2014年07月06日

2014年6月の読書

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:5467ページ
ナイス数:176ナイス

背が高くなる椎関節ストレッチ (青春新書プレイブックス)背が高くなる椎関節ストレッチ (青春新書プレイブックス)感想
タイトルはちょっと大げさだけど、姿勢の問題は年齢を重ねるごとになかなか切実な問題でもある。ちょっとした不調をストレッチで修整していこうというのがこの本で結構、下半身の足首から首までとにかく、少しでも可動域を増して健康になりましょうというのが本来の趣旨。でも歳をとると残念ながら背も縮むよね。そんな一挙両得が味わえたらなんて素敵なんだろう。実際のストレッチも下半身中心で確かに心地の良いものが満載。しばらく試してみようと思った次第
読了日:6月30日 著者:南雅子
やさしい仏像入門やさしい仏像入門感想
著者のプロフィールを読んでいたら禅宗のお坊さんでびっくり。でも解説はその分、ニュートラルなのかな。これまで見てきた仏像の本には出てこなかった仏様がいくつも紹介されていて本の刊行時期とも関係あるのだろう。解説はシンプルながら味わい深く、ただ、仏教美術の真骨頂ともいえる密教美術の作品以前の如来や菩薩が多かったかな。仏像のルールが密教の体系化とも関係しているなんて文章もさりげないが、色々参考になりました
読了日:6月27日 著者:松原哲明,三木童心
首のたるみが気になるの首のたるみが気になるの感想
シニカルは難しい。そこにユーモアがないからだ。しかし、映画「恋人たちの予感」とかニューヨークをこよなく愛したアーラエフロンの文章からは、シニカルを感じる。いきなり自分の容姿の衰えを嘆きつつも、懸命にそれにあらがう姿勢。加齢を賛美する風潮をそんなことはないと言い切る口調にも説得力がある。そして離婚のあれこれも本人の体験談からはじき出される教訓にもつながる。それが説教臭くないのがいい。もっと彼女のエッセイが読みたいと思っていたらもう亡くなっていた。友人の死に思いを馳せる文章の素敵さに気づいた後でちょっとブルー
読了日:6月27日 著者:ノーラ・エフロン
寂聴まんだら対談寂聴まんだら対談感想
ああっ、また寂聴さんの本を手に取ってしまった。いつも読んでいるとほっこりする語り口。今回は対談集なんだけど、相変わらず横尾忠則や島田雅彦など、男性との対談でははりきるし、エイミさんとの下ねたもいつも楽しい。よくよく考えれば、このラインアップは往年の広告批評を読んでいるよう。やっおあり天野祐吉さんと島森路子さんなのかとこの本からインスパイアされた。
読了日:6月25日 著者:瀬戸内寂聴,山田詠美,川上未映子,横尾忠則,花村萬月,河野多惠子,柳美里,酒井順子,島田雅彦
今日もフツーにごはんを食べる今日もフツーにごはんを食べる感想
誰もが期待するのは、枝元さんの料理エッセイなんだろうけど、この本は。3.11以降のツイッターがメイン。さらにはボランティアで温かいものをと炊き出しに出る。素朴なおにぎりにみそ汁。その心のゆれなんかも率直にのべていて、そのホスピタリティにはなんだか驚かされてしまう。その活動は現在まで続いているようで、震災の風化は進んでいるけど、アノ時の心持ちを忘れてはいけないし、日々のごはんにも感謝せねばと思ったりした
読了日:6月25日 著者:枝元なほみ
脳を鍛えてブッダになる52の方法―ハーバード大学神経心理学者が教えるブッダの智恵をもたらす脳トレーニング脳を鍛えてブッダになる52の方法―ハーバード大学神経心理学者が教えるブッダの智恵をもたらす脳トレーニング感想
タイトルはちょっと大げさだけど、昨今の心理学や脳科学、行動科学なんかの成果を取り入れたような内容。ある種の宗教的な世界観よりも、自己啓発的な部分を感じるのはキリスト教からの影響もあるのかな。読んでいると52の方法というよりも心の平安と静寂のためのエッセイのような趣があります。読みやすい部分を拾い読みするような内容。それほど体系的でないのがミソかなあ
読了日:6月25日 著者:リックハンソン
森川さんちの  身の丈海外旅行 IN ベトナム森川さんちの 身の丈海外旅行 IN ベトナム感想
多分、今とはちょっと違うのだけれど、アジアの格安旅行の体験記としては「あるある」とヒザを叩いてしまいそうなイージーな感じがとても面白い。確かにベトナムは安く行けるけど、毎日、市場に行ってごはんたべるだけだとちょっと飽きてしまいそう。その合間を様々なトラブルがよくも悪くも発生して、家族旅行とは思えないほどの苦労の連続。正直、子供がよく我慢していると思ったんだけど、天然なのか、いい子に育っています(笑)。でもやっぱりごはんが格別においしそう。ベトナムに行きたくなるのに拍車がかかりました
読了日:6月25日 著者:森川弘子
直伝 和の極意 彫刻家・籔内佐斗司流 仏像拝観手引 (趣味工房シリーズ)直伝 和の極意 彫刻家・籔内佐斗司流 仏像拝観手引 (趣味工房シリーズ)感想
仏像拝観手引シリーズの初期版。かなり噛み砕いている分、六道輪廻などの概念をあえて紹介していないので、かなり体系的には仏教世界を学ぶには物足りないかな。ただ、「ほとけの履歴書」に比べるとかなり仏像様そのものはたくさん紹介しているので、これは眺めているだけでも楽しめる。この前の法隆寺展でも紹介していた巻末の岡倉天心の業績は、本にはあんまり関係ない気がするが、改めてその足跡を読んだら背筋が伸びるような、世界観の広さに敬服した。モノを作りたがる芸術家が多い中、教育と啓蒙に徹した姿勢は今にも通じる
読了日:6月25日 著者:
仁義なきキリスト教史仁義なきキリスト教史感想
タイトル的にはかなりすっ飛ばしている印象ですが内容はかなりキリスト教の関連書を読んで理論武装しているのでなかなか読みやすかった。特にイエスの死後の使徒たちの内輪もめと裏切り、そこからカノッサの屈辱などの皇帝との対立に宗教改革とこの一神教の持つ排他性と寛容の関係性はかなり極道に通じるという著者の主張はなかなか興味深くもありました。ただ、ヤアウェが大親分という実体なのは、最後までどこかしっくりこなかったかも
読了日:6月24日 著者:架神恭介
日本がアメリカに勝つ方法 (犀の教室)日本がアメリカに勝つ方法 (犀の教室)感想
まず感じたのは新しいタイプの自己啓発本ですね。日本的な資本主義の停滞と新自由主義なアメリカの資本主義の行き詰まりについて解説しながら、俯瞰してみた際に両者は差異がないと断じる。ただ、ここからが著書の真骨頂なので読んでほしいが極端な二つの解答をすりあわせて最適解を導くという論はなかなか多神教の日本には、しっくり議論で、これまでのインフラや社会制度に加え、そこからこぼれ落ちる国民や人々を支えるネットワークの話へ。そのヒントとして空海の「理趣経」をあげる。リベラルの新しい地平か。なるほどノ本でした
読了日:6月24日 著者:倉本圭造
女子とニューヨーク女子とニューヨーク感想
前に読んでいた気がしていましたが確認するとちゃんと読了していなかったのかな。確かに他の人のレビューにもある通りこの本を読むにはベースとなる知識が結構必要。たまたま「プラダを着た悪魔」のモデルのアナウンターやクリーグランドの伝記映画を見たばかりだったからすんなり読めた。あとは、ニューヨークを舞台にした映画の変遷と言うか、文脈というのはマイフェアレディがプリティウーマンになるがごとく、海外ドラマというのは、たびたび過去の作品のオマージュのようなシーンや設定が出てくるから気がつくと面白いよねということ。これ重要
読了日:6月24日 著者:山崎まどか
テクノ・ポップ/エレポップ (EXCEED PRESS POP CULTURE SERIES)テクノ・ポップ/エレポップ (EXCEED PRESS POP CULTURE SERIES)感想
おおむねの流れはクロスビートのディスクガイドとあまりかわらないのだけれど、著者の人がおそらく80年代のMTV世代なのかもしれないけど、ニューウェーブからニューロマ周辺もかなりネタを掘って紹介しているのがおもしろい。この時期は、ローランドのTRとか、ヤマハのDX7にリンドラムとか機材特有の音色もあってその辺りを加味しているのが同時代生のなせるわざです。軽く読める本でなかなか懐かしくもありました
読了日:6月24日 著者:
イベリコ豚を買いにイベリコ豚を買いに感想
何度か野地さんの著書にはチャレンジしたことがあったんですが、どうもインテリ臭がするのであんまり好きではありませんでした。しかし、この本ではまるで別人のよう。スペインの下の方で生育するイベリコ豚への愛情あふれる前半。そして口蹄疫問題などで、そのうち輸入を決意する中盤。そして、商品開発していく後半とどれもが面白い。蘊蓄とスペインの話題もさることながら、後半のやたら金に執着しながら商品開発に奔走する後半戦の内容は、ここまで自分をさらけ出すタイプの著者ではないので、かなり驚かされました。この路線の次作に期待
読了日:6月18日 著者:野地秩嘉
図説 密教の世界 (ふくろうの本/日本の文化)図説 密教の世界 (ふくろうの本/日本の文化)感想
仏像の世界に首を突っ込むと密教の誕生で、その仏像の世界が異形のおどろおどろしい姿に変化していったことがわかる。当たり前に見られる11面観音とか千手とかってなるほど、この呪術的な世界観からスタートしているのかと、今更ながら知るとすごくインドからはるばる日本にまでその教えが伝播してきたのかと驚かされるばかりなのであります。そして、曼荼羅の造形的な美に及ぶ。この本では密教と言えば、チベットでありましてその歴史と美術などについても言及していますが、そこまでちょっと読解力が追いつかなかったのが残念
読了日:6月18日 著者:正木晃
続仏像のひみつ続仏像のひみつ感想
そして続編。この本の興味深いのはいわゆる神仏習合や羅漢など、通常の仏像では収まりきれない仏像とは、別の出自の神様たちを扱っている点です。大師さまや神様、蔵王権現とか…。他にも時代の変遷でわかる仏様の着物の着方とか意外な見方が紹介されていて、ついムフフとなってしまいます。これは楽しい世界
読了日:6月18日 著者:山本勉
仏像のひみつ仏像のひみつ感想
NHKの仏像拝観手引のサブテキスト的に読んでみました。内容は仏像の由来と、外見から見た仏像の分類や、見分け方など、もともと親子向けに企画された展示用の文章が元になっているので、相当わかりやすいです。美術史がそうであるようにやはり、観音と如来の違いとか、密教前後の仏像のありようなどはしっているとかなり世界が広がります。今から法隆寺展とか見たら相当楽しめると思う。やっぱり最低限の鑑賞の知識は抑えておくべきだと実感
読了日:6月18日 著者:山本勉
ほどほど養生訓実践編ほどほど養生訓実践編感想
著者の岡田先生って、日経の日曜版に「ほどほど健康術」という連載をしていて、その冷静な健康情報にありがちな盛り上げすぎなこけおどしがない筆致がすごく好きなんです。特に後半のがんに対する見識は、最近の近藤誠先生にも通じる西洋医学のやりすぎ感にも警鐘を鳴らしていてちょっとびっくり。また健康診断に対しても一家言あったりさすが現場で磨き上げてきた医術と人の関係が調和されていて、なんだかほっとさせられます。いい本
読了日:6月18日 著者:岡田正彦
決定版 おいしい!たれ・ソース (PHPビジュアル実用BOOKS)決定版 おいしい!たれ・ソース (PHPビジュアル実用BOOKS)感想
今更ながらこれだけたれにクローズアップした本はないんじゃないかな。たれとそれにあわせたレシピもあるんだけど、かなりシンプルな逸品ぞろいで相当役に立ちます。つい、なれたレシピになりがちなんだけど、この本で随分、バリエーションが増えた気がします。たれって大事
読了日:6月18日 著者:川上文代
籔内佐斗司流 ほとけの履歴書―仏像のなぞを解きほぐす (趣味Do楽)籔内佐斗司流 ほとけの履歴書―仏像のなぞを解きほぐす (趣味Do楽)感想
西洋美術の勉強も結局、映像でアウトラインを掴んでから本を読むと見識が一気に広がったので、今回もNHKのテレビをきっかけに仏像の世界を学ぶことに。このシリーズの副読本とテレビをセットで一気に読了。これまで、わからなかった六道輪廻の世界観や、如来と観音菩薩の違い、天部とかの起源など学べることが多い。実際には時代の変遷でその解釈は拡散していくが、密教前後の多面多ひの仏像の登場や定朝による寄せ木造りの発展など、情報が見事に整理されていて、正直、もっと早く見たかったと思わせられるほど。やっぱりビバ仏像です
読了日:6月13日 著者:
「自分」整理術 好きなものを100に絞ってみる「自分」整理術 好きなものを100に絞ってみる感想
ついつい、興味の赴くままに色々と手を広げすぎると自分の好きな物って何だろうって見失うことってありますよね。自分も乱読気味な性分だし、好きなものも多い。でもこの本を読みながら昔から興味のあるものや定番、ここ10年ぐらいで好きになったものなどを振り返ってみると、自分史は大げさだけど、ちょっとこんなものが好きだったとか、意外にこんなドラマや映画、本に影響を受けていたかとある種の棚卸しができるのが素敵だと思う。著者の人は海外ドラマに、英語の雑誌とかに引かれていたりするから美学も感じられてそれを眺めるだけでも楽しい
読了日:6月13日 著者:山崎まどか
売れる色・売れるデザイン売れる色・売れるデザイン感想
色の問題はまだまだ尽きません。この寒色に暖色に補色とかそんな現場のセオリーをほとんどテキストだけで紹介しているこの本はかなりの好感触。多分に実践的ですがその情報量の多さに圧倒されること請け合いです。でもこの惜しみない感じは手元に置いておきたい本。ただ表紙の色遣いだけが若干謎
読了日:6月11日 著者:高坂美紀
体においしい健康ごはん 万能 お酢レシピ体においしい健康ごはん 万能 お酢レシピ感想
たまにミツカンさんのサイトなんかも参考にするのですが、お酢はどうしても味が単調になりがちだなあという反省点もあり手にとるとまさに「お酢のワンダーランド」でした。そもそも手持ちのお酢の少なさもさることながら、どうしてもレシピ的に肉料理とサラダに偏りがちなんだけど、さりげない小鉢の皿にも使えるアイディアがつまっていてかなり役に立ちます。やっぱり夏にはお酢がいいですね。日本の湿気にはお酢が向いているなあと、ゴーヤの酢の物を頂きつつあじわった今日この頃です
読了日:6月10日 著者:重信初江
作りたい、食べたい、12ヵ月のシンプルレシピ作りたい、食べたい、12ヵ月のシンプルレシピ感想
シンプルレシピと言いつつも、難しいのもあります(笑)。毎月、ごはんやパスタ、サラダなどのテーマがあって、実は季節に関わらず欲しい一品がすぐにわかるというのがみそかな。この著者の方は、結構フルーツをアクセントに使うことが多くて、作ってみると色鮮やかでちょっと酸味のアクセントがついているから、これからの夏のような季節がぴったりかなと思いました。あと、サンラータンはこの本みて、意外と簡単なのが気づけてよかった。重宝しそう
読了日:6月10日 著者:渡辺有子
「粗食」のきほん~ごはんと味噌汁だけ、あればいい~「粗食」のきほん~ごはんと味噌汁だけ、あればいい~感想
前半から中盤にかけては、幕内さんと初女さんの対談。それは日本人の知恵としての和食について、ごはんやみそ汁、ちょっとしたおかずについても書いているんだけど、最近の人の質問とか、堅苦しく構えているんだけれど、心の声を聞いて何が食べたいのかを、実現していけばいいのだなあとおもわざるをえない。それにしてもマクロビには結構辛辣でそれは驚きでありました
読了日:6月10日 著者:佐藤初女,幕内秀夫,富田ただすけ
先生! どうやって死んだらいいですか?先生! どうやって死んだらいいですか?感想
わかりやすく書いているけど、日本人の死生観を巡って、生病老死について縦横無尽に語っているのだけれど、生=性ととらえて肯定的にとらえているのが面白い。その快楽を食と性と排出に分けているのが、不思議なのだが、最後に残る快楽として排出について山折先生のエピソードは、どこか人間のありようを描いているようで面白いのでした。それにしても伊藤さんは以前に読んだ時よりも丸みが出ていて、先生とのコンビが絶妙。生徒として見事に読者の疑問を提示している気がしました
読了日:6月10日 著者:山折哲雄,伊藤比呂美
無縁のメディア ― 映画も政治も風俗も (ele-king books)無縁のメディア ― 映画も政治も風俗も (ele-king books)感想
二人の著者が、メールのやり取りから3.11以降の日本とそれ以前の日本の社会構造の変化や「日本人」とはというやり取りをカルチュラルスタディーやポストモダン的に縦横無尽に話しているのだけれど、やはりそこは特定の著者たちが見てきた映画の内容から世界をとらえているので、かなりわかりにくい部分が多く感じられた。これが芸術で言うイメージや意味の部分のいわゆる「お約束」なんだけど、それを出さずにもっと頭がいいのだから見事な解釈や分析を読みたいと思わされた。
読了日:6月6日 著者:粉川哲夫,三田格
遊びつかれた朝に──10年代インディ・ミュージックをめぐる対話 ([テキスト])遊びつかれた朝に──10年代インディ・ミュージックをめぐる対話 ([テキスト])感想
この手のサブカルの対談集が出る事自体、なかなか頑張っている感があるのですが、銀杏ボーイズを縦軸に編集者のフィジカルなヤンキー化みたいなモノが横軸にある感じなのがゼロ年代の特徴なのかな。かつてのサブカルは世代論的に社会問題とは一線を画しているんだけど、風営法や貧困、嫌韓の流れなんかも無縁でいられないのは致し方ないところ。しかし、知らないテーマでも固有名詞からの世界の広がりを問う手法だけが、サブカル世代の残り香を感じる程度で随分大きく変わったなあという印象でした
読了日:6月6日 著者:磯部涼,九龍ジョー
テレピン月日テレピン月日感想
大竹さんは作品も好きだけど、文章も会田誠氏同様、素直な語り口が好み。ここでも生活とアートについてのせめぎ合いみたいなものが伺えるのだけれど、やっぱり初期衝動に行き着くのが、アーティストたるものなのだろう。レディメイドやウオホールにも結構傾倒したりしているのが意外なんだけど、個人的には直島のIラブ湯の震災後での経験というのが、生活というものを振り返る上での大きな体験としてインプットされているだけに、このエッセイにも感慨深いものを個人的には感じてしまった。やっぱり信頼できるアーティストだと思う
読了日:6月3日 著者:大竹伸朗
ゲノムに書いてないことゲノムに書いてないこと感想
生命誌というのは、経済からの視点でなく、生命という観点からモノを考えるという視座。環境でもなく政治でもなく、個の生命というのは個人的にうなづけることが多い。おそらく中村先生を知ったのは養老先生とかの本からだと思うけど、世界観の中心が西洋でも効率でもなく自分という生命がどこからきてどのようにバトンを渡していくかということから考えると、実はその生き様というのは、実に謙虚で樽を知る生き方になるのだなあと思う。内容自体も雑誌の連載エッセイなので、この敷居の高い装丁よりもはるかにわかりやすくて著者のユーモアも感じる
読了日:6月3日 著者:中村桂子

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posted by nizimasu at 08:20 | TrackBack(0) | BOOKS