2014年02月02日

2014年1月の読書

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:37冊
読んだページ数:8720ページ
ナイス数:210ナイス

あさ・ひる・ばん・茶あさ・ひる・ばん・茶感想
それほど過剰に装飾されていないけど、シンプルで心にささる文章。さりげないけど、日々の生活に欠かせない食事や日常の風景が一筆書きのようにさらりと収められているんだけど、これがどれも素晴らしい。何度も拾い読みしたい本です
読了日:1月29日 著者:長尾智子
肖像画で読み解く 世界の王室物語 (ビジュアル選書)肖像画で読み解く 世界の王室物語 (ビジュアル選書)感想
どうしても世界史は横文字が多い(当たり前だ)ので頭にインプットできないのが悩みの種。なぜか個人的にナポレオンについてピンとこなかったんだけど、この本で一気にナポレオンの理解が深まった気がする。それだけではない。図版の豊富さで名前でなくて肖像画でその人となりが何となく掴めるのもこの本のいいところだ。ちょっと肖像画の説明が物足りないんだけど…。そこはご愛嬌か
読了日:1月29日 著者:
ハプスブルク 恋の物語 (ビジュアル選書)ハプスブルク 恋の物語 (ビジュアル選書)感想
やっぱりハプスブルクはネタの宝庫と言いましょうか。マリーアントワネットにマリールイーズにエリザベートと定番の恋愛話もありつつ、後半はモーツアルトやベートーベンなど当時のパトロンが大事な時代の芸術家についても言及。久しぶりにクリムトやエゴンシーレのストーリーを読んであの退廃美が生き方に直結している世紀末の芸術家のありようにぐっときました。
読了日:1月29日 著者:
フランス王室一〇〇〇年史 (ビジュアル選書)フランス王室一〇〇〇年史 (ビジュアル選書)感想
イギリスに比べると登場人物も少なめでまずは一安心。それでも周辺国と常に戦争をしていたフランスは、その内政の不満や財政問題も常に内包していて、それを実に工夫しながら近代国家を築きあげていったのかがわかる本。人に焦点があたっているが、その王室のたたずまいはイギリスとは異質な守りの部分が大きいのだと思う。それにしてもルイ16世の悲劇的な最後や太陽王の14世のエピソードは何度読んでもゾクゾクするなあ。最近、ナポレオンは渡部昇一先生のドイツ参謀本部を呼んだばかりなので評価は低めのママでした
読了日:1月25日 著者:
考える腸 ダマされる脳考える腸 ダマされる脳感想
まさに藤田先生は「腸」の代弁者である。かつて現代社会を唯脳といったのは養老先生だったが、その行き過ぎた脳の世界に警鐘を鳴らすのがこの本。いわゆる脳の暴走を食い止めよという話だ。その答えが腸の声を聞けというのだ。でも確かに脳は頭が悪いぞ。ダイエットなど意志の力はどうすればいいのかということにも繋がる話でとても興味深かった
読了日:1月25日 著者:藤田紘一郎
ABC案のレイアウト: 1テーマ×3案のデザインバリエーションABC案のレイアウト: 1テーマ×3案のデザインバリエーション感想
レイアウトには答えというのがないからデザイナーのセンスが問われる。その中でこの著者さんは、あえて一つの要素からデザイン案3案を見せるんだけど、この手のデザイン本とは思えないほど、見事なデザインでしかもバリエーションが考えられていて見本としても申し分ない。これですぐに即効性はないだろうけど、感覚的なデザインをもうちょっとクライアントとのコミュニケーションで答えを求めていくということができるようになるかもしれない。小予算のデザインにおいてのアイディア集としても秀逸だ
読了日:1月24日 著者:甲谷一
映画でわかるアメリカ文化入門映画でわかるアメリカ文化入門感想
まずかなり本の構成が特殊です。前半がアメリカの文化や社会制度についてほぼ見開き単位で紹介していて、そこから後半の作品とテーマについての解説になっています。ちょっと選者の好みもありますが、やはり人種の問題や同性愛、宗教と言ったテーマのものが並びます。ただここで興味深かったのがホワイトとラッシュと呼ばれる白人の最下層の人たちの暴力性や諸処の問題を描いた作品。アメリカンヒストリーXやモンスターはかなり気になるかも。やんでいる社会を告発するという作品から国威発揚のパールハーバーのような映画までまさにサラダボウルだ
読了日:1月24日 著者:奥村みさ,スーザン・K・バートン,板倉厳一郎
独居老人スタイル (単行本)独居老人スタイル (単行本)感想
いつも自分の琴線に触れる何かを提供してくれる希有な編集者が都築さんだ。日本のヒップホップアーティストの世界に注目したのが若者ならば、その対極にあるのが今回の登場した人たち。有名無名問わず、その唯一無二の生活ぶりからはミクロコスモスのような強烈な世界観と、うわっとニオイ立つような生活感が伺える。この感覚は、特殊漫画家の根本敬サンのマンガにも繋がる勢いだ。このむせ返るような人々に好奇心満々で迫る都築さんの愛情あふれる文章と写真もたまらん
読了日:1月24日 著者:都築響一
アメリカ文化入門アメリカ文化入門感想
アメリカの国家の成り立ちや制度、宗教、美術、文化、音楽まで網羅的に解説した入門書。とはいえ、それぞれのジャンルを数十ページで紹介しているからかなりの情報量。固有名詞も多い。それでもなお、この移民が作ってきた実態のわかりにくい国家の全体像を掴むには最低でもこのボリュームは必要だろう。日本人が知っておくべきアメリカのイメージはこの本をレファレンスにするといいかもしれない
読了日:1月21日 著者:杉野健太郎,稲垣伸一,舘健太郎,立入正之,中田崇,ジョセフラウアー,諏訪部浩一,西山隆行,山口和彦,下楠昌哉,荒川裕子,飯岡詩朗,大野美砂,倉科一希
美-「見えないものをみる」ということ (PHP新書)美-「見えないものをみる」ということ (PHP新書)感想
ここでいう美というのは、エスプリ的なものや美意識、そして芸術など包括している。その中心にあるのは「日本」という軸であり、それを生活の中心にとらえるという日本人のありようなのだと思う。そこで著者の福原氏は、デジタル革命、グローバル化が知の劣化に繋がっているのではないかと指摘する。その意見には大いに賛同できるが、残念なのは、単なるノスタルジー的な讒言にとどまっていることだ。この身体化から脳化した社会でどう感性を育むか。エスタブリッシュメントとしての意見が聴きたかったというのが正直なところだ
読了日:1月19日 著者:福原義春
映画で学ぶエスニック・アメリカ (NTT出版ライブラリーレゾナント)映画で学ぶエスニック・アメリカ (NTT出版ライブラリーレゾナント)感想
エスニックって人種という意味だけど、様々な人種が共存するアメリカの内情を映画を通じてとらえようと言う試み。ネイティブアメリカンから黒人にヒスパニック、アジア系と様々だけど比較的、入手しやすい作品が多くて解説も平易。個人的にスパイクリー懐かしくてみたくなりました
読了日:1月19日 著者:佐藤唯行
どん底から這い上がった起業家列伝どん底から這い上がった起業家列伝感想
誰もが知っているベンチャーの創業者の中でもたたき上げに着目した人選でその人となりとこれまでの経営に迫るノンフィクション。ガリバーにココイチ、ほくととかなじみの会社も時代の背景や事業の失敗など切羽詰まってそこから這い上がるエピソードのどれもが美しい。ものすごいバイタリティに感服
読了日:1月19日 著者:松崎隆司
恋愛美術館恋愛美術館感想
タイトルよりもモディリアニの表紙に引かれてしまった。巻頭のモディリアニの死のあとを追う妻のエピソードから始まり、ロダンとカミーユクロデールとかのエピソードは哀しみを誘う。ただ、艶福家だったピカソには一貫して厳しいトーンで解説していて、芸術家の才能に翻弄される女性が攻められるという芸術家の物語に著者もいささかヘキヘキしているのだろう。個人的にはムンクのワイン商人の娘にフラレル逸話は、作品とあわせてみるとなんと物悲しいことか。さらにルソーの素朴な話もよい
読了日:1月18日 著者:西岡文彦
からだのこえをきくからだのこえをきく感想
国際的な舞踏家が書いた身体論と文明論だ。以前から鴻上尚史さんとか演劇の人は、身体性と日本人の関連について積極的に発言しているけど、おそらく共通する認識として日本人の中に体と心、感性と言ったものが乖離しているというのを戦後の歴史を通じて描いているのが前半。そして身体性と感性、そこから表現の領域へ統合していくプロセスを文章で書いていくのだけど、その心身が結びついた文章から「言霊」を感じるほど。女性の日記の文章から率直さを感じることがあるけど、著者の文章からは、建前と本音の境界がシームレスが目から鱗でありました
読了日:1月18日 著者:小池博史
流通大変動―現場から見えてくる日本経済 (NHK出版新書 425)流通大変動―現場から見えてくる日本経済 (NHK出版新書 425)感想
伊藤先生のレクチャーはいつもながらわかりやすい。それだけでおすすめなのだが、今の変化の激しい流通業界を見事な手さばきで料理していてこれは面白い。中でも問屋の再編に出てくるスマイルカーブと発展途上国である中国の産業を逆スマイルカーブで表現する議論はなかなか楽しい。また日本酒でも売上の低い〆張鶴が利益率が高いなどの情報も足で稼いでいてなかなか書斎ではない活動ぶりに、楽しく本が読めた。そして、成熟社会の日本の流通の供給過剰についても思いがいくばかりだ
読了日:1月14日 著者:伊藤元重
図説 アレクサンドロス大王 (ふくろうの本)図説 アレクサンドロス大王 (ふくろうの本)感想
実は名前だけ知っていてもその功績はわからない偉人とは多いもので、自分の場合にはアレクサンドロス大王もその一人。若干33歳で死すも東方遠征の背景には、父親の影響や軍事的な組織の優位性などもこの本では触れていて、当時のギリシャから中東世界の歴史が概観できて大変興味深い本でした
読了日:1月13日 著者:森谷公俊,鈴木革
ハンドブックハンドブック感想
この本を読むと無性に古本屋さんになりたくなる。どこか、のほほんとして、ちょっとあまのじゃくな著者のキャラクターが魅力。表参道のユレノヒトという書店主の本は、どこかけむにまくような筆致が癖になりそうだ
読了日:1月13日 著者:江口宏志
史上最強の助っ人エディター/H・テラサキ傑作選史上最強の助っ人エディター/H・テラサキ傑作選感想
マガハのカタログ路線の嚆矢となった「ウオールアースカタログ」を見いだしたのはもともとフリーエディターの寺崎さんだったのかという驚きもありつつ、アイビーやアメカジにも造詣が深くて、その後のビートニクスなどのシーンからアウトドアの流れの時代に深くコミットしていたという寺崎さんの回顧本がこういう形で出ただけでもものすごい。その博覧強記ぶりは、サブカル全般に及ぶし、実は、マガハの消費促し系な路線は、寺崎さんの発案ではないかと思えるほど。雑誌カルチャーにおける功績は大きいと実感。
読了日:1月13日 著者:寺崎央,テラ本制作委員会
中国の論点 (角川oneテーマ21)中国の論点 (角川oneテーマ21)感想
富坂さんの筆致は中国本にありがちなエキセントリックさが皆無でいつも読んでいて読後感がいい。中国にはアヘン戦争以来の被害者としての国家像があり、大国になってもその意識は変わらない。国民は国家に翻弄されてきた訳でそうした経緯をしるきっかけになるような本書は、入門編なれどもなかなか硬派で好感がもてます
読了日:1月13日 著者:富坂聰
(018)紙の本は、滅びない (ポプラ新書)(018)紙の本は、滅びない (ポプラ新書)感想
紙の本が売れないといわれて久しい。その問題点をインターネットと電子書籍の登場に帰するのがこの本のひとつのテーマ。また教科書も今後は、電子化するのではという話や書店の減少までもそ上にあげているのだけれど、そこに驚きはない。むしろ、電子書籍はむしろ、ここにきて頭打ちであり、それがどうなっていくのかについての議論があっても良かったかな。あくまで大型書店の店員さんの視点というのがみそかな
読了日:1月13日 著者:福嶋聡
韓国国立中央博物館の至宝韓国国立中央博物館の至宝感想
韓国や中国はあまり過去の遺物をきちんと保存していないイメージがあったんだけど、それなりにきちんと保存していたことに驚き。仏教国家だった時代のものはおおくあるけど、どうしても李氏朝鮮以降は、あまり気になるものがなかったなあ。ただ、奈良時代あたりは頻繁に日本とも交流があったことが伺えて、やっぱりその時代が日本の文化の底流にきちんと息づいているのがわかりました
読了日:1月11日 著者:呉明淑
大英博物館 (ビジュアル選書)大英博物館 (ビジュアル選書)感想
もう20年以上も前に行ったから、その展示内容も忘れちゃったから見ていて新鮮だった。確か、ミイラの展示がスゴかったなあぐらいな感じだったんだけど、ギリシャやエジプトの収奪品はものすごいレベル。説明ではかつてフランスと、略奪の限りを競っていたというのだから、ある意味、帝国主義の賜物だけに複雑な気分。かといってアフガニスタンの遺跡の破壊なども考えると色々なことに思いがいった。また行けるのはいつの日だろうか。
読了日:1月11日 著者:
アーティストになれる人、なれない人 (magazinehouse pocket 10)アーティストになれる人、なれない人 (magazinehouse pocket 10)感想
言葉から感じられるその人の肉体的な部分に興味がある。言葉は立派だけど印象が残らない人もこの中には登場する…誰とは言わないけど。その中で、ものすごく生き方と言葉がシンクロしたのは、大竹伸朗さんだった。スナックで地元の人と飲みながら、アートを思索する気持ちの吐露は本当に頭が下がる。スゴすぎる人の境地に触れた気がしてそれが読めただけでも十分満足でした
読了日:1月11日 著者:
伊藤まさこの雑食よみ 日々、読書好日。伊藤まさこの雑食よみ 日々、読書好日。感想
何となく、伊藤さんから感じられる生活に寄り添う読書と言うスタンスが好きだな。モノを愛でる感覚が古本も新刊も一緒で、そこには、おいしいごはんや子育ても出てくる。おりおりの本好きにとっての聖地のような場所も出てくる。スタイリッシュじゃない読書案内としてはかなり好みでした。ちょっと写真がおしゃれすぎるのは今の編集の人のセンスかなあ
読了日:1月11日 著者:伊藤まさこ
これからの日本、経済より大切なことこれからの日本、経済より大切なこと感想
池上氏とダライラマの対論と言うか、ダライラマの講話を池上さんが解説しているというのが実際のところか。話を読み進めると意外に、資本主義の批判としてのマルクス主義に言及しているのがなかなか興味深い。その可能性はソ連なんかを全体主義として批判しているから、資本の共有や足るを知るという視点が再び出てくるのはいいなあ。
読了日:1月11日 著者:池上彰,ダライ・ラマ法王14世
Play Printing -しくみを知って使いこなす、オフセット印刷、紙、インキPlay Printing -しくみを知って使いこなす、オフセット印刷、紙、インキ感想
印刷と編集デザインは近くて遠い溝みたいなものがあると思う。そんな実務的な溝を埋めるためにあるような本だ。印刷という編集サイドから見えない現場の現状とそれをいかに仕様に落とし込むかという印刷サイドからの提案。本が売れないと言われて久しいがDTPで失われた編集の暗黙知の部分がこの本には引き継がれているなあと感じたのでありました
読了日:1月6日 著者:野口尚子
10種のぶどうでわかるワイン10種のぶどうでわかるワイン感想
ソムリエさんが書いたワインのぶどうの種類を、まさに様々なソムリエ風な表現を交えて紹介した本。白ワインの王道のシャルドネから赤でもグルナッシュまでだから、そんなに幅広くないか。でも飲み方や特徴(ない種類も含め)解説していてこれはわかりやすい。さらっとイメージがわくあたりが、さすがソムリエの表現力だなあと感心しちゃいました
読了日:1月6日 著者:石田博
藤森照信×山口晃 日本建築集中講義藤森照信×山口晃 日本建築集中講義感想
すっかり山口晃先生のひょうひょうとした語り口のファンになってしっているのだが、それに加えて今回の講師は藤森照信先生ではないですか。この堂々巡りのようなあわよくば、禅宗の公案を巡る問答である感じもありつつ、さりげなく各時代を代表する建築物を紹介する人たちや編集者へのいらだちを織り交ぜているところが素晴らしい。こうやってリラックスして原稿が書けることの素晴らしさと言ったらない。当然、すずしろ風の画伯のマンガも楽しめます
読了日:1月5日 著者:藤森照信,山口晃
ポップカルチャーA to ZポップカルチャーA to Z感想
アメリカの90年代のポップカルチャーをニューヨークの雑誌の編集者がセレクトして紹介した本。今読んでも00年代から現代に繋がるキーワードが多くて、そのままつながっているのかと驚かされる。中でもリアリティショーやセレブシーンの萌芽はこの時期からなのかと驚かされた。でもその一方で、すでに消えてしまった人たちもいて、世の移り変わりもまた感じられる本でありました
読了日:1月3日 著者:山田五郎
イギリス文化55のキーワードイギリス文化55のキーワード感想
この本のようなキーワードで斬るというスタイルはなかなかなくて面白い。中でもイギリスの庶民文化の成立や、音楽との連関については、あまり言及されていないかもしれない。これは読み物としてもなかなか秀逸でした
読了日:1月3日 著者:木下卓,久守和子,窪田憲子
田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」感想
元プータローが自然派のパンに目覚めて、ライフスタイルを変えて、さらに震災を経て、居住地を変えてまで試行錯誤した現在進行形のストーリー。その理論的なバックボーンには表紙にもあるマルクスの資本論なんだけど、日本の中小の飲食業の中で、フェアトレード的な、適切な価格でのモノの販売に希望を見いだす。つまり利潤のない世界だ。ただ、これが永久機関のように、回り続けることができるのか、それともどこかで摩擦が起きて、シュリンクしてしまうのか、まだ実験は始まったばかりだ
読了日:1月3日 著者:渡邉格
ダークヒストリー 図説 イギリス王室史ダークヒストリー 図説 イギリス王室史感想
なんで、イギリスは日本にも匹敵するような王室ゴシップが好きな国民性なのかと思ったら、それ以上に、王室内部のごたごたとスキャンダルに事欠かないからだとわかった。とにかくヘンリー2世からリチャード1世、ヘンリー8世も含めて新旧にわたる王族のゴシップと下衆なカネと性を巡るエピソードの数々はへたな小説も真っ青だ
読了日:1月3日 著者:ブレンダ・ラルフルイス,樺山紘一
星と神話 物語で親しむ星の世界星と神話 物語で親しむ星の世界感想
ギリシャ神話と星座のエピソードをコンパクトに紹介。おそらく、星座好きな子供向けなのかもしれないが、でもイラストも豊富でストーリーがわかりやすい。やっぱり丁寧に編集された本は、すっと記憶に残ります
読了日:1月3日 著者:
森と芸術森と芸術感想
随分前に現在改装中の庭園美術館で、このタイトルの展覧会を見た時に、ものすごいインパクトをうけた。ソローの森の生活や、風景画へのヨーロッパ人の憧憬というのは、森というのが楽園というイメージと離れがたく結びついていたのだ。早くリタイアして隠居するライフスタイルにしてもそこには、聖書やケルト、ギリシャ神話などからのインスピレーションが多層的に潜在意識に眠っているようだ。中でもゴーギャンがタヒチの島から楽園を感じたのは、単に、地元の娘とできてしまっただけではない、南の楽園の持つ解放的な風景だったのかと思い至る
読了日:1月3日 著者:巖谷國士
あたらしい結婚日記あたらしい結婚日記感想
ある部分の女性たちに熱狂的に人気を誇る服部さん。だが、同世代の私もきづけば結構熱心な読者だったりする。ただ、これまでのちょっとスピリチュアルさからは後退して前に出た「東京日記」の姉妹版のような内容。より、結婚というゴールに向かってすすんでいく日記でありました。モテキがきているという話に、微笑ましくも読みつつ、最後は職場の面接にきた年下男性と結婚。実はこの人の悩みの大半は、最愛の異性の自己承認にあったのではないかと思った。ある意味、みうらじゅんさんと同じ結論にぎゃふんとしたのだった。でもそういうものだよねえ
読了日:1月3日 著者:服部みれい
幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)感想
いわゆる幸福学は様々なアプローチがあるんだけれど、この本の異色なのは、ロボットの研究の中で、まず人間をテクノロジーが幸福に導くためのツールであるならば、幸福そのものを定義しなければならない、つまりゴール地点の設定の必然性を解いている。そこで驚いた知見は様々あるんだけれど、まず幸福の分類を「地位財」と「非地位財」にわけていることで、つまり世の中の金銭や出世と言ったものは、幸福観が持続しづらいという定見があるのだという。だったらそれとは別のベクトルに向かえばいいと言うのが家族だったり趣味の世界というのは驚きだ
読了日:1月3日 著者:前野隆司
不幸になる生き方 (集英社新書)不幸になる生き方 (集英社新書)感想
勝間さん自身が幸せに見えないのだけれど、成功譚の人物が最近の本などを中心に幸せになる方法を探求する本。まず前提として、不幸な状況をいかに避けるか、そこでは他責な人を避けて、他責な自分をいかに自責な人間として振る舞うのかということに紙面を割いている。でもこの本はなぜかちょっと古く感じでしまうのは、10年の本で行動経済学の理論を中心に構築しているからか。要は、いろんな本で出ているエピソードが中心なのです。この手のジャンルは、時代性と無縁ではないなあと思った次第
読了日:1月3日 著者:勝間和代

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posted by nizimasu at 15:21 | TrackBack(0) | diary