2011年07月26日

2011.7.24DDT@両国国技館

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いやあ、今年も盛り上がりました。DDT年内最大のイベント両国国技館。ダークマッチからメインのKODまで5時間にわたる興行はとにかく濃縮した濃厚のイベントでありました。

以下は、バトルニュースさんから。

DDTプロレスリング
両国ピーターパン2011
〜二度あることは三度ある〜
日時:7月24日(日) 開始:16:00
会場:両国国技館
観衆:8660人(超満員)

 24日、両国国技館で行われたDDT『両国ピーターパン2011〜二度あることは三度ある〜』。今年で三度目を迎えたDDTの両国大会だが、今年のメインは5・4後楽園大会でディック東郷からKO-D無差別級王座を奪取し、いつでもどこでも挑戦権を獲得したGENTARO、高尾蒼馬に連続防衛したユニオンプロレスの石川修司に、KING OF DDTトーナメントを制したKUDOが挑む一戦。過去2年両国大会は売店担当だった石川にとっては待望の大舞台。対するKUDOにとっても10年目の節目となる大事な一戦だ。

 KUDOは圧倒的なパワーと大きさを誇る石川に対し、1回フェイントを入れてからのトペや、左ヒザへの集中攻撃などで対抗。だが、石川はニーリフトでKUDOの腹部をカチ上げると、キチンシンク、フットスタンプ、ストマッククローとKUDOの腹部を撤退攻撃。悶絶するKUDOを見て思わずニヤリと笑った石川は、なもボディシザースで絞め上げていくが、KUDOもロープに飛んだ石川を追走して8×4を叩き込むと、左ヒザへのカウンターの低空ドロップキック、場外に左足を出してのドラゴンスクリューなど、左足攻めで対抗。
 だが、足横須賀やジャーマンなどを試みても、石川の重さによってバランスを崩したり、押し潰されてしまったりして技を決めるどころか、自分にもダメージを負ってしまう。さらにダイビング・ダブルニードロップを足をあげて迎撃した石川はエプロンに出たKUDOをかんぬきスープレックスでリングに投げ入れると、スプラッシュ・マウンテンの体勢に。うまく着地したKUDOはバズソーキックを叩き込むが、石川も一瞬の隙を突いてのスリーパースープレックス。
 KUDOも張り手合戦から何とか投げ捨てジャーマンで投げると、バズソーキックから石川の左ヒザにダイビング・ダブルニードロップを投下。さらにレッグロックと腕十字の複合技で石川を追い込んだKUDOだが、石川はのど輪でKUDOを捕まえるとボスしけてるぜで投げていく。20分を経過し、 TSUNAMIからスプラッシュ・マウンテンを狙った石川だが、KUDOは逆上がり式逆さ押さえ込みで切り返そうとする。しかし、石川はそんなKUDOを再び抱え上げる。何とか回転エビ固めで丸め込んでいったKUDOは、丸め込んでいくが、ナックハンキングで引っこ抜いた石川。ドラゴンスリーパーで切り返そうとしたKUDOをファイアーサンダーで叩き付けた石川は、ついにスプラッシュ・マウンテンで叩き付ける!
 これもカウント2で返したKUDOに対し、石川は奥の手タイガースープレックスで投げていくと、雪崩式スプラッシュ・マウンテンを狙う。必死で石川を場外に叩き落としたKUDOは、ダイビング・ダブルニードロップで場外ダイブ! リングに戻ったKUDOはキックとニーリフトを叩き込むが、石川もエルボーと掌底で応戦。しかしKUDOはナックル、顔面へのヒザ蹴りでどうにか巨人をダウンさせると、うつ伏せになった石川にダイビング・ダブルニードロップ。さらに仰向けになったところにもう一発落とし、なおも立ち上がろうとする石川にダメ押しの一発を投下して、ついに3カウントを奪った!

110724_DDT-2.jpg 試合後、高木三四郎大社長は涙ながらに「KUDO、よくやった! 石川、よくやった!」とメインの大役を務めた両選手を労う。すると大社長は「DDDTは来年で15周年を迎えます。ひょっとしたらもう両国という場所は狭いかもしれません。俺は来年の15周年大会をこの会場でやる!」と言うと、何と日本武道館進出という文字がスクリーンに映し出される!
 かつて『マッスル』で武道館進出を本気で考えていた鶴見亜門GMが、「後援メディアがないから無理なんですよ」と忠告するが、大社長は何とニッポン放送とタッグを組んで武道館に進出すると発表。その場にニッポン放送の三島通義氏(写真右)も現れ、2012年に開催するDDT15周年記念・日本武道館大会の後援をすると正式発表した。
 詳しい日程は10月に抽選によって決まるため、何月くらいになるか、土曜なのか、日曜なのか、はたまた平日なのか、現時点では分からないとのことだが、それでも大社長は「俺たちプロレスが夢を見せられなくてどうするんだよ! 暗い世の中なんて吹っ飛ばせ! 俺たちDDTの15周年を武道館でやるなんて痛快じゃねぇかよ! お前ら両国以上にリミッターはずしていけよ! 俺たちはまだまだ上を目指していくぞ!」とハイテンション! 最後は新王者のKUDOが「これからもDDTは本気で皆さんを楽しませていきます」と挨拶して3年目の両国大会を締めくくった。

110724_DDT-3.jpg また、佐藤光留と中澤マイケルに続きリーダーだった高尾蒼馬まで追放したシットハートハート(トランプ)ファウンデーションは、矢郷良明率いるスーザン親衛隊と電撃合体! スーザン・シットハート・スーパースターズ(以下SSS)となったこの一大ヒールユニットは、何と光留の師匠である鈴木みのるを引き込むことに成功! 師匠のまさかの行動に光留は高尾、高木三四郎、平田一喜、彰人と合体し、SSS成敗のために"夏の両国"ということで、サマーナイトフィーバーin両国 5vs.5イリミネーションマッチで激突することになった。
 矢郷さんだけがリング上で丁寧にハッピを畳んでいる中、両チームはいきなり場外で大乱闘を開始。松永はいきなりハサミを持ち出して高尾の髪の毛を切りにかかるが、助けに入った彰人が大家(真霜)相手に大暴れ。だが、そこに矢郷が入ってきてトレイン攻撃を決めると、矢郷は殺人コブラに捕らえて彰人からギブアップを奪った。続いてマシンがセコンドの円華の協力を得ながら平田を追い込んでいくが、平田はラリアットを狙ったマシンをモーメント・ルースで丸め込んで3カウント。
 だが、すかさず大家(真霜)が垂直落下式ブレーンバスターで叩き付け、松永がバックドロップで投げていって平田から3カウント。1人少ない高木組だが、ここで光留vs.鈴木の師弟対決が実現。場外でイス攻撃を見舞った鈴木は、リングに戻ると変型の羽根折り固めや腕を決めたままでの逆片エビ固めなど、拷問技で光留を追い込む。何とか腕十字をロープに逃れた光留だが、今度は矢郷がドロップキックやダブルアーム・スープレックスで追い込んでいき、またまた殺人コブラを狙う。
 これは辛くも高木がカットしたが、またも円華が入ってくる。だが、光留は円華に殺人コブラを誤爆させると、矢郷をOTRで失格させることに成功! しかし、すぐに鈴木がエルボーやビンタで光留を追い込み、顔面へのニーリフトからタイツを引っ張ってTバック状態にしてのゴッチ式パイルドライバーで叩き付けて3カウント。さらに高木のドラゴンリングインも蹴りで迎撃した鈴木は、ゆずポンキックこそ食らったが、ラリアットをスリーパーで切り返す。
 そのままカバーした鈴木だが、カウントは2。鈴木はレフェリーに3つ入ったと抗議するが、その隙を突いて高木は鈴木とOTRで場外心中! これで高尾 vs.松永&大家(真霜)となると、高尾は大家(真霜)を何とかエプロンまで追いやり、そこにミサイルキックを叩き込んでOTRで失格にさせる。これで松永との一騎打ちとなったが、松永が高尾のエルボーを木曽レフェリーに誤爆させると、SSSの全メンバーがリングに上がってきて高尾にトレイン攻撃。しかし、ここで和田京平レフェリーが緊急登板し、試合の権利がない選手を外に出す。
 しかし松永は雪崩式バックドロップやタイガードライバーで高尾を追い込んでいく。だが、松永のパイルドライバーをシュバインで切り返した高尾は、ランニングエルボー3連発からもう一度シュバイン。さらにかなりの飛距離があるダイビング・レッグドロップを落として3カウントを奪い、5vs.5イリミを制した。
 すると高木が鈴木に向かって「俺様とシングルで闘え!」と要求。しかし、そこに光留が割って入り、「鈴木さん、僕はパンクラスで生まれましたが、育ったのはここDDTのリングです! プロレスラー佐藤光留はDDTで育ちました! 僕のホームリングで一騎打ちしてください!」と絶叫。これを聞いた高木は、なぜか飛龍革命のときの猪木になって「やれんのか? よし、分かったよ!」と言って、その場で8・28DDT後楽園大会で両者の一騎打ちを提案。鶴見GM が鈴木に確認を取るが、鈴木は無視。すると光留はハサミで自らの前髪を切り始める藤波状態。それを見た高木は独断で光留vs.鈴木を強引に決定!
 さらに高木は「次は俺はあんたとシングルマッチがしたい! でも、いまじゃない。来年、DDTは15周年を迎えます! 2012年のDDT15周年記念興行であんたとシングルマッチがやりたい!」と言い出す。鈴木も高木の差し出した手をガッチリ握りかえして承諾したため、高木三四郎vs.鈴木みのるが上記のDDT15周年記念・日本武道館大会決定第1弾カードとなった。

110724_DDT-4.jpg  1・30後楽園大会でまさかの両国大会参戦が発表された"野獣"ボブ・サップ。すると、まっ先に対戦表明したのが男色ディーノだった。そこでサップはディーノに対し、ボブゲームを勝ち抜いてくれば対戦に網汁という条件を突き付けた。何とかボブゲームを勝ち抜き、サップとの一騎打ちにこぎ着けたディーノだが、ルール問題で紛糾! 最終的には3分×30ラウンド制で、奇数ラウンドをプロレスルールから危険な攻撃を極力禁止したボブルール、偶数ラウンドを股間への愛撫を無制限にしたゲイルールで行われることになった!
 試合前、サップではなくディーノがビビって逃亡寸前状態となったが、大石真翔や阿部キャスターらが「じゃあ、私が」と代わりにサップと対戦しようとすると、釣られるようにディーノが「じゃあアタシが」と出てきたため「どうぞ、どうぞ」とお約束。ともかく気合いを入れたディーノは、リング上でオープンフィンガーグローブを着けてそびえ立つサップに対し、まずボブルールの1R目からついついサップの股間に手が伸びてしまい警告されてしまう。怒ったサップはハンマーを振り下ろし、鉄柱にディーノを叩き付けていくが、何とか1Rを耐えきったディーノは、2Rに入ると男色クローやシャイニングあてがい、ナイトメアーとゲイ殺法全開!
 思わず逃亡しようとするサップに対し、リングに寝転がって「来い、来い」と挑発したディーノは、男色ドライバーを狙うがこれはサップがボディスラムで切り返す。そして再び股間への攻撃が出来ない3Rへ。タックルやコーナースプラッシュでディーノの追い込むサップはショートレンジラリアットでダウンさせる。何とかカウント8で立ち上がったディーノは、ショートレンジラリアットをかわすとサップのタイツを下ろし、動揺するサップにリップロック!
 巧みに股間への攻撃を避けながら得意のパターンに持ち込んだディーノは、男色ドライバーからのゲイ道クラッチで抑え込んで3カウント! 命からがらサップを倒したディーノは、自分が勝った以上サップはゲイだと決め付けるが、サップは「ゲイジャナ〜イ」と否定。するとセコンド陣や和田京平レフェリーまでが「俺がゲイになりますよ!」と次々に手をあげ始め、ついにサップの通訳さんまで「僕がゲイになります」と手をあげると、周りをよ〜く見渡したサップが「じゃあ、ボクもゲイになります」とポツリ。一斉に「どうぞ、どうぞ」とオチをつけたところで、衝撃のカミングアウトをしたサップは激怒しながら帰っていった。
 なお、悲願のIWGPジュニアヘビー級王座を奪取した飯伏幸太は、前王者のプリンス・デヴィットのリターンマッチを受ける形で、ホームリングで初防衛戦を行ったが、王座奪取したときと同じように必殺のフェニックス・スプラッシュを決めてデヴィットを返り討ちにしてみせた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ 大中華統一中原タッグ選手権試合(15:30開始)16時まで1本勝負
[王者組]●ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)/リッキーフジ(フリー)
21分3秒 シットダウンひまわりボム・トゥ・ザ・あひるちゃんバス→エビ固め
[挑戦者組]○高木三四郎(ユニオン)/澤宗紀(バトラーツ)
※第20代王者が初防衛に失敗。高木&澤組が第21代王者となる

▼第1試合 次世代ドラマチックファイト 20分1本勝負
○石井慧介
9分25秒 ニールキック→片エビ固め
●入江茂弘(チームでら)

▼第2試合 アイアンマンランブル 時間無制限
<参加選手>
[第869代王者]佐々木大輔(フリー)
アントーニオ本多(フリー)、菊地毅(フリー)、愛川ゆず季(スターダム)、チェリー(ユニオン)、泉州力(RIKI OFFICE)、さくらえみ(アイスリボン)、タノムサク鳥羽(フリー)、ゴージャス松野、DJニラ(フリー)、星誕期、美月凛音、大石真翔(フリー)、ミスター6号(スポルティーバ)、ヨシヒコ
<入場順>
01.佐々木 02.松野 03.大石 04.チェリー 05.美月 06.鳥羽 07.愛川 08.ニラ
09.ヨシヒコ 10.本多 11.さくら 12.菊池 13.泉州 14.誕期 15.6号
<退場順>
01.○佐々木、大石(2分57秒 エビ固め)松野●
02.○大石(5分43秒 ゆずポンキック→エビ固め)美月●
03.○ヨシヒコ(7分5秒 ウラカン・ラナ・インベルティダ)大石●
04.○佐々木、本多(7分47秒 OTR)チェリー●
05.○さくら(9分10秒 OTR)愛川●
06.○さくら(10分7秒 ウラカンラナを切り返して→エビ固め)ヨシヒコ●
07.○泉州(11分6秒 サソリ固め)鳥羽●
08.○誕期(11分32秒 OTR)泉州●
09.○6号(16分17秒 パロスペシャル)ニラ●
10.○6号(17分21秒 押し出し→OTR)誕期●
11.○さくら(18分16秒 さくぽんキック→OTR)6号●
12.○さくら(19分45秒 さくぽんキック→OTR)菊池●
13.○佐々木(19分58秒 Wトラースキック→片エビ固め)さくら●
14.○本多(21分46秒 卍固め)佐々木● 
※アントンが第870代王者となる

▼第2.5試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
●[第870代王者]アントーニオ本多
16時49分 ゴージャ☆スクールボーイ
○[挑戦者]ゴージャス松野

▼第3試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○MIKAMI
8分59秒 ヴォルカニックボム→エビ固め
●ポイズン澤田JULIE

▼第4試合 KO-Dタッグ選手権試合 4WAYタッグ
<1組目>
[挑戦者組]○中澤マイケル/ケニー・オメガ
13分15秒 ケニーのクロイツ・ラス→ジャックナイフ式エビ固め
[挑戦者組]GENTARO(FREEDOMS)/●ヤス・ウラノ
<2組目>
[挑戦者組]マサ高梨/○関本大介(大日本プロレス)
16分37秒 原爆固め
[挑戦者組]●中澤マイケル/ケニー・オメガ
<3組目>
[挑戦者組]○マサ高梨/関本大介(大日本プロレス)
23分31秒 雪崩式タカタニック
[王者組]HARASHIMA/●HERO!
※第37代王者組が2度目の防衛に失敗。高梨&関本組が第38代王者組となる

▼第5試合 サマーナイトフィーバーin両国 5対5イリミネーションマッチ
高木三四郎(ユニオン)/佐藤光留(パンクラスMISSION)/○高尾蒼馬/平田一喜/彰人(スポルティーバ)
1-0
矢郷良明(フリー)/●松永智充/スーパー・シット・マシン/大家(真霜)拳號/鈴木みのる(パンクラスMISSION)
●彰人(4分43秒 殺人コブラツイスト)矢郷○
○平田(7分10秒 モーメント・ルース)S・S・マシン●
●平田(7分46秒 バックドロップ→体固め)松永○
○佐藤(12分40秒 OTR)矢郷●
●佐藤(14分36秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め)鈴木○
●高木(18分20秒 OTR)鈴木●
○高尾(20分13秒 OTR)大家●
○高尾(24分20秒 ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)松永●
※1-0で高木組の勝利

▼第6試合 IWGPJr.ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○飯伏幸太
13分50秒 フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め
[挑戦者]●プリンス・デヴィッド(新日本プロレス)
※第61代王者・飯伏が初防衛に成功

▼第7試合 スペシャルシングルマッチ 3分×30ラウンド
○男色ディーノ
3R 2分58秒 ゲイ道クラッチ
●ボブ・サップ

▼第8試合 KO-D無差別級選手権 時間無制限1本勝負
[王 者]●石川修司(ユニオン)
27分24秒 ダイビングダブルニードロップ→体固め
[挑戦者]○KUDO
※第36代王者が3度目の防衛に失敗。KUDOが第37代王者となる




試合結果だけでもものすごいボリュームなのがおわかりかと。

ダークマッチのあとは、やはり参加選手が多いのでちょっと冗長なのもありつつ、今や日本のプロレスの宝であります飯伏選手とデビットの試合は白眉。

これまでDDTは勝負論を繰り広げたくても選手のスキルがそこまで見せれなかったというのがあったと思う。ところが、この日のデビットと飯伏の試合は完全に勝負論のみ。そこに余計なストーリーも何もない。ここまでインディーといわれた団体が見せられるのかという驚きもありつつ、そしてセミでは策士のディーノのストーリーラインでここまでやれるという虚実ない交ぜな世界観を見せつけた。

当然、メインは純血の戦い。ユニオンとDDTの違いはあれど、どこまで勝負論で見せれるかというのがこのメインのテーマであった。

しかし、心配はあった。なによりKUDOの体はプロレス界屈指の巨漢と比べるとかなり小さい。で、説得力のある試合ができるのか。

その答えにKUDOは十分な試合と気合いをみせつけたといっていいだろう。だが、まだチャンピオンのイメージができない。KUDOが次の興行からどういう佇まいになっていくのか。そこが楽しみだったりします。
posted by nizimasu at 00:55 | TrackBack(0) | プロレス

2011年07月25日

今月のミュージックマガジン(2011.8)




今月は活動を再開したKARAとK-P0Pの特集。音楽誌の中でも比較的早い時期から取り上げていただけ合って充実の内容。そして巻頭も高橋編集長のKARA現象ともいえる人気ぶりを紹介。

さらには、まつもとたくおさんのKARAヒストリーにディスコグラフィと盛りだくさん。他にも最新のK-POP動向を紹介しておりますが、ハロプロの真野英里菜がなぜかインタビューに登場ですがかなりの事情通で、ビビりました。

他には、今注目のタイラー・ザ・クリエイター関連のシーンの俯瞰しつつ解説していたり、活動を含めて注目している二階堂和美のインタビューに、なぜかももクロまで出ております。



あとやっぱり、中村とうようさんの訃報には触れずにはいられないだろう。今はミュージックマガジンからも離れていたが、最後の遺稿となった「とうようトーク」は3.11以降、東京新聞の論調を指示する内容に終始していた。

とうようさんを知ったのは、ロッキンオンの渋谷陽一氏のカウンターとしての存在だった。自分の好きだった「じゃがたら」を巡る音楽論争はもっと後の話で、音楽誌で批評的な姿勢があるのは、幼心にミュージックマガジンとロッキンオンだけだと思っていたからだ。

それが後に、子供の戯れ言だとわかるのだが、とうようさんの編集長だった頃の「ミュージックマガジン」は早い段階でワールドミュージックを紹介していて興味深く読んでいた。

ただ、この死を知ったときにふとよぎったのは今野雄二さんのことだった。さらには伊丹十三さんのことも思い浮かんだ。それは自殺ということもさることながら、どの人もとても自分の美学に誠実だと思ったからだ。

それが自殺にまで繋がることがいいとは今の自分の立ち位置からとても思えないが、とうようトークを読んでいただけに地震や原発がもたらした内面の影響というのがとても大きいかったものなのだなあと思ったりもする。

#

くしくもとうようさんの最後の号に、二階堂和美が出ていたのは面白い。本来的に芸能的なスタンスの人の活動をとりあげているのがたまたまとはいえ興味深かった。





内容紹介
【特集】 KARAとK‐POP現象

本誌が初めてK-POPの特集をしたのは2010年3月号。まだ国内盤も出ていない状況で来日したKARAが、一部で熱狂的に迎えられたタイミングでした。その後、少女時代やBROWN EYED GIRLS、4Minuteらの女性グループや、2PM、BEAST、MBLAQといった男性グループが次々に日本に進出、K-POPのイヴェントも精力的に行なわれ、気づけばわずか1年半の間にK-POPは日本の音楽界で大きな勢力を占める存在になりました。これまでのJ-POPにはなかったK-POP の魅力とは、さらにそのトップランナーとしてKARAの魅力とはどういうものなのか、この特集で迫っていきます。

■ KARAの大成功とK‐POPのブームのこの1年(高橋修)
■ KARAヒストリー(まつもとたくお)
■ ダンス・カヴァーやろうぜ! “ヒップ・ダンス”がつなぐ青春(鈴木妄想)
■ ディスコグラフィ(安藤優)
■ KARAのアルバム未収録曲、ソロ、参加曲、映像(南波一海)
■ 韓国音楽シーンの現在と、日本でのK‐POPブームのこれから(阿佐美澄子)
■ 真野恵里菜が語るK‐POPの魅力(高橋修)
■ アジアを、そして世界を席巻するK‐POP(鈴木妄想)

□ ルーマー~注目の女性歌手、一夜限りのライヴ(宮子和眞)
□ タイラー・ザ・クリエイターとオッド・フューチャー(長谷川町蔵)
□ 二階堂和美~5年ぶりのオリジナル・アルバム(岡村詩野)
□ naomi & goro & 菊地成孔(名小路浩志郎)
□ ももいろクローバーZ~今最も熱い女子5人組(原田和典)
□ 久保田麻琴と阿波おどり~本場・徳島で録音した“ぞめき”(大石始)
□ ザ・ヘビーマナーズ~ベースを抱えたレゲエ戦士の新作(石田昌隆)
□ コーネル・デュプリー~名ギタリストを偲ぶ遺作(マダムギター長見順)

Tune In!
◇ ザ・ブラック・エンジェルズ
◇ オー・マーシー
◇ スライマングース
◇ 宮内優里
◇ THE NOVEMBERS
◇ 南波志帆
◇ NIKIIE
ほか
この雑誌について
ロックを中心に世界の最新の音楽を鋭く評論
posted by nizimasu at 23:50 | TrackBack(0) | ミュージックマガジン

2011年07月07日

東京歌謡曲ナイトが復活だよ!

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新宿2丁目でやった前回から2年半。場所を渋谷に移しての復活パーティですよ。という訳でメンツというか、出演者の数だけでもスゴい。どうやってブッキングしているのかすらわからないほど、盛りだくさんのパーティです。しかも連休中のオールナイト。騒ぐしかないでしょ!

東京歌謡曲ナイト


夏の扉は開かれた!
トレモノは鳴り止まない


2011年7月17日 (日曜日)

よる9時スタート

@club axxicis SHIBUYA

東京都渋谷区渋谷3-26-25湯沢ビル

TEL:03-5485-4011

http://www.axxcis.net

DOOR|\2,000(1D)

W / F|\1,500(1D)

(W/F割引は画像掲示でも可)

http://tweetvite.com/event/717TKN
タグ:渋谷 歌謡曲
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森と芸術展@庭園美術館

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たまたま森というのがキーワードだった。庭園美術館の「森と生活」展には、その展示の意図自体も素晴らしいコンセプトの展覧会であった。

もともと、絵画の対象として森が描かれていたのは古いはなしではない。ルネサンス以降の風景画、そして印象派が描いた森の風景とか…。それにア−ルヌーヴォーにシュルレアリスムにも、マックスエルンストとか結構豊富な展示。ただそれ以前にさかのぼれば聖書の失楽園のエピソードもそうだったり、古くからモチーフにはなっている。

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絵画は、印象派以前の世界では「権威」の象徴的な側面は否定できないが、その裏には「退避と郷愁」があることに気づかされる。この展示の監修者である巖谷 國士さんの慧眼ぶりと編集のするどさには正直うならされてしまった。



現代の社会こそ、権威の裏にある「森」の存在を必要としている時代はないと思うからだ。権威や閉塞感、効率の裏には、人間の抱える「郷愁や退避」の渇望が一段と高まっているのではないか。そんなことを身体感覚のみならず、3.11以降の人の言動を見ていると感じることがある。

かつて大隈重信はパラダイム転換の時期にはどういう訳か、天変地異が起こるというようなことをのべていたそうだが、今回はそれのみならず、原発という制御できないものを制御できるという「見えない広告」の存在とそれを支えてきたシステム、欺瞞もまたはじけとんだ。



日本はかつて石油の枯渇への恐怖から戦争に雪崩こんだ経緯があるが、今回も石油危機を機に日本は原発と手を組んでしまった。歴史は繰り返す。

そんなときに我々の生活を見回すと、森がある。そして世界には自然がある。なんだかそういうエスケープやサヴィタージ感につらなる展示で素晴らしい時間と空間であった。

庭園美術館自体も今年の11月で大規模な改修に入るそうだ。
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2011年07月03日

美にうるさいとか、そうでないとか…

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よくわかりませんが、美肌なるインスタント写真機を発見。

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美肌といえば小雪ということで、こんな看板もあったり、やはり美肌は立派な商売になるのですね。
posted by nizimasu at 14:33 | TrackBack(0) | 雑談

2011年07月01日

スヌーザーの休刊とか…



音楽誌の「スヌーザー」が休刊してしまった。というよりもここ数年はあまり読んでいなかったかも。14年間のスヌーザーの歴史の中では、やはり初期のころのほうが印象が強い。それは、クラブミュージックがロックと邂逅していたころで、スヌーザといえば、レディオヘッドだけど、「OK computar」がエレクトロニカや音響派とかの文脈だったり、ビックビートが日本でも席巻していた時代だった。

片や、アンチロッキンオンを標榜していたスヌーザーはこの時期、ロッキンオンが出していた「BUZZ」(今やフェス雑誌として出るけど)なんかと相乗効果があって、そして日本ではレインボー2000とかフジロックにつながるフェスの季節を迎える。

この頃は、自分の生活とか音楽と音楽誌の歩みが非常にシンクロしていた時期で、最近ドラマで夢中で見た「モテキ」の雰囲気とも一部ダブる。

くしくもロッキンオンは、98年の出版と音楽産業のピークを機に坂道を転がるように業界自体がシュリンクする中で、フェスの会社として生き残ることができた。

一方のスヌーザーは当時から「クラブスヌーザー」というイヴェントをやっていて、今もそれが、タナソーさんの主な収入源になっているという。

90年代後半の音楽を巡る音楽誌の個人的な興味は、スヌーザーとBuzzとRemixとLoudで事足りていたのかもしれない。他に、Jockeys slutとかあったけど、もうないし…。



どうして、この辺りの時代のことを思い出すかというと、休刊号ではremixの工場長だった野田努さんとタナソーが話していてこれがやはり、当時の時代性を感じさせたからである。

雑誌というのは時代性から逃れられない訳で、アマゾンのレヴューでも当時の読者の感想と今も身近に感じる読者のスヌーザー像というのは全然かけ離れている。

そういう意味で個人的にもスヌーザーからは離れていった訳で、その一方で、音楽誌を取り巻く状況も大きく変化してきたというのがこの二人の座談からも伝わってきた。

とりわけ、原始共産制と評していた広告と記事のバーターに近い関係の終焉というのは、音楽産業の構造的な不況とは無縁ではなかった。

それを商業誌の場合は、読者が買い支える状況が理想とされるが、それも行き詰まりを見せていたというのが正直なところだろう。

こうした<見えない広告>の影響は至る所に垣間見える。このタナソーが原始共産制といっていた高奥と記事のバーターの構造は当然、誌面にもあるバイアスがかかっていることは明らかだろう。

これを映画評論家の町山智浩さんが<見えない広告>として、映画に登場する日用品すらもあるメーカーからの<見えない広告>が占めているという話もしているように、実にある種のエンターティメントにとっては不可欠になりつつある。

それは、とどのつまり、東電の問題にもつながる。一部の週刊誌や雑誌が東電からお金をもらっていれば、おのずとバイアスがかかるというのは、音楽誌と同じ構図だ。

スヌーザーはだからこそ、自分たちの好きなアーティストを取り上げるという前提で、記事の出稿も依頼していたという。

では、ロッキンオンはどうなのか。他の雑誌はどうなのか。

雑誌にとって広告主というパトロンが消えつつある中、それがネットにうつったところで、パトロン不在なことでは、メディアが存続していかないのは自明の理だろう。

パトロンが居ない世界。ネットのアグリゲーターが築いたビジネスもであるは小額課金、小額な広告ビジネス、そしてもはや飽和に近い状況の通販ーー。なんだか、一部を除いて全部だめなんて景色がみえたりします。

スヌーザーを取り巻く環境の変化こそ、自分たちの社会で起きている「パトロンのいない世界」高負担社会に通じる話だった。

だが、読者がスヌーザーを買い支える構図が今後も続けばなんて理想的なんだろうとも思う。今後はブックガイドの出版から次の媒体へのステップを模索するという。

そこで、読者やクラブのお客さんが「スヌーザー」のパトロン足りうるのかーー。雑誌にコミュニティ的な機能があるとするならば、タナソーさんのある種の試みに興味が尽きないのであります。


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6月の読書

6月の読書メーター
読んだ本の数:41冊
読んだページ数:8589ページ

渡邉恒雄 メディアと権力渡邉恒雄 メディアと権力
ナベツネという人物がなぜ新聞王として君臨しているのか。足跡を追いつつ権力を人が持ったときの立ち振る舞いや敗れ去る政治家の権力闘争も同時に描いた佳作。やはり、戦後という時代ならではのバイタリティを感じるとともに、そこはかとなく感じるうさん臭さもまた日本のメディアの持つ特性なのかもしれない
読了日:06月29日 著者:魚住 昭
バルテュスの優雅な生活 (とんぼの本)バルテュスの優雅な生活 (とんぼの本)
バルテュスというと少女のモチーフや残酷な描写のイメーイが強いが、その美に対するどん欲さには敬服する。とりわけジャポニズムに対する造詣は、晩年の日本人女性との生活にも連なり、意外な視点というか、こちらが素顔のバルテュスなのだろう。
読了日:06月26日 著者:節子・クロソフスカ・ド・ローラ,夏目 典子
利休入門 (とんぼの本)利休入門 (とんぼの本)
利休の世界観を10のキーワードをもとにビジュアルも豊富に紹介しつつ披露している。ここにある「無常観」に感じること多し
読了日:06月26日 著者:木村 宗慎
1993年の女子プロレス1993年の女子プロレス
1976年のアントニオ猪木の著者による女子プロレスラーのインタビュー集。さすがプロレスに対する愛情とキラーぶりは健在。中でもかつて松永高司さんが書いていた「ピストル」シュートマッチの全容についてここまで当事者が言及しているのは珍しい。また当時の「プロレス版宝塚」といわれていた実態とは裏腹に、先輩との確執や会社のごたごたなど、まさに興行の裏と表の世界を駆け抜けていった女子プロレスラーの肉体言語は素晴らしいの一言である
読了日:06月25日 著者:柳澤 健
女子の古本屋 (ちくま文庫)女子の古本屋 (ちくま文庫)
最近、女性の古本屋さんが増えているという視点からの本。古本という業態が女性のおしゃれさとか、自己実現に結びついていて、ほんわかとさせられます。一方で、開業以降の苦労もまたきちんと言及していて、とても感銘した
読了日:06月25日 著者:岡崎 武志
プロフェッショナルコンサルティングプロフェッショナルコンサルティング
この本はコンサルというよりも日本の企業の抱える問題点についてきわめて的確に示している本だ。またここでもリーダーシップの問題に行き着く。難しい
読了日:06月23日 著者:波頭 亮,冨山 和彦
1週間の法則 2011年 6/16号 [雑誌]1週間の法則 2011年 6/16号 [雑誌]
結局、きづいたのは時間管理のスゴい人は「酒を飲まない」「残業を極力しない」に尽きると思った
読了日:06月23日 著者:
憂鬱でなければ、仕事じゃない憂鬱でなければ、仕事じゃない
幻冬舎の見城さんとサイバーエージェントの藤田さんの対談集。見城さんの本はすべて読んでいるが、今回の株式の買い占め騒動の後だけにかなりへこんでいるのが伺える本。ほんの数年で企業を取り巻く環境は変わるのだなと実感
読了日:06月23日 著者:見城 徹,藤田 晋
西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)
ここ最近の個人的なトピックに「なぜ音楽にはリズムとハーモニーとメロディがあるのか」という問いがあった。この本は、そこに重きがある訳でなく、グレゴリ聖歌の構造から、中世、そしてクラッシック音楽の誕生と新しい音楽的な発展を網羅的に紹介していて十分楽しい。そして個人的な知的興味も満たしてくれた。音楽に対する興味が一段と深まる本だ
読了日:06月23日 著者:岡田 暁生
名画の言い分 (ちくま文庫)名画の言い分 (ちくま文庫)
自分ではなぜ現代美術は、すっと肚に入ってくるのに、印象派以前の作品はわからないのか。それは鑑賞する人間が、絵に描かれた世界観や当時の時代背景を理解していないと行けないという事実をこの本は提起してくれている。確かに最近、美術鑑賞を楽しむようになり気づいたのは、この点だ。そして美術史家の紡いだこの本には、鑑賞する際にごくごく最低限の歴史的な背景や技法の変遷などを解説してくれる。まさに今こそ、読みたかった本であった
読了日:06月23日 著者:木村 泰司
kotoba (コトバ) 2011年 07月号 [雑誌]kotoba (コトバ) 2011年 07月号 [雑誌]
東日本大震災と宇宙の2大特集。震災を巡る佐野眞一さんと森達也さんの本音のぶつけ合いは面白い。あと朝日ジャーナルと同じく池澤夏樹さんの文章は実に示唆に富む。ポスト原発の時代を考える上で重要な問題を提起してくれる。ほかにも宇宙の特集は非常に豪華で読み応えあり。ちょっと科学雑誌のおもむきもまたよし
読了日:06月23日 著者:
アメリカなう。アメリカなう。
一連の町山智浩さんの本から、この小国さんに至ってはつくづくアメリカのことをまったく知らないなあと気づかせてくれる。
読了日:06月23日 著者:小国 綾子
明日の日本をつくる復興提言10明日の日本をつくる復興提言10
3.11以降の日本復興の提言集。コンパクトにまとまっているが、もっとテーマを深く読みたい気が。とりわけまつもとあつしさんの震災の際のITの利用の話は現地の話も含め興味深い
読了日:06月23日 著者:
ネットデフレ 〜IT社会が生み出した負のスパイラル〜 (マイコミ新書)ネットデフレ 〜IT社会が生み出した負のスパイラル〜 (マイコミ新書)
ネットというかEコマースが実は、デフレと労働の集約化につながっているという意見はおおむね賛成。著者がいうネットでの通販が実は「自動販売機」にすぎない。そして、アグリゲーターだけにうまみがあるなどももっともな指摘。ただ、最後のほうになると急に著者が所属する自社のサービスの話になり興ざめした
読了日:06月23日 著者:川北 潤
サンティアゴ巡礼の道 (とんぼの本)サンティアゴ巡礼の道 (とんぼの本)
江戸時代のお伊勢参りのように、ヨーロッパのキリスト教徒にはスペイン巡礼があったという。その行程を本で追う。これが十字軍などの遠征ともつながる壮大な歴史の事実に感銘しきり
読了日:06月22日 著者:檀 ふみ,五十嵐 見鳥,池田 宗弘
図説 バロック (ふくろうの本/世界の文化)図説 バロック (ふくろうの本/世界の文化)
ヨーロッパの美術や建築の芳醇さを知る上でバロックについての知識が有る無しでは随分と見える世界が違う。そんなことを感じさせる。ヨーロッパの美の叡智がここにある
読了日:06月22日 著者:中島 智章
図説 アール・デコ建築---グローバル・モダンの力と誇り (ふくろうの本/世界の文化)図説 アール・デコ建築---グローバル・モダンの力と誇り (ふくろうの本/世界の文化)
アールデコというのは概念として非常につかみづらい。そんなかゆいところに手が届くような代表的な建築作品を紹介している
読了日:06月22日 著者:吉田 鋼市
仏像の見分け方 (とんぼの本)仏像の見分け方 (とんぼの本)
仏像にも流行とか中国などの影響もありつつ、その表情ひとつとっても変化しているのがわかる。実にユニーク
読了日:06月22日 著者:西村 公朝,小川 光三
密教入門 (とんぼの本)密教入門 (とんぼの本)
密教の世界観を知ることで、仏教美術が持つイメージの広がりを体感できる。
読了日:06月22日 著者:西村 公朝
豆腐百珍 (とんぼの本)豆腐百珍 (とんぼの本)
江戸時代の天明2年に出版された「豆腐料理」のレシピを現代に再現。当時の豆腐が木綿が主流だという素朴な驚きもありつつそのバリエーションの豊かさに舌を巻く
読了日:06月22日 著者:福田 浩,松藤 庄平,杉本 伸子
パウル・クレー 絵画のたくらみ (とんぼの本)パウル・クレー 絵画のたくらみ (とんぼの本)
多種多様な作品を残したパウルクレーの全容を知るに最適な入門書。石切り場という原点からクレーの作品を見渡す視点に脱帽。そして彼の足跡をたどる
読了日:06月22日 著者:前田 富士男,宮下 誠,いしいしんじ
澁澤龍彦のイタリア紀行 (とんぼの本)澁澤龍彦のイタリア紀行 (とんぼの本)
サドの翻訳などで有名な作家の澁澤龍彦が愛した3回のイタリア旅行を紹介している。クールなイメージの澁澤がその実、無邪気に旅を満喫しているのが伝わる
読了日:06月22日 著者:澁澤 龍彦,小川 煕,澁澤 龍子
本邦ストリップ考―まじめに (小沢昭一座談)本邦ストリップ考―まじめに (小沢昭一座談)
ストリップについての論考集。中でも初代一条さゆりのワイセツ裁判からその後の経緯も含め、かなりの誌面をさしている。それにしても旺盛な取材力。ストリップへのそこはかとない愛情を感じさせる
読了日:06月09日 著者:小沢 昭一
昭和の世間噺―いろイロ (小沢昭一座談)昭和の世間噺―いろイロ (小沢昭一座談)
小沢さんの座談集第2弾。ここでは変わった今でいうニッチな職業や生き方の人たちとの対談をまとめている。どこか牧歌的で素朴なのは時代の性だろうか
読了日:06月09日 著者:小沢 昭一
人類学入門―お遊びと芸と (小沢昭一座談)人類学入門―お遊びと芸と (小沢昭一座談)
小沢昭一さんが今は亡き夕刊紙内外タイムスに連載していた座談の模様をまとめたもの。当時の風俗事情を知る上での資料的価値も高い
読了日:06月09日 著者:小沢 昭一
セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)
性を巡る状況が随分、変わったのだなあという概観。ここでもやはりITの影響が大きいというのが共通認識。この本でもいかに大きく世の中が変わったのかを実感した
読了日:06月09日 著者:荻上 チキ
これでiPhoneアプリが1000万本売れたこれでiPhoneアプリが1000万本売れた
iphoneアプリで音楽のアプリを数多くリリースしている会社が出した本。iphoneアプリの現状を皮膚感覚でつまびらかにしていて出し惜しみのない感覚がこのましい。ただ、アプリ市場はかなり厳しくなっているのが実情なのだろう
読了日:06月09日 著者:南雲 玲生
プラットフォーム戦略プラットフォーム戦略
最新のビジネスの潮流を「プラットフォーム」つまり<場>と定義するという試み。感心することが多いし、これがITがもたらした大きな変化なのだと確信した
読了日:06月09日 著者:平野 敦士 カール,アンドレイ・ハギウ
親鸞と道元親鸞と道元
五木さんのライフワークである親鸞と、立松さんのライフワークであった道元を巡る対談集。やはり、日本の仏教において、鈴木大拙さんもあげていた宗教改革者としての側面だけでなく、それぞれの世界観をあげていて興味深い
読了日:06月09日 著者:五木寛之,立松和平
A yearA year
ブライアンイーノの95年の日記。まさに、自分の習慣や思考がさながらアンビエントのように、ゆらゆらと変化が内容でもかつ起伏のある日常が伺える。他にもこの間の考えをまとめた捕遺も充実
読了日:06月09日 著者:ブライアン・イーノ
意外に知らない 個人事業主のためのお金の借り方・返し方意外に知らない 個人事業主のためのお金の借り方・返し方
ベーシックな銀行のつきあい方や審査の手続き、それに伴うリスクなどをわかりやすく解説してある。初心者向けで親切な本
読了日:06月05日 著者:大森 陽介
トーキョー・ストレンジャートーキョー・ストレンジャー
姜尚中氏が都内の名所や、そして自分の原点ともいえるソウルの街をたずね、そこからインスパイアされたものをエッセイにするという試み。どこかストレンジャーという言葉のように、都市化された東京に対して<よそもの>然として語る筆致はある意味、文明論ともいえる。そして今や震災後の東京の視点から見ると、それ以前の東京はセピア色に見えてしまう
読了日:06月05日 著者:姜尚中
杉作J太郎が考えたこと杉作J太郎が考えたこと
杉作さんのボンクラぶりはある種の哲学にまで到達している。なぜ、幸福にはお金が居るのか。お金がなくてももういいのではないか。好きなことを職業にして、仕事の依頼がないということと、職業は関係するかなど、日頃、普通に生活する人が直面する問題をスケールがめちゃくちゃ小さいが、実は率直に自問自答していてその深い考察に正直、感動すら覚えてしまう。貧乏漫画家がたどり着いたある種の境地というのは実は、哲学者のそれよりも深くとおといことなのかもしれない
読了日:06月05日 著者:杉作J太郎
最期のときを見つめて (ターシャ・テューダーの言葉 最終章)最期のときを見つめて (ターシャ・テューダーの言葉 最終章)
ターシャが亡くなる前に話した言葉の数々。小さい頃や両親の話などを述懐していて、徐々に死に向かっているのを悟っていくような展開に悲しくもシンシアな気分になります
読了日:06月05日 著者:ターシャ・テューダー
今がいちばんいい時よ (ターシャ・テューダーの言葉 (3))今がいちばんいい時よ (ターシャ・テューダーの言葉 (3))
90歳に近づいたターシャの言葉。今回印象的だったのは表紙にも出ているコーギー犬との交流。まさに現在の「無縁社会」と真逆の精神性に深く惹かれるばかり
読了日:06月05日 著者:ターシャ テューダー
楽しみは創り出せるものよ (ターシャ・テューダーの言葉 (2))楽しみは創り出せるものよ (ターシャ・テューダーの言葉 (2))
ターシャの言葉の第2弾。庭や生活についての言葉が並ぶ。自然に囲まれて生活する喜びがつづられている
読了日:06月05日 著者:ターシャ テューダー
思うとおりに歩めばいいのよ (ターシャ・テューダーの言葉)思うとおりに歩めばいいのよ (ターシャ・テューダーの言葉)
ある意味、自給自足というライフスタイルはラジカルだ。ターシャの言葉集の中でも一番エッセンスが詰まっているかも
読了日:06月05日 著者:ターシャ テューダー
昭和藝能東西―本橋成一写真集昭和藝能東西―本橋成一写真集
社会派の写真で定評のある本橋さんと小沢昭一さんががっぷりよつに組んだ作品が悪いはずがない。今は消えた昭和の芸能の世界を垣間見せる内容。芸能とは何か。言葉以上に説得力のある写真が並ぶ。妖しくも麗しい世界
読了日:06月05日 著者:本橋 成一
小沢昭一 僕のハーモニカ昭和史小沢昭一 僕のハーモニカ昭和史
小沢さんの聞き書きがメイン。戦前戦後の唱歌や歌謡曲に造詣が深いだけあって要所要所に歌の話が出てくるが、むしろCDなどで聴いてみたくなる
読了日:06月05日 著者:小沢昭一
自然農法 わら一本の革命自然農法 わら一本の革命
自然が持つ力を利用すれば人間が何もすることはない。農業の根本をひっくりかえすような、自然感を実践してきただけあって具体例も豊富でしかも農業をしない立場でもうなづくことが多い。くしくも原発の馬鹿げた発想についてもふれていて、現代の老子といわれるいわれるのもむべなるかなでした。ある意味、衝撃的だが現代日本の状況を考えるとすっと入ってくるないようです
読了日:06月01日 著者:福岡 正信
デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方
デザインを経営に取り込む過程でフィールドワークを重要視するという考え方が新鮮。どちらかというとプロダクトの方に重きがあるのですが、それ以外の企業人でも十分に参考になる。
読了日:06月01日 著者:奥出 直人

読書メーター
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