2012年02月29日

2012.2.19DDT@後楽園ホール

20120219ddt.jpg

まったく速報性もないレポ−トですが、1週間前のDDTです。内容はいつものバトルニュースさんで…。

DDTプロレスリング
Into The Fight 2012
日時:2月19日(日)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:1408人(超満員)

 19日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『Into The Fight 2012』。2012年最初の後楽園大会となった1・29で王者KUDOを秘密兵器・男色トルネードで下し、KO-D無差別級王座を奪取した男色ディーノ。するとディーノはこれまでの両国大会ではイロモノである自分はゲストと対戦してきたが、8月の日本武道館大会ではイロモノである自分がメインに立つと宣言。男色元年幕開けの一発目として、かつて武道館進出を目指していた『マッスル』の亡霊を破壊する意味も込めて、初防衛の相手にアントーニオ本多を指名! 逆にアントンは初めてディーノと出会った10年前から、ずっと先を走って輝いていたディーノに、ついに追いつき追い越すチャンスが巡ってきた。

 煽りVの中では、ディーノと鶴見亜門GMの目の前に神様と名乗る謎の老人が登場。「19日の後楽園で奇跡を起こしてやろう。お前達は希望を持っているか? お前たちの力で変えていくのだ」と告げたその神の声は、『マッスル』の名がリングネームに付いたあの男によく似ていた......。また、「神様はいると思う?」という質問に対し、アントンは「いないと思いますね」と答え、ディーノは「いると思う」と答えた。
 試合はじっくりとした立ち上がりからディーノがアントンのタイツをTバック状態にするなどの男色殺法を繰り出す。だが、アントンは場外戦で鉄製の仕切り板にディーノの右腕を叩き付けていく。さらにその後、エプロンでディーノが男色ドライバーを狙ったところをアントンがリバースで切り返すと、ディーノは右腕を床に強打してさらなるダメージを負ってしまう。テンションが上がっていったアントンは鉄柱にディーノを叩き付けて額を叩き割ると、コーナーのターンバックルカバーを外し、剥き出しになった金具にディーノの右腕を叩き付ける。
 だが、ディーノもアントンに卍固めを決めさせず、予告付きDDTもコーナーに押し込んで防御すると、突進してくるアントンをカニ挟みで倒して頭からコーナーの金具に激突させる。これでアントンも額から大流血! そこからディーノは左腕でパンチを叩き込んでいくが、アントンもディーノの右腕にしがみつくとエルボーを落とし、もう一度卍固めを狙う。これも防御したディーノは垂直落下式ブレーンバスター。さらに男色ペディグリーからリバースエビ反りジャンプを完璧に決めた。
 これをカウント1で返したアントンは殴り合いからダスティンをお見舞いすると、DDTからダイビング・フィストドロップの必勝パターン。だが、足を上げて迎撃したディーノは渾身のリップロック! するとアントンは、これを秘密兵器アナコンダバイスで切り返す。リング中央でガッチリ決まったが、ディーノはなおもアントンの唇を奪い体勢を入れて脱出! しかしアントンはナックルパートから延髄斬りを叩き込むと、奥の手ドラゴンスープレックス!
 これも返したディーノに対し、アントンはかつてGENTAROを破りKO-D無差別級暫定王者になったときのフィニッシュホールドである卍固めを狙うが、これも決めさせなかったディーノはゲイ道クラッチで切り返す。カウント2で返したアントンに対し、グーパンチでディーノが殴りかかると、そこからは両者ひたすら殴り合い! すでに試合は30分を超しているのに、拳でド突き合った両者はお互いにもたれ掛かるようにマットにヒザをついて動かない。だが、そこから先に立ち上がったディーノが渾身のゴッチ式男色ドライバーで叩き付けていって3カウントを奪った!

120219_DDT-2.jpg ベルトを抱きしめるディーノに鶴見亜門GMが「どうなんだ、マッスルの亡霊。破壊出来たのか? マッスルを振り払うことは出来たのか?」と尋ねると、ディーノは笑顔で「実はアントンと殴り合っているうちにそんなことどうでもよくなっちゃった。でも一生懸命殴り合うことがこんなに気持ちいいなんて。アントンと、いまここにいる人たちと会話出来ただけで、そんなことどうでもよくなっていたのよ」と答えた。
 後ろを振り返らず、前だけを見るというディーノは「私、やりたいことまだまだやるわよ。次に殴り合いたいのは佐藤光留!」と王者自ら次期挑戦者に佐藤光留を指名! リングに上がった光留は「ゲイにヤリたいって言われて断る理由はねぇよ!」と受けて立つ構えを見せるが、あくまでも自分が闘いたいのは男色ディーノであり、ほもいろクローバーZのディーノではないと強調し「言っておくけど、楽しい殴り合いなんてさせないよ」と吐き捨てた。この結果、3・11後楽園大会でディーノvs.光留のKO-D無差別級戦が決定!
 光留が去って後、「これはGMとしてではなく、鶴見亜門個人として聞きたいんだけど」と前置きしてから亜門さんが再びディーノに『マッスル』の亡霊は払拭できたのを尋ねると、何と入場ゲートの辺りにマッスル坂井こと坂井良宏さん(引退)によく似た"マッスルの亡霊"が現れる!
 しかし、この亡霊客席が騒然となっている点から観客には見えているようだが、リングに上がってもディーノと亜門さんはまったく触れない点から、リング上の2人には見えていない模様。さらに高木三四郎大社長も登場し、「オイ、何時だと思ってんだ、この野郎! 延長だ、この野郎!(※すでに22時を経過)。なんだよマッスルって! ダメダメ! マッスルなんかやらせない、絶対にダメだから! 何がマッスルの亡霊だ、いいトシして。なんでか分かるか? マッスルって時間が読めないんだよ。今日だってマッスルがちょっとでも関わってくるとコレだよ」と、何だかんだ言ってもいまだに『マッスル』に対してモヤモヤしているディーノと亜門さんを一喝!
 だが、大社長は「もし仮に武道館とかでやりたいとか思っているなら、そんなの絶対にやらせない。本戦にマッスルを組む込んだから何時になるか分からないだろ! だからマッスル、8月18日武道館のダークマッチでやれよ!」と言い出す。何と8・18DDT日本武道館大会の開場時間である14時30分から、本戦が始まる16時までを"マッスル提供時間"というダークマッチにすることを発表!
 それを聞いて念願だった"武道館でのマッスル"をやる気になったディーノと亜門さんは、遠い新潟にいるマッスル坂井改め坂井良宏さん(引退)は忙しくて来られないだろうからと気を使って「俺ら頑張るから! お前抜きで」と叫んだ。その様子を坂井さん似の"マッスルの亡霊"はただただ見ていたのだが、最後に亜門さんが「今日マッスルというキーワードを聞いて来た方もいると思いますけど、マッスルはDDTの中で生きてますんで。そして武道館でマッスルを体感してください」と言うと、ディーノ、亜門さん、観客と共に"マッスルの亡霊"も「スリー、ツー、ワン、マッスル! マッスル!」とポーズを決め、久しぶりに後楽園ホールにPENPALS『LONELY DAYS』が流れた。

120219_DDT-3.jpg 抗争が激化する鶴見亜門GMの体制側と、高木三四郎率いる反体制側。高木は今大会に「反体制と言えばこの人!」ということで、かつて反選手会同盟(平成維震軍)として暴れ回った越中詩郎と青柳政司を助っ人として招聘。すると体制側の松永智充は元ブロンドアウトローズのヒロ斉藤を招聘し、タッグを組むメンバーも金髪&リングネームをカタカナ+苗字に統一した。
 『SAMURAI』に乗って登場した反体制側は「覇」の旗を振り、高木と高尾も白袴姿! 対する体制側も『はげ山の一夜』に乗って入場。いきなり激しい場外乱闘で試合開始すると、松永が執拗に越中を挑発。石井も高尾に対して手首のテーピングを使ってチョーク攻撃をお見舞いするなど、どちらが反体制なのか分からないようなラフファイト。さらに両陣営とも相手選手がロープに飛んだところで場外から足をすくい合うなど、かなりいがみ合った試合展開となったが、最後は高木のgo2sleepから越中がダイビング・ヒップアタックをお見舞い。グロッキー状態に松永に、最後は高尾がクネクネしながらボマイェを叩き込んで3カウントを奪って、反体制側の勝利!
 すると反体制側の高木と高尾は、この日ほもいろクローバーZの大石真翔&井上雅央組を下してKO- Dタッグ王座防衛に成功したCrying Wolfのヤス・ウラノ&火野裕士に、鶴見GMが「ウラノさん、防衛おめでとうございます。いい誕生日になりましたね」と声を掛けたところに現れ、「オイ、Crying Wolf、テメーら体制派だな! オイ、亜門! いまお前らコイツらおめでとうございますって言ったよな? ふざけるんじゃねぇぞ。おめでとうございますってことはお前がコイツらとデキてるってことじゃねぇか! 次から次へと強敵を俺たちに当てやがって!」と言いがかりを付ける。
 高尾君も高木の言葉を見事にオウム返ししてみせると、高木は「コイツらのタッグタイトルに挑戦させろ!」と要求。これにはGMもバカ負けし、3・11後楽園大会で高木&高尾のKO-Dタッグ挑戦を認めた。

 また、この日は入江茂弘がケニー・オメガが現在保持している世界ジュニア・ヘビー級王座への挑戦を表明。しかしGMから「入江君、世界ジュニアのベルトは全日本さんの管轄だから、僕に言われても困るんだよ。それに(ケニーは)3月20日(全日本の両国大会で近藤修司)に防衛したらここで防衛したいって言ってんだから、(3月)11日(DDT後楽園大会)は無理だよ! というか、世界ジュニアの体重制限は105kgだよ。キミ、いま何kgあるの?」と言われると「115kg」と告白!
 だが、どうしても世界ジュニア王座に挑戦したい入江は10kg減量することを約束。GMもその心意気を買って、ケニーが近藤に防衛したら4・1DDT後楽園大会で入江がケニーに挑戦できるように全日本側にお願いするし、万が一ケニーが3・20両国で王座陥落しても、4・1の時点での世界ジュニア王座に挑戦できるようにすることを約束した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○セクシー・エディ/矢野啓太(WALLABEE)
11分56秒 セックス・オン・ザ・ビーチ→片エビ固め
入江茂弘(チームでら)/●DJニラ(在野)

▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○マサ高梨/藤本つかさ(アイスリボン)/唯我(フリー)
8分11秒 首固め
彰人(スポルティーバ)/●福田洋(ユニオンプロレス)/みなみ飛香(アイスリボン)

▼第3試合 体制派vs.反体制派 30分1本勝負
[反体制派]高木三四郎/○高尾蒼馬/越中詩郎(フリー)/青柳政司(誠心会館)
10分2秒 ボマイェ→片エビ固め
[体 制 側]ヒロ斉藤(ドラディション)/●トモ松永/ケイ石井/ホシ誕期

▼第4試合 目指せ!プロレス大賞ベストタッグ 30分1本勝負
●中澤マイケル/佐藤光留(パンクラスMISSION)
13分2秒 ゴーレムスプラッシュ→片エビ固め
関本大介(大日本プロレス)/○岡林裕二(大日本プロレス)

▼第5試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]○ヤス・ウラノ/火野裕士(K-DOJO)
16分59秒 ツームストン・パイルドライバー→体固め
[挑戦者組]●大石真翔/井上雅央(フリー)
※第41代王者組Crying Wolfが3度目の防衛に成功

▼第6試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
ケニー・オメガ/●KUDO
21分19秒 Brainbustaaaaahhhhh!!!!!→片エビ固め
○エル・ジェネリコ(フリー)/HARASHIMA

▼第7試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○男色ディーノ
31分19秒 ゴッチ式男色ドライバー→体固め
[挑戦者]●アントーニオ本多
※第38代王者ディーノが初防衛に成功


というわけで、ディーノが見事防衛だったのですが、個人的にはなかなか複雑な心境の興行でした。

戦前の予想では、とある理由でディーノは負けるかなと思いましたが、意外にも勝利。しかもアントンとディーノがあのような殴り蹴るメインのごつごつしたプロレスもびっくり。

その驚きは、流血が云々とか、試合内容がなんとかということではなく、ディーノとアントンが、勝負論をメインにプロレスをしていることだった。

その予感は、マッスルが終焉してからのディーノの熱いジャンプキャラ設定のスタイルの変化で勝負論を前面に打ち出してきたことにあったから、まあその通りなのだろう。

そこで、流血というきわめて下手なプロレスに回帰していることに、ちょっとした驚きと危惧も覚えつつある。

単純にマッスルの標榜した「プロレスの向こう側」が「プロレスだった」というパラドックスもありのの、その間にプロとして身につけた技術が、興行として成立した域にまで到達したという点では評価できるのだけれど、でもそこに見える景色が今のところ、一ファンとしてはあまりわくわくするものに映らないのだ。

でも、その後どうなるかは、武道館まで見届けるつもりだけれど…。

個人的に、セミが一番プロレスを満喫できた。ジェネリコが、見せるという点で、絶対にケニーを食ってやろうという意気込みが感じられたし、実際、うまさでは抜群の安定度と、メリハリが最高であった。DDTとユニオンのトップ外国人同士の意地の張り合いは、裏テーマとして面白いかもしれない
posted by nizimasu at 00:04 | TrackBack(0) | diary

2012年02月26日

ルドン展@三菱一号美術館


国際フォーラムの近くにある三菱美術館に久しぶりに行った。ここの展覧会は、知らない展覧会でも見られる限りは行くようにしている。あの界隈のちょっと静かな雰囲気もさることながら、リニューアルでマネを見ることができたから、いいイメージがあるんだよね。

img_1310486_9873600_0.jpg

それで、ルドンという人。フランスの19世紀末に退廃的な作品で評価された人らしい。世紀末にオカルトブームがくるのは、日本のみならず、フランスも然りで、そうした中でかなり評価されたというから、その作品もどこか幻想小説の作品の挿絵にもぴったりで、10代前半にずいぶん耽読したから、なんだか、気恥ずかしい自分に突如、遭遇した気分になるね。自分の暗部を描くことで、どこか大人になったような気分とか…そんなことを感じました。

IMG_0045.jpg

といいつつもルドンの黒というのは、ある種の評価を勝ち取るほどで、見ていると、この索引から感じる幻想のイメージは、ヨーロッパの画家における黒をどう描くかという裏のテーマ性みたいなものを感じてしまった。美術史は詳しくないけど、黒へのこだわりがある作家なのだろう。

ところが、黒の作品から、子供が生まれるとルドンは色彩を帯びた作品を描き出す。これがどこかパステル調の淡い作品で、徐々に作品の色彩も鮮やかになってくのが面白い。

まるで、人の成長とともに、そして子供の誕生と共に、人生がモノトーンからカラーに、非現実から現実の中から放たれる光彩に目がイクというプロセスが垣間見えて、楽しめる。

そして、メインのグランブーケに…。作品のサイズも絢爛さも別格。花火の最後に大きな3尺玉を見たかのような、圧倒先な絵の持つパワーと展示の編集の妙に見事に満喫された。三菱一号美術館は地味ながらあなどれませんね。

main_l.jpg
posted by nizimasu at 00:51 | TrackBack(0) | おすすめ

2012年02月24日

今月のミュージックマガジン(2012.3)



売れ行きもさることながら、熱烈なファンも多いのが、岡村ちゃん。というわけで、昨年の復帰からの勢いのまま、今月の特集にも登場。残念ながら本人のインタビューはないが、巻頭の高岡洋詞さんの社会不在の中での岡村ちゃんを渇望する音楽シーンの模様を紹介。

といっても何のことやらデスが、トリビュートやカバーなどができたり、イベントがあったり、モテキでの起用とか、そういうことを振り返りつつ、ツアーの模様を紹介するファンならではの熱い内容。

さらに、プロデューサーとしての岡村靖幸とアーティストを紹介した南波一海さんの詳細な解説は白眉でしょう。

そして、岡村大好き的な評論家陣のオリジナルアルバムのガイドも定番ながらそれぞれの人の思い入れも感じられ好ましい特集に。

ベスト盤やリミックス、さらには他人への楽曲提供も網羅しつつ、EPICの小林社長に聞く往時のEPICの話はオモロ。

そういえば、この特集を読んでいたら、亡くなった川勝さんと、ディレクターのNさんとひたすらソニー関連のアーティスト話をしていたのがフラッシュバックする。確か、ブリッツの帰りだったな。なんて、ことまで思い出す。それぞれの人にそれぞれの岡村ちゃんの曲が鳴り響くのでありましょう。

その他にYMOのサンフランシスコでのライブがDVD化された紹介記事や、ダニエルラノワ(!!)のインタビューとかが気になったところ。

内容紹介
【特集】 岡村靖幸

エロスと純情を武器に、プリンス仕込みのファンク・ビートを身にまとって80年代後半~90年代初頭のバブル期を切り裂いた岡村靖幸の音楽は、同時代に青春を過ごした者に、とてつもなく大きな共感を振りまいた。その後、断続的に活動休止を繰り返しながらも今、再びモテキ到来。エピック・ソニー時代の代表作がリマスター再発されるこの機に、岡村ちゃんの音楽を改めて熱く語りたい。エロスも純情も消え失せた現在にこそ、我々には岡村ちゃんが必要だ!

■ 再起動した“岡村ちゃん”が、いま熱い!(高岡洋詞)
■ 衝動と才能が切り結ぶ音楽~岡村靖幸の魅力を分析!(南波一海)
■ オリジナル・アルバム(池上尚志、今村健一、小野島大、栗原裕一郎、小山守、名小路浩志郎、安田謙一)
■ ベスト盤、リミックス、ユニット作(小山守)
■ 提供曲(池上尚志)
■ 小林和之氏(代表取締役)に聞く、あの頃の“エピック・ソニー”(今井智子)

【特集】 ブラジル音楽の現在
■ ガル・コスタの新作やマリア・ガドゥなど新世代に見る、最前線の衝撃(渡辺亨)
■ アルバム・ガイド(渡辺亨)
■ アドリアーナ・カルカニョット・インタヴュー(宮子和眞)

□ イエロー・マジック・オーケスラ(渡辺健吾)
□ ダニエル・ラノワ(宮子和眞)
□ ベイルート(岡村詩野)
□ ボブ・ディラン・トリビュート(山口智男)
□ 沢田研二、中森明菜のDVD(小野島大)
□ ギャラクティック(大石始)
□ ベラキス(和久井光司)
□ 青葉市子(松山晋也)
□ ビル・ウェルズ(村尾泰郎)
□ インドラ・レスマナ(LLW)(高橋修)

Tune In!
◇ クレイジーケンバンド
◇ 秦 基博
◇ マイ・モーニング・ジャケット
◇ マイ・ベスト・フィーンド
◇ ターラ・プリーヤ
◇ イパ
◇ ザ・クランベリーズ

REGULAR CONTENTS
◆アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。  CRAZY KEN BAND/東京事変/Yellow Magic Orchestra/Salyu/The Chieftains/Lana Del Rey/Leonard Cohen/Doris Day ほか
◆クロス・レヴュー……4人の評者が採点評価で誌上バトル!
◆アルバム・レヴュー/ヴィデオ・レヴュー……洋楽・邦楽の最新リリース200~300タイトルを鋭い評文とともに10点満点で採点。音楽ライフの頼れる味方!
◆輸入盤紹介……世界各国あらゆるジャンルの注目作を詳細にいち早く!
 Kathleen Edwards/The Howling Hex/Snoop Dogg & Wiz Khalifa/Magazine/Nicholas Payton/Zitten ほか
◆[連載]松山晋也とめかくしプレイ/音楽の発火点(石田昌隆)/行川和彦の“りある”インディ盤紹介 Do It Yourself!/安田謙一のこれがヒットか!?/吉田豪のアイドル・マスター!/萩原健太のコンパクト・ディスカヴァリー/五十嵐正のフォーキー・トーキー/小野島大の配信おじさん/大森さわこのソフトにキメて!~新着映画DVD紹介 ◆国内外の音楽関連ニュース/ライヴ、本、映画の本格的レヴュー/ニュー・リリース、コンサート情報など
posted by nizimasu at 11:05 | TrackBack(0) | diary

2012年02月17日

Whitney Houstonとか…



先日に亡くなったホイットニーは10代の頃に随分聴いたから感慨深い。それは代表作とされるボディガードのテーマとかでなくて、1stと2ndアルバムにつきるかな。

90年代に入ってハウスにハマった時も「the greatest love of all」のヴァスケスのリミックスの多幸感といったらなかった。

ハウスのトラックとホイットニーの曲の相性は抜群だった。特に、ハ−ドハウスと言われるシンセの分厚いパッドの心地よい曲は天井の高いクラブとかにサイコーにマッチする。

ヴァスケスの全盛期のTwiloにはいけずとも、やっぱりホイットニーの曲は、今聴いても自分の中のアンセムとして鳴り響くのでした。

で、この前買った「body & soul」の15周年盤もWhitneyの「love will save the day」から始まる。



ホイットニーからShaun Escoferyに繋がっていく。まるで螺旋のように音楽の旅は続く。ハウスとか、掘るきっかけもホイットニーのキャッチーな歌があってからコソだったりする。RIP
posted by nizimasu at 08:52 | TrackBack(0) | DJ

2012年02月11日

最近の文藝春秋

 

といっても月刊誌の話だ。随分、面白くなったなあと思う。まず、大特集がボリュームがあっていい。執筆陣のクオリティも高い。

ましてや、芥川賞の受賞作ものっている。小説自体はよくも悪くもない感じだったが、田中さんというおもしろ会見の人はすごくまともな人で頼もしく思ったり…。

あと、特集のテレビ伝説では倉本聰が「北の国から」のその後を描いていて、震災以降の家族の様子がめちゃくちゃで失礼だが、笑ってしまう。倉本さんすげえ。

個人的には、好きではない林真理子と桂三枝の対談も白眉。テレビッコの林の真骨頂とも言うべき記憶力で新婚さんいらっしゃいについて、肉薄していく。でも三枝はあんまり覚えていない(笑い)。でもそこがいい。

最もフムフムとうなずいたのが巻頭に掲載されていた「日本の自殺」という論文。75年に「グループ1984」という学者集団が作成したレポートだ。日本が劣化して衰退しテイク様を様々な角度から考察していて、現在の日本の状態に重なると評判だという。確かに、この論文は納得できる部分が多い。

しかし、どこか既視感があるなあと思ったら昔、五島勉のベストセラーで「ノストラダムスの大予言」という本があった。それのPART3がこんな話だったなあと思い至る。

しかもこのグループも「1984」ってジョージオーウェルだし、文明の行き着く先のある種の閉塞したイメージは今の日本と重なっていて、つくづく、思い描いた終焉の時代を日本が迎えつつあるのかな、などと思ってしまった。

こんな暗いオチのつもりはなかったけど、まあいいか。
posted by nizimasu at 15:45 | TrackBack(0) | magazine

2012年02月10日

没後150年歌川国芳展@森アーツセンターギャラリー

1324770216.jpg

幕末の絵師である歌川国芳の大規模な展覧会が今週末で終了。朝イチでいったら結構、若い人が多数。あのインパクトのあるタッチがたまらんのかな。

とにかく幕末という時代もあるからか、色使いといい、あと展示のところどころで言及されているのが、西洋絵画からの影響で、浮世絵のイメージからするとハイカラなのが楽しい。

描いている作品のジャンルは実に幅広い。

役者絵や遊女、相撲絵といったべたなものから、物語の挿絵や、団扇の絵柄など多彩。あと、国芳の特徴と言えば、ついクスリとしてしまう動物を擬人化した作品だ。

上の写真にあるように北斎漫画のような細かいポーズや、古典のストーリーの出演者を動物に置き換えたりするのがおかしい。

この国芳の作風を見ていくと、ふと、水木しげる先生を思い出す。モノノけなんかを表現するのは、いまではジブリのお株だけど、日本の伝統として脈々と続いているモチーフがあるのだなあとしみじみ思い至ります。で、そんな感じをふと楽しめる展覧会でありました。図版も素晴らしかった
posted by nizimasu at 09:52 | TrackBack(0) | diary

2012年02月07日

グライダー

grider.jpg

先日、埼玉方面に所用で向かう。ふと、懐かしい場所に向かうことに…。

埼玉の利根川沿いには、グライダーの滑空場がある。小さい頃、随分見に行ったものだ。

紙飛行機みたいにふわっと飛んでいる光景は、なんとも懐かしい。ちなみにグライダーは、ワイアで引っ張って、勢いで飛び出す仕組み。なんとも原始的である。


その後、野菜を親戚にもらったりして、所用も忘れてちょっとした旅行気分だったりして…。
posted by nizimasu at 10:07 | TrackBack(0) | diary

2012年02月04日

Kevin Saunderson in the house



すっかり忙しくパーティには行けてないが、相変わらずのハウス好きで音はチェックしております。最近出たミックスで珠玉の作品が、デトロイトのオリジネーターであるKevin Saundersonが老舗レーベルのDefectedから出した2枚組CD。まさにこの組み合わせだけでもクオリティは保証されたようなものだが、過去のKevinの作品が現代にアップデートされているし、ボーカルものあり、トラックものが配置されていてこれはたまらない。

個人的にも最近のハウスの曲のカットインで短めにミックスしていくスタイルが主流だが、むしろ、トラックものでグイグイ引っ張るスタイルの高揚感はたまらないものがある。

特に、1枚目の後半のテクノ的なトラックから代表作のインストのGood Lifeは鳥肌ものだ。ヤバすぎます。






そういえば、最新号のブラックミュージックやカルチャーを専門に紹介している「Waxpoetics」という雑誌でもデトロイトテクノの特集をしている。

表紙もいきなりデリックメイ。いきなり、あがるわ。そして、ホアンアトキンスにデリック、そしてKevinのオリジネイターたちの物語に、当時のシカゴのハウスしーんとの邂逅、さらにはフランキーナックルズの名声に隠れて、日本ではあまり紹介されていないRon Hardyのクレイジーなミックスについてもかなりの誌面がさかれている。そして極めつけはURの紹介

また12インチというかディスコミックスのオリジネイターのTom Moultionのインタビューもある。何とも贅沢な作り。
posted by nizimasu at 17:17 | TrackBack(0) | music

今和次郎採集講義展@汐留パナソニックミュージアム




話はいきなり個人的な話で始まるが、最近、横尾忠則さんの本をよく読む。横尾さんはグラフィックデザイナーから画家に転身するが彼の著作を読んでいると、ものすごく「サブカル的な」雰囲気を感じる。

そこで、ハタと思ったのが、サブカルのイメージがどこを立脚点にしているかというと、横尾さんの場合は、アメリカ発のポップアートにあったという点に思いが至る。ガロ系、あるいは宝島なんかもそうだ。全般的にいえば、アメリカのサブカルチャーの影響を受けてきた。

かといって日本のサブカルはどこか違う。その大きな違いをたどっていくうちに行き当たったのが、今和次郎さんの「考現学」であった。

そんなこんんあで枕はながくなるが、考現学というのは何ぞやという意味でも今、パナソニックのミュージアムでやっている今和次郎さんの展示はものすごく有意義であった。

もともと民俗学のフィールドワークを柳田国男と共に、同行していた今さんが、行き当たったのが、関東大震災の復興というテーマだった。復興の模様を緻密に記録していく。さらには、復興するお店のデザインを手がけるなど、建築家、学者、デザイナーとしても活躍した足跡をたどるのが面白い。

例えば、10歳の子供がどんな肌着を身に着けているかーー。さらには上野のベンチで休憩している人はどんな寝姿か。今でもサブカル的なコラムで見かけるテーマのアイディアのほとんどはすでに考現学の元祖である今さんが手がけていたテーマでもあった。

そういう意味で、自分が思春期頃から思い描いていたサブカル的なものの原点に触れるという意味では、この展覧会の出会いの衝撃はなかなかのものである。

梅棹さんの展示といい、アカデミズムの中から生まれたいわば、果実を時代を経てすごしている個人にまで届く、そのプロセスもまた面白いし、こうした先人はまだまだいるのではないか。

情報がフロー化する中で、見落としているあれこれというのは、まだまだあるなあという実感がするのである。
posted by nizimasu at 11:08 | TrackBack(0) | diary

2012年02月03日

梅棹忠夫展@科学未来館

umesao.jpg

先日、初めて科学未来館というのがあるのを知った。昨年、大阪の民博でやっていた梅棹忠夫展がやっているという(〜2月20日)

梅棹先生の「京大式ノート」はあまりにも有名だ。情報整理の手法としては、今のパソコンのファイルとフォルダのような整理術をアナログで遥か以前に実現していたアカデミズム界の巨人と行っていい。

umesao1.jpg

その業績の断片が,今回の展示では小スペースで紹介されている。とても氏の業績のすべてに迫るのは無理だが、当時の博覧強記のメモやスケッチなどが大量に遺されているのは迫力満点だ。

見えない情報を、ノートやメモに遺し、それを組み合わせていくという編集手法は今では当たり前だが、膨大なデータを京大ノートという共通のフォーマットに落とし込み検索可能にしたというのは実に素晴らしくて目から鱗の連続である。

でも、むしろここで感じたのは、むしろ、驚くべきメモ魔ぶりである。京大式ノートについて来館者が感想を書くコーナーがあったのだが、そこでは多くの人がパソコンのファイルーフォルダ関係から先んじていた情報整理術について言及していた。

むしろ、個人的には、ノートや詳細なスケッチが梅棹先生の個人の血肉となっていたことのほうに興味がわいた。情報を得て組み合わせる手法は、コピペなどに代表されるが検索で他者の情報を入手し組み合わせてもさしたる価値を生み出せないーー。そんなシンプルな結論だ。

いや、画像や動画は違うというかもしれない。でもやっぱり情報は無料になりたがるのは、今のネット環境の趨勢だし、スマフォが取って代わっても大きな変化はないと思う。

むしろ、氏のように血肉化した情報を持った人が思索を巡らした情報こそ、今の時代では価値を持つのではないか。情報過多のフローの時代に、より思索や経験に基づいた情報だけが価値を持ちうるのではないか。そんな気概を梅棹先生のメモから伺えました。

そう考えながら、その辺の雑誌を読むにつれ、ギャップに驚かされるばかりなのであります。
posted by nizimasu at 11:53 | TrackBack(0) | diary

故宮博物館展@国立博物館

20120129kokyu.jpg

上野の国立博物館でやっている故宮博物館展へ。あんまり期待していなかったら予想以上に面白かった。

というのも最初の展示が主に北宋と南宋時代の時代の書をマジマジとみるのは初めての経験。しかし、崩した書体に、書道のお手本のような書まで、いちいちその美しさに見とれてしまう。

その後の水墨画のような絵画には正直、中世の日本の方に、惹かれる作品が多いような気がする。でもこれは個人の好みの問題。

後半には清朝時代のあれやこれや。元々、中国の歴史について考えたり読んだりしたのはトータルでも30分ほどだから、清朝が満州族なのか、チベット仏教を信仰してたのかといちいち驚きつつ、その時代の王朝の審美眼が、あらゆる文化や宗教を庇護しながら発展しているだけあって様々な芸術がずらりと見られて壮観であった。

やっぱり書のインパクトが絶大でもうちょっと字をきれいに書いた方がいいと今更ながら思う今日この頃だ。
posted by nizimasu at 10:55 | TrackBack(0) | diary

2012年02月02日

2012年1月の読書

1月の読書メーター
読んだ本の数:40冊
読んだページ数:9413ページ
ナイス数:47ナイス

反・幸福論 (新潮新書)反・幸福論 (新潮新書)
新潮45の連載をまとめたもの。前半が日本の近代と戦後の分断した伝統や文化について言及する。そして、3.11をはさんで日本の直面した危機を末法の世を重ね合わせる。どこか五木寛之さんを彷彿させるのですが、そこにある無常観と現在の世の中に漂う閉塞感を重ね合わせる視点は、佐伯さんのみならず今の気分なのかなと思ったりします
読了日:01月31日 著者:佐伯 啓思
坐禅は心の安楽死 ぼくの坐禅修行記 (平凡社ライブラリー)坐禅は心の安楽死 ぼくの坐禅修行記 (平凡社ライブラリー)
70年代に横尾忠則さんが禅に傾倒し、実際に体験した雑誌連載をまとめたものが、実に30年以上の時間を経て復刻。実にこの頃の横尾さんの文章のみずみずしさにまず驚かされる。そして、感性を見事に言葉にこめるあたりは職業作家とも違う味わいを感じる。そして、禅の大変さを綴りつつ、途中、作務というか、日々の雑事に幸福観を感じているあたりに、ものすごく共感する。昨今、装幀だけマイルドでわかりにくい仏教書が多い中、ある種の実践としての禅や仏教について平易に書かれた本は貴重だ
読了日:01月31日 著者:横尾 忠則
日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」
かつてジャパユキさんという言葉があった。経済格差のある日本に出稼ぎにくる東南アジアの女性をさしていた。バブルの頃だ。しかし、その後、入管法の改正でビザの取得が厳しくなり、偽装結婚が横行した。そして、偽装結婚やかつてのフィリピンパブにはまった男性たちは、フィリピンと日本を往復しているうちに、困窮しそして、遂に現地でホームレスとなっていく。人それぞれのケースを丹念に追う取材力に感心。そして、コミュニティや繋がりを金で買うという戦後の日本の人との関わり方を思うと心が痛む。
読了日:01月31日 著者:水谷 竹秀
おとこ料理讀本おとこ料理讀本
イラストレーターの矢吹さんが酒のつまみを作るがために、凝りに凝ったすえに辿り着いた男のグルメの世界。池波正太郎や伊丹十三からもインスパイアされつつ、手の込んでいないレシピがエッセイにまとめられた。しかし、文章もさることながら、イラストのおいしそうなことよ。総天然色の写真と違う趣にお腹が鳴ること請け合いです。
読了日:01月29日 著者:矢吹申彦
“ことば”の仕事“ことば”の仕事
06年の本で、今の出版状況とはまたひと味違う気もするが、言葉の仕事にたずさわる人たちのインタビュー集。とりわけ、HEADZの佐々木さんの普段の理知的な文章とは違う成り行き任せな生き方と、今や時の人のコバヘンさんが若いなあと思ったりもしました。
読了日:01月29日 著者:仲俣 暁生,大野 純一
広告コピーってこう書くんだ!読本広告コピーってこう書くんだ!読本
物事を発想する時は何となくでは駄目でそこには、必ずこうではないかという仮説がある。それは広告のコピーを考える際にも同様だと著者が言う。物事を広げる「流通力」などわかりやすい言葉が並ぶがそこには、実践する上で難しいハードルがいくつも待ち受ける。とにかく手を動かし、頭をフル回転させる。そのノウハウを惜しげもなく紹介している点が素晴らしい
読了日:01月29日 著者:谷山 雅計
情報の呼吸法 (アイデアインク)情報の呼吸法 (アイデアインク)
津田大介さんはツイッターのアーリーアダプターとして注目されたけど、どこがジャーナリストなのかわからなかったが、この本を読んで納得。ナタリーを共同経営で立ち上げた人だったのですね。と考えるとニュースサイトの管理人のような立ち位置だとわかりやすい。本としては、さほど驚きはなかったですが、津田さんのプロフィールがよくわかってなるほどと思った。もうジャーナリスト扱いしないぞ
読了日:01月29日 著者:津田 大介
隠居宣言 (平凡社新書)隠居宣言 (平凡社新書)
横尾忠則さんの本だが、難しいアートの話は一切ない。老境をむかえた人生と日々を振り返る。108の質問に答えるという趣向。同じはなしが出てきてもどこか愛らしい。さながら芸術家よりもキャラクターに興味がわくばかり
読了日:01月29日 著者:横尾 忠則
G2 vol.9G2 vol.9
今号は、巻頭の次の総理は誰かと菅原文太インタビューにつきる。とはいえ、聞き手の田原総一朗氏といい佐野眞一氏といい、おっさんが元気だなあ
読了日:01月28日 著者:火海坂猫
横尾流現代美術―私の謎を解き明かす (平凡社新書)横尾流現代美術―私の謎を解き明かす (平凡社新書)
横尾さんの作品からは東洋的なイメージを持っていたが、その原点が、アンディーウオーホールとピカソにあると読んで知る。でも日本のアーティストは、あまりアメリカのポップアートに限らず、その影響かにあることをあまりいわないような気がするんだけど、横尾さんのありのままのある種の無防備な感じは微笑ましい。そして、真摯で毒舌だ。そこもいい
読了日:01月28日 著者:横尾 忠則
「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック (BEST OF BUSINESS)「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック (BEST OF BUSINESS)
基本はGTDに近いようです。この手の本は、そろそろ読み尽くしたなあ
読了日:01月27日 著者:メリル・E・ダグラス,ドナ・N・ダグラス
毎日トクしている人の秘密毎日トクしている人の秘密
テレビでのソフトな語り口とは違う印象の本。タイトルともちょっと違う。幸福論を、不安な状態を消し去ることーつまり一日一生的な論が展開する。その根底にあるのは仏教の教えのようだ。とはいえ、昨今交流を深める植島啓司さんの「生きるチカラ」と似た結論に至るプロセスが象徴的。ある意味、古今東西の幸福論や心のありようの落としどころはそんなにギリシャの時代から変わらんのかなあとも思わされる。一方で、内田樹さんの日本辺境論を思わせる場のチカラについての言及も面白い。似た者同士の本を続けて読むとその類似性が楽しめると思います
読了日:01月27日 著者:名越 康文
アメリカ人はなぜ肥るのか (日経プレミアシリーズ)アメリカ人はなぜ肥るのか (日経プレミアシリーズ)
肥満大国アメリカの現状をレポートしたのだが、貧困との相関関係を問いつつもそこからもうちょっとアメリカが抱える構造的な部分についても言及してほしかったかな
読了日:01月27日 著者:猪瀬 聖
女子アナ以前 〜あのころのわたしと、いま考えていること。〜女子アナ以前 〜あのころのわたしと、いま考えていること。〜
たまたま読んだタイミングで、キラキラの降板も発表されたばかり。ラジオでも何度も言及している家庭での居心地の悪さや、女子アナとしての居心地の悪さ。そして今回はパーソナリティとしてのポジションを再確認する。まるで、ノマドのような生き様は高城剛よりも潔い気がする
読了日:01月27日 著者:小島 慶子
小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ
まずはタイトルがいい。小商いとは、拡大均衡から縮小均衡へと向かう日本を象徴的に表している。そこで著者が提唱するのは、自分の身体感覚に基づいたスケール感でいいのではないかということ。原発はまさに自分たちのスケール感では制御できないものであり、その主張は、衰退期に入った日本にはある意味すっきりとした意見だと思う。そこには、平野善紀さんや内田樹さんに通ずる思想的な背景もうかがえよう
読了日:01月27日 著者:平川克美
いつも忙しい 時間貧乏をやめる7つの方法いつも忙しい 時間貧乏をやめる7つの方法
内藤忍さんと言えば、投資の本で定評あるけど、時間管理とは意外な気が…。しかし、よくよく考えれば、忙しいサラリーマンが時間を捻出して、本書きやセミナーなどあそこまでどうやっているのかノウハウを惜しげもなく公開している。ただ、やっぱり圧倒的に自由に裁量できそうな時間も多そうなのも事実。うらやましい限り
読了日:01月24日 著者:内藤 忍
ウェブで儲ける人と損する人の法則ウェブで儲ける人と損する人の法則
中川さんの本の内容は毎回、さほど変わらない。ネットはB旧ニュースを楽しむための娯楽として機能しているのがわかる。ましてやニュースで課金をするのは至難のわざと言う。それがわかるだけでも十分有効だろう。
読了日:01月24日 著者:中川 淳一郎
なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門
オタキングこと、岡田斗司夫氏と著作権の専門家である弁護士の対談集。これが、著作権もさることながらアーティストが、パトロンや趣味としての活動から、職業としてのコンテンツホルダーが成立した過程に著作権があることを説明。インタネットで複製と課金の問題について考察が進んでいく。岡田氏はコンテンツで食えるのは、世界でせいぜい1万人という。そこには食えないクリエイターでも制限なくマッシュアップで創作ができる環境だ。一方、法律の専門家は、著作権の運用で、生活できるコンテンツホルダーの権利を保障することに重きがある。
読了日:01月23日 著者:岡田 斗司夫,福井 健策
なぜ意志の力はあてにならないのか―自己コントロールの文化史なぜ意志の力はあてにならないのか―自己コントロールの文化史
なぜ人は、体に悪いのを知りながらタバコを吸い、金がなくなるまでギャン売るにハマるのか。人間のこの「し癖」はギリシャの時代から哲学者の重要なテーマだった。そこでアリストテレスはソープロシュネー(自己規律)として、人間の生き様として中庸を旨としたという。で、人間はそれでも自己規律を守れないのか。そして守るには、理性ではなくシステム化する、周囲の力を借りることを提唱するーー。だがそれは答えではない。自分で、自己規律はベンジャミンフランクリンの頃から今でも続くここに問われた悩みである
読了日:01月23日 著者:ダニエル・アクスト
プロレス 黒い霧 (別冊宝島)プロレス 黒い霧 (別冊宝島)
今や専門誌もほとんどないプロレスの専門誌の中でも抜群の暴露話満載なのが別冊宝島のシリーズ。ここ最近のムックでは、毎回、ノアの仲田龍氏の批判が多いが、今回は決定版。ノアのスポンサーだった女性が詐欺で三沢未亡人と裁判になったあげく、別の詐欺で逮捕されるというスクープを報じるなど、内容も濃い。他にも、全日のTARUさんの暴行事件に、ノアの巡業バス運転手急死事件も業界関係者の発言ならでは…。まあ、ここまでいくと潔いくらいだ。
読了日:01月23日 著者:蝶々
「過情報」の整理学 - 見極める力を鍛える (中公選書)「過情報」の整理学 - 見極める力を鍛える (中公選書)
情報とどう接するか。どうやら、テレビやネットに限らず人間は発信されたものを受け止めるときに「性善説」ならぬ「情報は正しい」と無批判に受け止めてしまいがちである。しかし、ネット時代になって情報源は玉石混合になった。立ち止まって出典を確認する。そうした姿勢が必要な時代だと言う。いわゆるメディアリテラリーについて、初心者にもわかりやすく解説している本だ
読了日:01月20日 著者:上野 佳恵
あんぽん 孫正義伝あんぽん 孫正義伝
ソフトバンクの孫正義と佐野眞一という組み合わせが面白くない訳がない。在日三世の極貧の生活とそのルーツをたどる前半と後半は佐野が感じる「違和感」を求めて、その起業からの足跡をたどる。だが、この本の真骨頂は、さなかに福島原発の爆発という問題が生じることに拠る「混乱」だ。うさんくささを「紙の本が30年後にはなくなる」という情報革命至上主義に意義をとなえる著書が、反原発には肯定的な文言が並ぶ。是々非々でいえば、当たり前だが、佐野さんに筆致にしては珍しいなと思う次第。その点の著者なりの定まった評価が知りたかったかな
読了日:01月16日 著者:佐野 眞一
問題発言 (新潮新書)問題発言 (新潮新書)
戦後の数々の日本んを揺るがせた舌禍事件に焦点を当ててその概要を紹介するという企画力の勝利の本。著者の方はあまり聞いたことない方だが、丁寧なリサーチと安定した筆致は読んでいて好感が持てる。また政治や社会のみならず芸能や風俗などにも及んでいる辺りは、さすがの一言です
読了日:01月15日 著者:今村 守之
タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)
この手の本は単なる解説とケーススタディに終始するのだが、さすが元噂の真相の副編集長。自身が右翼に教われたケースを例にとり、いかに暴力にメディアが屈するかという問いを投げかけていて、いまや経済(広告)を押さえられてしまうと機能できない大メディアの責任を問うている。どうして、あれほどまでのメディアだった噂の真相をフクヘンだった川端氏が引き受けなかったのか。そんなカミングアウトまで読むとなるほど合点が行く。
読了日:01月15日 著者:川端 幹人
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶグレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ
グレートフルデッドのビジネスモデルを現在のITビジネスとも重ねて語る視点は、ネットがカウンターカルチャーの影響を受けている点を言うまでもなく、それにしても面白い。まずは与えよという精神がネットの先駆的な企業にあてはまるとするのならば、じり貧の日本の土壌から花かな赤穂言った発送は出てこないのかもしれないなあと痛感
読了日:01月15日 著者:デイヴィッド・ミーアマン・スコット,ブライアン・ハリガン
みんなに好かれようとして、みんなに嫌われる。勝つ広告のぜんぶみんなに好かれようとして、みんなに嫌われる。勝つ広告のぜんぶ
さらっと書いてあるエッセイに見えつつ、その言葉の背後には実に周到に広告のエッセンスが込められている。おもてなしの心がうかがえるのだがいかがだろうか
読了日:01月15日 著者:仲畑 貴志
新華僑のスゴい仕事術新華僑のスゴい仕事術
検索大手「百度」の幹部が書いた中国指南本。なかなか、ガッツのあるタフな民族だなあというのが印象。優秀な人物のドライさと上昇志向は、国家を頼りにしないまさに今の新華僑という人たちが台頭しているのを感しさせる
読了日:01月14日 著者:陳 海騰
ソニアのショッピングマニュアル 2 (2)ソニアのショッピングマニュアル 2 (2)
スタイリストのソニアパークの選んだアイテムを100個紹介する第2弾。第1弾のほうが、まさにマイフェイバリットそうな定番を挙げていた気がしたが、こちらはよりソニアさんの好みが反映されているかも
読了日:01月14日 著者:ソニア・パーク
ソニアのショッピングマニュアルソニアのショッピングマニュアル
スタイリストのソニアパークさんがチョイスしたお気に入りのあれこれが100個紹介されている。後に同様な本がいくつも出たけど、モノを買う美学的なものから上質な生活が垣間見えるのが心地よい。お勉強的に読むより気になるアイテムを見つけるような読み方が楽しい
読了日:01月14日 著者:ソニア・パーク
「経験学習」入門「経験学習」入門
文字通り、経験を通じて学ばせることを管理職なる上司がするための指南書。もはや、暗黙知なる言葉は死滅して、なんだか手取り足取り教えなきゃ行けない時代なのだと実感。わかってはいるが、大変な時代だ
読了日:01月11日 著者:松尾 睦
現場カイゼン―知恵と常識を使う低コストの現場づくり現場カイゼン―知恵と常識を使う低コストの現場づくり
前著「カイゼン」のおさらいもありつつ興味深いのは、ケーススタディを後半に紹介している部分だろう。とかく工場などの生産現場で語られることの多いカイゼンが業種をとわず、経営現場を活性化させることに繋がっているのは、日々の工夫から新しいものを生み出す日本的なライフスタイルとも合致する。断捨離ブームなんかも考えると日本人はなんて几帳面なのだろう
読了日:01月09日 著者:今井 正明
無理難題「プロデュース」します――小谷正一伝説無理難題「プロデュース」します――小谷正一伝説
毎日新聞社に入社しながらも記者でなく事業部で手腕を発揮したプロデューサーの小谷正一の足跡をたどった評伝。それにしてもバイタリティあふれる仕事ぶりとどこか、時代に流されながらの飄々と舌スタンスながら、夕刊紙の創刊に、球団の設立に奔走するなど、まさに八面六臂の活躍でとにかく面白い人物。ただ、本人の発言なり人となりが少ないのは時間のなせるわざか。ちょっと残念だ
読了日:01月09日 著者:早瀬 圭一
沈む日本を愛せますか?沈む日本を愛せますか?
結局、読んでみると2人の対談よりも渋谷陽一の発言の方が心に残る。FMホットライン時代の自分の文脈にのせる手腕はここでも健在。ある意味、わがままで贅沢な本だ
読了日:01月07日 著者:内田 樹,高橋 源一郎
記憶のちぎれ雲 我が半自伝記憶のちぎれ雲 我が半自伝
以前は苦手だった草森さんの文章もすっかり読みやすくなった。この本の中では個人的にも交流のあった6人を5章にわけて、その人物像や足跡をたどっていくというスタイル。博覧強記の人物ながらその独特の曖昧なままの記憶をそのまましたためるのは何とも知人にあてた手紙のような気軽さがあっていい。とりわけ未来学会の真鍋博氏や中原淳一、伊丹十三はついつい引き込まれあっという間に読んでしまった。サブカル界の巨匠の寄り道がちな文章もまた魅力のひとつのようだ
読了日:01月06日 著者:草森 紳一
ドントパスミーバイドントパスミーバイ
幻の名盤解放同盟の根本氏と湯浅氏がインターFMでやっていた番組の実況本。とにかく選曲がめちゃおもしろくて、しかもCDまで同梱。やはりサブカル界のオリジネーターたちのパワーったらすごい
読了日:01月06日 著者:根本 敬,湯浅 学
みらいのゆくすえみらいのゆくすえ
しりあがりさんの文章はマンガ同様、へなへなしている。そこがいい。でも3.11以降の世界ではきちんと主張すべきは主張している。どこか、にくめない文章でありながら本質をついて、新聞記事などの時事問題を斬りまくる、というより、さらっと足を止めて考えてみる。そんなスタンスが粋でどこまでもかっこいい
読了日:01月06日 著者:しりあがり寿
50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社プラスアルファ新書)50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社プラスアルファ新書)
単純にタイトル通りに行けば、アンチエイジングの本だが、その内容の半分以上が、動物としての人類がいかに自分の生命を維持しているか、体の反応を通して解説する。タバコや暴飲暴食がどれほど悪いかを懇切丁寧に説明。その上で、美学としての「熟成」に至るプロセスを明らかにする。この短い本の中にはなかば、脅し文句もありつつ身につまされるエピソードが満載だ。アンチエイジングの本としては出色の説得力を持っている
読了日:01月05日 著者:南雲 吉則
超訳 ニーチェの言葉超訳 ニーチェの言葉
昨年大ヒットの本をいまさらながら読んでみる。確かにわかりやすい。しかも読んでいると自己肯定的な気分が味わえる。このさじ加減が読んでいて心地よく感じる。ある種の哲学書というより、自己啓発がすっと入ってくる現世利益を体現したような本だ
読了日:01月04日 著者:
ポルノ雑誌の昭和史 (ちくま新書)ポルノ雑誌の昭和史 (ちくま新書)
カストリ雑誌から自販機本、ビニ本に至り、AVにとって変わられていったポルノ雑誌。時代のあだ花と言えば、それまでだが、まったく書籍やWEBでもここまで回顧的に描かれた本がない。それほど、ごく狭い世界なのだろう。ゾッキといわれた売れ残りのエロ本を流通していた中小取り次ぎが、版元としてもエロ本を制作し、流通させていった道程は、今のパイは小さいもののエロ本に引き継がれている。ある意味、インディペンデントの出版の裏面史としても、著者の体験をもとに描かれていてサブカル的な読み方もできうる
読了日:01月04日 著者:川本 耕次
音楽が終わって、人生が始まる音楽が終わって、人生が始まる
音楽ライターの磯部氏の00年代なかばからの記事が読める。前半は、主にRAWLIFEというストラグルフォープライドのメンバー主宰のパーティの熱狂と当時の小箱でかわされたジャンルを超えた異種交配についてのアレコレ。そして後半は日本語ラップの中でもなかなかわからないアンダーグラウンドシーンについての言及がおおい。そこには現場感覚も去ることながら、そのばを一緒にシュアして楽しもうというスタンスも垣間見えて、頼もしい。でもちょっと表紙の装丁のイメージほど、軽くない。文章は重厚だ
読了日:01月04日 著者:磯部 涼

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
posted by nizimasu at 06:46 | TrackBack(0) | BOOKS