2011年02月01日

最近の美術展

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日本画の前衛展という不思議なタイトルに引かれていってきたのが国立近代美術館。日本画というイメージを完全に覆されましたよ。しかもそれが戦前から綿々と続いていたことにも驚きました。

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今回の展示の中心となっているのが「歴程美術協会」に参加した人たちの作品がメイン。日本画にキュビズムや抽象画の概念や手法を持ち込みなんとも、戦前や戦中とは思えない異形の(いい意味で)作品群のパワーに圧倒されます。

最初に入った時に感じたイメージがまさに漫画の「ガロ」であった。アングラで作家のエゴむき出しの世界観。ガロの前風景として、今回の前衛日本画といいますか、歴程美術協会を考えるとなんだか、日本のサブカルの原点まで感じ入ることができてこれまた満喫でした。

~2/13 国立近代美術館にて。その後は、広島県立美術館を巡回。



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翌日には上野の西洋美術館に久々に。

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ロダンも考えていましたが…。少し前に、「怖い絵」のシリーズで話題の中野京子さんの本を読んでいたので近代以前の西洋画にも興味が。さらにはここの企画展で開かれていた「アウトサイダーズ」という展示が気になったのでいってみました。

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要は当時の絵画のモチーフとなった異端の人々を描いた作品の展示なのですが、この人権意識高まる中、きちんとこういう形で企画展に落とし込むあたりは企画した方の熱意が伺えます。作品自体は小さなサイズの版画がメイン。しかも職業や外国人にたいするまなざしみたいなものが伺えて非常に興味深い作品が多数でした。

常設展も行きましたが、松方コレクションのすごさはイマイチまだわからないのですが印象派以降の作品もたくさんあって結構満喫してしまった。

中野京子さんの本をよむと美術に対する関心がふわっと自分の中に染みこんでいくのがわかります。先入観なしでもいいのですが、やはり当時の時代背景や作品のモチーフなどを知りつつみるとより鑑賞が楽しくなるのですね。そんなことを認識させられる展示で、これまたよかった。

タグ:上野 竹橋
posted by nizimasu at 11:24 | TrackBack(0) | diary
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