2010年10月11日

2010.10.6「マッスルハウス10〜絶対に笑ってはいけない最終興行〜@後楽園ホール

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今更ながら大絶賛のエンディングを迎えたマッスルでした。以下は、例のバトルニュースさんで。

マッスル
マッスルハウス10
〜笑ってはいけない最終興行〜
日時:10月6日(水) 開始:19:00
会場:後楽園ホール
観衆:2075人(超満員札止め)

  「行こうよ!プロレスの向こう側!」のキャッチコピーと共に日本プロレス界に一石を投じたマッスル。一時は日本武道館公演も実現間近かと思われたマッスルだが、紆余曲折あった末にマッスル坂井が家業を継ぐためにプロレスを引退することになり、10日に後楽園ホールで行われた『マッスルハウス 10〜マッスル坂井、負けるから即引退させてくれSP〜』改め『マッスルハウス10〜笑ってはいけない最終興行〜』をもってマッスルも"最終回"を迎えることになった。

 だが、オープニングからいきなり坂井、アントーニオ本多、男色ディーノ、ヤス・ウラノ、二代目Mr.マジックこと"黒天使"沼澤邪鬼の5人がキノコ狩りに行った際、怪しげなキノコを服用してしまいトリップしてしまったため、総合演出の鶴見亜門から「お前らは試合しなくていい! セコンドでいい!」と言われてしまうシーンから始まる。
 亜門はセコンドを命じた5人に対し、「お前らがセコンド中にちょっとでも笑ったら恐ろしい罰が待っている」と某バラエティ番組で聞いたことのあるようなことを告げる。そして5人がセコンドにつく中、9・26DDT後楽園大会で坂井に敗れて引退した高木三四郎の復帰戦として、何といま話題の菊地毅戦が行われることに。
 試合前からスクリーンには独特の菊地劇場(試合前のインタビュー)が映し出され、思わず吹き出すマッスル戦士の5人。すると「坂井、アウト〜」や「ディーノ、アウト〜」といったSEが流れ、黒ずくめの仕置き人が現れ、笑った者のケツをバットで殴打するという大晦日に某テレビ局で見たことがあるような光景が展開されていく。しかし菊地地獄はVTRだけではない。実際にリング上で高木と試合をしても、その表情1つ1つがマッスル戦士たちにとっては拷問のようなもの! しかも仕置き人の中にはどう見てもゴールデンスターらしき動きをする者も......
 さらに試合はいつの間にやら「新北京プロレス解散興行」と銘打たれた大会で行われている趙雲子龍vs.ジャイアント馬謖が中継されたり、マッスル生まれのキャラクターによる負けたら即引退ランブルが行われていく。

101007_Muscle10-2.jpg 負けたら即引退ランブルにはもう一度引退しているDJニラも出場し、初代Mr.マジックがコーナーに登ったところにロケットパンチを決めると、マジックの内臓が破裂するというもの凄い破壊力を見せる。これで初代Mr.マジックは引退ということになったのだが、なぜかその後3代目、4代目と次々にMr.マジックが登場! どう見てもランブルの序盤で敗れて引退したBENTENが、マジックのマスクを被ったようにしか見えないのだが、マジックはニラのロケットパンチで次々に内蔵を破裂させられてしまった。
 さらにランブルには呉服屋藤屋3代目こと藤岡典一や、愛息がこの試合の特別レフェリーを務めた酒井圭一HGらも出場。その中、ついに6代目Mr.マジックとして、マスクではなくパンストだけを被ったGENTAROが登場! その姿を見てセコンドを務めていたマッスル戦士たちは大爆笑! すると仕置き人が入ってきて5人をコーナー下に座らせると、蒼魔刀を発射するというお仕置きを繰り出した。
 そして6代目のマジックも内臓破裂で引退したあと、11人目として佐藤光留が登場したのだが、パンストを被って登場するという汚い手を繰り出してマッスル戦士たちを笑わせる。さらに12人目として登場した究極Mr.マジックはマジックマスクこそ被っているが、日の丸タイツ姿! ついには松井レフェリーまでパンストを被りだし、カオス状態に。負けたら即引退ランブルは強敵だった究極マジックを辛くもOTRで破った光留が優勝し、光留は今後も佐藤光留としてプロレス界で活躍出来ることになった。
 続く第4試合ではNOSAWA論外&KIKUZAWAvs.ハチミツ二郎&見た目が邦彦のルチャ対決を行う予定だったが、事務所に内緒で来たというハチミツはそのままではリングに上がれず、マスクを被ることに。どのマスクがいいか、メキシコから面白マスクをたくさん持ってきたというハチミツは5人のマッスル戦士たちに、次々と面白マスクを疲労。なぜか口の中にプロテインを含まされたマッスル戦士たちは、ハチミツが披露する絶妙なマスクを見て口から何度もプロテインを吹き出した。

101007_Muscle10-3.jpg 後半戦は「このリングも狭苦しく感じてけど、アイツがいなくなると結構広く感じるな」というドラ○もんがいなくなったときのの○太のような台詞を言うアントンからスタート。坂井の書いた台本に乗っ取って進行することを拒否したアントン、ヤス、ペドロ、沼澤、趙雲。そんな仲間たちに向かって坂井は「実は今日みんなからあるプレゼントをもらおうと思って、ここに来ました」と告げる。
 「プレゼントなんてハナから持ち合わせていねぇよ」と言うアントンに対し、坂井は無骨な彼らがハナから引退式に来るなんて思っておらず、PPVの USTREAMをやるというウソをついて呼び寄せたのだと告白! そして彼らからもらいたいプレゼントは、ガチンコのプロレスのスパーだという。またもや某超人が出てくるマンガの22年ぶりに発売された37巻あたりに出てきそうな光景が繰り広げられたが、坂井は1人でアントン、ヤス、ペドロ、沼澤、趙雲と立て続けに5人とガチスパーを行った。
 スパーを終えた坂井に亜門が「よくやったよ、王子!」とミー○くんばりに声をかけると、坂井は「最後にどうしても闘わなきゃいけない相手が残っています」と息を切らせながら呟く。すると、そこに現れたのは男色ディーノ! 目を真っ赤にしながら坂井と睨み合った......というか見つめ合ったディーノはスパーを開始すると、徹底的にヘッドロックで絞め続けた。
 すでに体力的に限界を迎えていた坂井は粘りに粘ったが、最後は力尽きてギブアップ。それでもディーノは名残惜しそうにヘッドロックを離さないでいたが、亜門がが「ディーノ、もう離してやれ。坂井はもう諦めたんだから」と涙ながらに言うと、ディーノは技を解いて1人寂しそうにリングを降りていった。
 そして、ここから坂井の引退セレモニーに突入。アントンやGENTARO、大家健といった縁のあるメンバーから粗品を受け取った坂井に、最後はマッスルとは切っても切り離せない鈴木みのるからのビデオメッセージが流れた。ビデオでは「第二の人生も坂井らしく頑張ってください。最後に俺からのプレゼントがあります」と声を詰まらせた鈴木だが、「どうせ辞めるなら、もう1試合やっていけよ」と言ってニヤリと笑うと、場内に『風になれ』が響き渡った!

101007_Muscle10-4.jpg そして本当に鈴木が登場すると、坂井は2008年6月17日に行われた鈴木みのるデビュー20周年記念大会『風になれ』での、バトルロイヤルで優勝した際に獲得した"鈴木みのると対戦できる券"(どちらかが死ぬまで有効)をついに行使することに! 鈴木は試合が始まると、一切容赦することなく腕を極め、足を極め、蹴って、殴っていく。鈴木のチョップで坂井がダウンした際、『エトピリカ』が流れるが、坂井は「止めて!」と拒否。だが、鈴木がなおも串刺しフロントキックからFKを叩き込みカバーすると、再び『エトピリカ』が流れる。
 が、何と「お前が作ったマッスルの世界を全部ぶつけてこい! 受け止めてやる!」という鈴木の心の声が館内に流れる。すると、鈴木はこれまで何度かマッスルに上がっているが、それだけはやらなかったスローモーションによるチョップ合戦をやってみせる。すると、今度は坂井の心の声が館内に聞こえだしたのだが、何と坂井は先日入籍し、生まれてくる子供のためにも負けるわけにはいかないとビックリ発言!
 お互いにスローモーションのまま足を踏み合っていくが、坂井のバーディクトを逃れた鈴木が往復ビンタを叩き込むと、「お前は一流じゃなかったけど、立派なプロレスラーだったよ。体は大事にしろよ。もし子供が俺にそっくりでも気にするな! じゃあな!」とまたしても鈴木の心の声。だが、そのとんでもない内容に思わず坂井がマッスルの世界(=スローモーション)を忘れて「なんすか、いまの!」と絶叫すると、ニヤリと笑った鈴木はグーパンチを叩き込んでからゴッチ式パイルドライバーを決めて坂井から3カウントを奪った。

101007_Muscle10-5.jpg 試合後、鈴木が坂井に花束を私、坂井が深々と一礼すると鈴木も思わず笑顔に......だが、その瞬間「みのる、アウト〜」というSEと共に仕置き人が登場! 黒マスクを脱いだその仕置き人の正体は何とディーノ! ここぞとばかりに鈴木にリップロックを迫ったディーノだが、鈴木は抑え付けるマッスル戦士たちを振り払って逃走。ディーノも追いかけていき、場内は爆笑に包まれた。
 そして改めて坂井が「自分のプロレスの引退、そして誰よりも何よりも大事だったこのマッスルが、こうして最後になったこの瞬間、自分の中で一体どんな気持ちになっているんだろうって不安で楽しみにしてましたが、疲労と酸欠と多大なるダメージのお陰で適当にしゃべっているだけです!」と涙ながらに言って笑わせると、「とりあえず僕は......満足しています。僕は今日、この後楽園で引退しますけど、どういうワケか、ふとした弾みでお子様を授かってしまい、入籍などもしてしまいました。僕は今日辞めちゃいますけど、新潟に帰って実家の金型工場でお茶を濁しながら、これから生まれてくるジュニアをどのような手を使ってでもプロレスラーにしようと思います!」と坂井二世をプロレス界に送り込む宣言!
 場内が拍手で坂井の発言を歓迎すると、さらに坂井は「コレ、ご提案なんですけど」と言って、坂井と似たような生活水準と思われる超満員の観客たちも近々結婚して子供を作れば、ねずみ算式に人が増えていくので、そうなれば夢だった日本武道館大会も出来ると言い出す。そのために子供たちが成人を迎える20年後の2030年10月6日(日)の12時から、後楽園ホールで『マッスルハウス11』を開催すると発表!
 すでに前売りチケットも用意しており、この日来場した観客は特別に"ご招待"ということでチケットがプレゼントされた。そして「今日、僕は鈴木さんに手も足も出なかったけど、俺の子供は絶対鈴木さんの子供に負けないと思います!」と宣言した坂井は、最後に涙ながらにマッスルポーズを決めてみせた。真っ白な紙テープがリングに投げ込まれる中、高木大社長や飯伏らDDT勢もリングに上がって坂井を胴上げ。そして坂井がリングを降りると、スクリーンにはまるで"20年後のマッスル"を彷彿させるように、マッスル戦士たちのコスチュームを着た子供たちの姿がエンドロールとして映し出された。

 ハッピーエンドのラストマッスルを終えた坂井は、インタビュースペースで「本当にプロレスを引退して実家に帰るっていう人生をクロスオーバーさせてしまうと、マッスルの、いやプロレスの、いやDDTのスピードで人生を転がっていってしまうという大きな発見をしました。実際に引退して、新潟に帰って、家業を継いで、(生まれてくる子供が)息子だったら漫画家かプロレス。漫画家をやりながらマッスルをやると。女の子だったらアマレスをやらせて浜口京子さんみたいにして、僕はアニマル浜口みたいになると。っていうふうに実際に僕がやってしまえば、僕が作ったことはプロレスになる。ここからもまたプロレスのような人生を続けていけたらなと思います」と語った。
 リングを降りた演出家・坂井はすでに実家で家業を継ぎ、二世を育てていくというストーリーを考えている。坂井が考え、坂井がやること、それは例えリングの上じゃなくてもプロレスなのだ。だから坂井にとってのマッスルはこの先も続いていく。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼高木三四郎復帰戦 時間無制限1本勝負
高木三四郎
4分26秒 セコンド介入→無効試合
菊地毅

▼新北京プロレス解散記念興行(北京より衛星中継) 時間無制限1本勝負
趙雲子龍
回線断裂につき不明
ジャイアント馬謖

▼マッスル解散記念 負けたら即引退ランブル
<1人目>
○DJニラ
2分53秒 反則
●BENTEN
<2人目>
○DJニラ
4分49秒 ロケットパンチ→内臓破裂
●初代Mr.マジック
<3人目>
○DJニラ
8分5秒 エビ固め
●初代ペドロ高石
<4人目>
○DJニラ
9分11秒 内臓破裂
●3代目Mr.マジック
<5人目>
○DJニラ
11分5秒 ロケットパンチ固め
●酒井一圭HG
<6人目>
○呉服屋藤屋3代目
12分37秒 OTR
●DJニラ
<7人目>
○呉服屋藤屋3代目
13分55秒 OTR
●4代目Mr.マジック
<8人目>
○726
15分13秒 デコピン→OTR
●呉服屋藤屋3代目
<9人目>
○726
17分26秒 内臓破裂
●6代目Mr.マジック
<10人目>
○佐藤光留
20分16秒 腕ひしぎ逆十字固め
●726
<11人目>
○佐藤光留
23分51秒 OTR
●究極Mr.マジック

▼ルチャリブレタッグマッチ 時間無制限1本勝負
NOSAWA/KIKUZAWA
ハチミツのマスクが決まらなかったため試合不成立
ハチミツ二郎/見た目が邦彦

▼マッスル坂井引退記念5人がけ 時間無制限1本勝負
<1人目>
●マッスル坂井
7分49秒 腕ひしぎ狙いを切り返す→エビ固め
○アントーニオ本多

<2人目>
●マッスル坂井
3分24秒 変形外道クラッチ
○ヤス・ウラノ

<3人目>
○マッスル坂井
1分24秒 延髄斬り→エビ固め
●ペドロ高石

<4人目>
●マッスル坂井
1分14秒 脇固め
○"黒天使"沼澤邪鬼

<5人目>
○マッスル坂井
2分7秒 バーディクト→体固め
●趙雲子龍

▼シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●マッスル坂井
3分40秒 ヘッドロック
○男色ディーノ

▼メインイベント マッスル坂井引退試合 時間無制限1本勝負
●マッスル坂井
10分36秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
○鈴木みのる


見事な大団円でした。

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マッスルは、頂点とか、鈴木みのるとの対戦などを機にあきらかにネタガレ感があったのでしたが、今回はかつてのマッスルの世界観がより色濃く堪能できました。

前半の大晦日的な展開からの、鶴見亜門の奥さんの出産や、726の奥さんのお話など、プライベートとリンクしたマッスルの世界が最終興行では、マッスル坂井のプライベート、入籍と子宝を授かり、実家を継ぐという「生き様」をみせることになっているという展開は見事というほかありません。

プロレスはリング上で生き様を見せるというのが昭和のプロレスのありようだったとおもうのですが、マッスルはその裏にあるストーリーラインや映像や演出を徹底的に作り込むことで、リング上だけでなく、プロレスラーの生き様を見せることに成功したといっていいかもしれない。

あるときは、それが露悪的に出て、みていてあまり心地よくないかいもあったけど、今回はマッスルが正直にある意味清々しいまでの「生き様」を見せたと思う。

最後の鈴木みのる戦から、マッスルの挨拶、そして2世たちが活躍する映像に、20年後のマッスルのチケットとか完璧な多幸感を感じさせてくれました。

あと、ふと思ったのがサブカルっていっていいのか、そこから抜け出すというのもまたよしという「童貞こじらせ系」がそこから出て行く上で恋愛だとか、結婚だとか当たり前すぎることにきっかけともいうべき何かがあるのがいなと思いました。

そして、その後のDDTの総選挙は、サムライで見たし、高木さんの移籍の話もU-streamでみましたが、「大人げない」人たちがマッスル後の世界をどうみせてくれるのか。それはそれで楽しみであります。

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写真は、興行終了後に、ファンと握手していたマッスルに意外とファンが寄ってこなかった瞬間。
posted by nizimasu at 10:27 | TrackBack(1) | プロレス
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