2011年12月31日

今年もありがとうございました

というわけで、前半に色々あったので、今年の暮れはどうなることかと思ったら、いつものような気分もありつつ、どこか後ろ髪を引かれるような思いもある年の瀬です。

いわずもがなの震災からのしばらくの仕事もままならない時間の流れと、後半、特に7月以降のめまぐるしい時間の流れが、一年の間にあったというのは振り返るとあっという間な気がします。

なので、このブログも気づいたら、後半についてはほとんど書いていません。実際、仕事中心だとなかなか書く機会も減るのでやむを得ないかなと。

来年はどうなることやら…。野望は満載ですが。

よいお年を!!

今年を振り返ると、地震以降の個人的に印象に残ったことで言うと、

・直島行き

・アンビエントブーム

・マイケルイベント

・デパHを6月限りでお休み

・氷室ドーム

・シンガポール再発見

・歌謡曲ナイト復活

・JYJライブ

・達郎ライブ

映画では…

・エンディングノート

・マネーボール

・モテキ

・地球にやさしい生活

美術展

・森と芸術(庭園美術館)

・写楽展(国立博物館)

・パウル・クレー展(国立近代美術館)

別枠)ヘンリーダーガー展(ラフォーレミュージアム)



・働けECD

・日本のデザイン

・杉作J太郎の考えたこと

・文科系のためのヒップホップ入門

・春を恨んだりはしない

・ふしぎなキリスト教

・伊藤Pのもやもや仕事術

・ゆの字物語

・花森安治戯曲集

・割り箸から車まで




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ミュージックマガジン2011年12月号



music magazineが早い時期から押していたperfumeの特集である。JPNは買ってみると、音の変化がありあり。特集でも触れていたようにAutotuneの掛け方がかわっていて、明らかに以前よりは生声っぽい質感もでている。聞き込むほどにいいアルバムなのだが、驚きはあまりないかなあ。既発のシングル曲が多すぎることの弊害かもしれない。でもパッケージメディアは功でないと売れない時代なのかもしれない。

巻頭の特集ではインタビューも。しかし売れるにつれ、こういう音楽誌でのインタビューはどうしても優等生的。さらには全曲紹介。地下アイドルとの関連性はさておき、個人的にはライブDVDの紹介記事がなかなかない切り口で面白い。

あとこの号はフェラクティの子供であるシェウンクティのアルバムを巡る話は愉快で、ちょっとアルバムが気になる。

くわえて、ジャイルスピーターソンに坂本慎太郎も頼もしい活躍ぶりが気になったところ。音楽シーンは、売れ行きとは別のところで意外と面白くなっている。

内容紹介
【特集】 パフュームは進み続ける

前作『』から2年4カ月ぶりのニュー・アルバムを11月30日にリリースするパフューム。この間、KARAや少女時代らのKポップ旋風が吹き荒れ、AKB48がヒット・チャートを席巻し、ももいろクローバーZや東京女子流など新世代アイドルたちが台頭した。しかし、そうした中でパフューム存在感は、霞むどころかますます独自のきらめきを発揮している。まさに世界を相手にしようという意気込みが感じられるタイトルのアルバム『JPN』をきっかけに、改めて彼女たちの“現在”に迫って行きたい。

■ 最新インタヴュー~『JPN』で世界へ行きたい!(高橋修)
■ 『JPN』全曲ガイド(原田和典)
■ パフューム論~「地下」と「世界」を「ダンス・ミュージック」でつなぐ(鈴木妄想)
■ ライヴDVD全6作品を紹介(小山守)

□ ケイト・ブッシュ~セルフ・カヴァー集に続く新作(村尾泰郎)
□ シェウン・アニクラポ・クティ~フェラの遺志を継ぐ息子にインタヴュー(石田昌隆)
□ マリーザ・モンチ~ブラジルの奇才歌姫の新作(渡辺亨)
□ サカキマンゴー&ガジュマル・アンサンブル(真保みゆき)
□ 石橋凌(長谷川博一)
□ ジャイルズ・ピーターソンズ・ハバナ・クルトゥーラ・バンド(サラーム海上)
□ カーネーション(宗像明将)
□ サロンミュージック(岡村詩野)
□ 坂本慎太郎(金子厚武)
□ フォトディスコ(南波一海)
□ 今、音楽を聞く快楽とは何か[後編](後藤美孝×高橋健太郎)

Tune In!
◇ 松平健
◇ トム・ウェイツ
◇ ライアン・アダムス
◇ シー&ヒム
◇ ダーティー・プロジェクターズ+ビョーク
◇ シーカー・ラヴァー・キーパー
◇ ゴリラズ
◇ アンカーソング
◇ 東京ローカル・ホンク
ほか
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ロックを中心に世界の最新の音楽を鋭く評論
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ミュージックマガジン2011年11月号



この号の特集は「斉藤和義」。世の中は清志郎が死んで以降、またメッセージ性の強いカリスマを求めている気がする。3.11以降にアーティストが沈黙を守る中でいち早く、Youtubeに反原発ソングを出したことで、一躍、その座を期待されている気がするが、ロングインタビューではそんなことに飄々としているスタンスが今の時代っぽさを感じる。なかなかの力作。

あとこの号でパールジャムを紹介していてちょっと懐かしいなと思ったり、幸宏さんと鈴木慶一のビートニクスとかのベテラン勢のスタンスとかちょっと評価が高まるような気がします

内容紹介
【特集】 斉藤和義

斉藤和義は怒っている。3・11以降の現状に対して。ニュー・アルバム『45 STONES』は、ときに直截で、ときに含蓄のあるメッセージを、シンプルだが豊かな音楽語彙を駆使して綴った快作だ。彼はなぜ今、こうした音楽表現にたどりついたのか。デビュー時からの歩みを振り返りながら、表現者=斉藤和義の魅力に迫っていきたい。

■ インタヴュー~新作『45 STONES』完成に至る3・11以降の心境を語る(今井智子)
■ 1993年のデビューから現在までの歩み(小山守)
■ オリジナル・アルバム・ガイド(池上尚志、岡村詩野、かこいゆみこ、金子厚武、志田歩、廿楽玲子、能地祐子、渡辺裕也)
■ ライヴ・アルバム(池上尚志)
■ 自然体の人柄、ワクワクさせる音楽的展開~スタッフとして関わった経験から(栗本斉)
■ 『ゴールデン・スランバー』など映画音楽作家としての仕事(大森さわこ)

□ ザ・ビートニクス~高橋幸宏+鈴木慶一の10年ぶり新作(松永良平)
□ 由紀さおり&ピンク・マルティーニ~1969年の歌がよみがえる(小倉エージ)
□ 坂本真綾~ユーミン作の新曲と、冬がテーマのアルバム(鈴木隆詩)
□ 青山陽一~ポップじゃなくてもいいじゃないか(村尾泰郎)
□ DRCミュージック(石田昌隆)
□ ベン・フォールズ(岡村詩野)
□ パール・ジャム~ドキュメンタリー映画で振り返る20年(長谷川町蔵)
□ ボンビーノ(篠原裕治)
□ 今、音楽を聞く快楽とは何か(前編)(後藤美孝×高橋健太郎)

Tune In!
◇ メタリカ&ルー・リード
◇ デヴィッド・リンチ
◇ アトラス・サウンド
◇ リアル・エステート
◇ ザ・ジェザベルズ
◇ キリンジ
◇ 山本精一
◇ TOMOKO MIYATA
ほか
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ミュージックマガジン2011.10月号



今年はとうようさんが亡くなった年でもあった。もともととうようさんを知ったのは、ワールドミュージックはなやかし頃だった。どちらかというとロックではなく、第3世界(そんなこと今言わないが)の音楽を紹介する人。むしろ、渋谷陽一にシンパシーを抱いていた80年代ぐらいから、どんどんとうようさん的な方向に興味がわいていったのだった。

だが、膨大なとうようさんの足跡をたどるには月刊誌1冊だけでは足りないが、編集部の人や寄稿者、そしてミュージシャン、様々な人の視点でみえてくるその世界観は実に芳醇だ。

さらに、お気に入りのディスクレビューもまた目から鱗の作品ばかり。



増刊でアンソロジーも出ているから、両方読むといいかもしれない。

内容紹介
【特集】 追悼・中村とうよう

創刊以来、長く本誌の編集長として、ポピュラー音楽全般の紹介と批評を先導してきた中村とうようが7月にこの世を去った。フォークやロック、ブルースから、アフリカ、アラブほかのワールド・ミュージックまで、さまざまな音楽に向き合い、ある時は素朴に愛情を示し、ある時は怒りをあらわにしながら罵声を浴びせ、読者を引きつけた。我々の先輩として、追悼と感謝の気持ちをこめて、特集を作ります。

■ ミュージック・マガジンと中村とうよう(高橋修)
■ 日本のロック・ジャーナリズムの草分けとして(篠原章)
■ 内田裕也が語る思い出(近藤康太郎)
■ 中村とうようが愛したアーティスト
■ 中村とうようを思い起こさせる一枚(あがた森魚、小西康陽、鈴木慶一、山下達郎、石田昌隆、今井智子、大鷹俊一、小野島大、北中正和、小出斉、真保みゆき、高橋健太郎、萩原健太、原田尊志、日暮泰文、深沢美樹、松尾史朗、松山晋也、宮子和眞、湯浅学、和久井光司、渡辺亨)
■ ポピュラー音楽のダイナミズムを魅力的に示した功績(深沢美樹)
■ “とうようズ・トーク”に示された思想(小熊英二)
■ 美意識を貫いた生き方(小倉エージ)

□ スクービードゥー~良い意味で徹底的にベタにポップな新作(松永良平)
□ ティム・ロビンス~本格的に音楽を始めた映画スター(大鷹俊一)
□ アマジーグ・カテブ~反骨のアルジェリア音楽(大石始)
□ 楳図かずお~36年ぶり2枚目のアルバム(井口啓子)
□ 埋火(金子厚武)
□ ハンガイ(石田昌隆)
□ ブルース・ザ・ブッチャー(池上尚志)
□ 突然段ボール(村尾泰郎)
□ シナモン(寺田正典)

Tune In!
◇ ウィルコ
◇ ジョー・ヘンリー
◇ ベイルート
◇ ジェフ・ラング
◇ ワイルド・フラッグ
◇ ザ・ウェイバー
◇ 伊集院幸希
◇ チャン・ギハと顔たち
◇ 2チェロズ
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ミュージックマガジン2011.9月号



なぜか、昔のミュージックマガジンを紹介。なぜかといえば、12月26日に特集にある山下達郎のライブに行ったことだった。場所は中野サンプラザ。

氏のライブの良さは定評があるし、JOYというライブ盤は名盤。今年の8月にでた「RAY OF HOPE」の初回版には、ライブ盤の「JOY1.5」というのが特典でついていた。それがものすごくよかった。

熱心に達郎を聴いていたのは80年代ぐらいから90年代の前半ぐらいだったと思うんだけど、コンサートでの曲は新旧含めて耳になじみのあるものばかりだった。

その最近の社会性や内省的な曲に混じって、かつてのラブソングも織り交ぜたセットはものすごく素晴らしくてここ数年のライブ(そんなにみてないけど)で抜群に感動的であった。

さらにいえば、曲もさることながら合間にあるトークもサイコーであるし、そして色々あった年だからならではの心象風景も率直に伝えていてものすごく言葉が伝わる。改めて達郎の言語感覚は、蒼茫の詩やアルチザンに代表される自負みたいなものが、様々な人に伝わって共感できている感じが、ソーシャルネットワークなんかよりもはるかに強烈。あのばにいた人と感動したり笑ったりという感覚に、「未来」を感じたのであります。

で、この号の特集では実に雄弁で、ロングインタビューではもどかしい活動の時期を超えて、いよいよ還暦近くなり肩の荷を下ろして音楽と向かい合っているのが伝わってくる。

ミュージックマガジンお得意のディスクレビューではよくよく考えると、クリスマスソングのカバー集以外は全部聴いてて驚く。達郎の笑顔の奥にあるシニカルさやロックロールなアティチュードにはもっと多くの人が気づいてほしいなと思いました。

この号では二木信さんの神聖かまってちゃんのレヴューがなかなかの力作。興味あんまりなかったけど、ある種のカリスマ性があることに気づく。

そして、この号では中村とうようさんの追悼記事もある。だが、これも今年なのか。今野雄二さんといい、とうようさんといい、美学に死すというのは、なんだか漱石の小説のようでまだ、ピンとこないのが正直なところだ。

内容紹介
【特集】 山下達郎

山下達郎というのは、日本の音楽界にとってまったくユニークな存在だ。テレビなどの映像メディアへの露出はほぼゼロ、ライヴに行かない限り、本人が動いている姿を目にすることは、まずない。しかしながら“あの声、音楽”を耳にすれば多くの人が、それが山下達郎であることを認識する。うるさ方リスナーの支持も獲得しながら、日本の日常に浸透してきた音楽なのだ。そんな音楽家の、21世紀に入って2枚目となるオリジナル・アルバムがようやく届いた。お待ちかねのヤマタツ特集です。

■ 最新インタヴュー~新作『レイ・オブ・ホープ』を語る(能地祐子)
■ 音楽論~山下達郎は大きな声で歌う(松永良平)
■ ヒストリー&アルバム・ガイド
~1976 シュガー・ベイブでデビュー(湯浅学)
1976~1979 エネルギーに溢れたソロ初期(栗本斉)
1980~1989 80年代の幕開けと同時にブレイク(渡辺亨)
1990~1999 成熟した大人のポップスへ(長谷川博一)
2000~ 活動の主体をライヴへ移行(小山守)
■ ベスト、編集盤(小山守)
■ 提供曲、プロデュース作品(小川真一)
■ 音楽愛好家としての山下達郎(栗原英樹)

□ 神聖かまってちゃん~時代の寵児が震災後に選び取った表現(二木信)
□ ティナリウェン~アコースティックに回帰し「砂漠のブルース」を逸脱する新たな一歩(小野島大)
□ サカキマンゴー~親指ピアノで新世界を開く(真保みゆき)
□ 追悼 中村とうよう(湯川れい子、原田尊志)

Tune In!
◇ アークティック・モンキーズ
◇ スティーヴン・マルクマス&ザ・ジックス
◇ fennesz + sakamoto
◇ サンダーキャット
◇ サブモーション・オーケストラ
◇ オーサカ = モノレール
◇ mudy on the 昨晩
◇ OGRE YOU ASSHOLE
◇ 矢舟テツロー
ほか
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ロックを中心に世界の最新の音楽を鋭く評論
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2011年12月01日

11月の読書

11月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:7042ページ
ナイス数:37ナイス

音楽が降りてくる音楽が降りてくる
音楽評論家の湯浅学氏といえば、和物やレジデンツ、サンラーなどの濃厚なミュージシャンの評論に定評があるイメージだったが、この本の第2部にあるように黒人音楽に対する深い憧憬があり、ある種の生真面目ともいえる文章にしばし感慨を抱く。
読了日:11月24日 著者:湯浅 学
采配采配
野球の指導者というより、さながら仏教書のような趣。目の前の事象に最善を尽くし、飛び込む。地道で面白みがない「落合野球」の真骨頂だ。本としてもオーソドックス。だからいいのだろう
読了日:11月24日 著者:落合博満
老前整理 捨てれば心も暮らしも軽くなる老前整理 捨てれば心も暮らしも軽くなる
映画「エンディングノート」が話題になるほど、自分の死を事前に受け止め、片付けをしていく。なんだか、こんなことをしていたら本当に死んでしまいそう(笑)。とはいえ、人が社会と関わる存在が故に、モノを減らすこともまた、断捨離とも違う整理のありように納得がいく。ちょうど、死ぬ頃に整理が終わればいいのだろう
読了日:11月24日 著者:坂岡 洋子
和本のすすめ――江戸を読み解くために (岩波新書)和本のすすめ――江戸を読み解くために (岩波新書)
明治以降の洋本ではなく、江戸に花開いた出版文化に焦点を当てている。その言を借りれば、今の出版業界もまた家内制手工業的な手触りの本がどんどん作られていっていいのではないか。百家争鳴でバカ儲けの時代の近代出版からの先祖帰りに、日本の出版界の未来を期待したい
読了日:11月24日 著者:中野 三敏
新潮選書 ゲーテに学ぶ幸福術新潮選書 ゲーテに学ぶ幸福術
今や「言葉」といえば、ニーチェのイメージだが、ゲーテもまた数々の名言至言を残している。ここに書いていることに自分を照らし合わせれば、人生が豊かになるに違いない
読了日:11月19日 著者:木原 武一
新版 装釘考 (平凡社ライブラリー741)新版 装釘考 (平凡社ライブラリー741)
明治期頃に日本にも洋本の製本技術が入ってきてからの技術革新やトレンドなどもふまえ、造本から本の歴史を辿るという意欲作
読了日:11月19日 著者:西野 嘉章
プライベート・スタジオ作曲術 音楽が生まれる場所を訪ねて (P‐Vine BOOKs)プライベート・スタジオ作曲術 音楽が生まれる場所を訪ねて (P‐Vine BOOKs)
ベッドルームミュージックがどのようにできているのか、音ではなく、部屋から見るという視点が肝。機材にその人となりがでるように実に個性的な部屋ばかりで、かつての都築響一の「TOKYO STYLE」を思い出した。一方、元ミュージシャンのライターさんの手によるインタビューもなんだかほのぼのとしていて、音楽を作るスタイルというものがあるのでは、と思う今日この頃
読了日:11月19日 著者:黒田隆憲
1985年のクラッシュ・ギャルズ1985年のクラッシュ・ギャルズ
女子プロレスで一時代を築いたクラッシュギャルズに焦点を当てた本。ドラマチックさでいえば、1993年の女子プロレスのブル中野や北斗晶の時代とは、違ってくるが、全女からあとの後半戦が意外とあっさりとした印象。それだけ著者にとっては、全女という魔窟に魅了されたんだろうなと感じる内容
読了日:11月19日 著者:柳澤 健
ドラッカー名著集1 経営者の条件ドラッカー名著集1 経営者の条件
山崎元さんをして「自己啓発書はこれさえあれば十分」というのもうなづける。時間管理、そして背景にある知識労働者の時代ーー。「自己管理こそマネジメントの本質」とはまさに、今の時代にも通じる自己研鑽本の金字塔だ
読了日:11月19日 著者:P.F.ドラッカー
現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)
実業界の巨人、渋沢栄一がまとめた論語の本。そこには、君主としての帝王論が書かれている。かつては実業家こそ、君主でなければいけないという渋沢翁の思いが詰まっているといえよう
読了日:11月18日 著者:渋沢 栄一
パリ、娼婦の館パリ、娼婦の館
フランスの印象派前後の作品で、とかく題材となる娼婦。彼女たちの当時の生活ぶりに迫った作品。なんだか、今の日本のフーゾクのルーツをみるようでもあり、社交文化の爛熟ぶりと退廃ぶりに、驚きもある。日本の赤線や青線の構造もフランスを参考にしたのかなと興味は広がる
読了日:11月18日 著者:鹿島 茂
困ってるひと困ってるひと
話題の本だ。難病の人がかいま見た異質のせかい。そこから絶望へ、そして再生へというプロセスが実にユーモアを交えて、描かれていて思いのほか、読後感がいい。生きる希望のエッセンスには、笑いが必要と改めて思う。
読了日:11月18日 著者:大野 更紗
料理のマネジメント キッチンを制する者がビジネスを制す!料理のマネジメント キッチンを制する者がビジネスを制す!
料理が上達することをマネジメントの観点でとらえるというモノの見方としていきなり面白い。そこから、料理上達のベーシックな手法を紹介している。実際、この本でとっている戦略に拠れば、料理上手になれること請け合いだと思う
読了日:11月18日 著者:酒井 穣
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
西洋社会や資本主義といわれる考え方の根本をたどるといきつくのが、ギリシャの世界観と、聖書の世界観がある。で、聖書の成立の背景から園時代背景、解釈の仕方など多岐にわたる膨大なテーマを実にすっきりとまとめていて、とにかく目から鱗の連続。結局、アメリカ的な金融の価値観も資本主義にも、その影響が伺える。という一方で、実に日本の社会にはユダヤやキリスト教、イスラムとも異質の社会構造なのだなと思い至る。とにかく、何度でも読みたい本だ
読了日:11月18日 著者:橋爪 大三郎,大澤 真幸
さいごの色街 飛田さいごの色街 飛田
関西在住の人なら誰でも知っているであろう飛田について、10年以上も通いつめたルポルタージュ。飛田の住人には、どこか、人をばかすような虚実ないまぜの話が続く。それは歴史的にも本当の話が存在しても言わなかったり、ちょっとアレンジをしたり、まるで現実と虚構のはざまにいきてきた人の知恵なのだと思う。その点でもすべての証言を真に受けないくても貴重な逸話に事欠かない
読了日:11月15日 著者:井上 理津子
フレーミング 「自分の経済学」で幸福を切りとるフレーミング 「自分の経済学」で幸福を切りとる
フレーミングというのは、自己で自分の情報を取捨選択していくスタイルのこと。インターネットの発達で膨大な情報を、興味のある部分に焦点を絞ってさばいていくことで、これまでとは違う新しい人間像を描く。その人間像にはある種の自閉症的な人間像にある。ちょっと強引な気もするが、仏教のモノや情報をシャットダウンしてシンプル化するスタンスと対照的に紹介していて面白い。タイトルとはかなりイメージが違うけど…
読了日:11月15日 著者:タイラー・コーエン
文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)
ヒップホップの本質は、コンペティションという序盤から一気に歴史をひもとき、強引なまでに解説していく。これがまさに「芸」といえるほど、見事なわかりやすさで、今の音楽批評にない心地いいまでの膝を打つ感じがおもしろい。ヒップホップを知る上での最高のテキスト
読了日:11月08日 著者:長谷川町蔵,大和田俊之
日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書)日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書)
ある種のデザイン論からスタートしてたどり着くのが日本論である。その特徴の一つに引き算ではなく、エンプティという概念に行き着くところが読んでいてぞくぞくした。デザインではなく美学としての日本と日本らしさを知ることが大事だと思う
読了日:11月08日 著者:原 研哉
図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術
役に立つ。整理術は個人によって大きく違う。その出発点としてはもうし分ない一冊。ここから、当てはまる箇所とそうでない箇所を峻別し、自分なりの整理術を作ればいいと思う。ある意味、整理術のリファレンスとして使える
読了日:11月08日 著者:
計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話
ミシマ社というのは、知る人ぞ知る出版社だ。ある意味、理想的な出版社という指摘も多い。そこには、誠実さがある。でも日本の中小企業はそういうものだというのがある。出版社はどこか、その点を忘れているのではないか。そう思えてならない。
読了日:11月08日 著者:三島邦弘
日本中枢の崩壊日本中枢の崩壊
この本を読むと固い岩盤のような官僚組織の硬直性と保守性にあぜんとしてしまう。しかし、日本の組織には官僚に関わらず、既得権益を守るために必死な人たちが幹部となる組織はあまたある。そこを壊す、そしてビジョンを示す。これがとわれている。企業も同様。日本全体に新しいモデルが必要な時代なのだ
読了日:11月08日 著者:古賀 茂明
減速思考 デジタル時代を賢く生き抜く知恵減速思考 デジタル時代を賢く生き抜く知恵
ネットは人間の脳に最適化されていない。そこははっきりした。そして情報の洪水、いっぺんに2つ以上の作業をするマルチタスク、どれも非効率だと言う。効率の先にデジタルがある訳ではない。それだけでも十分な収穫と言えよう
読了日:11月07日 著者:リチャード・ワトソン
アイデアの99% ―― 「1%のひらめき」を形にする3つの力アイデアの99% ―― 「1%のひらめき」を形にする3つの力
アイディアの大半は企画倒れに終わる。それは、企画そのものよりも行動しきれないことにある。そこでどうすればいいのか。整理ー人脈ー統率力が必要だという。中でも整理についての記述は実に役に立つ。
読了日:11月07日 著者:スコット ベルスキ,Scott Belsky
美術手帖 2011年 11月号 [雑誌]美術手帖 2011年 11月号 [雑誌]
北京や香港といったアジアの新興地域においてもアートの存在感が徐々にではあるがでてきているようで、美術館を含めスポットを網羅的に紹介。旅心をめちゃくすぐられます
読了日:11月06日 著者:
しごとのはなししごとのはなし
爆笑問題の太田が書いた仕事についてのエッセイ。いつおの本より脱力しているのは、テーマ性なのだろうが、彼の根っこにある「太田プロ独立」のことと干されていた時期の話こそ、彼の仕事感の根幹をなしているのだと思うのだが、そこについての言及があまりないのはまだまだ生々しすぎるのかな
読了日:11月06日 著者:太田 光
プランB 破壊的イノベーションの戦略プランB 破壊的イノベーションの戦略
起業はプランA、つまり最初に描いた青写真通りにはいかない。そのために、プランBからZに至るまでの道筋を現在の巨大企業がどのように築いてきたかを解説している。しかし、それだけにとどまらず、起業が失敗する売り上げの獲得、粗利、運営、そしてキャッシュフローについても親切なほどの説明で、読む起業気分が味わえるかもしれない
読了日:11月06日 著者:ジョン・マリンズ,ランディ・コミサー
ええかっこしい 評伝 石津謙介ええかっこしい 評伝 石津謙介
「トレーナー」「TPO」という言葉を生んだのは、VANの創業者の石津謙介氏だった。生誕100年で編まれたこの評伝は「風俗としてのファッション」に自覚的だった石津さんの遊びと嗅覚が伝わる。遊びなはれ。そこに仕事がある
読了日:11月06日 著者:桐生典子
拡張するファッション アート、ガーリー、D.I.Y.、ZINE…… (P-Vine Books)拡張するファッション アート、ガーリー、D.I.Y.、ZINE…… (P-Vine Books)
90年代からのファッションのめまぐるしいトレンドをパリコレ取材などで定評のある編集者が、雑誌などに発表した記事をもとに再構成。とかく過去は振り返ることの少ないファッションの世界で、より等身大で自己表現のありようが、ネットや小出版から再定義されていいて実に面白い。世界的に元気なのはやはり「ガール」なのだ
読了日:11月01日 著者:林 央子

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
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