2014年03月02日

2014年2月の読書

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:36冊
読んだページ数:6891ページ
ナイス数:209ナイス

快読100万語!ペーパーバックへの道 (ちくま学芸文庫)快読100万語!ペーパーバックへの道 (ちくま学芸文庫)感想
よくよく考えれば、英語への興味というのは他言語そのものよりも文化やその地域、人だったりする訳で、あんまり勉強勉強と意識せずに、その言語そのものに入り込んでしまえというのはすごく納得。子供が外国で育つと次々言葉を習得するような感覚がこの本からあふれている。これも頭でっかちになるより「Dom't think feel it」なブルースリーのようなイメージか
読了日:2月28日 著者:酒井邦秀
[改訂版]ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法 (PHPビジネス新書)[改訂版]ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法 (PHPビジネス新書)感想
あくまで本を娯楽として読むのではなく、よりアウトプットを目指すために必要なメソッドを描いている。実際に実践している人の話だから説得力があるが、難しい本を随分読んでいるなあという印象。その思索の深まりについて「わからなければ読まなくていい」というのは随分飛躍しているなあと思うばかり。そこをもっと知りたいのだが…
読了日:2月28日 著者:福田和也
ダフト・パンク: テクノ・ファンクのプリンスたちダフト・パンク: テクノ・ファンクのプリンスたち感想
評伝ですが、やっぱり本人たちは出てこないだろうなあと思ったらその通りでした。ただ、フランスのシーンから見たらどう見えているのかなあと思ったら、主軸になるのが、フレンチタッチというフランスでのハウスシーンの隆盛とダフトパンクの1st「Homework」のリリース。そこから「Around the world」のリリースというのがメイン。個人的にフレンチタッチと言われたフランスのハウスシーンの言及はリアルタイムでも聴いていたし懐かしい。でももっとトーマとギのメンバーにスポットあてても良かったのではないかな
読了日:2月27日 著者:ヴィオレーヌ・シュッツ
片山正通教授の「好きなこと」を「仕事」にしよう (CASA BOOKS)片山正通教授の「好きなこと」を「仕事」にしよう (CASA BOOKS)感想
片山正通氏が、教鞭をとる美大でのレクチャーをまとめたもの。普通に企業に入るなら佐藤可士和さんの話は、参考になるし起業するならNIGOもいい。アーティストなら名和晃平さんとか、まあ色々な生き方があるなあと思える。中でも名和さんの長いしゃべりや背景は初めて知ったけど、独特のテクスチャーや質感はこれまでの生活や、身体感覚と結びついていて、東洋的に感じるのも興味深かった。それにしてもどこまでいっても中田英寿の人となりというのは意味がわかりにくいなあ
読了日:2月27日 著者:片山正通
丸元淑生のシステム料理学―男と女のクッキング8章 (文春文庫 ま 4-1)丸元淑生のシステム料理学―男と女のクッキング8章 (文春文庫 ま 4-1)感想
栄養学の立場から食卓に必要な食材とその調達法から調理法までかゆいところにも行き届いた内容に感服。そのこだわり方こそ、男の料理と言えるもので、女性の家庭料理とは一線を画していてなかなか興味深く読みました。でもこの当時は積極的に肉なんかもすすめていて、ちょっと隔世の感があります。魚のさばき方の図解とかダイナミックでちょっとトライしてみたなんて思ったりして…
読了日:2月26日 著者:丸元淑生
2020年新聞は生き残れるか2020年新聞は生き残れるか感想
著者の長谷川さんの問題意識はネット時代、さらにはご用聞きになっている新聞記者が今後、いきていけるかという問題にフォーカスしている。端的に言えば調査報道やプロパーのスペシャリストな記者が減る中で、新聞の意義はどこにあるのかということだ。ここでは様々な記者のや現場の声を広いながら経済部、そして政治部のありようについて書いているのだが、活字を読む行為がネットに流通する中で、どう情報の拡散とマネタイズしていくかという視点も読みたかった気がします。ただ、記者の矜持さえも揺らぐ時代であることは間違いないでしょう
読了日:2月26日 著者:長谷川幸洋
カミとヒトの解剖学カミとヒトの解剖学感想
身体論については、内田樹先生や三木成夫先生の真骨頂だが、むしろ簡単に説明しているのが養老先生の本かなあと思いつつ読み進む。90年代前半だからちょうど唯脳論と相前後する脳化が実現したのが、都市そのものである。その社会では、予期しないことや突発事態は排除され、予測可能性が強い時間の中で、拘束されていくというあたりの説明にはうなること多し。また珍しくオカルトについても脳の現象や、意識が低下した状態とすることで、可能性は認めつつも存在の評価についてはあまりしないというスタンスは今も変わらない。
読了日:2月22日 著者:養老孟司
一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書)一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書)感想
内田先生の文章はことのほか難しく感じることがあるのだけれど、この座談では、ラジオ感覚で先生の思索を知ることができる。登場するイスラムの第一人者の中田先生もユニークで、話は反グローバリズムへ。いわゆる辺境日本の話は社会の多様性に繋がり、ここでも養老先生の議論にも通じる。共同体を大事にするノマドと定住型の共同体が生み出した西洋社会。文明論としてもこれまた面白くてあっという間に読んでしまいました
読了日:2月22日 著者:内田樹,中田考
買えない味2 はっとする味 (ちくま文庫)買えない味2 はっとする味 (ちくま文庫)感想
またまた平松洋子さんの本ですが装丁でいきなり一本やられてしまいました。文章もさることながら、その折々のエピソードを表現した1枚の写真が連続で並んでいるカラー写真に目を向けつつ満喫することしばし。食の思い出が自分の経験談や記憶に結びつくとという郷愁感が他人事なれど共感してしまいます。なんと素敵な本。これも夜に読むと口寂しくなります(笑)
読了日:2月21日 著者:平松洋子
絶対幸せになれるたった10の条件絶対幸せになれるたった10の条件感想
古今東西の哲学的な幸福論を紹介しているのですが、3大幸福論はさておき、他はちょっと必要ないかな。自分が思う幸福論はもっと心の働きだったりするのだけれど、ちょっと観念的でイメージと違いました。でも哲学的に幸福とは何ぞやと探訪する入門書としてはわかりやすくてグッジョブ。小川さんの本はわかりやすいです。
読了日:2月21日 著者:小川仁志
7日間で突然頭がよくなる本7日間で突然頭がよくなる本感想
実はビジネスにも使えるフレームワークの多くが、哲学の議論から出ているという内容。覚えるというより活用すべき本なのかな。レファレンス的に手元に置いておくべき本でしゅ。これは…
読了日:2月21日 著者:小川仁志
ITビジネスの原理ITビジネスの原理感想
いやはや、これはそんなに期待せずに読んだけど面白かった。実はITの世界でいきてきて、その実あんまり儲からないという感じだったり、ハイコンテクストでないローコンテクストな部分を批判したりとなかなか、この世界にいるヒトの割には地に足がついている感じがしました。また個人的には日本人のコミュニケーションの特性を知る上でも参考になる意見が多くて違う意味で楽しく最後まで読了した。良書だわ
読了日:2月20日 著者:尾原和啓
いつも買うもやし・卵・とうふがおいしいおかず―格安トリオをとことん使いきり (主婦の友生活シリーズ)いつも買うもやし・卵・とうふがおいしいおかず―格安トリオをとことん使いきり (主婦の友生活シリーズ)感想
まさに我が意を得たりな本。そう、家計にも優しくてボリュームのあるレシピが多いこと。しかもお肉も中心が豚の薄切り肉でこれまたリーズナブル。和洋中華もあって、ついついメモをとっていたらお腹がすいてしまいました。つかえるレシピがこれだけあるとうれしくなりますね
読了日:2月19日 著者:主婦の友社
大資産家になるためのアジア副業マニュアル100万円から実現できる人生改革 (PHPビジネス新書)大資産家になるためのアジア副業マニュアル100万円から実現できる人生改革 (PHPビジネス新書)感想
ちょっとタイトルは大げさだけど、かつて20代の頃にアジアをふらふらしていた立場からすると、とても元気の出る内容。この本の中では発電ビジネスと読んでいるけど、距離を移動することをコストではなく投資ととらえて、現地と日本の価格差を利用するというビジネスモデルを提案する。当然、資産をアジアで買うのも同様で、この考え方の背景には、徐々に所属する組織からはなれてビジネスをしていくという起業的な側面もあって魅力的に聞こえるのだ。そういう場合、あんまりそんな現実はないかもしれないけど、現代のおとぎ話としては素敵に思えた
読了日:2月19日 著者:澤木恒則
世界 伝説と不思議の物語世界 伝説と不思議の物語感想
写真が幻想的で素晴らしいのもさることながら、短いセンテンスでそれぞれの建物の由来がコンパクトにわかるのが楽しい。特に時代は関係なく網羅していてフランスのシュバルの理想王宮とかアウトサイダーアートの建築版の趣。意外にも日本の高千穂峡の写真とか見てうわっと感動してしまった。旅行って楽しいことを再確認
読了日:2月19日 著者:アフロ,アマナイメージズ
経済は世界史から学べ!経済は世界史から学べ!感想
著者が予備校の先生だけあって、経済のキーワードをストーリー仕立てで教えてくれる。意外にも大収穫な本でした。次作も期待
読了日:2月16日 著者:茂木誠
先読み! 景気循環入門先読み! 景気循環入門感想
景気循環の第一人者の嶋中さんが書いた入門書とはいえ、なかなか骨のある内容。コントラチェフとか、有名なものからこれって使えるのというような太陽の黒点とか、色々、景気循環のアレコレを示していて、読んでいるとどこか、ファンタジーにも通じる世界で面白い。信じるか信じないかはあなた次第というところだが、それでも経済は波であるという主張には、実に示唆に富んでいてうなづくことが多かったです
読了日:2月16日 著者:嶋中雄二
養老孟司の大言論〈3〉大切なことは言葉にならない (養老孟司の大言論 3)養老孟司の大言論〈3〉大切なことは言葉にならない (養老孟司の大言論 3)感想
3冊連続で読むと、それぞれの時期や旅の場所は違えど、そのテーマ性は一貫している。この脳化した社会と意識の問題、それとは別に意識ではなく存在している自然や農村、そして生き物の多様性。一神教と多神教との違いなどもらせん構造のように何度も行ったり来たりしながら議論を深めている。どうしても読み進めると2律背反に見えがちだが、それを身体というか、この世界を通じて世界を見ざるを得ない人間の限界についても言及していて実に有意義な本でありました。楽しい思索の時間というのは人生においても貴重ですね
読了日:2月16日 著者:養老孟司
十字軍全史 (ビジュアル選書)十字軍全史 (ビジュアル選書)感想
他の人の感想にもあったけど、歴史的に時代を追って紹介しているのですが、書き手によって教皇側とイスラム側の立ち位置が変わることがままあり、ちょっと読みづらい点はマイナス。ただ、それぞれの十字軍での闘いについて紙面を割いているので、当時のカトリック国家の集合離散ぶりというのがよくわかるのは、知りたかった部分なのでこれはアリかな。全般的に登場人物多めなので世界史初心者には敷居が高かったです
読了日:2月16日 著者:
すぐわかる画家別幻想美術の見かたすぐわかる画家別幻想美術の見かた感想
よくよく考えれば、19世紀の世紀末美術のような幻想世界を描いた人たちはマニアリスムの時代から20世紀にまで連なることをこの本は教えてくれる。デューラーとか、ムンクまで入ると意外な気もするけど、ドミニクアングルとか、クリムトまでいくとそれもそうなのかなとやけに納得。時代をさかのぼり徐々に時期をいくスタイルは、かなりわかりやすかった。なんだか、幻想世界に虜になりそうだ
読了日:2月16日 著者:
世紀末美術の楽しみ方 (とんぼの本)世紀末美術の楽しみ方 (とんぼの本)感想
いきなり表紙からモローのユピテルに、見開きがフレデリックの流れ(多分、会田誠の源流)みたいなインパクトの連続。よくよく考えると自分が小さい頃に遊んでいたオカルト趣味的な要素の原点がこれらの作品に触れるとよくわかる。退廃美とエロスにタナトスが交錯してヤバい世界。深入りは現金だけど、何とも言えない世界観についつい引き込まれてしまいました。まだまだ知りたい世界だなあ
読了日:2月14日 著者:河村錠一郎
養老孟司の大言論〈2〉嫌いなことから、人は学ぶ (養老孟司の大言論 2)養老孟司の大言論〈2〉嫌いなことから、人は学ぶ (養老孟司の大言論 2)感想
養老先生の一環したテーマに意識と身体性の問題がある。社会が意識を優先するあまり身体性から乖離してしまっているということを指摘している。あと連載の3冊では、環境問題をモノの問題としてエントロピーの法則と照合して説明していて、この考え方は自分の体と心の声の問題意識と大きくつながるのだ。身体性を失った人間の自然回帰のみならず、その先にある生き方もまた考えさせられる本でした。前に読んだ時のもやもや感がだいぶ解消されて我ながら読解力もちょっと進歩したかな
読了日:2月13日 著者:養老孟司
ヒットの理由―人気音楽プロデューサーが読み解く ヒット曲は偶然生まれないヒットの理由―人気音楽プロデューサーが読み解く ヒット曲は偶然生まれない感想
NHKの亀田専門学校を見ていて、この人のJ-POPの定義があまりにも具体的かつ意図的であることに気づき読了。番組のような明快さはないものの、それ以前のヒットの分析などはやっぱり往時(2000年代前半)とはいえ、やはりスゴい。売れるものを意図して作ることは作曲家はしないのかと思いきや、隅々まで行き渡った作品のプロデュース力に感心。ヒットメーカーたるゆえんがわかりました。同様なことは以前に、建築家の隈研吾さんカラも感じたけど…
読了日:2月10日 著者:亀田誠治
ラファエル前派―ヴィクトリア時代の幻視者たち (「知の再発見」双書)ラファエル前派―ヴィクトリア時代の幻視者たち (「知の再発見」双書)感想
やっぱりこの表紙にひかれしまい読了。この本は、むしろラファエル前派の歩みとその題材に焦点を当てているのだけれど、細かい図解を織り交ぜて解説しているのは、本としてはかなり親切。ちょっと脚注のような読みやすさはないけど、初心者向けの美術の本としてはありだと思いました。
読了日:2月9日 著者:ローランスデ・カール
プリンセス・ダイアナと英国王室物語―世界を騒がせたロイヤル・ヒロインたちの愛憎劇 (別冊歴史読本 (96))プリンセス・ダイアナと英国王室物語―世界を騒がせたロイヤル・ヒロインたちの愛憎劇 (別冊歴史読本 (96))感想
ダイアナのエピソードも刊行された当時がまだ事故死をして間もない時期なので生々しい。ただやっぱり白眉は、王室を巡る物語でこの本の書き手の方がやけい盛り上げてくれるので嬉々として読んでしまった。それにしても王室を巡るこのねじれた感覚は英国人の国民性とでもいえるのかな。どこか島国の日本と通じる残酷さも感じたりもしました
読了日:2月9日 著者:
自立国家への道自立国家への道感想
なぜか保守の論客としての論調なので、どうしても様々な言説とも似ている。というか、保守の人のタネホンになっている気がしてならないのは気のせいか。
読了日:2月9日 著者:渡部昇一
たのしい編集 本づくりの基礎技術─編集、DTP、校正、装幀たのしい編集 本づくりの基礎技術─編集、DTP、校正、装幀感想
英治出版で長年単行本の編集をしていたベテラン編集者の人が作った本だけに具体的だし、実践的だ。そこはかとなく感じる本の衰退と希望が読んでいて心地よいのは著者の人柄なのだろう。以前に出た編集者の仕事という新潮社の新書とあわせて読むと単行本の編集者志願(どれほどいるのか?)にはいい参考書になると思いました
読了日:2月9日 著者:和田文夫,大西美穂
デビッド・リンチ―PAINTINGS & DRAWINGS (A TREVILLE BOOK)デビッド・リンチ―PAINTINGS & DRAWINGS (A TREVILLE BOOK)感想
この本は前にやったラフォーレの個展と関係あるのかな。あの作品展でも映像に混じって不穏なドローイングがいくつもあって印象に残っていたので、チェックしてみた。ここでもたまたまラファエル前派展の本に寄稿していた滝本誠さんの名前が。根っからのリンチフリークなのですね。納得。内容は作品中心でその着想についても書いているんだけど。相変わらずわかりにくいがそれもまたよし。なんだか、シュールレアリズム以降の自動書記の気配もある抽象と具象の間のような作品も陰鬱でリンチそのものでした。もうちょい判型が大きいと良かったな
読了日:2月9日 著者:
美術手帖3月号増刊 ラファエル前派 19世紀イギリスの美術革命美術手帖3月号増刊 ラファエル前派 19世紀イギリスの美術革命感想
とにもかくにも日本でのテイト美術館によるラファエル前派展が開催しただけでもうれしかったりする。お目当ては表紙のミレイのオフィーリアだったりするからつい手に取ってしまう。この人たちの美人の描き方もさることながら題材やモチーフからファンタジーを感じてしまうあるいは物語性を色濃く感じるのがとても子供時代に戻った感覚がある。この本では蜜美辞美術館の『唯美展」も網羅していて、その後、両展をいった自分にとっても最適なサブテキストとなったのはいうまでもない。後半にでてきた滝本誠さんの文章が、洒落てて笑えた
読了日:2月9日 著者:
生命とリズム (河出文庫)生命とリズム (河出文庫)感想
表紙がグロいんですけど、子宮内の胎児の成長の様子を描写すると、30億年の生命の進化を圧縮していくようなものが妊娠期には見られるという。そして生まれた胎児は、成長期を経て子供を産み、あとは老化をして死んでいくという生命の大きな波、さらには呼吸一つとっても太陽と月からの影響をウkているとか、人間の中に生物の進化と宇宙との関係性が埋め込まれているという指摘はスピリチュアル的な印象論とは一線を画す人間観察の末の論考で、晩年の吉本隆明氏が感嘆したのも納得がいく。生前は著作が皆無で再評価されてるみたいです
読了日:2月5日 著者:三木成夫
コミュニケーション断念のすすめコミュニケーション断念のすすめ感想
結構印象論のような日本の世評時評のような本。一般的に、日本の社会はコミュニケーションが薄めなのではなく濃すぎる、もっと減らそうぜという趣旨の本。個別のテーマをいちいち真に受けて読むよりは全体的な日本のイメージの閉塞性に着目した方が良さそうな本
読了日:2月4日 著者:信田さよ子
私の暮らしかた私の暮らしかた感想
雑誌「考える人」の連載当時から読んでいたんだけど、06年からスタートして震災をはさんで両親の死、そして自身も還暦を迎えるまで。実は大貫さんの音楽については以前に聴いていたけど、この人の芯のある人となりというのは、両親の影響だったり、音楽に、あったりするのだなあと思う。エコや環境に対するスタンスに共感を覚えるのは強烈に大貫さんが個を貫き通しているからだと思う。そして、パリ在住の年下男性K君との交流になにか、そこかたとないエロティシズムを感じたりして、連載とはちょっと違う時間軸の流れを堪能した。素敵
読了日:2月4日 著者:大貫妙子
自分軸のつくりかた: 生きるのがラクになる50の方法自分軸のつくりかた: 生きるのがラクになる50の方法感想
イラストレーターの体験的自己啓発本だ。とはいっても香山リカさん系の脱力話が中心。それはそうだ。今の日本人(特にこの本は女性向けだけど)はストレスフルだから、そんなものからエスケープしましょうというのが趣旨。面倒くさい人間関係にネットの世界でのコミュニケーションも然りだ。で、後半に体作りの話も唐突に出てくるんだけど、同じ世代としては、この身体性を取り戻す感覚が「軸を作る」ことにも繋がる感覚があってやけにしっくりしました。個人的には非常に刺さった本でした
読了日:2月4日 著者:中山庸子
有元葉子の「和」のお弁当有元葉子の「和」のお弁当感想
またまたメモを片手に有元さんの本を読む。シンプルで手のかからないレシピが満載でうれしい悲鳴です。1食の分量も手軽なので、ちょっとした一人ごはんを作るにも最適。やっぱり外食もいいが、家の素朴なごはんがおいしいと思える本ですね
読了日:2月4日 著者:有元葉子
私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今感想
この本では、ヨン様の「太王四神記」と「チュモン」を通じて韓国の歴史を振り返るんだけど、中心にあるのは、高句麗という朝鮮の統一王朝についての記述がメイン。そこにあるのは朝鮮半島という国が、古朝鮮の頃から常に国家のアイディンテティが揺れているという側面があるという。ちょうどチュモンが放送されている時も中国の北東部の調査が行われ、朝鮮半島はもともと中国の一部であるという研究結果に、制作者も怒りを覚えたそうだが、そういうナショナリズムやアイディンテティをドラマを通じて確認していく作業が歴史ドラマに込められている
読了日:2月4日 著者:蓮池薫
蓮池流韓国語入門 (文春新書)蓮池流韓国語入門 (文春新書)感想
この本の前半は、日本語と韓国語の類犠牲を示していた期待させてくれるんですが、後半の実践編は難しすぎる。蓮池さん的には、ハングルの発音が表記されているのがスゴいということなのだが、かなりのチンプンカンプンです。前に高信太郎さんのわかりやすい解説本を読んでしまったのが難点か。それでも朝鮮半島の思想的な底流が言語に現れているという解説にはやけになっとくさせられました
読了日:2月4日 著者:蓮池薫

読書メーター
posted by nizimasu at 09:16 | TrackBack(0) | BOOKS