2014年05月06日

2014年4月の読書

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:33冊
読んだページ数:6850ページ
ナイス数:210ナイス

A BOOK OF SUNLIGHT GALLERYA BOOK OF SUNLIGHT GALLERY感想
永井宏さんの文章はちょくちょく読んでいたりしたのですが、一体何をしているのかとおもっていた矢先に出会った本。ギャラリーを葉山で運営しながらのアーティストとしての思索と、ギャラリーの「SUNLIGHT GALLERY」の即先を綴った本。どこか、90年代のサブカルの気分がオーバーラップして懐かしい。元マガハで編集もしていたから、ブルータスやオリーブなどの誌名ができていたり、関係者も絡んできたりと楽しいギャラリーだったことは想像に難くない。伝説にはならないかもしれないが、それでも青春の記録と記憶が心に残る
読了日:4月30日 著者:永井宏
藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた感想
この著者の人口減少社会が日本に入っていることで「ポスト成長社会」を提唱していたが、その実際にすでに起きているのは、インフラの老朽化や、限界集落の問題に行き着く。そうした中で現場で悪戦苦闘している人たちとの対談をまとめているのがこちら。農業や医療、高齢化するニュータウンに、鉄道などのインフラなど、話はまとまりなさそうだが、その着地点は、日本にはほのかな希望があるということ。それぞれの見解は違いはあれど、経済や拝金主義には、未来が見えないというのは共通した見識だ。さて、ここからが自分たちの出番なのだ
読了日:4月30日 著者:藻谷浩介
問題解決ができる、デザインの発想法問題解決ができる、デザインの発想法感想
ビジュアルが充実しているのでかなり初心者向けの本かと思っていたら書いている内容は濃厚。いわゆるアイディアの出し方から具体的なデザインの音仕込みまで一気通貫して紹介しているので、ユニークかつ具体例も豊富なのはありがたい。やっぱりここでもシステムやレトリック的な発想法に加え、マインドマップなども応用していたり、個人的には集団での創作はありきたりだけれど、より個にフォーカスしたアイディアの発想にはなかなか示唆に富んでいるなあとうならされました。素晴らしい
読了日:4月30日 著者:
おいしいごはんはこう作るおいしいごはんはこう作る感想
ウオツカさんのレシピ集はどちらかというと、文章主体が多かったのですが珍しく写真豊富でわかりやすい。いわゆる下ごしらえと言いますか常備菜の手順を親切に説明していて、和食ながらかなりの手抜きができそう。忙しい向きにはたまらん本かもしれないです
読了日:4月30日 著者:魚柄仁之助
正しい家計管理正しい家計管理感想
個人的には家計管理としての最適解を提示しているのは、木村剛氏の投資戦略の発想法がベストだと思うのだけれど、それだけでなく、管理会計的な手法で、固定費の部分を人生の優先順位に置き換えて、いらないものは、カットしていくという部分はかなり実践的。それぞれの支出の把握や封筒による生活費の予算化というのは、これまでにも節約関連の本ではあったんだけど、最終的には人生の優先順位の問題に帰結した後半の部分を読むだけでも十分に価値があるとお思います
読了日:4月27日 著者:林總
BANKSY YOU ARE AN ACCEPTABLE LEVEL OF THREAT【日本語版】BANKSY YOU ARE AN ACCEPTABLE LEVEL OF THREAT【日本語版】感想
判型が大きくて、バンクシーの作品も年代を追って掲載している内容でかなり網羅的で楽しめる。いわゆるグラフェティアーティストから、現代アートの視点で評価されるあたりは、映画「エグジットスルーザギフトショップ」で見ていたのでわかっていたんだけど、その作品の背景にある格差社会や監視社会への風刺の解説はなかなか的確でわかりやすい。この思想には、サッチャーズム以降のイギリス社会への批判から、時期を経て、貧困への憤りや、国家観の対立や資本主義など実に示唆に富んでいて、彼の思想を知る上では、日本語は読みにくいが最適な本だ
読了日:4月27日 著者:PatrickPotter
世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。感想
正直、リバネスという会社は訊いたことがなかったが、理系の科学を専門にする人たちのベンチャーというのがまず面白い。しかも高利益率(50%)をめどにビジネスをスタートさせるという視点と、このタイトルにある「熱」(パツションと読んでもいいかもしれない)ものへのこだわりは、管理職をする人なら、部下の熱量と仕事の意欲は完全に一致するだけに我が意を得たりを思うだろう。このホンのみそは、その熱量をいかに引き出してビジネスにするか。それを従来のPDCAサイクルからQPMIというサイクルを進めていくあたりが参考になった
読了日:4月27日 著者:丸幸弘
ROVAのフレンチカルチャー AtoZROVAのフレンチカルチャー AtoZ感想
フレンチカルチャーといっても少し時代はさかのぼり60〜70年代のカルチャーが中心。ヌーヴェルバーグにエディトリアルなど、実はパリのイメージの多くは、サブカルチャーの中から生まれているのがわかる。中でも往時のアイドルやBBなどの女優が与えるゴージャスさや、少女性などが日本のサブカルだったりブルータスのような雑誌への影響が大きいなあと感じさせられたりして、薄いながらも充実の内容でありました
読了日:4月27日 著者:小柳帝
アートの価値 マネー、パワー、ビューティーアートの価値 マネー、パワー、ビューティー感想
アートを美的価値と社会的価値、そして経済的価値という3種類に置き換えているのはディーラーならでは。中でも経済的な価値に紙面を割いていて、実は美という価値判断がもはや今の時代にはあまりにも置き去りにされているのではないかという風に思わされてしまう。ただ、アートを鑑賞者の立場からしてみれば、なるべく美術館で見たいという一方でコレクターというパトロンの存在も無視できない。いかにアートを高く売るかということと、いい環境で見たいということのせめぎ合い、しかも美術家の社交性など様々なポジションがいると実感させられた
読了日:4月24日 著者:マイケル・フィンドレー
常識として知っておきたい「美」の概念60常識として知っておきたい「美」の概念60感想
この本は、18世紀までの美術よりも印象派以降の現代美術に連なる概念に紙面を割いているので、最近のアート事情のフレームを知るには役に立ちそう。判型も大きいし、図版もなかなかいいセレクトで楽しめます。20世紀のロシアアヴァンギャルドの構成主義やバウハウスの流れとか、すごく20世紀美術のダイナミズムが感じられてホクホクしてしまいました
読了日:4月18日 著者:城一夫
図説 アイデア入門―言葉、ビジュアル、商品企画を生み出す14法則と99の見本図説 アイデア入門―言葉、ビジュアル、商品企画を生み出す14法則と99の見本感想
このレトリックでアイデアを分類する手法は普段は文章表現やコピーに顕著なんだけど、広告業界を目指す人向けの本なので要所要所にビジュアル表現が、紹介されていてこれが、ピクトグラムとかの最近のビジュアル表現の多様化とも結びついているなあと思った。これは西洋美術の図象学にも繋がるけど、美術もものすごく計算尽くされた上に成立していて、その神経のはりつけたアイデアを表現していくことの意志みたいなものが感じられる。でもこの指の先まで神経が行き届いたクリエイティブこそ、今の供給過多の時代には必要なのだろうな
読了日:4月18日 著者:狐塚康己
ミロのヴィーナスはなぜ傑作か?: ギリシャ・ローマの神話と美術 (小学館101ビジュアル新書)ミロのヴィーナスはなぜ傑作か?: ギリシャ・ローマの神話と美術 (小学館101ビジュアル新書)感想
最近、美術関係の本で参考文献として取り上げられる頻度が多いことに気づいたのが高階先生の本で、この本は初心者向けの西洋美術書の案内本でもあり、ギリシャ神話の主要人物の解説でもある。これまでもギリシャ神話の解説本は何冊か読んだけど、この本は、かなり図版が充実していて判型は小さいけど、充実した作り。しかも主要な画家の代表作を網羅していて、「ああ、見たことあるなあ」とおもわてセてくれます。しかも解説が丁寧なので、ちょっとした蘊蓄が身に付いたと思わせるのもミソかなあ。読んでいてわくわくする美術書は久々な気がしました
読了日:4月17日 著者:高階秀爾
禁欲のヨーロッパ - 修道院の起源 (中公新書)禁欲のヨーロッパ - 修道院の起源 (中公新書)感想
修道院というのはキリスト教における布教組織の部分と実践という面で大きな位置を占めていると思うが、その成立をはるか以前のエジプトなどの修道士たちの共同生活に求めているのが面白い。特に禁欲の問題を性衝動と食欲にわけていて、この本の中では意外に、性衝動の方面に紙面を割いているのが驚き。ただ、最終的に著者は、この地域の食料事情もかなり修道院の成立に影響を及ぼしているのは認めているのだが、ちょっとボリュームの差異が気になった。また女性の当時の人権のなさも指摘していて、これが大きな背景にあるというのは十分考えられる
読了日:4月17日 著者:佐藤彰一
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)感想
前作も久々に読んでみたら発見も多く、この著者さんの初心者向けの目配りはかなりなもの。実践編となっていて、実際の作品の鑑賞から美術作品を読み解いていくのが目的か。まるで推理小説のような1章目のイエズス会ゆかりの作品の解説は美術と宗教、歴史の間を縦横無尽に渡り歩いていてこれが自分にもできたらさぞかし面白いだろうと思わせる内容。そして絵画の鑑賞ポイントや主題、修復、技術的な解説なども相変わらず親切といえよう。ぜひぜひ何度も読み返したい本だなあと思うばかり
読了日:4月17日 著者:池上英洋
週末は田舎暮らし---ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記週末は田舎暮らし---ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記感想
多分。このタイトルに惹かれる人は多いんだろうな。自分もそんな一人だが、この著者のいい物件と出会うまでが一苦労。最初に神奈川方面で探すが場所も含め問題が多い。そして方針転換して千葉に居を求めてからが急展開。しかもそこから見えてくるのは過疎という現実。あるいは農地を住居にするという仕組みもすべて乗り越えていく様子は読んでいて清々しくもある。この著者さんは世代も近いし、どうも生活エリアも近いみたいでぐいぐいとひきこまれた。この自分の拠点を二つにするのは気合いと根性も必要だなあと痛感しました
読了日:4月17日 著者:馬場未織
会社を絶対つぶさない仕組み―――経営者が最低限身につけておくべき7つの原則会社を絶対つぶさない仕組み―――経営者が最低限身につけておくべき7つの原則感想
自分の周りでも潰れる会社が多いのでつい読んでみる。この本のかなりの部分は経営分析や会計的な面がメインなので、基礎知識があればさほど難しくはない。ただ今の日本の中小企業にとってはハードルの高い面も多いのかな。特に著者が大事な部分としてあげていた1章での自己資本比率と借入金の償還年数については家計同様、納得できることが多くて、潰れた会社などを見ていくと確かに言い得て妙でもある。ということは、アベノミクス云々いわれてもまだまだ中小企業を取り巻く状況は脆弱だなあということか。難しそうだけどシンプルでわかりやすい
読了日:4月17日 著者:高畑省一郎
善き書店員善き書店員感想
若い頃にバイトしていたからわかるけど本屋さんは労働集約的なところがあってハードな世界。知的な作業とは違う部分で疲れます。書店員さんのインタビュー集の中でも朝の雑誌の検品と店頭への展開。午後には返品という作業が大きなウエイトを占めているのは依然として変わらない。それでも本に囲まれて売り場を自分なりに見せていく。あるいは売上を上げていく部分は楽しいんだろうなあと思う訳で書店員インタビューからはほのかなあかりのような希望も見いだすことができる。中でも京都の恵文社の店長さんは同世代で共感することが多かったかな
読了日:4月17日 著者:木村俊介
FileMaker Pro8.5基礎講座for Win/MacFileMaker Pro8.5基礎講座for Win/Mac感想
別にさらりと読んだだけなのでわざわざのせるまでもないと思ったが、短いページのスクリプトの解説が秀逸で苦手としていた部分が一気に氷解したということでとりあえず、メモ代わりに。全体的に親切な作りでもあります。バージョンが今や古いけど…
読了日:4月13日 著者:小山香織
ない世界ない世界感想
なぜ本屋さんである著者が連載で、毎月、自分の中に「ない世界」と制限を課していくのかが、いまいちよくわからなかったけど、生活の中から「足るを知る」ために、意図的に携帯や時間を排除していくという感覚はちょっと面白いかもしれない。でもそのフィードバックとして何かが変化したのか。そこまでの心情が綴られている訳ではないのでそこは物足りないかな。でも自分の生活を振り返るにはいいかもしれない
読了日:4月13日 著者:江口宏志
続・一日一生 (朝日新書)続・一日一生 (朝日新書)感想
この前なくなられた酒井大阿闍梨の本。いつも飄々としていてどこか威厳もあって、そんな言葉は遺作となったこの本の中からあふれてきます。
読了日:4月13日 著者:酒井雄哉
「日本人論」の中の日本人〈上〉ザビエルから幕末まで (講談社学術文庫)「日本人論」の中の日本人〈上〉ザビエルから幕末まで (講談社学術文庫)感想
日本人論のひとつの大きな潮流に外国人が見た日本というのがある。それはベネディクトの菊と刀もそうだけど、源流をたどると日本に布教にきたザビエルまでさかのぼる。家康の時代の三浦按針などもでてくるが、ベネディクト会の人たちの残した書簡などは、素朴な言葉ながら質素でおおらかな日本人の原イメージの一部になっているような気がします。その一方で実に怒りっぽかったり、多勢に流されやすいなど今の日本に繋がる論考もあったりする。一体、どっちなんだと思う前に、占いのようなポジショントークは昔からあるのだなと率直に思ったりして
読了日:4月10日 著者:築島謙三
料理=高山なおみ料理=高山なおみ感想
むむっ。料理といっても気取った感じのしないレシピの数々。その文章からは、ものすごく濃厚に高山さんの生活ぶりが垣間見える。朝食は卵に野菜を浅漬けにするんだけど、これだけでもう食指がのびるばかり。そして、ディナーの肉料理もひと手間かかっていてこれがまたおいしそう。ハレの日とケの日をきっちり分けているところもなんだか、普段の生活に反映できそうでよんでいてほくそ笑んでしまいました
読了日:4月9日 著者:高山なおみ
生きているとはどういうことか (筑摩選書)生きているとはどういうことか (筑摩選書)感想
池田先生の生きていると言う素朴な疑問からスタートして、生物と無生物の違いは何か。がんとは根治できるのか、そんな問いに対して必ずしもズバリという答えはないかもしれない。しかし、どこか飄々とした文章には、なんだか生命が持つルーズさやいい加減さがこの生態系や生命のシステムには働いているというメッセージが感じられる。そのスタンスがテレビでお見かけするキャラクターと共通しているのだろう。なので、深刻に読まずにさらりとながせる科学エッセイの趣です
読了日:4月9日 著者:池田清彦
今を生きる今を生きる感想
ツイッターでの質疑応答を100問まとめているので言葉はそれはシンプル。でも最近のヨーコさんの言葉としてジョンについて語っている言葉が1勝分あるんだけど、とても貴重に思えた。
読了日:4月9日 著者:オノ・ヨーコ
パスタでたどるイタリア史 (岩波ジュニア新書)パスタでたどるイタリア史 (岩波ジュニア新書)感想
すごくいい本。イタリアの代表的な料理のパスタの紆余曲折の誕生を通して歴史を学ぶ本。統一して現在の国境になるのが19世紀だから、パスタの誕生も国家の誕生をもって定義していくというのが面白い。もともとローカルフードというよりも贅沢な食事として存在していたパスタが庶民も食べられるようになったのは最近のこと。それでもそのおふくろの味たるゆえんは、アルデンテの感触にあり、それがお母さんの乳房や、聖母崇拝にも結びつける論拠は強引だけど面白くもあり。そうか、イタリア人もみなマザコンなのだなあとやけに納得したりして…
読了日:4月8日 著者:池上俊一
ナチュラル・ナビゲーション: 道具を使わずに旅をする方法ナチュラル・ナビゲーション: 道具を使わずに旅をする方法感想
太古の昔から人間が漂泊する生き物だったのはいうまでもない。そうした時には、自然を旅する様々なテクニックがあった。その手法を現代に蘇らせたのが本書。月の満ち欠けに地形や、海、天体などから周辺の環境や場所を読み解いていくというのは、結局、五感を常にセンサーのごとく、敏感にさせること。これって、この本では自然が中心でも都市生活者でも未知の土地に行ったら、五感を駆使すればいいという話。そして、僕らが旅に出る理由は何なのか。問いてみるのが一番だと思う
読了日:4月8日 著者:トリスタングーリー
史上最強の台北カオスガイド101 (SPACE SHOWER BOOKs)史上最強の台北カオスガイド101 (SPACE SHOWER BOOKs)感想
ああっ、臭豆腐の強烈なエッセイを読んでいたら、台湾のイメージが鮮明に思い出される。古いジブリ映画の舞台ではなく、むしろギトギトなアジアやおしゃれなカフェなんかも紹介していて、サブカルな部分を知りたい人には有効。何しろ、著者はヒップホップとR&BのBMRの編集長だけに後半には台湾のシーンや台湾語でのアルバムやアーティストの表記なども楽しい。でも前半の夜市のあの猥雑な感じはたまらんですね。久々に台湾いきたくなりました
読了日:4月6日 著者:丸屋九兵衛
「知恵」の発見「知恵」の発見感想
山本七平さんは、よくよく考えると、聖書やキリスト教という視点から日本の文化をとらえていたのかと今更ながら腑に落ちた。キリスト教やユダヤ教の論議が、事実の開陳と引用からなることをのべていて、最終的な判断は、当事者というスタンスと日本の「自然か不自然か」という土壌との対比がとても新鮮に感じられた。この本を読むと佐藤優さんのような人との接点が見えてくるし、内田樹さんがなぜドゥルースから日本を語るのかというのも合点が行く。比較において日本を語るというのはこのあたりがスタート地点なのかと思うばかり
読了日:4月6日 著者:山本七平
ゴジラで負けてスパイダーマンで勝つ: わがソニー・ピクチャーズ再生記ゴジラで負けてスパイダーマンで勝つ: わがソニー・ピクチャーズ再生記感想
エンターテイメント業界というのはどうしてもどんぶり勘定な部分が多いんだけど、そこに見える化して、独自のポートフォリオを作っていく過程がこの本の一番のみそかな。結局、ビジネスモデルの可視化からV字回復する成功譚で読後感も心地よい。ビジネス書のケーススタディとしても学べる部分が多いな
読了日:4月5日 著者:野副正行
ドン小西のファッション哲学講義ノート (モナド新書008)ドン小西のファッション哲学講義ノート (モナド新書008)感想
一見、ちゃらい本かと思いきや、小西さんのファッション観と哲学みたいなものが、過去の偉人の言葉とともに思索されている。その表現は、自己の発見や認識であり、西田幾多郎まででてくるから驚き。最近のファストファッションではなく、ハイファッションの矜持があって、ナタリーポートマンのユダヤ批判のデザイナーの衣装を急遽、取りやめるなど生き方そのものとファッションが深く結びついていることは強調してもしたりないだろう。この人の人生の辛酸も感じられて本当にイメージが変わりました。素敵な人だ
読了日:4月5日 著者:ドン小西
大英帝国の異端児たち(日経プレミアシリーズ)大英帝国の異端児たち(日経プレミアシリーズ)感想
町山智浩さんの師匠でもある越智先生。最近の町山さんの活動を見ているとますます越智先生の足跡をたどっているような気がしてならない。そして、どこか脱線しがちな原稿もそのまま。やっぱりこの本でもエリザベスにダイアナ。サッチャー当たりにクローズアップするのはやむを得ないところ。それでも個人的にマードックやハロッズのアルファイードなど旧植民地圏出身の人たちと国家の関係の独自性がものすごく、この国の金融システムを含め腹黒さを感じるばかりだったりしました
読了日:4月3日 著者:越智道雄
驚きの英国史 (NHK出版新書 380)驚きの英国史 (NHK出版新書 380)感想
サクサクと数ページ程度にイギリスの歴史に関するワンテーマのストーリーが紹介されていて面白い。やっぱり中世やエリザベスの時代は他の著書に譲るけど、ジャーナリストだけに、20世紀や主に最近のイギリスについての解説は時代背景や時代の気分も文章に反映していて面白い。最近は、個人的にサッチャー以降のイギリスに興味津々なので、そのあたりの作品も読んでみたいなあと単純に思ったりしました。
読了日:4月3日 著者:コリン・ジョイス
参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」感想
勝負に徹するという言葉があるけど、現在も中日の谷繁監督のもとで事実上の監督的なポジションで活躍している森さんが、落合政権時代のエピソードを振り返るという著書。その手腕は、選手のコントロールにコンディションの確認、選手やコーチの人事など多岐にわたる。正直、落合は他にやることないんじゃないのというほどの八面六臂の活躍の裏には、実務のトップとしての現場力がある。それゆえに、退団時の投手陣の送別会があるのだろう。その人的魅力と参謀力は傾聴の価値ありでした
読了日:4月2日 著者:森繁和

読書メーター
posted by nizimasu at 08:53 | TrackBack(0) | diary