングに戻してカバーするが、カウントは2。ならばと東郷はダメ押しとなるペディグリーからのダイビング・セントーンを決めて3カウントを奪った。
 総選挙2位の勢いで突っ走ってきた佐藤を下し、ベルトを奪取した東郷が「引退まで残り短いけど、俺がDDTにいる間はみんなの壁になってやるよ! このベルトに挑戦したい奴はいずれも名乗りを上げろ!」と言うと、真っ先にリングに飛び込んできたのは東郷の愛弟子であるアントーニオ本多。アントンが万感の表情で「自分はディック東郷vs.アントニーオ本多、KO-D無差別級選手権試合をやるために生まれてきました。自分が東郷さんに挑戦して、史上最高のレスラーの1人であるあなた、そのあなたを超えて史上最高のレスラーの1人になる。それが俺の人生です!」と言うと、東郷もアントンの挑戦を承諾。12・ 26後楽園大会で、KO-D無差別級王座を賭けた師弟対決が行われることが決定した。

101128_DDT-2.jpg  12月からユニオンプロレスに移籍する高木三四郎は、今大会がDDT所属選手としてのラストマッチ。そこで本人の希望により天龍源一郎&折原昌夫との対戦が決定。高木は矢郷良明のほかにヤングドラマ杯で惜しくも決勝進出を逃した入江茂弘をパートナーに抜擢。一方の天龍組には自ら志願したHARASHIMA が加わった。
 天龍組に奇襲攻撃を仕掛けていった高木組だが、天龍は高木に逆水平チョップをお見舞い。だが、高木はエルボー合戦を挑んできたHARASHIMAに対して「こんなものか!」と挑発していく。HARASHIMAがフロントキックで高木をダウンさせると、続いて天龍が逆水平チョップとグーパンチを叩き込む。タッチを受けた矢郷がHARASHIMAをドロップ・デッド・トワイスからのK.K.Kで追い込むと、天龍がタッチを受け、天龍vs.矢郷という龍虎対決が実現!
 パワーボムを狙う天龍に対し、高木が入ってきてヒザへの低空ドロップキックでカット。天龍はヒザに爆弾を抱えているため、入江が入ってきてヒザへのハンマーからヒザ固めを決めていく。堪らず折原がカットに入ったが、入江はなおも足4の字固めを決めていく。さらに高木は(一応)本人公認となったゆずポンキックを天龍に決めるという大胆なことをやらかすが、お仕置きとばかりに折原は急所蹴りからスピア。さらにスパイダージャーマンからのムーンサルトプレス。
 それでも高木はHARASHIMAと折原を2人まとめて担ぎ上げると、ブロックバスターで叩き付けていく。入江もHARASHIMAに対して垂直に突き刺さるブロックバスターで続き、テディベアで大金星を狙ったが、カウントは2。ならばと矢郷が殺人コブラを決めていくが、これもカットされてしまう。すると折原が入江にコンプリート・ショットを決め、そこにHARASHIMAが蒼魔刀を叩き込んで3カウント。
 試合後、DDTラストマッチを終えた高木は、健闘した入江にTKG48の会員番号36番(渡辺満里奈的ポジション)を与え、ユニオン所属初戦となる 12・3新木場大会でタッグを組み、石川修司&諸橋晴也と対戦すると発表した。なお、メイン終了後に東郷から花束をもらう→裏切りのペディグリーを食らうという"お約束"を受けた高木は、「自分がDDTをいなくなっちゃうんで、誰も矢郷さんのお守りをする人がいません。なので唐突ですが、矢郷さんは今日で DDTは最後ってことで。だって矢郷さんの夢は(SMASHの)JCBホールで到達したじゃないですか!」と言い出し、戸惑う矢郷さんを若手たちの作った騎馬に乗せて送り出してしまった......。
 一方、久しぶりのDDT登場となった折原は「もっとガッチリと三四郎と試合がしたかったが、僕が以前いたDDTは後楽園でやるのが大一番! ヘタしたらそれで終わりだった。それが後楽園で試合をするのが当たり前になったDDT、面白いじゃないですか! これからドンドン来ますよ」と語り、天龍は「平成のプロレスを味わせてもらったよ」と感想を述べると、HARASHIMAに"ちょっと早いクリスマスプレゼント"としてアドバイスを送った。

101128_DDT-3.jpg マッスル坂井、高木三四郎に続き、年内いっぱいでプロレス活動を一旦休止するためDDTを去る大鷲透。これまでDDTのバラエティー班長として活躍してきた大鷲だけに、今大会では「発つ鳥あとを濁さない次期バラエティー班長決定戦」を行うことになった。
 試合形式が発表されていたなかったこの試合には、大鷲のほかにDJニラ、男色ディーノ、飯伏幸太、タノムサク鳥羽、星誕期、中澤マイケル、松永智充が出場。まずは大鷲とニラがリングに上がり、試合開始のゴングが鳴ったのだが、ここでニラが「DDTの観客の期待に応えすぎて、大鷲さんはもはや廃人寸前だ。そこで俺たち2人でDDTのモグラどもを査定してやる!」と言い出し、ほかの選手たちがバラエティー班長に相応しいか査定試合を行うことに。
 するとまずはディーノが大鷲コスプレをして登場。大鷲の如くビッグブーツで大鷲とニラを吹っ飛ばすと、さらに鳥羽、誕期、飯伏といった順にどんどんクオリティを下げつつも大鷲コスプレをした状態で登場。そこにマイケル&松永のシットハートハート(トランプ)ファウンデーションが登場し、松永が松永が「いつまでシャバいことやってんだよ! お前らバラエティーっていうものを分かっていない。いまからキング・オブ・バラエティーの中澤様がちょっと面白いバラエティーを見せてやる!」と告げるが、マイケルはお寒い下ネタで会場をドン引きさせ「帰れ」コールや「出禁」コールを浴びせられる始末。
 試合が再開され、飯伏がほかの選手たちを場外に追いやり、三角跳びケブラーダを発射させようとした瞬間、マイケルが「整いました!」と絶叫。これで飯伏もコーナー上でピタリと動きを止めたのだが、マイケルが「いまの飯伏幸太とかけて、坂上二郎さんと解きます。どちらも飛びます、飛びます」と、またお寒いことを言うと、飯伏はコーナーから飛び降り回転して勢いをつけてからマイケルにロケットパンチをお見舞い!
 ニラは何とか誕期を寝かせて、大鷲にダイビング・ボディプレスで有終の美を飾ってもらおうとするが、結局ニラがブレーンバスターで投げられ、寝かされたところに大鷲がダイビング・ボディプレスを投下して3カウント。バラエティー班長を決める試合で、去っていく大鷲が勝ってしまうというズンドコぶりに大鷲は、「どっかから突っ込んでいいかサッパリわからねぇよ! バラエティー班長決めようとしたのに、うっかり勝ってしまった。バラエティー班長決めないと、安心して出て行けないじゃねぇかよ!」と訴える。
 そこで大鷲がいまの試合を見て、独断と偏見で班長を任命しようとするが、鶴見亜門GMがGMストップ! 鶴見GMは「バラエティー班長は大鷲さんしかいませんよ!」と言うと、観客やほかの選手たちと一緒に「大鷲の前に大鷲なし、大鷲の後に大鷲なし」を唱和。大鷲が恥ずかしそうにしていると、またしてもマイケルが「整いました!」と入ってきて「バラエティー班における大鷲透と解きまして......かけまして、結婚指輪と解きます。その心はどちらも失敗が効きません!」と言うと、場内が暗転して強制終了となってしまった。
 大鷲はインタビュースペースで「バラエティー班長の座を空けて待っててくれるってことなのか、よく分からないけども、そんな暖かい選手の気持ちと会場の皆さんの気持ちは大変ありがたいんですが、そのポジションはもういらないんで、どこかヨソの方よろしくお願いします。次にDDTに帰ってくることがあったら、普通の、真っ当なレスラー人生を歩みたいと思います」と苦笑いで語った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 KO−Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]○アントーニオ本多/佐々木大輔(フリー)
15分52秒 回転エビ固め
[挑戦者組]GENTARO(FREEDOMS)/●ヤス・ウラノ
※第33代王者組が初防衛に成功

▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
MIKAMI/○KUDO/吉野達彦(ガッツワールド)
8分53秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
安部行洋/美月凛音/●平田一喜

▼第3試合 次期バラエティー班長選出試合 30分1本勝負
○大鷲透(フリー)
11分10秒 ダイビング・ボディプレス→体固め
DJニラ(フリー)
※他参加選手は男色ディーノ、飯伏幸太、タノムサク鳥羽、星誕期、中澤マイケル、松永智充

▼第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
高木三四郎/矢郷良明(フリー)/●入江茂弘(チームでら)
12分58秒 蒼魔刀→体固め
天龍源一郎(天龍プロジェクト)/折原昌夫(メビウス)/○HARASHIMA

▼第5試合 ヤングドラマ杯決勝戦 時間無制限1本勝負
○高尾蒼馬
15分10秒 ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め
●石井慧介
※高尾がヤングドラマ杯2010優勝

▼第6試合 KO−D無差別級選手権試合 時間無制限1本勝負
[王 者]●佐藤光留(パンクラスMISSION)
27分55秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
[挑戦者]○ディック東郷
※第33代王者が初防衛に失敗。東郷が第34代王者へ


ざっくり見た印象をいうと、「普通のプロレスっぽいなあ」というのが感想だった。映像だったり奇抜なストーリーラインで勝負してきたDDTがディック東郷の王者になるに至って、ベルトを中心としたリング上の争いになっているという点が大きいのかな。

それだけDDTの選手層が厚くなり、大鷲やマッスルに加え、矢郷さんもDDTを去るとなるとその景色は自ずと変わってくるのではないでしょうか。

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そのひとつの答えが、若手のヤングドラマ杯なのですが、この小粒っこぶりがどうしたものか。平田が評価されているのだが、他の選手の意識が希薄すぎるんじゃないかと思います。

個人的には大日の泥臭い若手の方が好みだったりして…。

おそらく大きな流れは飯伏がどのタイミングで東郷とやるかなんでしょうけど、今後のDDTにはある意味注目しております。

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2010年11月24日

マッスル坂井が始動してますね

新潟在住の漫画家の古賀さんのブログにマッスルを迎えるイベントの告知が。面白そう。新潟でやるのがいい。

http://vivaall.cocolog-nifty.com/douteijanee/2010/11/post-74fb.html

ちょうど、今週は久々に見たドラマの「モテキ」のDVDがリリースされますね。




くしくも現場監督の大根さんがAV監督のカンパニー松尾さんと対談してるんだけど、この盛り上がりっぷりがおおもろ。

http://new.clstr.net/archives/1663319.html

00年代から10年代に入ってこのタイミングで、マッスルも大根さんもカン松の影響下にあるというのがつながるなあという印象。つまり、映像表現としてプロレスの中での表現と深夜ドラマというしばしマイナー視されるものの中で醸成されていったゲリラ精神ってカン松かよとつっこみが入りそうですが、なんだか個人的にはスゴく健全でよいですね。

確かにカン松さんの代表作であるテレクラキャノンボールが、童貞こじらせ系のアンセムといえばそうなのかな。なかなかこの感覚は、AV好きでもない人同士が語り合わないとわからないのかしら。
タグ:新潟
posted by nizimasu at 09:45 | TrackBack(0) | プロレス

2010年10月27日

2010.10.24 DDT@後楽園

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景色が変わりつつあるDDT。この日は総選挙の結果を受けて、ベスト18人のスペシャル興行。いつものように詳細はバトルニュースさんで。

DDTプロレスリング
DDT Special 2010
日時:10月24日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1364人(満員)

 24日、後楽園ホールで行われたDDT『DDT Special 2010』。この大会は今年DDTが全ブランドを対象にして開催したDDT48総選挙の結果、上位18人の"選抜メンバー"だけが出場できるというもの。誰よりも総選挙で1位になることに燃えていたものの、惜しくも2位に終わった佐藤光留は、その悔しさを現IWGPジュニアタッグ王者である飯伏幸太とのシングルマッチにぶつける!

 11・14DDT大阪大会でApollo55とIWGPジュニアタッグのリターンマッチを行うことが決まった飯伏に対し、メイド服はおろか、レガースもシューズも履かずに素足で登場した光留は、試合開始直後ロープに飯伏を追い込むと離れ際に強烈な張り手。飯伏は場外に光留を連れ出し容赦ない蹴りを見舞っていくが、光留もリングに戻ると飯伏の蹴りをキャッチしてアキレス腱固めに捕らえたり、素足のミドルキックを飯伏の古傷である左肩に叩き込んでいく。肩を押さえてうずくまる飯伏に対し、躊躇なくストンピングを落とし、チキンウイング・アームロックを極めていった光留だが、飯伏も何とかスリーパーで捕まえると、そのままスリーパー・スープレックス。
 ダウンする光留を飯伏が引き起こそうとすると、光留は下からの腕十字へ。うまく脱出した飯伏は蹴りと張り手のコンビネーションからその場飛びムーンサルト。しかしこれを腕十字でキャッチしてみせた光留。必死にロープの逃れた飯伏だが、光留は「来いよ、オラ!」と挑発しながらエルボー。両者マットに両ヒザをついたままエルボーを打ち合うと、またも光留が一瞬の隙を突いて腕十字へ。
 そこからジャーマンで投げた光留だが、着地してみせた飯伏はダッシュミドル、蹴りのコンビネーション、髪の毛を掴んでのバズソーキック、さらにその場飛びムーンサルト。だが、光留は今度は三角絞めで捕獲。ここでついに"キラー飯伏"が覚醒し、上からナックルを振り下ろして脱出。さらにレフェリーが止めに入っても、倒れた光留の顔面を踏みつける。飯伏はハイキックからドラゴンスープレックスで投げると、さらにバックを取るがビクトル投げからのヒザ十字で切り返した光留は、バックドロップ、ハイキック、強引なジャーマンで投げると、腕十字へ。必死にクラッチする飯伏だが、回転してクラッチを切った光留はロープに伸ばそうとする飯伏の足も抱え込む。
 ここでついにレフェリーが試合をストップし、光留の勝利が告げられると場内は大盛り上がり! 現IWGPジュニアタッグ王者の飯伏から大金星を奪った光留は、ニヤリと笑って悔しがる飯伏を見つめる。光留はインタビュースペースで「打撃じゃ勝てない。ぶっちゃけ、技のキレとか、いろいろな経験を乗り越えてきた立場とかあるし、もちろん人気とかでももしかしたら勝てないのかもしれない。でも欲でしょ、勝負って! 勝ちたい欲でしょ、上に行きたい欲でしょ! 欲があれば何でも捨てれるよ。モノが欲しいのが欲だから。1個欲しいなら1個捨てりゃいんだよ。それがレガース、打撃だったということです。いまの飯伏さんは欲が足りないんじゃない? もう、してやったりじゃないですか。敵増えるかもしれないです。でもいいっすよ! 俺は味方増やすためにプロレスやってんじゃない! 強くなるため、観ている人の背中をそっと押すためにやってんだよ」とまくし立てた。

101024_DDT-2.jpg メインでは総選挙1位だった男色ディーノが、HARASHIMAの持つKO-D無差別級王座に挑戦。10・7総選挙結果発表の場で「ワタシたちの夢は終わらない! 一緒に夢見ようよ! ベルトじゃない価値がワタシにある。少なくてもこの1年は、ワタシが夢を創ります!」と事実上のエース宣言をしたディーノは蒼魔刀対策を万全にしてきたという。さらに試合前に一応非公開となっているのだが、HARASHIMAが誕生日ということでプレゼントを手渡す。見るからに怪しいその箱だが、ディーノは「もし蒼魔刀を決められたら開けてもいい」と提案する。
 男色殺法全開でHARASHIMAを攻め立てるディーノだが、HARASHIMAも痔ろうは完治したと豪語するディーノのケツを蹴り上げていく。蹴られる度に「大丈夫、大丈夫!」と強がったディーノだが、徐々に「痛い!」と弱気になってしまう。それでも掟破りの山折りから蒼魔刀......と思わせてのランニング・ヒップアタックを決めたディーノは、強烈なスリーパーで追い込む。
 これを凌いだHARASHIMAはリバースフランケンからついに蒼魔刀を叩き込み、ついにディーノからのプレゼントを開封。そこに入っていたのは「PUSH」と書かれた謎のボタン。訝しげながらもHARASHIMAがそのボタンを押すと、スクリーンにはディーノからHARASHIMAへの思い出メッセージが流れて出す。出会いからかつてビアガーデンプロレスをしたららぽ〜とでの思い出が語られたあと、「HARASHIMAさんとこうして後楽園ホールのメインで闘える。ありがとう!」という言葉。
 思わずHARASHIMAもスクリーンを見入っていたのだが、「ありがとう」に続く言葉は「蒼魔刀のダメージから回復する時間を作ってくれて!」。するとディーノは男色ドライバー、垂直落下式ブレーンバスター、足を踏んでからのドラゴンスープレックス、もう一発男色ドライバーと一気呵成に攻め込んでいく! だが、それでも3カウントを許さなかったHARASHIMAは3発目の男色ドライバーをシュバインで切り返すと、怒濤のハイキックと山折りで2発目の蒼魔刀を狙うが、ディーノも必死にロープを掴んで立ち上がろうとし、蒼魔刀を打たせない。
 逆に男色クラッチで一発逆転を狙ったディーノだったが、うまく脱出したHARASHIMAは四つん這い状態だったディーノのケツを蹴り上げると、マージャン・スープレックスからの蒼魔刀で3カウント! 総選挙1位、エース宣言をしたディーノを下し、KO-D無差別級王座防衛に成功した。試合後、ディーノが「大丈夫、アタシ知ってるの! いますごい悔しいけど、ここから立ち上がることを知っているの。夢を見るにはちゃんと現実を闘わないといけない。現実を闘ってから夢を見せなくてはいけない。何があっても少なくてもこの1年はアタシが1位よ。だからまだ夢は終わらない!」と声を詰まらせながら精いっぱい強がってみせる。
 するとディーノのセコンドについていた光留がHARASHIMAの前に立ちはだかり、「総選挙1位に実力で勝って、あんたの夢を満たされたか? 俺にはまだまだ夢も欲もあるぞ! これから見る夢は現実だ! 現実の中でお前に夢を見てもらう。ただしその夢は俺がそのKO-Dに挑戦して、そのベルトを俺の腰に巻く悪夢だ!」と飯伏を下した勢いに乗ってHARASHIMAへの挑戦を表明。鶴見亜門GMもこれを認め、両者のタイトルマッチを11・14大阪大会で行うことを決定した。

101024_DDT-3.jpg 大会オープニングでリングに登場し、「2010年、私、大鷲透、このDDTのリングで何1つ残しておりません! 班長というものをやったお陰で、私まともな試合を1つをしておりません! このままでいいのでしょうか?」と訴え、この日組まれていた高木三四郎とのシングルマッチを真面目にやりたいと懇願。その思いを受け止めた鶴見GMは全面サポートすることを約束。その結果、この試合を『DDT熱い男決定戦』と題し、"アツいアイテム"を投入した"アツいランブル"で行うことになった。
 試合が始まると、アツいアイテムとして厚い電話帳や熱いストーブなどが次々に投入されていく。序盤こそ肉体と肉体をぶつけ合った両者だが、温かいコタツが投入されると、高木が大鷲に甚兵衛を着させて、なぜかコタツの中で暖まる両者。ちゃぶ台をひっくり返すようにして激怒した大鷲はのど輪落としで高木をコタツの上に叩き付けるが、そこに三和太や有山いいともら暑苦しいくらい太った男たちが投入されて、大鷲をおしくら饅頭で苦しめる。
 さらにお約束であるアツアツのおでんが投入されると、かつて"土8"で見たおでんの汁を掛け合うという光景が繰り広げられる。そこに最後のアイテムとして"アツい男・火の玉小僧"の菊地毅が投入されると、菊地はエルボーで高木と大鷲を蹴散らし、さらに高木にはゼロ戦キックから火の玉ボムを決めてカバー。
 だが、大鷲がおでんの入った鍋を菊地の上にブチ撒け、熱さでのたうち回る高木をカバーして3カウント! 試合に勝ったものの「おーい! アツいの意味を履き違え過ぎだー!」と絶叫する大鷲に対し、おでんダネを口にくわえたまま話すため、判読不可能な菊地。場内大爆笑の中、高木が「亜門さん! 僕、12月から選手としてユニオンの所属になっちゃうんですよ。それでDDT所属としては11月28日の後楽園で最後になるんですよ! そこで1つ自分のわがままを聞いて下さい。まずは折原昌夫。そして男・天龍源一郎! 試合形式はなんでも構わないです。俺の向こうから彼らがいてくれればそれでいい!」と、DDT所属としてはラストマッチとなる11・28後楽園大会で天龍&折原とのタッグ対決を懇願。鶴見GMも責任を持って天龍たちにオファーすることを約束した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ30分1本勝負
●チェリー(総選挙3位/ユニオン)
7分53秒 ツームストン・パイルドライバー→片エビ固め
○ヤス・ウラノ(総選挙13位)

▼第2試合 シングルマッチ30分1本勝負
●ザ・グレート・ヘンタイ(中澤マイケル/総選挙7位)
7分45秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
○ディック東郷(総選挙16位)

▼第3試合 タッグマッチ60分1本勝負
●MIKAMI(総選挙10位)/KUDO(総選挙17位)
10分22秒 勇脚→片エビ固め
石川修司(総選挙9位/ユニオン)/○木高イサミ(総選挙14位/ユニオン)

▼第4試合 シングルマッチ30分1本勝負
●高木三四郎(総選挙6位)
8分54秒 おでんスプラッシュ→片エビ固め
○大鷲透(総選挙12位/フリー)

▼第5試合 タッグマッチ60分1本勝負
アントーニオ本多(総選挙8位/フリー)/○ケニー・オメガ(総選挙15位)
9分34秒 クロイツ・ラス→エビ固め
ヨシヒコ(総選挙11位)/●石井慧介(総選挙18位)

▼第6試合 シングルマッチ60分1本勝負
○佐藤光留(総選挙2位/パンクラスMISSION)
16分18秒 変形腕ひしぎ逆十字固め→レフェリーストップ
●飯伏幸太(総選挙5位)

▼第7試合 KO-D無差別級選手権試合 時間無制限1本勝負
[王 者]○HARASHIMA(総選挙4位)
20分16秒 蒼魔刀→体固め
[挑戦者]●男色ディーノ(総選挙1位)
※第32代王者のHARASHIMAが2度目の防衛に成功


ということで、普段はだるい前半戦のレスラーの数合わせのないことがイメージとしてきびきびした進行。しかしトータルで3時間あったので、かなりボリューム的にもありました。

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個人的に印象に残ったのはこの変態レスラーのマイケルと東郷でありまして、内容は軽いですがこの日の東郷の技がいちいち意地悪でセントーンの落とし方もえぐい。機嫌が悪いとすぐにこういうことをする東郷ですが、笑顔で受けきるマイケルを見直しました。

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あとは前半の高木さんと大鷲の試合もこみかるでひょうきん族とドリフへのオマージュはいつまで続くのでしょうか。

セミの佐藤と飯伏は文句なしにいい試合。佐藤は関節技だけで引きつける。いちいちレガースをしないででてくるあたりも、往年のUWFをみせているような感覚もありつつ、面白い攻防でした。飯伏にはライバルが必要ということなのでありましょう。そういう意味では佐藤のギラギラ感はDDTにいい影響になることを祈ってやみません。

メインのディーノもマッスルの置き土産的な演出も挟み込みつつも男色殺法を出し切ったなあと感激した次第。高木さんがユニオンに移籍以降のDDTは正直、今回の興行の動員を見る限り過渡期を迎えるのだと思うのだが、そこでディーノが果たす「無理矢理なんでも締めてしまう」高木さんの仕切り上手ぶりを、モノにするのかというのが大きい気がします。

そういう意味では、ディーノは会場人気から、集客人気でも圧倒的な立場に立つべき時期にきているのかもしれません。求心力から遠心力の世界の旅立ちを応援したいものであります。
タグ:DDT
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2010年10月11日

2010.10.6「マッスルハウス10〜絶対に笑ってはいけない最終興行〜@後楽園ホール

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今更ながら大絶賛のエンディングを迎えたマッスルでした。以下は、例のバトルニュースさんで。

マッスル
マッスルハウス10
〜笑ってはいけない最終興行〜
日時:10月6日(水) 開始:19:00
会場:後楽園ホール
観衆:2075人(超満員札止め)

  「行こうよ!プロレスの向こう側!」のキャッチコピーと共に日本プロレス界に一石を投じたマッスル。一時は日本武道館公演も実現間近かと思われたマッスルだが、紆余曲折あった末にマッスル坂井が家業を継ぐためにプロレスを引退することになり、10日に後楽園ホールで行われた『マッスルハウス 10〜マッスル坂井、負けるから即引退させてくれSP〜』改め『マッスルハウス10〜笑ってはいけない最終興行〜』をもってマッスルも"最終回"を迎えることになった。

 だが、オープニングからいきなり坂井、アントーニオ本多、男色ディーノ、ヤス・ウラノ、二代目Mr.マジックこと"黒天使"沼澤邪鬼の5人がキノコ狩りに行った際、怪しげなキノコを服用してしまいトリップしてしまったため、総合演出の鶴見亜門から「お前らは試合しなくていい! セコンドでいい!」と言われてしまうシーンから始まる。
 亜門はセコンドを命じた5人に対し、「お前らがセコンド中にちょっとでも笑ったら恐ろしい罰が待っている」と某バラエティ番組で聞いたことのあるようなことを告げる。そして5人がセコンドにつく中、9・26DDT後楽園大会で坂井に敗れて引退した高木三四郎の復帰戦として、何といま話題の菊地毅戦が行われることに。
 試合前からスクリーンには独特の菊地劇場(試合前のインタビュー)が映し出され、思わず吹き出すマッスル戦士の5人。すると「坂井、アウト〜」や「ディーノ、アウト〜」といったSEが流れ、黒ずくめの仕置き人が現れ、笑った者のケツをバットで殴打するという大晦日に某テレビ局で見たことがあるような光景が展開されていく。しかし菊地地獄はVTRだけではない。実際にリング上で高木と試合をしても、その表情1つ1つがマッスル戦士たちにとっては拷問のようなもの! しかも仕置き人の中にはどう見てもゴールデンスターらしき動きをする者も......
 さらに試合はいつの間にやら「新北京プロレス解散興行」と銘打たれた大会で行われている趙雲子龍vs.ジャイアント馬謖が中継されたり、マッスル生まれのキャラクターによる負けたら即引退ランブルが行われていく。

101007_Muscle10-2.jpg 負けたら即引退ランブルにはもう一度引退しているDJニラも出場し、初代Mr.マジックがコーナーに登ったところにロケットパンチを決めると、マジックの内臓が破裂するというもの凄い破壊力を見せる。これで初代Mr.マジックは引退ということになったのだが、なぜかその後3代目、4代目と次々にMr.マジックが登場! どう見てもランブルの序盤で敗れて引退したBENTENが、マジックのマスクを被ったようにしか見えないのだが、マジックはニラのロケットパンチで次々に内蔵を破裂させられてしまった。
 さらにランブルには呉服屋藤屋3代目こと藤岡典一や、愛息がこの試合の特別レフェリーを務めた酒井圭一HGらも出場。その中、ついに6代目Mr.マジックとして、マスクではなくパンストだけを被ったGENTAROが登場! その姿を見てセコンドを務めていたマッスル戦士たちは大爆笑! すると仕置き人が入ってきて5人をコーナー下に座らせると、蒼魔刀を発射するというお仕置きを繰り出した。
 そして6代目のマジックも内臓破裂で引退したあと、11人目として佐藤光留が登場したのだが、パンストを被って登場するという汚い手を繰り出してマッスル戦士たちを笑わせる。さらに12人目として登場した究極Mr.マジックはマジックマスクこそ被っているが、日の丸タイツ姿! ついには松井レフェリーまでパンストを被りだし、カオス状態に。負けたら即引退ランブルは強敵だった究極マジックを辛くもOTRで破った光留が優勝し、光留は今後も佐藤光留としてプロレス界で活躍出来ることになった。
 続く第4試合ではNOSAWA論外&KIKUZAWAvs.ハチミツ二郎&見た目が邦彦のルチャ対決を行う予定だったが、事務所に内緒で来たというハチミツはそのままではリングに上がれず、マスクを被ることに。どのマスクがいいか、メキシコから面白マスクをたくさん持ってきたというハチミツは5人のマッスル戦士たちに、次々と面白マスクを疲労。なぜか口の中にプロテインを含まされたマッスル戦士たちは、ハチミツが披露する絶妙なマスクを見て口から何度もプロテインを吹き出した。

101007_Muscle10-3.jpg 後半戦は「このリングも狭苦しく感じてけど、アイツがいなくなると結構広く感じるな」というドラ○もんがいなくなったときのの○太のような台詞を言うアントンからスタート。坂井の書いた台本に乗っ取って進行することを拒否したアントン、ヤス、ペドロ、沼澤、趙雲。そんな仲間たちに向かって坂井は「実は今日みんなからあるプレゼントをもらおうと思って、ここに来ました」と告げる。
 「プレゼントなんてハナから持ち合わせていねぇよ」と言うアントンに対し、坂井は無骨な彼らがハナから引退式に来るなんて思っておらず、PPVの USTREAMをやるというウソをついて呼び寄せたのだと告白! そして彼らからもらいたいプレゼントは、ガチンコのプロレスのスパーだという。またもや某超人が出てくるマンガの22年ぶりに発売された37巻あたりに出てきそうな光景が繰り広げられたが、坂井は1人でアントン、ヤス、ペドロ、沼澤、趙雲と立て続けに5人とガチスパーを行った。
 スパーを終えた坂井に亜門が「よくやったよ、王子!」とミー○くんばりに声をかけると、坂井は「最後にどうしても闘わなきゃいけない相手が残っています」と息を切らせながら呟く。すると、そこに現れたのは男色ディーノ! 目を真っ赤にしながら坂井と睨み合った......というか見つめ合ったディーノはスパーを開始すると、徹底的にヘッドロックで絞め続けた。
 すでに体力的に限界を迎えていた坂井は粘りに粘ったが、最後は力尽きてギブアップ。それでもディーノは名残惜しそうにヘッドロックを離さないでいたが、亜門がが「ディーノ、もう離してやれ。坂井はもう諦めたんだから」と涙ながらに言うと、ディーノは技を解いて1人寂しそうにリングを降りていった。
 そして、ここから坂井の引退セレモニーに突入。アントンやGENTARO、大家健といった縁のあるメンバーから粗品を受け取った坂井に、最後はマッスルとは切っても切り離せない鈴木みのるからのビデオメッセージが流れた。ビデオでは「第二の人生も坂井らしく頑張ってください。最後に俺からのプレゼントがあります」と声を詰まらせた鈴木だが、「どうせ辞めるなら、もう1試合やっていけよ」と言ってニヤリと笑うと、場内に『風になれ』が響き渡った!

101007_Muscle10-4.jpg そして本当に鈴木が登場すると、坂井は2008年6月17日に行われた鈴木みのるデビュー20周年記念大会『風になれ』での、バトルロイヤルで優勝した際に獲得した"鈴木みのると対戦できる券"(どちらかが死ぬまで有効)をついに行使することに! 鈴木は試合が始まると、一切容赦することなく腕を極め、足を極め、蹴って、殴っていく。鈴木のチョップで坂井がダウンした際、『エトピリカ』が流れるが、坂井は「止めて!」と拒否。だが、鈴木がなおも串刺しフロントキックからFKを叩き込みカバーすると、再び『エトピリカ』が流れる。
 が、何と「お前が作ったマッスルの世界を全部ぶつけてこい! 受け止めてやる!」という鈴木の心の声が館内に流れる。すると、鈴木はこれまで何度かマッスルに上がっているが、それだけはやらなかったスローモーションによるチョップ合戦をやってみせる。すると、今度は坂井の心の声が館内に聞こえだしたのだが、何と坂井は先日入籍し、生まれてくる子供のためにも負けるわけにはいかないとビックリ発言!
 お互いにスローモーションのまま足を踏み合っていくが、坂井のバーディクトを逃れた鈴木が往復ビンタを叩き込むと、「お前は一流じゃなかったけど、立派なプロレスラーだったよ。体は大事にしろよ。もし子供が俺にそっくりでも気にするな! じゃあな!」とまたしても鈴木の心の声。だが、そのとんでもない内容に思わず坂井がマッスルの世界(=スローモーション)を忘れて「なんすか、いまの!」と絶叫すると、ニヤリと笑った鈴木はグーパンチを叩き込んでからゴッチ式パイルドライバーを決めて坂井から3カウントを奪った。

101007_Muscle10-5.jpg 試合後、鈴木が坂井に花束を私、坂井が深々と一礼すると鈴木も思わず笑顔に......だが、その瞬間「みのる、アウト〜」というSEと共に仕置き人が登場! 黒マスクを脱いだその仕置き人の正体は何とディーノ! ここぞとばかりに鈴木にリップロックを迫ったディーノだが、鈴木は抑え付けるマッスル戦士たちを振り払って逃走。ディーノも追いかけていき、場内は爆笑に包まれた。
 そして改めて坂井が「自分のプロレスの引退、そして誰よりも何よりも大事だったこのマッスルが、こうして最後になったこの瞬間、自分の中で一体どんな気持ちになっているんだろうって不安で楽しみにしてましたが、疲労と酸欠と多大なるダメージのお陰で適当にしゃべっているだけです!」と涙ながらに言って笑わせると、「とりあえず僕は......満足しています。僕は今日、この後楽園で引退しますけど、どういうワケか、ふとした弾みでお子様を授かってしまい、入籍などもしてしまいました。僕は今日辞めちゃいますけど、新潟に帰って実家の金型工場でお茶を濁しながら、これから生まれてくるジュニアをどのような手を使ってでもプロレスラーにしようと思います!」と坂井二世をプロレス界に送り込む宣言!
 場内が拍手で坂井の発言を歓迎すると、さらに坂井は「コレ、ご提案なんですけど」と言って、坂井と似たような生活水準と思われる超満員の観客たちも近々結婚して子供を作れば、ねずみ算式に人が増えていくので、そうなれば夢だった日本武道館大会も出来ると言い出す。そのために子供たちが成人を迎える20年後の2030年10月6日(日)の12時から、後楽園ホールで『マッスルハウス11』を開催すると発表!
 すでに前売りチケットも用意しており、この日来場した観客は特別に"ご招待"ということでチケットがプレゼントされた。そして「今日、僕は鈴木さんに手も足も出なかったけど、俺の子供は絶対鈴木さんの子供に負けないと思います!」と宣言した坂井は、最後に涙ながらにマッスルポーズを決めてみせた。真っ白な紙テープがリングに投げ込まれる中、高木大社長や飯伏らDDT勢もリングに上がって坂井を胴上げ。そして坂井がリングを降りると、スクリーンにはまるで"20年後のマッスル"を彷彿させるように、マッスル戦士たちのコスチュームを着た子供たちの姿がエンドロールとして映し出された。

 ハッピーエンドのラストマッスルを終えた坂井は、インタビュースペースで「本当にプロレスを引退して実家に帰るっていう人生をクロスオーバーさせてしまうと、マッスルの、いやプロレスの、いやDDTのスピードで人生を転がっていってしまうという大きな発見をしました。実際に引退して、新潟に帰って、家業を継いで、(生まれてくる子供が)息子だったら漫画家かプロレス。漫画家をやりながらマッスルをやると。女の子だったらアマレスをやらせて浜口京子さんみたいにして、僕はアニマル浜口みたいになると。っていうふうに実際に僕がやってしまえば、僕が作ったことはプロレスになる。ここからもまたプロレスのような人生を続けていけたらなと思います」と語った。
 リングを降りた演出家・坂井はすでに実家で家業を継ぎ、二世を育てていくというストーリーを考えている。坂井が考え、坂井がやること、それは例えリングの上じゃなくてもプロレスなのだ。だから坂井にとってのマッスルはこの先も続いていく。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼高木三四郎復帰戦 時間無制限1本勝負
高木三四郎
4分26秒 セコンド介入→無効試合
菊地毅

▼新北京プロレス解散記念興行(北京より衛星中継) 時間無制限1本勝負
趙雲子龍
回線断裂につき不明
ジャイアント馬謖

▼マッスル解散記念 負けたら即引退ランブル
<1人目>
○DJニラ
2分53秒 反則
●BENTEN
<2人目>
○DJニラ
4分49秒 ロケットパンチ→内臓破裂
●初代Mr.マジック
<3人目>
○DJニラ
8分5秒 エビ固め
●初代ペドロ高石
<4人目>
○DJニラ
9分11秒 内臓破裂
●3代目Mr.マジック
<5人目>
○DJニラ
11分5秒 ロケットパンチ固め
●酒井一圭HG
<6人目>
○呉服屋藤屋3代目
12分37秒 OTR
●DJニラ
<7人目>
○呉服屋藤屋3代目
13分55秒 OTR
●4代目Mr.マジック
<8人目>
○726
15分13秒 デコピン→OTR
●呉服屋藤屋3代目
<9人目>
○726
17分26秒 内臓破裂
●6代目Mr.マジック
<10人目>
○佐藤光留
20分16秒 腕ひしぎ逆十字固め
●726
<11人目>
○佐藤光留
23分51秒 OTR
●究極Mr.マジック

▼ルチャリブレタッグマッチ 時間無制限1本勝負
NOSAWA/KIKUZAWA
ハチミツのマスクが決まらなかったため試合不成立
ハチミツ二郎/見た目が邦彦

▼マッスル坂井引退記念5人がけ 時間無制限1本勝負
<1人目>
●マッスル坂井
7分49秒 腕ひしぎ狙いを切り返す→エビ固め
○アントーニオ本多

<2人目>
●マッスル坂井
3分24秒 変形外道クラッチ
○ヤス・ウラノ

<3人目>
○マッスル坂井
1分24秒 延髄斬り→エビ固め
●ペドロ高石

<4人目>
●マッスル坂井
1分14秒 脇固め
○"黒天使"沼澤邪鬼

<5人目>
○マッスル坂井
2分7秒 バーディクト→体固め
●趙雲子龍

▼シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●マッスル坂井
3分40秒 ヘッドロック
○男色ディーノ

▼メインイベント マッスル坂井引退試合 時間無制限1本勝負
●マッスル坂井
10分36秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
○鈴木みのる


見事な大団円でした。

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マッスルは、頂点とか、鈴木みのるとの対戦などを機にあきらかにネタガレ感があったのでしたが、今回はかつてのマッスルの世界観がより色濃く堪能できました。

前半の大晦日的な展開からの、鶴見亜門の奥さんの出産や、726の奥さんのお話など、プライベートとリンクしたマッスルの世界が最終興行では、マッスル坂井のプライベート、入籍と子宝を授かり、実家を継ぐという「生き様」をみせることになっているという展開は見事というほかありません。

プロレスはリング上で生き様を見せるというのが昭和のプロレスのありようだったとおもうのですが、マッスルはその裏にあるストーリーラインや映像や演出を徹底的に作り込むことで、リング上だけでなく、プロレスラーの生き様を見せることに成功したといっていいかもしれない。

あるときは、それが露悪的に出て、みていてあまり心地よくないかいもあったけど、今回はマッスルが正直にある意味清々しいまでの「生き様」を見せたと思う。

最後の鈴木みのる戦から、マッスルの挨拶、そして2世たちが活躍する映像に、20年後のマッスルのチケットとか完璧な多幸感を感じさせてくれました。

あと、ふと思ったのがサブカルっていっていいのか、そこから抜け出すというのもまたよしという「童貞こじらせ系」がそこから出て行く上で恋愛だとか、結婚だとか当たり前すぎることにきっかけともいうべき何かがあるのがいなと思いました。

そして、その後のDDTの総選挙は、サムライで見たし、高木さんの移籍の話もU-streamでみましたが、「大人げない」人たちがマッスル後の世界をどうみせてくれるのか。それはそれで楽しみであります。

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写真は、興行終了後に、ファンと握手していたマッスルに意外とファンが寄ってこなかった瞬間。
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2010年10月05日

2010.9.27「マッスル坂井引退記念イベント~ありがとう坂井さん~」@新宿ロフトプラスワン

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ということでDDTの翌日にはマッスルのトークショーに。詳細はこちらのすてきな解説を見ていただきたいのですが、サブカルが死滅したゼロ年代に圧倒的な情報量を盛り込む数少ないサブカルの文脈を意識させたマッスルの存在感を改めて感じました。

あと個人的には、ギャグ漫画家よろしく演出家あるいは映像監督としてのマッスルの第1期が見事終了という雰囲気もあった。

ギャグを量産していくとそこで必ず、燃え尽き症候群的になり、そこで停滞や極端な場合には、精神も病みかねないという宿命がひたひたと迫ってきたのではないかと推測させる。

江口寿史の白いワニではないけど、強迫観念みたいなものはおそるべきものがあるのでありましょう。

これはマラソンランナーの寛平ちゃんいうところの「立ち止まると死ぬ」という恍惚と強迫観念のせめぎ合いみたいなものがあるのではないか。そんなことを思いました。明日はもうマッスルですね。

最後のフィナーレも見届けようと思います。

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2010.9.26 DDT@後楽園

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正直、両国以降はなんとなく通っているDDTでありますが、この日はマッスルのDDT最終試合ということで。

以下はいつものバトルニュースさんから。

DDTプロレスリング
who's gonna TOP?2010
日時:9月26日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1342人(満員)

 26日、後楽園ホールで行われたDDT『who's gonna TOP?2010』。10・6『マッスルハウス10』で引退するマッスル坂井にとっては、この大会がDDTラストマッチ。亜門GMたっての希望により、高木三四郎との一騎打ちが決定したが、実は坂井は『マッスルハウス10』で高木戦を考えていたという。予定が繰り上がってしまったが、坂井にとって高木は恩人であり、やはり引退前にシングルで対戦しておくべき相手だ。
 するとオープニングで高木が坂井をリング上に呼び出し、試合後に引退セレモニーを行うと告げる。だが、引退まであと10日ある坂井はこれを拒否。「どうせマッスルじゃそういうのやらないだろ? だから俺様からのサプライズで、セレモニーの前倒しだよ」と力説する高木だが、坂井は「僕もサプライズで高木さんの引退セレモニーを用意しているんですよ!」と言い返す。収集がつかなくなったところで鶴見亜門GMが入ってきて、試合の中に引退セレモニーを盛り込む、"引退セレモニーランブル"を提案。試合中、坂井と高木の引退セレモニーが交互に行われていくという。

 さらに亜門GMは試合前、高木の控室を訪れて「負けたら引退ということなんですが」と突然言い出す。慌てる高木に対して「坂井に負けるんですか? 勝てばいいんですよ。引き分けに終わったら両者引退ということで」と強権発動! そのまま高木vs.坂井がスタートすると、まずは坂井の引退セレモニーとして『週刊プロレス』佐藤編集長から花束と記念パネルが贈呈される。続いて高木の引退セレモニーになると、新藤リングアナから高木に花束とコンビニで袋とじの中身を覗き込む高木の姿が盗撮された記念パネルが贈呈される。
 お互いにその記念パネルで殴り合っていると、坂井の引退セレモニーとして親友の会場さんが『ロード』(坂井の章)を熱唱! 思わず涙する坂井に高木が容赦なく殴りかかっていくと、今度は高木の引退セレモニーとして親友の矢郷良明さんがギター片手に登場し、「♪さよなら三四郎〜、ギリギリ残るのは多額の負債〜、自殺、自殺、自殺〜」というとんでもない歌詞の歌を熱唱。
 矢郷さんも交えて大乱闘を繰り広げていると、坂井のセレモニーとして藤岡典一が親友からの手紙を読み上げ、いままで壊された大量のメガネを"副賞"として贈呈。高木が壊されたメガネの恨みを坂井にぶつけていると、スクリーンに家族からのビデオメッセージが流される。2人目がもうすぐ生まれるというのにトイレットペーパーの芯も捨てないと加世子夫人が嘆いていると、愛娘の玲ちゃんがなぜか「おまた!」と言いながらカメラに向かってブリッジを披露。するとこのVTRを編集した坂井は、玲ちゃんのおまたにモザイクを入れた!
 とんでもないVTRを流された高木は「終わりだ、坂井! ありがとな!」と叫びながらSHボムで叩き付けていったが、ここでスクリーンでは再び玲ちゃんの「おまた!」発言とおまたにモザイクの映像がリピート再生される。慌てふためく高木を坂井は急所攻撃からのエビ固めで丸め込んで3カウント! 何と試合に敗れた高木は約束通り引退することに。10カウントゴングが鳴らされ、事前に観客に仕込んでいた紙テープが投げ込まれ、若手が作った騎馬に乗って高木がリングの周りを1周していると、坂井は「高木さん、冗談ですって!」と告げる。
 だが、高木は「ルールはルールだよ。長い間でしたが、高木三四郎は今日で引退します!」と何とも潔く引退宣言。そして「坂井、心配するな! 俺は明日復帰する!」と大人気ない発言! だが、高木は坂井に向かって「お前、これから家業継いでプロレスラー引退するって言うけどな、世の中は甘くねぇんだよ! だから坂井、10月6日で絶対辞めろ! 家業を継ぐならそれなりの覚悟を持って臨め。中途半端な気持ちじゃ金型工場潰れちゃうよ。それが経営者としての俺からのメッセージだよ。だから10月6日で引退しろ! でもちゃんと家業を継いで、うまくいって軌道に乗って、またプロレスやりたくなったら俺が許すから、戻って来れたら戻ってこいよ」と師弟愛を感じさせる言葉で語りかけ、坂井は号泣した。

100926_DDT-2.jpg バックステージでマスコミに囲まれた坂井は「高木さんと後楽園ホールでのこういう形でやらしてもらったんですけど実感がない。頭が悪いなと思うんですけど、本当に楽しかったです。楽しい思い出しかないですね。辛かった時も、悔しかった思いもいっぱいしましたけど、いまこうして試合を終えてみて、本当に楽しい思い出や記憶や仲間たちとのそういったことしか思い出せません」としみじみ語った。しかし当初最後の『マッスル』でコレをやろうとしていただけに、 10・6『マッスル』のことを聞かれると「自分が最後にリングで向かい合って会話するのは高木さんなんじゃないかなと思ってたんですけど、やっちゃいましたからね。それなりに感情入っちゃったんで、どうしようかなというか。『引退しません。やめへんで!』というのもないですし。引退してまた明日復帰すればいいっていうネタも使っちゃったし。どうしましょうね」と困りながらも笑顔を見せた。
 さらにメインイベント終了後、亜門GMがDDT48総選挙に出馬している選手たちをリングにあげ、この日発表された最終中間発表の結果を踏まえて、各自順位になっとくいかなかった者は自己アピールをするようにハッパをかけたあと、坂井を呼び込む。なぜか矢郷さんと一緒に坂井がリングに上がると、亜門GM は改めてファンに挨拶するように促す。
 坂井は「今日集まってくれた皆さん、本当にありがとうございました。スタッフとしDDTに参加してちょうど10年が経ち、新潟に帰ることになったんですけど、DDTでの10年間が僕のすべてであり、青春だったと思います。会場の皆さんや、ここの仲間たちやスタッフのお陰だと思います。本当にありがとうございました。♪DDT〜DDT〜、DDT〜DDT〜」と最後はビートルズの『Let It Be』に合わせて熱唱。
 そして最後は選手たちで坂井を胴上げし、きっちりお約束でマットに落としたあと、リングを降りる選手たち1人1人と坂井は涙ながらに握手を交わした。その様子を最後までリング下で見つめていた男色ディーノ。坂井はディーノにリングに上がるように言って、ほかの選手と同じように握手をしようとするが、ディーノは握手をせずに人差し指を突き出してクロスさせ、照れ笑いを浮かべながらリングを降りた。
 ディーノに握手をしなかった理由を尋ねたところ、「まだ(10・6の)マッスルあるし。何かあんなのをやるのが正直、照れくさかったというのもあって。だって、もう終わんないもん! 彼とアタシの間柄というのは。あそこで握手して終わる必要はアタシはないと思ってるし。まだまだお互いの人生続いてくわけだから。プロレス用語のこれ(=指をクロスする)で、もう1回ここで会おうと。それ以上のメッセージはほかにないです。終わりじゃないもの。...... あれ? いいこと言った? あとはマッスル坂井がいないDDTもここから始まるってことで。終わりって言うより、アタシの中では始まるって意識のが強いかしらね。そんな感じで新生DDTをよろしくお願いします」と答えた。

100926_DDT-3.jpg そんなディーノだが、この日はメインで越中詩郎との男色尻侍で、HARASHIMA&大鷲透のD-BOX相手にKO-Dタッグ防衛戦を行った。ついに9月上旬に持病の痔ろうの手術を受けたディーノだが、試合前のVTRで"もう1つの肛門に見える"でお馴染み(?)の手術跡を公開した上で、「まったくと言っていいほど治っておりません!」と告白。最悪のコンディションだが、「アタシが試合をすることで痔ろうの人にも勇気を与えたい」と語って試合に挑んだ。
 序盤、総選挙の中間発表が22位だった大鷲は、1位のディーノに対して「1位なんか大嫌いだ!」と悔しさをぶつけていき、ディーノの肛門を容赦なく攻撃していく。悶絶しながらも必死に堪えるディーノだが、HARASHIMAもディーノをコーナーに貼り付けると、ケツ目がけて容赦ない串刺しドロップキックを叩き込み。敢えてケツを突きだしてHARASHIMAのケツキックを受けたディーノはTバック姿になって、痛がりながらも男色ナイトメアー! 手術跡にはガーゼが貼ってあって、何とも生々しい!
 さらにホモイェを連打していったディーノだが、HARASHIMAは相手を上下逆さまにフラッ地して投げるリバースジャーマンでディーノを投げて、ケツからマットに叩き付ける。越中が救出に入って来るが、鬼の越中はケツが痛いディーノにダイビング・ヒップアタックをやるように指示。泣く泣くコーナーからダイブしたディーノだが、大鷲がかわしたため越中に誤爆! すかさず大鷲はディーノにのど輪落としを仕掛けるが、重たくてなかなか上がらない。
 リップロックでキックアウトしたディーノはファイト一発!→越中がダイビング・ヒップアタック。そこにHARASHIMAが突進していくが、ディーノがかわすと大鷲に誤爆......寸前で何とかストップしたHARASHIMA。しかし後ろからディーノがHARASHIMAの頭を押して HARASHIMAと大鷲がキスの誤爆! 半失神状態で座り込む大鷲の目の前にケツを突きだしたディーノは「詩郎ちゃ〜ん」と越中を呼び込み、越中は大鷲の後頭部にヒップアタック! 顔面を勝つでサンドイッチされた大鷲に、ディーノがゴッチ式男色ドライバーを決めて3カウント!

 辛くもKO-Dタッグ王座を防衛した男色尻侍だが、そこにこの日行われたお試しユニットガントレットマッチを制し、10月の札幌大会でタッグ王座挑戦が決まっているスーサイド・ボーイズが登場。ディーノにミカトバラッシュ1号を決めて宣戦布告をしていると、この日新たにヤス・ウラノが加入したディック東郷、GENTAROのレスリング・マスターズ(仮称)も登場し、男色尻侍、スーサイド、さらにKO-D無差別級王座を持っている HARSHIMAに対しても宣戦布告。
 さらにさらに、当初はグレート小鹿&りほ&ミスター6号が保持している6人タッグタッグ三冠統一王座への挑戦を試みたが、りほの所属するアイスリボン、 6号が所属するスポルティーバからオファーを断られてしまい、仕方なく小鹿&さくらえみ&ウルトラマンロビンと対戦した上に、ロビンさんのマスクを剥ぎ取って反則負けとなった中澤マイケル、松永智光、佐藤光留のシットハート♥ファウンデーションも登場。すぐさまマイケルだけは袋叩きにされたが、松永がが「若手の諸君、お前たちはベルト欲しくないの?」と言うと、若手たちも一斉にリングに上がってくる。だが、「言われて行動するのは遅いんだよ!」と松永が殴りかかり、リング上がカオス状態に。
100926_DDT-4.jpg そこに亜門GMが登場し、「そういうのを決めるのは私......じゃなくてお客さんなんだよ! 次の後楽園では選挙で1位になった奴が挑戦するんだよ! その次へ選挙の結果を踏まえて俺が決めようと思っている」と言って選手たちを一喝した。なお、反則暴走ファイトならびにさくらえみに対して、光留が「俺は幼女と闘いたんだ! 熟女が嫌いなわけじゃないが、お前みたいな中途半端は熟女1番嫌いなんだよ!」と暴言を吐いた上にさくらが装着してきたウィッグを剥ぎ取ったこともあり、小鹿が激怒!
 「それだけ悪いことしたいんだったら、今度は俺が6人タッグのベルト賭けてやろうじゃねぇか!」と小鹿&りほ&6号で出陣し、6人タッグ三冠統一王座を賭けると言ってしまう。この発言を受けて亜門GMは11・3新木場大会で小鹿&りほ&6号vs.シットハート♥ファウンデーションのタイトルマッチを行うと発表。さらにマスクを取られたロビンさんも、素顔を隠していたタオルを自ら投げ捨て、マイケルに向かって「これで終わると思うなよ! 今度はランカシャースタイルでやっつけてやるから、覚えておけよ!」と怒りを爆発させたため、亜門GMはどこか平日の新木場大会で両者のシングルを組むとした。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ10分1本勝負
○アントーニオ本多(フリー)
7分36秒 ダイビング・フィストドロップ→片エビ固め
●平田一喜

▼第1試合 お試しユニットガントレットマッチ30分1本勝負
<1組目>
[ヤングボルケーノ]石井慧介/○安部行洋
2分52秒 蒼い衝動→片エビ固め
美月凛音/●高尾蒼馬
<2組目>
[ヤングボルケーノ]石井慧介/●安部行洋
4分19秒 スライディング式スク〜ルボ〜イ
[スーサイド・ボーイズ]○MIKAMI/タノムサク鳥羽
<2組目>
[スーサイド・ボーイズ]MIKAMI/○タノムサク鳥羽
4分43秒 バックブロー→片エビ固め
●入江茂弘(チームでら)/星誕期

▼第2試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
[シットハート♥ファウンデーション]佐藤光留(パンクラスMISSION)/●中澤マイケル/松永智充
9分5秒 覆面剥ぎ→反則
グレート小鹿(大日本)/さくらえみ(アイスリボン)/○ウルトラマンロビン(SGP)

▼第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
○ディック東郷/GENTARO(FREEDOMS)
10分48秒 片エビ固め
●ヤス・ウラノ/KUDO

▼第4試合 マッスル坂井DDTラストマッチ・引退セレモニーランブル20分1本勝負
○マッスル坂井
16分3秒 横入り式エビ固め
●高木三四郎
※高木三四郎の引退と翌日の復帰が決定

▼第5試合 スペシャルシングルマッチ60分1本勝負
○飯伏幸太
16分10秒 フェニックススプラッシュ→片エビ固め
●佐々木大輔(フリー)

▼第6試合 KO−Dタッグ選手権試合60分1本勝負
[王者組/男色尻侍]○男色ディーノ/越中詩郎(フリー)
18分52秒 ゴッチ式男色ドライバー→漢固め
[挑戦者組/ディザスターボックス]HARASHIMA/●大鷲透(フリー)
※男色尻侍がタッグ王座初防衛に成功


DDTの最近の難点は休憩までの試合が選手の数合わせ的な大人数での試合が多いのがつまらんというのがあります。総選挙もそのへんを意識しているのかもしれませんが、毎回ちょっと退屈になります。

今回は休憩前にマッスルの引退試合。やたらと「おまた」の印象が強かったですが、高木さんの最後の言葉はなかなか社長でないと出てこないすてきな言葉でありました。

それが後半に入りますとドライブが入ります。復帰の飯伏はコンディションが良さそう。両国も期待できそう。

あと、この間のDDTで圧倒的な存在感を放っているのがディーノでありまして、魅せ方のうまさでは頭ひとつ抜けているのかな。

DDTは次の展開という意味ではそろそろ動き出しそうな気がしますが、そろそろディック東郷と飯伏あたりのからみも見たい気がします。

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2010年09月06日

2010.8.29 DDT@後楽園ホール

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なんとなく、両国後の箸休め的なイメージの大会でした。詳細はいつものバトルニュースさんで。

DDTプロレスリング
夏休みの思いで 2010
日時:8月29日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1287人(満員)

 29日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『夏休みの思いで 2010』。2年連続両国大会を成功させたDDT。7・25両国後初の後楽園大会となる今大会では、まずポイズン澤田の長期欠場と飯伏幸太の来月復帰が発表されたあと、両国大会で発表されたAKB48ばりにDDT全ブランドの選手(レギュラーやセミレギュラーも含め)を対象にした人気投票『2010 DDT総選挙』の中途経過が発表された。
 観客がどよめいたところでは、12位のMIKAMIと塩田英樹、9位の大鷲透、8位の佐藤光留、5位のディック東郷、飯伏、ヨシヒコ、4位の高木三四郎大社長(一部からブーイング!)、2位のHARASHIMAと入江茂弘といったところ。そして中途経過の時点の1位は2位とは2票差ながら56票で男色ディーノだった。

 そんな群雄割拠なDDTマットだが、今大会でまた1つ新しい試みが行われた。肩のケガと体調不良によりビアガーデンプロレスを欠場した中澤マイケルに対し、高木三四郎大社長は「新しい風景を見せるために」という理由でCEOから解任するという強権発動! CEO制度は廃止されて新たにGM制を導入することになったのだ。
 そこで大鷲、マッスル坂井、光留、松永智充、星誕期、安部行洋、マイケルの7選手がロイヤルランブルで対戦し勝った選手が推薦する人物がGMに就任するという。まず坂井が連れて来たGM候補は『マッスル』総合演出の鶴見亜門! そして安部が連れてきたGM候補はメイド服のアニメキングなる人物! さらに光留は安藤あいかを半ば強引に拉致して連れてきた上、安藤が「助けて〜」と叫んだ瞬間、非情なる正拳突きをボディに叩き込んだ! 誕期が連れて来たGM候補はケガしたときに病院まで連れて行ってくれて、飯まで食わせてくれたというマサ高梨。松永はDDTとは因縁のある『週刊プロレス』の佐藤編集長を連れてきて「表紙になりたくないの?」という甘い言葉で他の選手を惑わせる。
 さらに大鷲は最近ケガ人が続出DDTを危惧して林リングドクターをGM候補に連れてきた上、最後のマイケルは自らをGM候補とし、「確かに大鷲の言う通り、DDTは負傷者が多い。いくら医者がいてもケガが起きてからでは遅いんです。私がGMになった暁にはプロレス界初の試みとして、負傷箇所への攻撃を一切禁止したいと思います!」というマニフェストを発表した。
 各候補者が見つめる中、リング上ではロイヤルランブルが行われる。光留の飛び付き腕十字により次々に選手が失格になっていく中、光留のダブルリストロックで腕が折れた(?)安部を林リングドクターがエアサロンパスで治療......すると見せかけて、光留の顔面にエアサロンパスを噴射! これで光留が OTRで失格となり、坂井にはシッカロールと思われるパウダーを投げつけるが、坂井がかわしたため大鷲に誤爆! そのまま大鷲もOTRで失格となりロイヤルランブルは坂井が優勝。その結果、鶴見亜門がDDTのGMに就任し、WCWのような団体を目指すことになった。

100829_DDT-2.jpg 高木&澤宗紀の変態大社長コンビが持つKO-D無差別級タッグ王座には、両国大会での次期挑戦者決定戦を制したスーサイドボーイズの挑戦が決まっていたが、8・7新木場大会に"超大物X"として越中詩郎が登場したことで、お尻に人一倍関心があるディーノが越中とタッグを組んでこの闘いに割って入ることになったため3WAYマッチとなった。
 『SAMURAI』と『スリル』の合体テーマ曲で入場してきた越中&ディーノの男色尻侍。しかし変態大社長が大人気なく奇襲攻撃を仕掛けていき、いきなりの場外乱闘に。痔ろうのディーノはひたすらケツを蹴られ悶絶。そこに高木が澤を担ぎ上げて投げ捨てスピコリドライバーでディーノに澤をぶつけようとするがかわされてしまう。すかさず高木を狙っている越中が「高木、この野郎!」といいながら襲いかかっていく中、ディーノはナイトメアーで澤の顔面に騎乗!
 さらに鳥羽のケツも狙っていったディーノだが、高木がひとり眉山でまとめてブン投げる。その高木をミサイルキックで吹っ飛ばしたMIKAMIは高木の上にラダーを乗せ、その上にファイアーバード・スプラッシュ。しかし続くヴォルカニックボムをキャッチした高木はライガーボムに切り返してみせたが、越中がディーノに檄を飛ばすと、ディーノは泣きそうな表情でTバック姿になり痔が痛むケツで高木にヒップアタック!
 さらに男色ドライバーで叩き付けるがカウントは2。すると越中がダイビング・ヒップアタック。朦朧とする高木をディーノがゴッチ式男色ドライバーで叩き付け3カウント! 見事男色尻侍がKO-Dタッグ王座を奪取したが、ディーノは越中と"お尻愛"になることを一喝されてシュンとしながら引き揚げていった。

100829_DDT-3.jpg メインでは両国大会で絶対王者だった関本大介を下し、見事にDDTにKO-D無差別級王座を奪還したHARASHIMAが、8・8新木場大会で行われた次期KO-D無差別級選手権挑戦者決定トーナメントを制した佐々木大輔の挑戦を受けた。HARASHIMAは王者らしくじっくりと佐々木を攻撃し、常に優位に試合を進めていく。HARASHIMAから余裕すら奪えず、何度ももんどり打って倒れた佐々木だが、場外に落ちそうになったところでアイルビーバックのような形で戻ろうとしたHARASHIMAにドロップキック。そして場外に転落したHARASHIMAにトペコンを発射!
 さらにリングにHARASHIMAを戻した佐々木はグラウンド卍へ。セコンドのアントンや東郷が精一杯檄を飛ばが、HARASHIMAもグラウンド卍を脱出すると再び攻勢に出る。だが、山折りを回転エビ固めで切り返し、蒼魔刀をスクールボーイで切り返した佐々木はNOW OR NEVERで叩き付ける。HARASHIMAもタイガースープレックスを返し、バズソーキックから蒼魔刀を叩き込むが、カウント2で返した佐々木はコーナーに登ったHARASHIMAに下からジャンピングキック。
 しかし雪崩式のNOW OF NEVERはHARASHIMAが山折りに切り返す! しかし続く蒼魔刀をスピアで迎撃した佐々木は、HARASHIMAのハイキックでも倒れず延髄蹴りからの垂直落下式NOW OR NEVER! 20分を越し、もう一度NOW OF NEVERを狙った佐々木をリバースフランケンで切り返したHARASHIMAは、その場飛びの蒼魔刀で佐々木をコーナー際まで追い込むと、対角線ダッシュの蒼魔刀を叩き込んで3カウント!
 見事HARASHIMAが初防衛に成功すると、そこに亜門GMが登場! 亜門GMは「感動しました。GMになったことで権限があると思うんですけど、次の後楽園で見たいカードを早速組んじゃいました」と言うと坂井をリング上に呼ぶ。坂井のKO-D無差別級挑戦かと思いきや、亜門GMは「お前、今度の9・ 26後楽園がDDT最後の試合だよな? 俺、どうしても見たい試合があるんだよ。マッスル坂井vs.高木三四郎!」と意表を突いて坂井のDDTラストマッチのカードを決めてしまったが、坂井はそれを10・6『マッスル10』でやるつもりだったと吐露......。
 それを聞いた亜門GMは「そういうのは先にDDTでやって、マッスルは新たな路線で」と坂井を説得。そして改めてHARASHIMAの希望を尋ねると、最近目立っていない正パートナーの大鷲と組んでタッグ王座に挑戦したいという。そこにタッグ王座を奪取したばかりの男色尻侍が登場し、越中が「お前らは次の後楽園で終わりだ、コノヤロー!」と吐き捨て、これが事実上の"やってやるって=対戦受諾"となった。
 インタビュースペースで佐々木戦を「楽しかった」と満足そうな表情で語ったHARASHIMAが「例え僕が(総選挙で)一番取れなくても、その時の一番取った人とスゲェ試合したいと思います。いずれにしろ皆さん期待しててください。もちろんどんな相手が来ても、どんな相手を指名しても、絶対勝ちます。絶対勝ってやるさ〜!」と言うと、各記者が「なんで〜」とボソリ。それを受けてHARASHIMAは満面の笑みで「何でかって? それは、鍛えているからだ〜!」と言ってみせた。

100829_DDT-4.jpg  9・12キャンプ場プロレスで飯伏の復帰が決まったが、その前にケニー・オメガが現IWGPジュニアタッグ王者の田口隆祐とシングルで対戦。9・3新日本後楽園大会ではプリンス・デヴィットとのシングルも決まっているだけに、ケニーとしてはまだ正式決定していないが、この2連戦はいわばタッグタイトルマッチの前哨戦!
 今年のBOSJ公式戦でケニーに負けている田口としては連敗は許されないが、ケニーはそんな田口を逆撫でするように腰フリポーズ。そしてフランケンで場外に追いやってノータッチトペコンを発射! だが、場外戦でケニーの左腕を攻撃していった田口はエプロンで断崖式DDTを決めると、ケニーのセコンドの松永にも蹴りを入れて対抗戦ムードを煽る。リングに戻ってもケニーの左腕を攻撃し続けた田口だが、ケニーはコタロークラッシャーからドラゴンスープレックスの体勢へ。
 これを腰フリポーズをしてから脱出する余裕を見せる田口に対し、カミカゼからその場飛びシューティングスターを落としたケニーだが、田口はジャンピングキックからスリーアミーゴ。続くどどんを徹底的に防御したケニーはSTOP!エンズイギリを叩き込むが、田口も同じ技を返すと鹿殺しと見せかけてのフェースバスターから円盤中毒を投下。だが、これを防御したケニーは投げ捨てドラゴンスープレックスの連発から波動拳を叩き込むと、クロイツ・ラスからのエビ固めで抑え込んで3カウント!
 田口にシングルで2連勝したケニーは、田口のセコンドについてデヴィットに向かって「田口に勝ったのだからゴールデンラバーズでIWGPジュニアタッグに挑戦させろと。新日本サイドだってこれだけ田口に勝っているのだから拒否する権利はないだろ?」と猛アピール。さらに「9月3日の後楽園大会でのシングルマッチにIWGPジュニア王座を賭けろ。俺のほうが強いのだから、IWGP王者として俺に挑戦してこい!」と"上から目線"で言ってのける。これを聞いたデヴィットはニヤリと笑うと「ケニー・オメガ、ガンバッテ!」と返した。
 インタビュースペースでデヴィットはタイトルを賭けるかどうか聞かれると、「もちろん。すべて受けてやる。それがなんであろうと僕には関係ない。DDT でもメキシコでもどこでも受けてあげるよ。僕はBOSJに勝っているし、2つのIWGPベルトを持っている。彼には運が必要だ。1レスラーとして彼の勝つ確率が低いから、(リング上で)"ガンバッテ"と言ったんだ」と言うと、余裕の笑みを見せた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
高尾蒼馬/●平田一喜/美月凛音
8分5秒 ニールキック→片エビ固め
○石井慧介/入江茂弘(チームでら)/彰人(スポルティーバ)

▼第2試合 大鷲透プレゼンツGMを決めるための何か30分1本勝負
[入場順(GM候補)]マッスル坂井(鶴見亜門=マッスル総合演出)→安部行洋(アニメキング=安部のアニメ師匠)→佐藤光留(安藤あいか=アイドル)→ 星誕期(マサ高梨=恩人)→松永智充(佐藤正行=週刊プロレス編集長)→大鷲透(ドクター林=リングドクター)→中澤マイケル(中澤マイケル=前CEO)
<1人目>
○佐藤光留(パンクラスMISSION)
13分9秒 腕ひしぎ逆十字固め
●中澤マイケル
<2人目>
○佐藤光留(パンクラスMISSION)
14分23秒 腕ひしぎ逆十字固め
●松永智充
<3人目>
全員
15分40秒 OTR
●星誕期
<4人目>
○佐藤光留(パンクラスMISSION)
16分00秒 ダブルリストロック
●安部行洋
<5人目>
○大鷲透
17分17秒 エアサロンパス攻撃→OTR
●佐藤光留(パンクラスMISSION)
<6人目>
○マッスル坂井
17分37秒 パウダー攻撃誤爆→OTR
●大鷲透
※鶴見亜門がDDT GMに就任

▼第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
○ディック東郷/アントーニオ本多
15分35秒 クリップラー・クロスフェイス
KUDO/●ヤス・ウラノ

▼第4試合 スペシャルシングルマッチ60分1本勝負
○ケニー・オメガ
15分10秒 クロイツ・ラス→後方回転エビ固め
●田口隆祐(新日本プロレス)

▼第5試合 KO−Dタッグ選手権試合60分1本勝負
[王者組]●高木三四郎/澤宗紀(バトラーツ)
13分55秒 ゴッチ式男色ドライバー→漢固め
[挑戦者組]越中詩郎(フリー)/○男色ディーノ
※もう1組は[挑戦者組]MIKAMI/タノムサク鳥羽
※第31代王者組が13度目の防衛に失敗。越中&男色組が第32代王者組へ

▼第6試合 KO−D無差別級選手権試合時間無制限1本勝負
[王 者]○HARASHIMA
20分42秒 蒼魔刀→体固め
[挑戦者]●佐々木大輔(フリー)
※第32代王者が初防衛に成功


全般的に鶴見亜門がGMで狂言回しとなったので、マッスル的な進行が今後どうなるか気になるところです。

多分、マッスルの引退と総選挙でDDTも景色がだいぶ変わるのかもしれませんね。
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2010.8.25 葛西純プロデュース興行 デスマッチトーナメント

にいってきました。結果は「プロレス 格闘技 情報 ブログ - Kento!BLOG」さんより。

8/25(水)FREEDOMS 葛西純プロデュース興行 新木場1stRING 観衆328人(超満員)
■デスマッチトーナメント1回戦(時間無制限1本勝負)
○葛西純(20分16秒 パールハーバー・スプラッシュ・オン・ザ・蛍光灯&ラダー)ザ・グレート・サスケ×
○稲松三郎(12分21秒 36ハンマー)ジ・ウインガー×
○MASADA(13分17秒 デスバレーボム)佐々木貴×
○GENTARO(18分44秒 ノーザンライト・スープレックスホールド・オン・ザ・有刺鉄線ボード)神威×
■スペシャル・ハードコア6人タッグマッチ
○バラモンシュウ、バラモンケイ、Ken45°(12分57秒 ゾンビキック・オン・ザ・チェア)マンモス佐々木、リッキー・フジ、関根龍一×

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今回は最終的に、MASADAが優勝でしたが、大日本と違うデスマッチのありようをうまく興行化していたのではないでしょうか。

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やはり大日本ではあまりデスマッチをしない神威やウインガー、久々の稲松あたりの奮闘が目立ちました。

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葛西とサスケはどうしても他の試合が勝負論にこだわっていたことに比べますと、若干、受けのすごみを垣間見せる試合形式でありまして、ちょっとテンション的には下がりましたが、サスケの受けぶりはさすがの一言でした。

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それにしても昨年の伊東戦前後から葛西が身にまとったオーラはスゴいですね。もうちょっと大きな会場で試合を見たいと思うのは私だけではないと思うのですが…。
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2010年06月23日

ターザン山本「金権編集長ザンゲ録」



ふとこの本を読んでいてひっかかったのが「時代性」という言葉であります。ふとブログもロトチェンコ展でも「時代性」ということばをつかっているのですが、時代性というのはここでは時代との関係性についてでありまして、ターザン山本という人はプロレス雑誌とプロレスというジャンルの栄枯盛衰が見事に自身の人生とも重なる人でありまして、その顛末を金の話も赤裸々に書いております。

ここでは馬場さんにいわゆるお車代をもらった話とか、大仁田厚に表紙を約束して30万をもらうという話もでております。

ただ興行やピンク記事などは昔からこうした慣習みたいなものが残っていただけに、正直さほど驚かないというのが実際のところ。持ちつ持たれつの世界では付け届けやお車代というのは、ほんと昔まで当たり前だったとも言える。

むしろ、時代性に大きくキーワードとして引っかかったのが、プロレスが90年代中盤にピークを迎えてからのそのあっという間に凋落してその波に、多くの人が飲み込まれていく様である。

ターザン氏も週刊プロレスを最大で30万近くまで売り、団体以上の権威をもったがゆえにうとまれ、ベースボールマガジン者を退社。プロレスという素材を武器にフリーライターで食いつなぐが今度は業界の凋落とともにより暴露路線に転換。

プロレス業界のパイが小さくなった今は、奥さんにも逃げられローンも払えなくなり家を手放すという事態に…。

これこそこの本の語りから「時代性」を感じずにはいられないというのが正直なところだ。ジャンルとしてプロレス専門誌はもはや厳しい訳でその一方で、山本氏も生活レベルを下げれなかったギャンブル癖を含め、実に出版とエンタメの時代の変化を実感させられる本でありました。
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2010.6.21FREEDOMS@後楽園ホール

詳細は鈴木健さんのブログで。

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結果は公式ホームページから。

[試合結果]6・21後楽園ホール大会
2010年06月22日(Tue)

6月21日(月)後楽園ホール大会 観衆1193人

◆FREEDOMS軍vs小鹿軍団
5対5シングル全面対抗戦

◆大将戦 時間無制限1本勝負
O GENTARO(シャープシューター 19分10秒)グレート小鹿 X

◆副将戦 15分1本勝負
O 佐々木貴(片エビ固め 7分3秒)ザグレートサスケ X
※右脚

◆中堅戦 15分1本勝負
O TAJIRI(サムソンクラッチ 7分32秒)怨霊 X

◆次鋒戦 15分1本勝負
X ジ・ウインガー(首固め 3分41秒)アントーニオ本多 O

◆先鋒戦 15分1本勝負
X HIROKI(エビ固め 7分4秒)マグニチュード岸和田 O
※ラストライド

◆ハードコアマッチ 時間無制限1本勝負
O 葛西純(片エビ固め 15分55秒)ネクロブッチャー X
※パールハーバースプラッシュwithラダー

◆マンモス佐々木復帰戦
45分1本勝負
X マンモス佐々木(ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド 12分12秒)関本大介 O

◆タッグマッチ 30分1本勝負
高岩竜一、O 竹田誠志(ジャーマンスープレックスホールド 11分22秒)藤田ミノル、菅原拓也 X

◆FREEDOMS軍vs小鹿軍団
5対5キャプテンフォールイリミネーションマッチ
O C神威、リッキーフジ、円華、矢野啓太、忍(首固め 8分27秒)Cアブドーラ小林 X、バラモンシュウ、バラモンケイ、Ken45゜、小笠原和彦
O リッキー(片エビ固め 2分21秒)ケイ X
※カミカゼ

▲リッキー(オーバーザトップロープ 3分20秒)シュウ▲
※小林のタックル

X 矢野(片エビ固め 4分58秒)小林 O
※ダイビングバカチンガーエルボー

X 忍(オーバーザトップロープ 6分25秒)小林 O

X 円華(オーバーザトップロープ 6分50秒)Ken O

O 神威(首固め 8分27秒)小林 X


以下は雑感。最近、プロレス熱もちょっと落ち着きつつある中でのフリーダムズの初後楽園進出。元を正せば、アパッチプロレスという団体がトップレスラーのセクハラ騒動で活動を休止。

残されたメンバーが中心となって旗揚げされたのが、このフリーダムズだった。中心メンバーは、佐々木貴や葛西などデスマッチファイターが中心。その内容をいかにデスマッチ老舗の大日本プロレスと差別するか、さらにいかにセクハラ騒動と決別したかにみせるかというところに興味がいった。

するとそこで、葛西らはデスマッチを封印。所属選手の他に大日本やDDT、海援隊、みちのくにさらにはTAJIRIなどのフリーを半ば総動員したプロレス興行を展開。いわば、カオスというかうねりがうまれて後楽園に至るというのがこの日の流れ。

そこでは、第1試合前から既に会場には観客の熱が伝わる。1試合目とか試合的にはどうかというものだが、すでに会場は完全に出来上がっていた。

それが爆発したのが、交通事故から復帰したマンモス佐々木。後輩の大日本の関本を相手に、登場したときは一回り小さくなった体に不安も募ったが、見事な体当たりにパワーも見せつけ、最後はリングに沈んだが、みごとだった。

そしてセミの葛西とネクロはネクロさんがあんなにカウント2で返したことがないほどの熱戦。葛西も完全にデスマッチというか独特のカリスマ性をたたえていていつも見ていて気持ちがいい。

そしてメインは、まさに今のフリーダムズを象徴するようなカオスな試合が続出。岸和田とヒロキはまあ予想通りだったけど、ヒロキのがんばりに、アントンとウインガーはコミカルな展開ながら、アントンの切り返しで勝利。

そしてTAJIRIと怨霊は実にワザ師同士の見応えのある展開。今回は短めだったがじっくりとみたくなる。

貴とサスケは最後のどんでん返しの布石に。

メインの小鹿さんの68歳のがんばりは驚き。そしてそれを受けたGENTAROも見事。ある意味、サムライTVではみられない驚きの奇跡の数々に会場も大爆発をして、この興行にはまったくもって外しのない興行で、しかも選手や関係者たちが「なんとしても成功しよう」という熱も感じた。

前からいっているのだが、プロレスの興行にはかつての少年ジャンプの世界と重なる部分がある。「友情」「努力」「勝利」が垣間見えたとき、我々は日常を忘れて興奮する。そして恍惚する。

21日のフリーダムにはそれがあった。昨年の伊東と葛西のシングルに感じた何か。それを体感できた素晴らしい興行でありました。

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最後のマイクの後に、佐々木貴がひとしきり南の席で、感謝の言葉を述べていて最後にうるっときていたのも印象的だった。

入り口のところでファン一人一人と握手していた佐々木選手。彼の生真面目さもまたこの団体の強みであります。
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