2013年09月01日

2013年8月の読書

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:38冊
読んだページ数:8764ページ
ナイス数:158ナイス

ヒップホップ!: 黒い断層と21世紀ヒップホップ!: 黒い断層と21世紀感想
もともとアフリカでビジネスをしていた中年男性がヒップホップに出会いはまり、本まで書いてしまうというのがいきなりこの展開もヒップホップ的な成り上がりだけど、著者の世代間から見たヒップホップの歴史と世界的な発展を検証する構成。となると考察するヒップホップの対象はUSだけにとどまらず、日本にUK、フランス、ヒスパニックさらにはアフリカのシーンまで及ぶ。個人的にはトリップホップまで入ってくるとその解釈に戸惑うのだが、ローカルのシーンにそれぞれのヒップホップがあるのはいわずもがなでこの本の視点の広さに感心
読了日:8月27日 著者:関口義人
NYヒップホップ・ドリームNYヒップホップ・ドリーム感想
ヒップホップの黎明期から00年代の中盤までシーンを見続けてきたジャーナリストのレポート。セレブ的なパーティのシーンにゲトーの現実なども見えつつ、日本の窮屈さと違う世界に身を置く筆者のスタンスが軽快でかつ愉快でもある。2PACとかビギーあたりは何とも懐かしい話で、昨今のシーンを嘆いてみたりとこのあたりのヒップホップの変遷みたいなものがもっと知りたくなる。ある種の黒人社会の断面をパッケージした作品といっていいかもしれない
読了日:8月27日 著者:伊藤弥住子
Mac世代におくるレイアウト術 デザインにルールなんてないMac世代におくるレイアウト術 デザインにルールなんてない感想
マガジンハウスというか平凡出版の伝説的ADだった堀内誠一さんの一番弟子の新谷さんがその技法を教えて希有な本。といっても具体的な例は書いているものの、その細かな指導や発送法についての説明はない。だが、往時のレイアウト用紙をそのまま掲載していて、どのように指定し、入稿してきたかという軌跡を伺うことができる。DTP時代だとそういうプロセスがない分、こまかな配慮のない本が多いけどやはり、手作りで実際のページ構成をイメージとデザインで確認していきながら進めてきた方がいかに美的かつ整然としたデザインになるかという見本
読了日:8月25日 著者:新谷雅弘
蔵書の苦しみ (光文社新書)蔵書の苦しみ (光文社新書)感想
これまた本好きには我が意を得たリナタイトル。古今東西の菟集家の話を振り返りつつ、本のスペースを確保するにはどうしたらいいか。ひいては本棚のない生活や、本のフリーマーケットを開く二至るまでの話はまさに本好きにとってはたまらないエンターティメントなエピソードの連続だ。
読了日:8月25日 著者:岡崎武志
身体のいいなり (朝日文庫)身体のいいなり (朝日文庫)感想
最近、ネットでの宣伝ばかりのノンフィクションライターが多い中、自分の思索を含め誠実にキャリアを積まれていると思うのが内澤さんだ。この本では、乳がんになってからの自分の日記的な部分とヨガとの出会いなんかも書いているのだが、どこか傍観者的な視点についつい引き込まれる。所詮、人間は糞袋的な諦観にとてつもなく、強さや動物としての人間の強さというものを感じてしまう。それとヨガで体調が良くなったり断捨離に目覚めたり、なんか共感してしまう。著者の気分のもちようがとても清々しいんだなこれが。
読了日:8月25日 著者:内澤旬子
100年の価値をデザインする: 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか (PHPビジネス新書)100年の価値をデザインする: 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか (PHPビジネス新書)感想
奥山さんの本が好きなのっていかにも日本人的な心境からだ。ヨーロッパで活躍しその実力が認められる。しかし、日本にもう一度戻り、日本人のもつ美的感覚の良さを訴える。世界で活躍する日本人が日本の良さを気づかせるという構図が、時代のアジテーターとしては完璧すぎるのだ。そんな部分に気づきながらもいつもアドレナリンのでる言葉を紡ぐ奥山さんというのは活力のない日本には貴重な存在だ。きっと林真理子の野心のすすめが好きな人もこの本は、もっとかゆい処に手が届くような日本人の琴線をくすぐるので面白いと思うだろうなあ
読了日:8月25日 著者:奥山清行
ザ・ストーン・ローゼズ・ストーリー 誕生と、解散と、復活と。ザ・ストーン・ローゼズ・ストーリー 誕生と、解散と、復活と。感想
トータルで700ページという大著ながら一気に読んでしまった。デビュー以前から30年にわたる交流のある著者の評伝は、メンバ4人はもとよりマネジャーにプロデューサーにファンも登場し、その折々の時代の気分を忠実に再現している。そのスミスからローゼズというかマンチェ、そしてオアシスというUKのロックの流れというのがやけにリアルに感じられ、イアンブラウンのソロで見たあの超然としたたたずまいについてもどこか納得する自分がいた。。そしてまさかの再結成って劇的すぎる。事実が持つ故の同時代性を共有できるって素晴らしい
読了日:8月25日 著者:ジョン・ロブ
ロゴデザイン・ラブ!  -僕の失敗と成功、みんなの話からわかるブランド・アイデンティティのつくり方ロゴデザイン・ラブ! -僕の失敗と成功、みんなの話からわかるブランド・アイデンティティのつくり方感想
単なるロゴデザインのみならずブランディングの手法をその段取りから予算管理まで細かく書いていたのが意外。やはり今のロゴにはそこまでの重要性を帯びているのかと実感させられた。というか、佐藤可士和の話も外国のマーケティングの話の受け売りなのかと思ってしまった
読了日:8月21日 著者:DavidAirey
降りる思想: 江戸・ブータンに学ぶ降りる思想: 江戸・ブータンに学ぶ感想
江戸とブータン、その両者に共通するのは成長ではなく循環、経済よりも幸福の追求にあると筆者たちはいう。というか、限られた選択肢の中で時間を有効に、ここではスローであることに価値がおかれているが、それが何よりもの現代の人間に欠けているものだという。だが、この人たちの立場を見るにつれ、学者さんだから故の鷹揚さも感じつつ、うらやましくもある生活の提案でもある
読了日:8月21日 著者:田中優子,辻信一
中国 真の権力エリート: 軍、諜報・治安機関中国 真の権力エリート: 軍、諜報・治安機関感想
元産経の特派員が書いた現場レポート。その大半は、公安との妨害や取材源との人脈の開拓にあてられる。現場感覚あふれる人ならではのエピソードが満載だが、どうしても中国への見方がぶっちゃけていてホットすぎるきらいがあった。おそらく相当嫌な思いもしたのだろう。もっとこの国の分析についてはページを割いて欲しかったなあと思う
読了日:8月21日 著者:野口東秀
脱・中国論 日本人が中国とうまく付き合うための56のテーゼ脱・中国論 日本人が中国とうまく付き合うための56のテーゼ感想
やはり中国の第一人者として紹介されているんだけど、どこかきれいすぎる中国論でプロパガンダっぽいのが気になります
読了日:8月20日 著者:加藤嘉一
雑誌の王様 ---評伝・清水達夫と平凡出版とマガジンハウス雑誌の王様 ---評伝・清水達夫と平凡出版とマガジンハウス感想
個人的にはあこがれの出版社として意識したのはマガジンハウスで大学生の時に清水さんの「二人で一つの物語」を読んでいたから、ここまで赤裸々な評伝はおもしろくもあり切なくもある。ある時期からマガハが失速していった裏に強烈すぎる権力闘争みたいなものがあり、それがかつての石川二郎派の塩澤氏がかいているのだからそれは痛快だ。でも個性的な出版社や自由闊達な雰囲気の出版社がゆえにこういう停滞が起きたのは、現状の出版界を思えば、むべなるかなで読んでいて身につまされることも多いし、なかなか過去の話としては片付けられない読後感
読了日:8月20日 著者:塩澤幸登
45分でわかる! 誰でもできるやさしい作曲術。 「やりたい」と思ったら、必ずできるようになる! (45分でわかる!)45分でわかる! 誰でもできるやさしい作曲術。 「やりたい」と思ったら、必ずできるようになる! (45分でわかる!)感想
やさしいというフレコミは嘘でなくて本当にわかりやすい。まるで初心者向けのマニュアルのように本を読み進めていけば、すらすらと作曲ができるではないか。それがいいかどうかは別としてこのテの本としては難しい楽譜の話を後回しにしているのが、さすが教育者だなと感じることが多かった
読了日:8月20日 著者:青島広志
「便利」は人を不幸にする (新潮選書)「便利」は人を不幸にする (新潮選書)感想
タイトルは我が意を得たりと思ったんだけど、3.11前後を挟んだこの本の執筆でスタンスは大きく変わる。当初のパソコン云々の話から科学技術と意思決定の問題。日本の社会の既得権益や中間層の不在など組織的な部分にメスを入れていく。実は日本論であったりする本で意外な論理の展開が楽しめた。これは最近の日本人の忘れやすさとのテーマとも繋がる話で実は意外にもじっくり読まさせていただきました
読了日:8月17日 著者:佐倉統
ナショナルジオグラフィック考古学の探検 古代アフリカ―400万年前の人類と消えた王国 巨大大陸の謎を追う (ナショナルジオグラフィック 考古学の探検)ナショナルジオグラフィック考古学の探検 古代アフリカ―400万年前の人類と消えた王国 巨大大陸の謎を追う (ナショナルジオグラフィック 考古学の探検)感想
人類の起源として考古学の分野で注目されているというアフリカ。それはうっすらとわかっていたけど、実際の写真の数々で見るとその文明の源は明らかにアフリカだろうと思う。そして中世にも謎の文明がたくさんありまだまだ、解明が進んでいないという。短い本なので読みやすいけど、もっと色々写真で見たい気がしました
読了日:8月17日 著者:ヴィクトリアシャーロー
70年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)70年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)感想
どうも個人的な興味もあるけど、アメリカが繁栄を謳歌していた時代からキューバ危機やベトナム戦争といった負の影が忍び寄ってきた時代でもあって、映画の内省的な表現やポップアートを通過したような映画。さらには、アメリカ人のアイデンティティを問う映画も多い。いわゆるハリウッドの超大作にはあまり興味のない自分にはこの時代の作品群には興味が尽きないなあ
読了日:8月17日 著者:大場正明,町山智浩,高崎俊夫,大森さわこ,河原晶子,アレックス・コックス,鈴木慶一,北沢夏音,粉川哲夫,生井英考,川本三郎,滝本誠
オレの色は死だ―アイスTの語るLAジャングルの掟オレの色は死だ―アイスTの語るLAジャングルの掟感想
ラッパーのICE-Tによる読むラップ。その内容にはアメリカ社会の欺瞞や矛盾が凝縮されている。その最たるものが、人種差別だ。400年前につれてこられた黒人は資産だった。それが人間として認められつつも生活区域が貧困とともにあり、そこには銃社会と暴力がある。その黒人同士の対立を白人社会の代表である警察が取り締まり、脅威を感じれば容赦なく叩きのめす。この告発には、黒人社会が抱える被害者意識やマッチョな社会感覚もあるけど、読んでいて情景が浮かぶ言葉が並ぶ。いあはやアメリカ社会を知る上でこんなテキストはないかも
読了日:8月13日 著者:ハイディシーグマンド,アイスT
女たちの韓流――韓国ドラマを読み解く (岩波新書)女たちの韓流――韓国ドラマを読み解く (岩波新書)感想
韓流ドラマを現代感国社会の断片ととらえる著者は韓国社会の研究者でもある。実は韓国が民主化して日が浅いこともあり、昔の習慣や悲惨な歴史などがさりげなくちりばめられているのも当たり前といえば当たり前か。そういう文脈をわかるか否かのサブテキストとしても最適だ
読了日:8月10日 著者:山下英愛
恋愛呼吸恋愛呼吸感想
服部さんの著書は結構読んでいて突然、再婚の話を聞いたので、この本も読んでみる。たまたま共著の加藤さんとであって運命が好転して、アルバイトで入った年下男性と結婚するという話で、まあ、前向きになる時にモテ期来るよなあと思ったぐらい。でもこの方、あまり自分のことを赤裸々に語っていないなあと思っていたからまるで肩の荷が下りたように色々しゃべっていて面白かった。ただ、これまでの支持していたそうというのが、ある種の苦悩の先にある服部さんのたたずまいだったりするから次のステージはどうなるんだろうと気になるばかりだ
読了日:8月10日 著者:服部みれい,加藤俊朗
アンティーク・ディーラー 世界の宝を扱う知られざるビジネスアンティーク・ディーラー 世界の宝を扱う知られざるビジネス感想
経済の栄枯盛衰に大きく左右されるのが、アンティークの市場だ。庶民にはわかりにくいベールのような一線を感じるが、そうした閉ざされた世界で活躍している30代のディーラーによる解説書だ。その扱う商品は幅広く知識も膨大に必要だ。しかし、歴史やヨーロッパの美に関心のある人であればその奥深くも楽しい世界に魅了されるだろう。どこか冒険でもあり、コレクションするというのは、古今東西、人間の本能に根ざしたビジネスであるなあと思う。ただ、著者の指摘のように現在の日本の住宅とは、あまりあわない気がするなあ
読了日:8月10日 著者:石井陽青
そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないかそろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか感想
起業というよりは、現在のビジネスモデルに焦点を当てた本です。これが好きなことで食べることと繋がるかというと疑問だけど、好きなこととは何かを考えるきっかけになる本ではなかろうか
読了日:8月10日 著者:山口揚平
映画で学ぶ現代宗教映画で学ぶ現代宗教感想
ちょっとした世界史や神話とかって本もいいけど、映像だとすっと入ってくるのを気づいたのは最近のこと。そうやった視点で、宗教や歴史を教えてくれる作品のガイドブックがないかなと思っていたらありました。ちょっと文字が多くて、読みづらいけど、いわゆるDVDのカタログにはでてこないような地味な作品も多数収録。結構、レンタルできない作品も網羅していて、かなり食指が動くこと請け合いですね
読了日:8月9日 著者:
老けない、太らない、病気にならない 24時間の過ごし方老けない、太らない、病気にならない 24時間の過ごし方感想
アンチエイジングの専門家によるその方法を最新の情報をもとに解説。それにしても物事の本質には「王道」があると思わされる結論。よい睡眠に食事と運動ーー。これに尽きるというメッセージを深く噛み締めるべきであろう。今の日本人の生活でこれをするのがいかに困難なことか、と思い知らされる。中庸な生活がいいのだろうな。
読了日:8月9日 著者:根来秀行
経営センスの論理 (新潮新書)経営センスの論理 (新潮新書)感想
楠木先生の連載をまとめたものだけに小文が多いが、そこには一貫した経営戦略の視点が繰り返される。これを読んでいるとあたかも自分がセンスが良くなった気になるのが怖いが、この運とセンスの話は、個人的には幸福論やビジネス論にも繋がる部分で本当に深いテーマだ。そして何よりも楽しい。わくわく感があるのはなぜだろう。その意味で、楠木先生は見事なストーリーテラーでもある
読了日:8月9日 著者:楠木建
佐藤可士和の 新しい ルール づくり佐藤可士和の 新しい ルール づくり感想
ブランディングのトップランナーの仕事術を齋藤先生が聞くのですが、これが、これまた経営戦略そのものの話につながるのが納得。そして、クリエイティブを自分のスタイルとセンスを用いるというのは経営者そのものの視点ではないかと思わされる。そういう意味で、経営とデザインというのは似た部分があるなあと思い至る
読了日:8月9日 著者:佐藤可士和,齋藤孝
ともにしあわせになるしあわせ――フェリシモで生まれた暮らしと世の中を変える仕事ともにしあわせになるしあわせ――フェリシモで生まれた暮らしと世の中を変える仕事感想
フェリシモという会社をしらなかったんだけど、出版の観点から見ると、カタログ通販にとどまらないCSRだとか面白いな。ただ、この本からは社長の本音がそれほど見えずにあくまでPRのための本という印象です。でも面白い
読了日:8月9日 著者:矢崎和彦
西洋美術 巨匠たちの履歴書西洋美術 巨匠たちの履歴書感想
ついつい絵画はその作品世界もさることながら画家そのものへの興味がわいてくる。そこをつくのはいささか、下品な気もするがやっぱりどんな人が書いたか気になるもので、その点でこの本は履歴書という通り、その人のプロフィールを木村泰司さんが書いているから、これまた面白いエンターテイメントになっている。それにしても画家は変人が多くて大変そう。それを楽しむのが当時のパトロンなのかなと思ったりして…
読了日:8月8日 著者:
エドワード・スタイケン写真集成エドワード・スタイケン写真集成感想
画家でもあった写真家のスタイケンのまさに決定版とでも言うべき写真の数々とその評論の大著。この時代に切り取られた絵画表現が写真の置き換えられ、まるで具象が抽象へと移り変わるのと機をいつにするような表現の変遷は、今の写真表現の抱えている絵画との差別化という意味を考える上でも興味深い。そして、スタイケンの写真が持っている芳醇な世界観にドキリとさせられた
読了日:8月8日 著者:
伝説のCM作家 杉山登志---30秒に燃えつきた生涯伝説のCM作家 杉山登志---30秒に燃えつきた生涯感想
伝説的なCM作家でたびたび名前も聴いたことがある故、楽しみにしていたのだが、著者がまったく取材をせずに評伝に徹していたのが、残念。引用が多くて、単行本にまでする必要あったのかな。期待していた分、がっかりしました
読了日:8月7日 著者:川村蘭太
ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)感想
本当の意味での日本史の本だと肩すかしを食うけど、理系の留学生が日本史を外国人に教えるプロセスを自伝的にかみくだいた本。一人の女性のとんとん拍子に進むサクセスストーリーと思えば楽しい。個人的には、もっと授業の内容について突っ込んでほしかったかな
読了日:8月7日 著者:北川智子
聖書と神話の象徴図鑑聖書と神話の象徴図鑑感想
絵画のモチーフになった主題やテーマ登場人物やその意味などのアトリビュートを解説してあってこれまたわかりやすい本。中でも、ギリシャ神話については、かなり親切な解説ではないでしょうか。聖書は旧約部分が若干はしょっているような気もするけど、これだけわかれば十分、絵画の意味が分かって楽しいと思える内容
読了日:8月7日 著者:
ウェブ文明論 (新潮選書)ウェブ文明論 (新潮選書)感想
ウェブの成り立ちそのものが混沌の中にあったアメリカの価値観そのものを内包しているという問題意識からスタートしていて、その土地土地のアメリカ社会での立ち位置や、州という単位、そして共和党と民主党、人種などの様々な要素が現在のウェブの根底に流れているのが様々な文の中から放出されていて、文章を進めるとなるほどと気づきも多い。ちょっと読みづらいけど、じっくり取り組む価値のある本
読了日:8月7日 著者:池田純一
自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術 (朝日新書)自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術 (朝日新書)感想
自衛隊のメンタルヘルスの専門家による本ですが、汎用性が高い。とにかく、疲れの自覚→ストレスの解消の確立という事みたいです。慢性的な疲労から別人格化が始まるというのは周囲のダメージを受けた人を見てもわかる。でもルーティンとしてストレス解消の手段を持てるようになれば最強でしょう。現代人には一番必要なことかもしれないと共感することが多い
読了日:8月7日 著者:下園壮太
5年後、メディアは稼げるか――Monetize or Die?5年後、メディアは稼げるか――Monetize or Die?感想
まったくこの著者と同じ問題意識があった。そして、読んだあとに大いに納得できる部分あり。でも、ちょっと違う部分がある。まだまだ出版は生き残る手段がある。実は、これはネットの本だからちょっと論旨とは違うんだけど、このネット時代への労力は実は、紙だからこそよりマネタイズできると思う。しかし、東洋経済という硬派な媒体はぜひ生き残ってほしいとも思う
読了日:8月6日 著者:佐々木紀彦
プロの知的生産術 (PHPビジネス新書)プロの知的生産術 (PHPビジネス新書)感想
スパークする思考の続編にあたるこの本は、前作の情報収集術とアウトプットについて総括しつつよりアウトプット思考のテクニックやガジェット紹介なども楽しい。情報の爆発をいかに制御していくのか。これが最終的には一次情報に当たれというのは、最終的なビジネスマンのサバイバル戦略としても差別化につながるアドバイスで色々な角度からこの本をよむことがあできるのではないか。そう感じさせられた
読了日:8月6日 著者:内田和成
スパークする思考  右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)感想
少し前まで情報収集術はいかに情報の量を仕入れるかに主眼があったが、今ある課題というのは、その情報をいかにアウトプット化するかだ。逆説的に言えば、いらない情報はいらない。その取捨選択について思い悩むことも多いが、あくまでアナログ的な感性にこだわる内田先生のアドバイスには納得。そして、量が質に転化することをスパークと呼んでいるが、それをいかに自分の頭の中でシステム構築してくかというのは素晴らしいアドバイス。GTDとも重なる新しい発想法ではないかなと思う
読了日:8月6日 著者:内田和成
天才力 三巨匠と激動のルネサンス (ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエッロ)天才力 三巨匠と激動のルネサンス (ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエッロ)感想
今年はルネサンスの三大巨匠の展覧会があるからのタイミングでの出版。すでに、ダヴィンチもラファエロも終わっているから、改めておさらい風になぞる程度。個人的にはミケランジェロの多彩さと、この前に見たキムギドク監督の「嘆きのピエタ」の元のイメージとなったピエタとその成立に目を奪われる。というか、この三人をいかに乗り越えることが困難か。そんな個性と才能というのが同時期にイタリアでしのぎを削っていたのかと思うと本当にスゴい時代。かっこいい
読了日:8月1日 著者:雨宮紀子
レコーディング・ダイエット決定版 (文春文庫)レコーディング・ダイエット決定版 (文春文庫)感想
ダイエットをある非日常の方法を試みても意味がない。日々の習慣を記入し替えていけばいいという行動修正療法のサンプルのような本。でも結局は、ダイエットに対する報酬が一般人にもあるかどうかがポイントのような気がする。そこがこの本の示せない部分でそれは個々の人の切実な部分に求められる。その点がちょっと物足りないけど、ダイエットのスタンダードとしては申し分ないと思う
読了日:8月1日 著者:岡田斗司夫

読書メーター
posted by nizimasu at 12:35 | TrackBack(0) | BOOKS