2012年10月02日

2012年9月の読書

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4912ページ
ナイス数:49ナイス

日本のモダンインテリアはここから始まった―ACTUS 日本の「家具」を「インテリア」に変えた会社日本のモダンインテリアはここから始まった―ACTUS 日本の「家具」を「インテリア」に変えた会社感想
六本木にあるアクタスが、日本に北欧家具やラグジュアリーなヨーロッパ家具を紹介したお店であると知って驚くばかり。もともとこういうインテリア家具が日本に紹介されたのは雑誌かと思いきや、志しある湯沢家具というお店の別部門として立ち上がったというのは面白い歴史すぎる。事実は小説より奇なりです
読了日:9月20日 著者:株式会社アクタス
お酒とつまみと友達とお酒とつまみと友達と感想
こぐれさんのごはん好き具合は、カフェグローブのごはん日記で知っていたが、これまた酒好きぶりもまた良い。そう、酒は人と人をつなぐんだよね。まさにビバ酒。キョンキョンの酔いどれぶりがまた良いね
読了日:9月20日 著者:こぐれ ひでこ
ゆるめてリセット ロルフィング教室―一日7分!体を芯からラクにするボディワークゆるめてリセット ロルフィング教室―一日7分!体を芯からラクにするボディワーク感想
ロルフィングは人の施術が基本らしいのだが、それをあえて、自分自身でやってしまうというのが面白い。要はカラダを緩めるということなので、ヨガにストレッチ、バランスボールに、呼吸法まであらゆる手段を駆使して緩めるところがいい。でも結局、カラダのこりを取るってこういうことですよねと思う
読了日:9月20日 著者:安田 登
人生を決めた15分 創造の1/10000人生を決めた15分 創造の1/10000感想
とにかく表紙の赤同様熱い人であります。カーデザイナーから今は、自身のブランドや地元山形の地域振興にも力を注ぐ。そのデザインにかける思いは見開きのエッセイの中にあるイラストからも見て取れる。未来を感じる。夢を感じるということ。そんなことを考えさせられる
読了日:9月18日 著者:奥山 清行
伝説の外資トップが説く 勝ち残る経営の本質伝説の外資トップが説く 勝ち残る経営の本質感想
新さんの本は必ず手に取る。本人も著書の中で自負しているがぼんやりと書いている経営指南本とはまったく違う実践の中から生まれた理論に言葉は重みがある。そのすべてが実に体系だっていて、いつも驚かされる。その理論に裏打ちされたキャリア構築も、紆余曲折がありつつもかなえている人の檄だ。説得力は抜群。1回でなく何度でも読みたい本
読了日:9月17日 著者:新 将命
かくれキリシタンの聖画かくれキリシタンの聖画感想
長崎県の中江ノ島はかつて、かくれキリシタンの殉教者が斬首された場所として、大切な場所であるという。そして、その周辺を囲むように隠れキリシタンの信者たちが息をひそめていた。その頃に制作された、キリシタンと多神教の融合した不思議な世界観を持つ絵画がこの本では見開きで紹介されている。決してうまくもない。むしろ滑稽ですらあるその作品からは、人々が信ずることの先にある平安や穏やかさへの希求が感じられて、思うことが多い。キリスト教とは違うキリシタンの時代に思いを馳せてしまう
読了日:9月17日 著者:中城 忠
深い呼吸でからだが変わる―龍村式呼吸法のすすめ深い呼吸でからだが変わる―龍村式呼吸法のすすめ感想
呼吸法の解説本。心と身体の調和という意味ではヨガにも繋がるテーマ性があり、実際に試してみると自分の呼吸の浅さにもきづく。その点でも素晴らしい本。あとは実践を継続できるかどうかかな。呼吸はお腹がすくという発見もあり。
読了日:9月15日 著者:龍村 修
貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える感想
この本の面白さはマクロでなくミクロな視点にある。貧困の救済を、大規模な投資に頼るか、まったくせずに自立を促すかという二分法になりがちな議論を統計とフィールドワーク的な手法で、個別な貧乏人像を描いていく。すると浮かび上がってくるのは人間そのもので、救済ではなく共存していく。そんなキーワードがでてくる。すごい労力の先に見えた世界観がスゴい
読了日:9月13日 著者:アビジット・V・バナジー,エスター・デュフロ
エロティック・キャピタルエロティック・キャピタル感想
自分の魅力を武器にする。「人は見た目が大事」という本がブレイクしたけど、それを具体的に人の人的資源の一部として観る考え方は斬新。確かに性的な魅力を含め、外見的や雰囲気を含めてアピールを利用するのは、昨今のセルフプロデュースに繋がる話だ。でもちょっと小賢しく感じるのは自分だけか?
読了日:9月12日 著者:キャサリン・ハキム
幻滅と別れ話だけで終わらない ライフストーリーの紡ぎ方幻滅と別れ話だけで終わらない ライフストーリーの紡ぎ方感想
フォークルのきたやまさんがまさか、精神分析のセンセイとは知らなんだ。そしてその語り口は、納得しつつ、ばななさんの相変わらず、作家とは思えない説明の下手さもよい。変わっていないなあと思いつつ、どこに着地するかわからない感じが良い。これも精神分析なのかな。でも科学としての精神分析とは別に人の話を聞く。物語や神話が持つ民族性や普遍性みたいなものと、日本人の表と裏みたいな日本人論もまた刺激的でありました。
読了日:9月11日 著者:きたやま おさむ,よしもと ばなな
自分をあきらめない 20の人生の物語―人間発見 (日経ビジネス人文庫)自分をあきらめない 20の人生の物語―人間発見 (日経ビジネス人文庫)感想
日経新聞の連載インタビュー20人分をまとめたもの。そこかかとなく、浮かび上がるのは、一途なまでの職業意識と、分をわきまえる引き際の良さも兼ね備えているということ。中でも巻頭の糸井重里さんのCM界の寵児が、一度リタイアして「ほぼ日」を作り上げるまでの部分はいっそ清々しい
読了日:9月10日 著者:
「才能」だけではつくれない。つくる人、動かす人になる、5つのメソッド「才能」だけではつくれない。つくる人、動かす人になる、5つのメソッド感想
岡本太郎美術館をプロデュースした空間プロデューサーによるプロジェクト進行のありようを綴った本。この本の要諦は撤退した理論構築とそのプロジェクトへの落としこみが見事。それにsつきる
読了日:9月9日 著者:平野暁臣
自分の強みをつくる (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)自分の強みをつくる (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)感想
セルフブランディングの本としては、著者が大学生時代にカリスマブロガーになったことで証明されているように汎用性が高いのでしょう。電通からヘッドハンティングされてベンチャーへ…。これって全然主体がなくて、ちょっとわかるようなわからないような。自尊心を満たしたい人向けかな
読了日:9月3日 著者:伊藤春香(はあちゅう)
はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸があるはるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある感想
学術書の中でもどこか、間抜けな抜けのあるような本を集めたのがこちら。でもどこか隙のある本の数々からは、事実から発展した人間の夢やファンタジーがこぼれでて、琴線をくすぐる。事実は小説より奇なりということか。
読了日:9月2日 著者:宮田 珠己
ネイティブ・アメリカンとネイティブ・ジャパニーズネイティブ・アメリカンとネイティブ・ジャパニーズ感想
ネィティブアメリカンを日本に広く紹介した第一人者の北山さんのブログをまとめたもの。一時期は、ローリングサンダーなんかにはまっていたけど、改めて、震災以降のオルタナティブな思想に思いを馳せると、北山さんの本に辿り着く。この本はまさに「原日本人」としての縄文人とネィティブアメリカンを重ね合わせその価値観を提示する。この本を読んだあとに改めてこの人の近況が気になる。胸騒ぎみたいなー。そうしたら闘病中だという。きっと、新作のアイディアもあるだろう。リトルトリーの贋作もあってちょっと遠のいていた世界が少し近づいた
読了日:9月2日 著者:北山 耕平
1971→1991―倉俣史朗を読む1971→1991―倉俣史朗を読む感想
倉俣史朗さんを知ったのは11年だから昨年のこと。震災以降、浮遊感のあるどこか、ナウシカ的なデザイン(浮遊感という意味で…)で印象に残っている。日本的な、引き算のデザインなのに、ファンタジーがあるところがある。その謎をこの本を読んで気づく。山口勝弘氏との生前の対談ではミニマルの影響を語り、日本的なデザインにも言及している。一方で風俗的なとらえられ方もされている。倉俣デザインにであった時の浮遊感の正体もまた風俗性と考えれば面白い。風俗よりも個人的にはファンタジーと思った。デザインに夢を見る。そこがいい
読了日:9月1日 著者:鈴木 紀慶
評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」感想
ナンシー関が没後10年だと言う。久しぶりにナンシーワールドにどっぷり浸かれて楽しくなる。しかし、読後感はもうナンシーはいないんだと寂しくなる。毒というのが日本のコラムからあまりなくなって久しいけど、その点でも秀逸な書き手であり批評家だったのだなと実感。作者の増田さんの取材も丁寧で、最近のノンフィクションの少数の聞き手の話に終始するより、様々な角度からのナンシー像が垣間見えて、読み物としても良かった。お手軽な評伝より、こういう丹念な取材に基づく本もまたもっと読みたいな
読了日:9月1日 著者:横田 増生
日本力日本力感想
松岡さんの文章はいつも途中で挫折するけど(笑い)、今回は対談なのでわかりやすい。しかも個人的に興味深い「日本論」について縦横無尽に対話がすすむ。地方や、日本語、さらには自然観や宗教観にまで…。多種多様な日本論の論点を整理する上でも手元に置いておきたい本だ
読了日:9月1日 著者:松岡正剛,エバレット・ブラウン
雑誌デザインはアナログ重低音―モノ・マガジンのデザイン史 (ワールド・ムック 672 ビジュアルIDシリーズ 6)雑誌デザインはアナログ重低音―モノ・マガジンのデザイン史 (ワールド・ムック 672 ビジュアルIDシリーズ 6)感想
monoマガジンの切り抜き写真を原寸大で掲載するという迫力満点のデザインを誌面を紹介しながらそのエッセンスをコラムで綴る。なんか雑誌の見せ方ってここから進化してないなって今更ながら思うばかり。いかにインディーズ的な勢いからイノベーションが起きる典型だ
読了日:9月1日 著者:

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posted by nizimasu at 09:07 | TrackBack(0) | BOOKS