2012年12月02日

2012年11月の読書

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:42冊
読んだページ数:9012ページ
ナイス数:75ナイス

中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇感想
美術の重要なモチーフとして聖書と並ぶ存在なのがギリシャ神話。その主要な絵画を通じて、その複雑な登場人物とストーリーを解説してしまうという本は他にもあるのだが、やはり中野さんの人気の秘密はそのわかりやすさ。まるで、オリンポスの神々が実際の人物のように感じられるほどのストーリーテラーだろう。本書もしかり。これまでなかなか頭に入りにくかったエピソードの数々がすっと入るのはなぜだろう。図版も過不足ない
読了日:11月30日 著者:中野 京子
かんちがい音楽評論[JAZZ編]かんちがい音楽評論[JAZZ編]感想
音楽評論家が音楽に対して、YESしかいえない現状と、専門の音楽評論家よりも音楽家自身が、評論をするという矛盾についての意見表明をしていておもしろかった。やっぱりこの本にもでてきた片山社秀さんの「こんな音楽もあり」と提供型の方が今の主流だし、大人なのだろう。それは故・吉田秀和さんの評論ともつながるのだが…。ある意味、大御所の中山さんが評論家のジレンマを愚痴っていてそれはそれは痛快でありました
読了日:11月29日 著者:中山 康樹
結果を出すリーダーはみな非情である結果を出すリーダーはみな非情である感想
冨田さんの本では以前の著書でも、ミドルマネジメントの重要性を指摘したけど、この本はよりフォーカスした内容。どうしてもトップ経営者の自己啓発に傾きがちだけど、そこは経験に裏打ちされたミドルへの檄本だ
読了日:11月28日 著者:冨山 和彦
「なぜ?」から始める現代アート (NHK出版新書)「なぜ?」から始める現代アート (NHK出版新書)感想
現代アートの中でも日本人にもなじみの深い作家の作品紹介とその背後にある世界観を解説している本。実は、この本のいいところは、登場するアーティストの作品を実際にみたことがあると、その文章のニュアンスがとてもよくわかる。あるいみ、読者を選んでいるようなところも「現代アート」的なのかな。作品を鑑賞するというより体験するのが今時のアートの愛で方なのかな
読了日:11月28日 著者:長谷川 祐子
私の好きな料理の本私の好きな料理の本感想
料理も好きだけど、実は料理本も好き。そんな人は少なくないだろう。どこかその著者やスタイリストの生活や美学が垣間見えるレイアウトに文章。そして、その嗜好みたいなものが見える本が好きだ。そして、そんなニオイのする本を高橋みどりさんの視点から紹介している。ちょっと甘いものが多かったりするのはやはり著者の観点だろう。丁寧な仕上がりの本で持っているだけで贅沢な気分になる。こういうのは電子書籍では、読みたいほんとは違うな。オブジェクトとしての書籍の可能性も感じた
読了日:11月25日 著者:高橋 みどり
アートの起源アートの起源感想
作者の「アートの起源」展に対するいわば、サブテキストという試み。過去の作品を悠久の歴史の中に位置づけるというコンセプトみたいでおもしろい。その着想を歴史というあまりにも遠大な中に作品を置いてみると見えてくる世界観は、実はちっぽけなものだったりするのが、この人の作品の面白みなのかもしれない。実は、スゴくシンプルなコンセプトの上に成り立っていて、逆に肩すかしを食らわされるかもしれない
読了日:11月25日 著者:杉本 博司
エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史 (P-Vine Books)エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史 (P-Vine Books)感想
初期のエレクトロやヒップホップ、最近だとEDMやPerfumeに至るまで塚割るようになったボコーダー。その元を正せば、軍の通信用の暗号技術からスタートし、後の圧縮音声技術のプロトタイプになっていったという興味深い話から、エレクトロの黎明期に、いわずもがなのバンバータが出てくるなど、一見、脈絡もない出来事の数々が、ボコーダーという戦争と音楽という二つの側面が繋がるというおもしろさ。とにかく博覧強記な内容で圧倒いう間に読んでしまった。しかし、中身がかなり難易度も高め。英語だと読みやすいのかも
読了日:11月24日 著者:デイヴ・トンプキンズ
心がスーッと晴れ渡る「感覚の心理学」  角川SSC新書心がスーッと晴れ渡る「感覚の心理学」 角川SSC新書感想
人間の心の感情の多くが怒りに起因しているとしたら…そんなところからスタートして、心とそれを扱う自分の内部をどういう状態にするのか。どこかコピテンシーやヨガの手法にもにた心の落ち着け方は、なんとなく東洋思想に範を求めていて、名越さんの本の中で一貫したテーマ。でも今までの本より思索が深くなっているのかかなりわかりやすい。内蔵感覚ではないけど、この本もすっとカラダの中に入ってく。そんなないようです
読了日:11月24日 著者:名越 康文
図説 フィレンツェ―「花の都」二〇〇〇年の物語 (ふくろうの本)図説 フィレンツェ―「花の都」二〇〇〇年の物語 (ふくろうの本)感想
どうしてもフェレンツェの歴史となるとメディチ家で、ルネサンス以降ということになりがちだけど、この本では前半にローマ時代の都市国家だった時代などや遺跡についても言及していて旅にでたくなる。でも地図を見ながらこれだけ見所があるととても回りきれないだろうと思うばかり。目に毒な解説本。ビジュアルもいい
読了日:11月24日 著者:中嶋 浩郎,中嶋 しのぶ
美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか感想
芸術家の会田さんのエッセイ集は、中国を批判する日本人の劣化ぶりに言及したかと思えば、その次には微乳に対する考察があるなど、この素直なふれ幅には感服するばかり。どうもこういう気持ちを素直に文章にできる人にはある種の憧れを抱いてしまう。そして、欄外には、落書きというか本人による解説や注もはいっていて本としてもかなり小技もきいている。編集力の勝利
読了日:11月23日 著者:会田 誠
創造力なき日本    アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)感想
村上さんの檄文集。とはいえ、そこからいかに芸術家としての心構えが必要かという話にもなり、ともかく情熱がほとばしっている。どの世界にもこういううるさ型の人がいていい。あと、現代美術の強壮のルールみたいなものが垣間見えるのもアートファンにはうれしいかも
読了日:11月20日 著者:村上 隆
戦後日本の人身売買戦後日本の人身売買感想
戦後に日本で人身売買なんてあったのかなと疑問に思いつつ、本を進めていくとそこにあるのは、社会の底辺でうごめく人身売買という制度だった。売春はもとより、労働力の売買という観点は今の日本のくだり坂の時代にもまた違う意味を持っている気がする。人間の価値や尊厳が安売りされていく時代。そんなことを思いめぐらされる
読了日:11月19日 著者:藤野 豊
残酷な王と悲しみの王妃残酷な王と悲しみの王妃感想
表紙にあるベラスケス画のマルガリータはプラドで見た時になんて愛らしいと思ったが、その後の肖像画を見て、いかにもハプスブルクな顔にショックを受けた。そんな、衝撃の王妃というか王族のストーリーが5編。どれも味わい深い悲喜こもごももありつつ、いつにな悲劇のヒロインの叫び声がきこえてきそうな理不尽ぶりに感嘆すること多い本でした
読了日:11月19日 著者:中野 京子
危険な世界史 運命の女篇危険な世界史 運命の女篇感想
1冊目がヨーロッパの王侯貴族中心だったのに対し、今回は近世以降の音楽家や著名人にスポットを当てていて、いつものようにコンパクトなエピソードが続く。中でも映画でこのあたりの時代背景の作品を紹介している第2勝がおもしろい。世界史の人の難しさを映画はビジュアルで補ってくれる。そんな副読本にもなりそうで、これならまだまだ続きが作ることができそうだ
読了日:11月19日 著者:中野 京子
危険な世界史危険な世界史感想
やっぱり中野さんの本はおもしろい。表紙がスペインハプスブルクの最後となったカルロス2世だけど、当時の生活ぶりのみならず、こうした肖像画を通して見えてくる近親関係なども実に興味深い。後半はいつもの人物なのみならず、14世紀から19世紀に賭けてのヨーロッパの風俗や暮らしぶりも紹介してこれまた「へぇ〜」の数々でした。
読了日:11月18日 著者:中野 京子
ハプスブルク物語 (とんぼの本)ハプスブルク物語 (とんぼの本)感想
オーストラリアの観光ガイドとしても、土地の概観などを紹介していて、章の構成も、当時のハプスブルク家の流れをなぞるというよりも地域ごとの見所とその為政者の略歴を紹介する内容。ちょっと中級編的なハプスブルク本ではあるが、さすがに図版の充実で見応えはたっぷり
読了日:11月18日 著者:池内 紀,南川 三治郎
アメリカを動かす思想─プラグマティズム入門 (講談社現代新書)アメリカを動かす思想─プラグマティズム入門 (講談社現代新書)感想
アメリカの思想の根底にプラグマティズムがあると著者はいう。いわゆる実践主義ともいえるこの言葉を定義しているのだけれど、難しいようで、その具体例としてジョブズやベンジャミンフランクリンを例に出しているのが、おもしろい。哲学の本だから、わかりにくい言い回しも多いのだが、いわんとするとことろはおぼろげながらつかめる。そんなところでいいのかも
読了日:11月16日 著者:小川 仁志
転んでも海外!  心から満足して帰国するための旅極意転んでも海外! 心から満足して帰国するための旅極意感想
旅の裏技と思ったら、どちらかというと海外旅行中級者以上バックパッカー未満の人向けの本でした。しかも個人的にヨーロッパ方面の情報を期待していたら、どちらかというとアジアが中心。もうちょっとしぼったタイトルにした方が良かったかも。内容は、バックパッカーみたいな人がスマホやタブレットで旅行を満喫するイメージかな
読了日:11月15日 著者:吉田 友和
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)感想
カタカナで同じ名前で、1世、2世とわかりづらいハプスブルク家とヨーロッパのフランスが中心になるまでの時代を、ハプスブルク家と神聖ローマ王国をテーマに、おりおりの王様の絵画とともに紹介するといえば、著者の中野さんの十八番といってもいい。やはり、このあたりの人間ドラマは何度も映画や小説になるのもうなづける。しかも絵画で顔を見ているから何となく、ハプスブルクという私と時間的にも地理的にも地位的にも遠い存在が、この本と読むと身近に感じてしまうから不思議。また中野マジックを堪能してしまった
読了日:11月14日 著者:中野 京子
レゲエ入門 (ON BOOKS 21)レゲエ入門 (ON BOOKS 21)感想
まさに碩学の書。レゲエという音楽の複雑怪奇な側面を極東の予備知識がない読者にもわかるようにかいせつしていてこれだけでもすごい。しかもリズムパターンの変容で、スカ、ロックステディ、レゲエまで網羅して、ダブにUKレゲエまでこの本をレゲエに関しては、常備しておきたい本
読了日:11月14日 著者:牧野 直也
河村要助の真実河村要助の真実感想
ヘタウマの元祖の一人として80年代は広告などでもよく見かけた河村さん。闘病中ときき、このタイミングで作品集がでるとは驚き。よくよく巻あげればファンキーな絵の先にはラテン音楽へのおくなき好奇心とリスペクトがあったのかと心に思うことも多い。とにかくテリージョンソンさんといいかっこいい大人の見本です。今、こういう線の太いイラストレーターいないなあ〜
読了日:11月13日 著者:河村要助
ビジュアル 世界史1000人(下巻)ビジュアル 世界史1000人(下巻)感想
下巻の方がしたしみやすかったのは時代が下っているせいか。上巻より個別の人物のエピソードが浮かび上がる感じでいい
読了日:11月13日 著者:
ビジュアル 世界史1000人(上巻)ビジュアル 世界史1000人(上巻)感想
ルネサンスまでの世界史を概観。ちょっとアジアの記述が全体的に少なめでもうちょっとボリュームが欲しいかな
読了日:11月13日 著者:
傷だらけの店長 〜それでもやらねばならない〜傷だらけの店長 〜それでもやらねばならない〜感想
これほど出版界の現状を的確に書いた本はない。毎日押し寄せてくる新刊。売れずに積み残される本と悪戦苦闘する店長。そして万引きに本部からのノルマ…。まさに最前線で踏ん張り続けた元書店店長の戦記だ。そして、全国のここかしこでまた局地戦が繰り広げられている
読了日:11月12日 著者:伊達雅彦
夜の虹の向こうへ夜の虹の向こうへ感想
カメラマンの著書に、夜の虹〜という文学的なタイトルで何事かと思いきや、本当にハワイでナイトレインボーという夜にでる虹を撮影している人でした。ハワイで出会った、ネイティブアメリカンでいうところのメディスンマンみたいな人から、ナイトレインボーこそ人間の幸せがあるということから、その後の活動が導かれていく様子は、ロードムービーっぽくておもしろい。たしか、ローリングサンダーとかにもつながる話で読んでいて、どこかほっこりする。そして、著者が見て感激したナイトレインボーの記述と共にページをめくると…
読了日:11月11日 著者:高砂 淳二
月給取りになったらアカン―私の履歴書月給取りになったらアカン―私の履歴書感想
表紙の顔と、中にでてくる昔の若かりし頃の精悍なイメージと随分違うなあと思ったら、何度か大病されているみたいで社長就任直前までの闘病やその後のカラダとのつきあい方、ビール会社なのにウーロン茶を飲みながらの活動ぶりには頭が下がる。営業の鬼といわれるいわゆる現場叩き上げのパワフルさが文章からもにじみ出てくる。
読了日:11月11日 著者:瀬戸 雄三
ガイドブックにぜったい載らない海外パック旅行の選び方・歩き方ガイドブックにぜったい載らない海外パック旅行の選び方・歩き方感想
海外のパック旅行はどうしてもお仕着せで窮屈なイメージもあったが、それはそれで一面としてはあるんだが、それ以上にうまく使いこなせば、実にリーズナブルに個人旅行では足を伸ばせないような場所にも行けるんだなあと改めて認識。さすがに、経済評論家だけあって事前のリサーチの有効性を何度ものべていて、うなることも多かった。本当に実用書といえるようなないようでした
読了日:11月11日 著者:佐藤治彦
なみだふるはななみだふるはな感想
苦界浄土という水俣病のノンフィクション本を書いた石牟田さんと現在は福島の現状を告発している写真家の藤原さん、この二つの事象に共通する国家による地元民への容赦ない仕打ちとその後の対応の遅れ。でもそこにある自然のありようや風景について、時にはユーモアを交えつつの対談集。会話のそこそこに、地元の景色や生き物、土地で暮らす人々の描写がでてきて、のどかであり、その土地がすでにノスタルジーの中でしか存在していないという寂寥感もある。改めて、国家や組織が人を殺すことがあるという理不尽な現実を突きつけられた気がした
読了日:11月11日 著者:石牟礼 道子,藤原 新也
フリーカルチャーをつくるためのガイドブック  クリエイティブ・コモンズによる創造の循環フリーカルチャーをつくるためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環感想
これまたローレンスレッシグの受け売りであった。ネット時代における著作権の考え方をより拡張していった方がいいというもっともな話。
読了日:11月7日 著者:ドミニク・チェン
植草甚一の勉強植草甚一の勉強感想
植草さんの業績はいうまでもないが、この御仁がアメリカのヒップという思想を日本に輸入したりする当時のアメリカ文化の翻訳家としての側面を、丹念に著作と足跡を追いながら、紹介している点が好感が持てる。津野海太郎さんのような同時代感はない分、やっぱり勉強というタイトルが秀逸。JJはやっぱしかっこいいと思いつつ、こういう知的なものに対する好奇心にあふれていた時代がまぶしい
読了日:11月6日 著者:大谷 能生
オーケストラ再入門 (平凡社新書)オーケストラ再入門 (平凡社新書)感想
オーケストラが市民社会の成り立ちと関連している点や、キリスト教の調和の思想のもとに成り立っているという話だけでも十分おもしろい。個人的にはオーケストラを楽器を持った集団による演奏と再定義している点で、ガムランやジャズのビックバンド、雅楽まではいっていて、中でも日本の雅楽の独自性にかなりページを割いていて楽しめた。おそらく西洋音楽史的なものを期待すると違うかもしれないけど、音楽が持つ宗教的な側面や、意味付けなんかを知る上ではすごく、しっくりくるのではないか
読了日:11月6日 著者:小沼 純一
ペンブックス11 1冊まるごと佐藤可士和。[2000-2010] (Pen BOOKS)ペンブックス11 1冊まるごと佐藤可士和。[2000-2010] (Pen BOOKS)感想
佐藤可士和さんは、デザイナーの中でもあまりキャラクター重視でないイメージだったが、よくよく作品を見てみると実に独特のキャラクターを醸し出していて、それがいいといわれるゆえんなのだと感じ入る。だけど、今時は可士和風があふれていて刺激的でない気もする。作品集はどうしても古文書的になりがちだけど、ここから可士和さんがハイプの先にどうなるのか10年代の仕事ぶりもみてみたくなりました
読了日:11月5日 著者:
踊ってはいけない国、日本 ---風営法問題と過剰規制される社会踊ってはいけない国、日本 ---風営法問題と過剰規制される社会感想
まずはしょっぱなの磯部涼さんの概観につきる。クラブの現場感をとらえつつ、取り締まられる側とその向こうにある権力の構図を見事にとらえていた。あとは、松沢呉一さんが風俗店の取り締まりと同一線上に、クラブの問題を取り上げている点も、現状のクラブ関係者には不足している視点。ほかにm-floの☆Taku氏の決意表明もリスペクトする。そう、この問題は現実だから、ロジックよりも行動が必要。そう思わされる。
読了日:11月3日 著者:磯部 涼
行正り香のヘルシーアジアごはん行正り香のヘルシーアジアごはん感想
エスニック料理の本はどうしてもスパイスや素材など難しい手順がはいりやすいんだけど、この本はある意味、なんちゃってエスニックに徹していてしかもちゃんとアジアのテイストがでている希有な本。とにかくどのメニューも試してみたくなるほど食指が動く。ある意味、この本で当面自炊の献立には困らなそうだ
読了日:11月3日 著者:行正 り香
ライフ・イズ・ベジタブル―オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒントライフ・イズ・ベジタブル―オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒント感想
野菜の宅配で有名なオイシックスの社長の創業記。でもまだまだ夢の途中のような爽快感すらある。そこがいい
読了日:11月3日 著者:高島 宏平
石原豪人 (らんぷの本)石原豪人 (らんぷの本)感想
挿絵画家の中でも「怪人画」を得意としていた石原さんだが、その領域はエロのジャンルを含めると果てしない。レトロともいえる作風は、なんだか往年の天地茂のドラマとかのドロドロした感じに通じる、人間の闇にスポットを当てるような鋭さがある。背景には戦争で見た人間観察があつたというからむべなるかなと思う。この濃厚な作風は薄すぎる世の中では、ある意味刺激的だ
読了日:11月1日 著者:
アルテス Vol.03(雑誌)アルテス Vol.03(雑誌)感想
音楽総合誌のアルテスはいよいよ3号目。5月に亡くなった吉田秀和さんの追悼特集で岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談が秀逸だし、朝日の担当者や過去の著作についてもその足跡は十分に概観できる素晴らしい内容。さらには、レコード録音、記録の特集もちょうど、高橋健太郎さんのエリスでブライアンウイルソンのスマイルについての論考があっただけに、それに呼応する特集で、ネットでの音楽などについても思いが及ぶ。刊行時期が遅れたというがそれでも十分すぎるほどの充実ぶりであります
読了日:11月1日 著者:岡田 暁生,片山 杜秀,川崎 弘二,毛利 嘉孝,西島 千尋,藍川 由美,大石 始,石田 昌隆,濱田 芳通,鈴木 治行,おおしま ゆたか,吉田 純子,鈴木 慶一,礒山 雅,ト田 隆嗣,小野 幸恵,オヤマダ アツシ,金子 智太郎,山崎 春美,畑野 小百合
浜内千波のフライパン1つで「楽うま」人気おかず (PHPビジュアル実用BOOKS)浜内千波のフライパン1つで「楽うま」人気おかず (PHPビジュアル実用BOOKS)感想
浜内さんのレシピは食材が少なめで短時間に作れるところがみそ。今回も超シンプルでメモをたくさんしてしまうほど。家で自炊したい今日この頃です
読了日:11月1日 著者:浜内 千波
カレンダーおもしろ活用術  毎日がワクワク楽しくなる110のワザカレンダーおもしろ活用術 毎日がワクワク楽しくなる110のワザ感想
カレンダーの使い方のあれこれだが、実に体系的に用途別にコンパクトに説明していて、かなり参考になることが多かった。PDCAサイクルとカレンダーの関連性とかかなりレベルが高い。見た目の実用性よりも柔軟度の高い読み方ができる秀作だと思う
読了日:11月1日 著者:日本能率協会マネジメントセンター
増補新版 ナンシー関 ---没後10年 おかえりナンシー (文藝別冊/KAWADE夢ムック)増補新版 ナンシー関 ---没後10年 おかえりナンシー (文藝別冊/KAWADE夢ムック)感想
こちらも夢ムックの得意の増補版ですが、過去の対談記事やインタビューがここまでまとまって読める機会はないから贅沢この上ない。ちょっと川勝さんのインタビューが二人とも鬼籍にはいっているのかと思うと泣けた。
読了日:11月1日 著者:
平謝り―K‐1凋落、本当の理由平謝り―K‐1凋落、本当の理由感想
K-1の崩壊の顛末を運営のトップが語るのだから、歯切れの悪いものかと思いきや、思い切った内容に驚くばかり。プライドがヤクザとの問題でフジテレビが、やめたのも、資金繰りが苦しくなっていくあたりに起きてくるオーナーである石井館長との軋轢もどれもこれも、終わってみれば合点のいくエピソードばかり。それにしても格闘技興行ビジネスの難しさとは、人を扱うが故のことで、これはどの業界にも共通する人間という存在の怖さでもあり、裏返しとしての格闘技ブームというファンタジーの原動力になっていたというのが皮肉すぎる。
読了日:11月1日 著者:谷川 貞治
コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)感想
コミュニティデザインの山崎さんといえば情熱大陸にでてきた人ぐらいのイメージなのだが、モノを作らないデザイナーという異色の肩書き。でもナガオカケンメイさんしかり、大量消費から人口減社会の中で、モノを作らずに無形の社会のありようやコミュニケーションに着目するのもおもしろい。でもどこまで読んでもどうマネタイズできているのかは謎。今の日本はコミュニケーションもひと頼みなのかと思うと若干寂しくもあるけどこれが現実なのかと噛み締めてみる
読了日:11月1日 著者:山崎 亮

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