2013年06月01日

2013年5月の読書

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:32冊
読んだページ数:7033ページ
ナイス数:100ナイス

ずる―嘘とごまかしの行動経済学ずる―嘘とごまかしの行動経済学感想
人間には根本的に、正直に生きたいという気持ちと、利益を得たいという気持ちが同居していて、それをどうバランスをとるかということを様々なケースから解き明かしていく。要は、バランスって人それぞれで様々な要素が関わっているから、著者の話は鵜呑みにはできないけど、人間の根本的な性質として備わっている部分を知る上では参考になる。人間は自己評価を過大視しがちだということかもしれない
読了日:5月31日 著者:ダン アリエリー
有元葉子の道具選び有元葉子の道具選び感想
どうしても料理道具って安くて使い勝手がいいものとなりがちだけど、そこは有元さんのこだわりが詰まっていて、いやなんか、ごはんが5割増においしくなりそうな道具がぎっしり。でもスペースがだいぶ必要だなとおもったりして。うらやましくもあり、お鍋とかフライパンのセレクトはまねしたいな
読了日:5月30日 著者:有元 葉子
レスポンシブル・カンパニーレスポンシブル・カンパニー感想
アウトドアブランドのパタゴニアの企業のポリシーがわかる本。社会的責任にこれほど、執着している会社はないなあ
読了日:5月30日 著者:イヴォン・シュイナード,ヴィンセント・スタンリー
努力が結果につながらない人に気づいてほしいこと努力が結果につながらない人に気づいてほしいこと感想
能代工業の監督だった人の自己啓発本。昔の常勝軍団だった頃のバスケ部は本当にスゴいんだけど、なぜアノチームができたかはこの本からはわからない。むしろ、教育者としての心得や、生き様みたいなものが中心。そういう意味では、管理職向けなのかな。すご〜く先生のホームルームという感じがします
読了日:5月30日 著者:加藤 三彦
ソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へ感想
音楽がアーティストから企業、さらには解体されてユーザーがツールとして楽しむという現状にまで迫ったレポート。納得すべきことも多いけど、90年代までの言及をもっと読みたかったな。カラオケにウォークマンというのが今の音楽の「解体」の鏑矢だったのではないか。そんな事を思いました。
読了日:5月29日 著者:円堂都司昭
ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方感想
基本的には、ここ10年ほどの日本のオルタナティブな生活スタイルのうち、小規模な副業を「ナリワイ」といっている。藤井康一氏の「週末起業」から平川克美氏の「小商いのすすめ」、それでこれがブームなのかな。結局は、ソローの森の生活に繋がるんだけど、新しいのは、ソーシャルな感じがするのがいいのかな? もっと広がってもいい発想かもしれない
読了日:5月29日 著者:伊藤 洋志
レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ (朝日新書)レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ (朝日新書)感想
企業での仕入れ調達部門の経験をいまして家計の節約と、有意義なお金の使い方を伝授している。それもこれもまずは目標ありきですよね。と思わせる。闇雲な節約はリバウンドを招く。この視点が裏テーマにあってタイトルの挑発的なイメージよりも読後感が良かった
読了日:5月28日 著者:坂口孝則
男は邪魔!  「性差」をめぐる探究 (光文社新書)男は邪魔! 「性差」をめぐる探究 (光文社新書)感想
この男の要領を得ない感じというのは、よく指摘されるのでつい手に取る。そして、そうそうそうと本を進めながらうなづくのだが、結局、自分のことだったりする。堂々巡りだったり、言葉のたらなさや、厳しい指摘に絶句して沈黙など、どれも当てはまるではないか。それは女性に言わせれば、だからダメなんだと言うことらしい。そして、女性脳とかの話になるが、実は性差なるものはさほどないらしい。環境や男として育つ過程における話などもでてくるが、総じていえるのは、男がだらしないという結論だ!
読了日:5月28日 著者:高橋 秀実
野心のすすめ (講談社現代新書)野心のすすめ (講談社現代新書)感想
いや痛快。西原理恵子さんとは違う意味で女性の作家さんの本音をきちんと書くことができる人は希有だと思う。林さんにはそれがある。野心上等。タイトルがいいキャッチになっているし、草食系の等身大の世の中のアジテーターとしてこれほど適切な人選はないな。感服
読了日:5月28日 著者:林 真理子
こんなに違う!世界の国語教科書 (メディアファクトリー新書)こんなに違う!世界の国語教科書 (メディアファクトリー新書)感想
小さい頃に学んだ教科書の教材って意外と覚えているもの。最近だと歴史認識とか着目されているから、世界ではどんな教材で教えているのか、そんな事に思いを馳せます。主に、いわゆる国語が中心だけど、その国ごとに出てくる物語や偉人の話が知らない人が多くておどろき。やっぱりアメリカの屈折ぶりにとても思うこと多いな。建前は教科書では当たり前だけど、他民族国家の難しさと国際問題は通ずるものがあるなと思いました
読了日:5月28日 著者:
変わる力 セブン-イレブン的思考法 (朝日新書)変わる力 セブン-イレブン的思考法 (朝日新書)感想
やっぱり鈴木さんの本はぶれないなあという意味で内容はさほど同じといっていい。しかし、そこには時代に対する鋭敏な感覚がいつもドキッとさせられる。ほんの短いセンテンスだけど、その中に詰まっている叡智が読めただけでも十分、収穫だ
読了日:5月27日 著者:鈴木敏文
別れる力 大人の流儀3別れる力 大人の流儀3感想
最初から読んでいくと、伊集院さんの怖い大人というイメージを見事に「芸」に昇華している。今の伊集院さんって面白い。どんなテーマでも娯楽にしてしまう。それがいい。その程度でいいと思いながら書いている余裕が一番のおとななのかな
読了日:5月27日 著者:伊集院 静
デフレに負けない!  "攻める"家計術 (角川oneテーマ21)デフレに負けない! "攻める"家計術 (角川oneテーマ21)感想
今回も横山さんの本のように、消費、浪費、投資にわけるのは同じ。それで、投資を削るのではなく、浪費を削りましょうという話に尽きます
読了日:5月27日 著者:横山 光昭
ニッポン異国紀行―在日外国人のカネ・性愛・死 (NHK出版新書 368)ニッポン異国紀行―在日外国人のカネ・性愛・死 (NHK出版新書 368)感想
この人の本って、露骨に書かないけど、風俗関係の取材が多い気がする。多分、好みなんだろうな。今回もそうでした。下半身から世界と日本を見るという視点のようです
読了日:5月27日 著者:石井 光太
生涯現役、火事場の漫画家仕事術 (ワニブックスPLUS新書)生涯現役、火事場の漫画家仕事術 (ワニブックスPLUS新書)感想
島田先生ではなく。作画の担当の人だったので、期待したが、表面的でなかなか読むのがしんどかった。Big Tomorrowとかの特集で良かったかも
読了日:5月27日 著者:ゆでたまご,中井 義則
「普通の人」が「日本株」で年7%のリターンを得るただひとつの方法「普通の人」が「日本株」で年7%のリターンを得るただひとつの方法感想
日本株の個別銘柄、長期投資というインデックス型でもアクティブでもない中庸的な銘柄えらびという視点が、今のアベノミクスでは新鮮。特に、面白みはないけど、個別株を長期視点で持つというのは、結局、バフェット流なのかな
読了日:5月27日 著者:伊井 哲朗
逆転発想の勝利学逆転発想の勝利学感想
ある世代の人にとっては表紙の真鍋監督の写真に「年取ったなあ」と思うだろう。かくいうワタシもその一人。でもカリスマ型ではなく、一緒になって選手やコーチと学ぶ姿は、ナデシコの佐々木監督にも似ていて、女子のチームの指導者というのは、こういう型があるのかなと思う。そして、データ。後ろの方では、アナログ人間がデータの取り込み方についても言及していて、実は、足りない部分をうまく補う指導者という姿も垣間見える
読了日:5月27日 著者:眞鍋 政義
宗教はなぜ必要なのか (知のトレッキング叢書)宗教はなぜ必要なのか (知のトレッキング叢書)感想
というタイトルですが、読者に自分にとっての宗教観や宗教心ってナンなのと聴かれている気がします。一神教でもなく多神教的でありながら、神道と仏教が共存しつつ、無宗教という日本人。しかし、ムスリムの人からは、日本の社会のモラルに宗教的な意味合いを見いだせるという。そこで著者は村落共同体のありようが、日本の社会に宗教に置かわるものを見いだす。そうそう、こおれが日本的経営だったり、山本七郎の空気の研究にも似た議論。空気や世間の中に神を見いだすという日本的なありようがこの本で少しみえてくる。そういう意味で社会学的な本
読了日:5月27日 著者:島田 裕巳
ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989 (SPACE SHOWER BOOks)ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989 (SPACE SHOWER BOOks)感想
ユイ音楽工房から、フリーへ。はっぴいえんどにフォーライフ、フリッパーズまで、見てきた著者による回顧録は、この時代の変遷のど真ん中にいたと思わせる希有な本。中心はどうしても70年代のイメージ。でもこういう時代も今となってはものすごくセピアな色彩を感じさせるのだ
読了日:5月26日 著者:牧村憲一
脳の中の経済学 (ディスカヴァー携書)脳の中の経済学 (ディスカヴァー携書)感想
行動経済学の脳科学の融合が神経経済学ということらしいけど、中心は、行動経済学の話。そこからセロトニンとかドーパミンの話。どこか生理学的なお話にもある。これって結局、幸福論を経済学的に論じているんだけど、幸福観を感じる脳内物質をいかに出すかって、実は日本人は苦手なんだなあと思った次第。これが先天的だったリ後天的だったりするかは謎だけど、色々な議論を経済でリンクさせていて面白い視点でした
読了日:5月26日 著者:大竹文雄,田中沙織,佐倉統
なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?感想
タイトルはほとんど関係ないです。この20年間の日本の経済のグローバル化や起業ブームで、著者の体験談をふまえ、日本の経済を振り返るのが中心。そこから日本の今後についても色々話がすすむ。さすがに自身の経験も入っているので説得力はあるけど、その落としどころが、失敗も経験しているから、現実的で好感モテる。そう、人の人生は社会にあらがうかよりも、よりしたたかに行きた方がいいのだろうなということだけはよくわかる
読了日:5月16日 著者:山口 揚平
ずっと「安月給」の人の思考法ずっと「安月給」の人の思考法感想
たまたま働き方について書いてある本を読んでいたら、両者ともマルクスについて言及していた。マルクスとなるとどうしても企業に対する批判になりがちだが、この本はそこから先にある自分の付加価値をあげろと主張する。でも世の中の大半は、コモディティな人だ。そこをブレイクスルーにはどうしたらいいのか。それとも降りてもいいんでないのというのまでは、及んでいないのかな。モノの見方としては面白いけど
読了日:5月16日 著者:木暮太一
「すり減らない」働き方 (青春新書INTELLIGENCE)「すり減らない」働き方 (青春新書INTELLIGENCE)感想
リクルート出身でマンセーな人は多いが、批判ではなく俯瞰してリクルートのようなモーレツ会社を見ている著者の視点は切実で納得がいく。昨今のブラック企業も縮小する経済をいかに少ない人員で乗り切るかにおいて、共通する点があるからだ。その意味でこの本の言うすり減らないというのは大事な指摘だと思う
読了日:5月16日 著者:常見 陽平
習慣の力 The Power of Habit習慣の力 The Power of Habit感想
人は習慣の集まりであるという言葉から始まるけど、やはり人間は意外に自動操縦で日々をやり過ごしていることが多い。それを意識して、改善する。でもストレスがかかる。だから筋肉をつけるように意志力を鍛える必要がある。そこには、信じる希望の力が必要だという。うむ、こういう本を読むことが多かったんだけど、信じる力に着目するのがとても素敵だと思う。人間は希望の生き物なのだ
読了日:5月13日 著者:チャールズ・デュヒッグ
和力―日本を象る和力―日本を象る感想
日本人が「和』を感じるとき、どのようなデザインなり意匠があるか、なんてテーマで綴られた本。これが実は、デザインを考える上でのスゴく参考になる。実は日本人はこの微妙な形の数々から意味を読み取っているのだから。そしてこの本はそんな潜在的な日本人の心の気分をうまくすくいとる。思わぬ収穫
読了日:5月4日 著者:松田 行正
経営は何をすべきか経営は何をすべきか感想
非常に現代のビジネスの速度感をしっかり理解しつつ、新しい権限委譲型の経営を提案している。理念やイノベーション、組織といった5項目への言及はオーソドックスながら、心に残るのはその具体例と処方箋がきわめて明確だからだろう。縮む世界でここまで崇高な経営ができるかどうかは結局、リーダーシップに求められるのだろうな。
読了日:5月4日 著者:ゲイリー・ハメル
独学のすすめ (ちくま文庫)独学のすすめ (ちくま文庫)感想
勉強というのはそもそも学校でするようになったのは最近のこと。と著者はいう。そして、意欲さえあれば、いつでも勉強ができるし偉大な足跡すら残せるという。なんだか梅棹忠夫先生のような感じだが、言葉が平易で、しかもこちらに話しかける文体が、勇気がわく。ホント、時間があればと思うけど、もっと学ぶということに市井の人が真剣になっていい。そう思わざるをえない
読了日:5月4日 著者:加藤 秀俊
誰がJ-POPを救えるか?  マスコミが語れない業界盛衰記誰がJ-POPを救えるか? マスコミが語れない業界盛衰記感想
音楽業界の凋落を間近で見てきた麻生さんだからこそ書けた本。とはいえ、あまりにも厳しい現実に書き出しは、どうしてもフィクションにせざるを得なかったのだろう。その結論はグローバルのユーザー視点を失った日本のメーカーに焦点が当てられる。しかし、とはいえ、日本は世界の音楽産業の凋落傾向の中で世界最大の市場になってしまった。音楽出版権の話などは初見もあり読み応えありだ
読了日:5月2日 著者:麻生 香太郎
常識を捨てると世の中が変わる 『捨てる』講座常識を捨てると世の中が変わる 『捨てる』講座感想
「捨てる技術」の著者が提言するのは、モノだけでなく、既存の常識までが範囲になる。でもモノを捨てることの背景にある思想がこの本には込められている。確かに日本人ほど、規範や基準を外部の常識に求める民族だけに痛烈な日本人批評でもある。
読了日:5月2日 著者:辰巳 渚
韓国人を愛せますか? (講談社プラスアルファ新書)韓国人を愛せますか? (講談社プラスアルファ新書)感想
韓国の留学生が見た日本と韓国の文化の違いを豊富な具体例で比較している。この比較例が面白くて、隣の国ながらこうも違うのかびっくりしながらあっという間に読み終えてしまった。基本的には儒教をベースに家族や友人との濃密な関係性を志向する韓国と、プライバシーとひとり時間を大事にする日本。でもどの国も大きな違いがあるのだろう。興味深い本
読了日:5月2日 著者:パク チョンヒョン
幸福論幸福論感想
思いのほか、充実した対談集。二人は世界の秘境にすむ人たちとの生活などを通して、現在の日本のような国について憂いている。その本質を二人は「80キロの生活」という。速度が80キロという猛スピードな都市の生活では、老人や子供、社会的弱者は振り落とされてしまうのではないか。そこに近代社会にはない秘境の人たちのコミュニティのルールがある。しかも農耕だけでない、狩猟的な生活に対するまなざしは、欲深さを本質的に持つ人間に穫って「足るを知る」ことに繋がるのだと思う。実に気づきが多い本でした
読了日:5月2日 著者:関野 吉晴,長倉 洋海
テクノ・ポップ (THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)テクノ・ポップ (THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)感想
思っている以上に短期間で世界的な広がりがあったテクノポップの成果を概観。でもこのころの日本の音楽の充実ぶりはなかなかですね。YMO以外にも興味深い音源も多い
読了日:5月2日 著者:美馬 亜貴子

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posted by nizimasu at 12:34 | TrackBack(0) | BOOKS