2011年06月30日

パウルクレー展@国立近代美術館

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日本でも人気のあるパウルクレー展に行った。なぜか彼の作品には親しみやすさがある。それは90年代にイギリスではやった「アブストラクトヒップホップ」のレコード、mo'waxのジャケットとかに重なる作品があることからだ。

実際、クレー自身も音楽家になるか画家になるか悩んだそうだから、どこからか彼の作品から音楽的な要素を感じるのは、むべなるかなと思う。

しかし、パウルクレーという人は実に多彩で作風もさることながら、その手法も実験的でありつつ、一連の「天使」のような作品もあり可愛らしくも恐ろしくもある。

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また彼の作品には、タイポ、いわゆる文字と絵が混在したものも少なくない。そうしたデザイン的な要素は現代の広告表現にもつながってみえて、実に直接間接的に、アートのみならず、広告にも影響を与えているのではないかと思った。

ただ、やっぱり個人的な感慨としては、1年前にスペインに行ったことで一気に自分の中のアートを見たい気分と、90年代の前半からハマったアブストラクトヒップホップの景色が重なったことが何よりもデジャブ感があり面白かった。



ここからはパウルクレーとは関係ないが90年代初頭から、クラブジャズの流れやヒップホップレゲエのルーツを持つインストのヒップホップが隆盛を極めた。それがここでいうアブストラクトヒップホップで当時は、トリップホップとか普通に、ブレイクビーツとかいわれていたが、いまのニンジャチューンに、ジェームスラヴェルがやっていたmo'waxなんかが代表的なレーベルだ。

パウルクレーでふと浮かんだのが、mo'waxの初期のコンピで「headz」というタイトル。

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一時期、アブストラクトヒップホップ界隈の音を「headz」とカテゴライズしてタワレコなんかでは売っていたんだけど関連性はあるのかな?

というほど、このアルバムは当時のシーンを語る上では欠かせないタイトルだ。そしてこのアルバムから奏でられるダークで陰鬱なインストのヒップホップは、パウルクレーのBGMにも最適だ。

3.11からのアンビエントから、今の気分はこのアブストラクトなビートにある。ようやく動き出した自分の気分を実に現していて、心に響く作品が多かった。

ここまで抽象的な作品にぐっとくる経験はそうはないだろう。それほどクレーの作品のクオリティは高いなあと思わざるを得ない。

崩しているのに完璧な構図。自分が同じ芸術家であるとすれば嫉妬したであろう多彩な作風もまた素晴らしかったりします。

実は、彼の作品はグラフィティとかにもつながるようにも見えるし、その影響力や持っている世界観の広がりには圧倒されるばかりでありました
タグ:ART
posted by nizimasu at 09:58 | TrackBack(0) | ]

大事なのは「プアン・タイ」が復活したこと

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今でこそ、大久保はすっかり韓国料理とかお店が幅を利かせていますが、結構エスニックのお店も多い。2年半ほど前までそこで抜群のタイ料理を提供していたお店があった。「プアンタイ」というお店だった。

何しろ、タイのイサーン地方の本格料理をさらりと出していたのですが、これが抜群においしかった。

ここのタイ料理をいただいて以来、どのタイ料理店に行ってもあの本格派でかつパンチのあるタイ料理にはお目にかかったことがない。個人的なタイ料理の絶対王者であった。

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ところが2年半前にお店は事情があり閉店。本当に、おいしいお店を探したものの見つからずじまい。

ですが、今年の4月に復活してたよ。「All about」をチェックしていたら、「プアンタイ」の名前が…。そしたら同じ店ですよ。お店はかつてに比べ随分きれいになっていましたが、やっぱりここのタイ料理の味はサイコーです。ティックさんも覚えていてくれた。ただ、常連さんとかにも告知していないようですが、さすが、口コミで集まってきているようです。それだけ常連さんが待っているのもうなずける。

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このあたりのサラダは抜群に辛い〜。でもうまい。ビールが似合う。

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そしてガイヤーン。たまらん。ここで覚えた味はたくさんある。本格的なサイクロイサーンにソムタム(パパイヤのサラダ)を餅米でいただくこととか…。

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そして何よりもこれからの季節におすすめが、カレーを素麺でいただくスペシャルメニュー。

特にメニューには書いていないので普段は食べられないかも。でもこれが格別で本当にあきれるくらい我ながらよく食べた

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それほど、ここの味がしっくりする。10数年ぶりにタイに行きたくなるなあ。本当に復活がうれしすぎる。いいお店なのでがんばってほしいですね。

タイ&ラオスレストラン「プアンタイ」
所在地:東京都豊島区目白3-5-8
TEL:03-69159-3806
営業時間:月〜金 11:00〜22:30L.O
土日祝 17:00〜22:30L.O
定休日:無休
タグ:目白
posted by nizimasu at 09:35 | TrackBack(0) | ご飯

2011/6/19DDT@後楽園ホール

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今更随分前の興行ですが、時間が取れずじまいでした。今月気づいたら本日までに1ケタしかブログをアップしていませんでした。これまた失礼しました。

で、本日はディック東郷選手の引退試合ですが残念ながら行けないので、前回のDDTが個人的なラスト興行となりました。しかし、しめっぽくなく終わるのも東郷さんらしいです。

東郷さんがきていたTシャツこそが彼のメッセージであり「Backpacker Wrestler」というのが彼の今後のスタイルなんだなと思っております。

以下、バトルニュースさんより。

DDTプロレスリング
What are you doing 2011
日時:6月19日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1461人(超満員)

 19日、後楽園ホールで行われたDDT『What are you doing 2011』。7・24両国国技館大会に向け、すでにKO-D無差別級選手権挑戦者決定トーナメントで優勝したKUDOがメインでタイトルに挑戦することが決まっているが、今大会ではKUDOの挑戦を受ける王者が決まる。まず"いつでもどこでも挑戦権"を持ったGENTAROが現KO-D無差別級王者の石川修司に挑戦。さらに勝者に対し、"いつでもどこでも挑戦権"を持った高尾蒼馬がすぐに挑戦するため、石川かGENTAROが両国のメインに立つには1日2 試合勝たなければいけない!

 高みの見物とばかりに高尾が見つめる中、GENTAROはゴングと同時にラリアットを叩き込むと、石川を場外に追いやって捻りを加えたケブラーダを発射。さらに石川の左ヒザに狙いを定めてニークラッシャーやストンピングで集中攻撃。ドラゴンスクリューを狙ったGENTAROをサイドスープレックスで投げた石川はダブルアーム・スープレックスで投げていくが、雪崩式ブレーンバスターを返すGENTARO。
 だが、ミサイルキックをお見舞いした石川はビッグブーツ、ブレーンバスター、ダイビング・ボディプレスと畳みかける。GENTAROは何とかバックドロップを返すと、立て続けにバックドロップで投げてからコーナーに登っていく。だが、立ち上がった石川はGENTAROを抱きかかえるとファイアーサンダー。さらにスプラッシュ・マウンテンで叩き付けるが、何とかカウント2で返したGENTAROは、下から石川の足に絡みついていってシャープシューター!
 しかし脚力ではね除けた石川だが、GENTATOは奥の手のシューティングスタープレス! だが、これをかわして自爆させた石川はTSUNAMIを正面、串刺し、後頭部と連発すると、最後は自ら片膝を付きながら首をかっ斬るポーズをしたGENTATOをドロップキックで吹っ飛ばしてからのスプラッシュ・マウンテンで叩き付けて3カウント。
 石川が王座を奪った瞬間、リングに走り込んでいった高尾は、奇襲攻撃を仕掛けていく。さらにシットハートハート(トランプ)ファウンデーション(以下SHF)の松永智充とスーパー・シット・マシンも試合に介入! 場外に連れ出された石川を高尾がクリアボックスで殴打すると、石川は額から流血! さらに一斗缶を持ってリングに戻った高尾だが、松井レフェリーが止めに入る。すかさず石川は拷問コブラで反撃を試みるが、マシンが松井レフェリーを引きつけると、背後から松永がバックドロップで松井レフェリーを投げていく。これでレフェリー不在となり、木曽レフェリーが入ろうとするが、マシンがラリアットを叩き落とすと、松永は松井レフェリーから奪い取ったレフェリー着を着て強引にレフェリーになってしまう。
 SHFは3人がかりでスーパーパワーボムを決めると、松永が高速カウントで3つ叩くが、これは認められない。何とか石川が高尾をバックドロップで投げていくと、そこに両国のメインでKO-D無差別級王座挑戦が決まっているKUDOが入ってきて、松永とマシンを場外にぴやってトペを発射! そして松永からレフェリー着を奪い取ると、自ら着て臨時レフェリーを買って出た!

 すると石川は一気に形勢逆転! ファイアーサンダーで叩き付けてからかんぬきに捕らえた石川は、何度も何度もヘッドバットを叩き込んでいき、グッタリした高尾をかんぬきスープレックスで投げてから必殺のスプラッシュ・マウンテン! だが、何とかカウント2で返した高尾は意地のヘッドバットを返すと、張り手とグーパンチを叩き込んでからシュバインで叩き付ける。さらにダイビング・レッグドロップ2連発を投下したが、3発目を狙ったところで石川がコーナーまで追いかけていき雪崩式かんぬきスープレックス。さらにドロップキックからカバーするが、高尾はカウント1で返す!
 しかしニーリフトの連打からTSUNAMIを叩き込んだ石川は、後頭部へのTSUNAMIからダメ押しのスプラッシュ・マウンテンで叩き付けて3カウント! 1日で2度の王座防衛に成功し、両国大会のメインに王者として立つことが決定した。勝った石川は高尾に「お前のメインに出たい気持ち、試合を通じて伝わってきたよ。お前も今回の悔しい思いを糧にして凄いレスラーになれよ」と声をかける。石川の握手に応じなかった高尾を松永とマシンが介抱する......と思いきや、何と松永が決別のバックドロップ!
110619_DDT-2.jpg 松永が「オイ、蒼馬様、いや高尾蒼馬! お前はもう必要ねぇ! 消えてくれ! 消えろ! お前がいなくなったSHFに一緒にやろうという仲間が現れた」と言うと、そこに登場したのはユニオンに参戦している矢郷良明と二代目大家健(真霜拳號)のスーザン親衛隊! 矢郷は「スーザン親衛隊、今日は1人(=円華)お仕事でいないが、このスーザン親衛隊がSHFと業務提携することになった。業務提携してスーザン・シットハート・スーパースター(以下SSS)として7月24日、両国国技館大会に出場することになった」と宣言した。
 だが、SSSが高尾を粛正しようとすると、そこに高尾には散々してやられた佐藤光留が入ってきて高尾を救出! SSSの前に立ちふさがった光留は、高尾を抱き起こそうとするが、高尾はその手を振り払って引き揚げてしまう。すると全選手がリングに上がってきて、この日がDDTラストマッチとなったディック東郷が「この1年間、本当に楽しかったです。DDTに所属して本当によかったと思います」と挨拶すると、高木三四郎大社長が「あなたがいなくなってからの DDTがどうなっていくのか、まだ自分にも彼らにも見えていないと思います。でも必ずや両国大会を成功に導いて、これからも頑張っていこうと思います。いままでどうもありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
 続いて、男色ディーノが恒例になってきた"ドラマティック注入式"をやるように促す。両国大会のメインで外敵である石川からKUDOがKO-D無差別級王座を奪還出来るように、DDTの選手たちが次々にKUDOに得意技を叩き込みながらエールを送る。そして最後にディーノが「夢が逃げない! 逃げるのはいつも自分のほうだ。夢から逃げなかった飯伏はベルトを獲った! 高梨は帰ってきた! 東郷さんは次へ行く!」と言ってから男色ドライバーをかけようとすると、石川が乱入してきてディーノを蹴散らし、KUDOにスプラッシュ・マウンテンをお見舞い!
 「オイ、KUDO! オメーがDDTの代表ってウソだろ? オメーじゃ俺に勝てねぇな。正直言って通過点だ。俺が未来へのKO-Dのベルト巻いてやるよ!」と悪態をつき、"外敵"らしさをアピールした石川に対し、KUDOは「ふざけてねぇぞ! 俺はKING OF DDTチャンピオン! DDTを代表して必ずベルトを獲る! 両国まで俺がDDTを背負って突っ走る! みんな、俺に付いて来い!」と叫んでみせた。

110619_DDT-3.jpg  6・4新木場大会でGranmaを破り、KO-Dタッグ王座を奪取したTKG48の澤宗紀&入江茂弘。今大会では6・12博多大会でFrom the Nortgern Countryを破り、挑戦権を獲得したケニー・オメガ&中澤マイケルの"もう1つのゴールデン☆ラヴァーズ"がKO-Dタッグ王座に挑戦した。ケニーは「正直言ってタイトルはどうでもいい。友達であるマイケルを助けたいんだ」と友であるマイケルのために勝ちたいと熱く語った。
 だが、勢いに乗っている入江はケニーを相手にしても、一歩も引かない。一方のマイケルは澤に蹴られるとすぐにダウンしてしまう。すかさずTKGはトレイン攻撃から、澤が入江にフェースクラッシャーを決める形で入江の頭部をマイケルに叩き付けると、続けて入江はテディベア。さらにマイケルのスピアを受け止めた入江はブレーンバスターで投げていく。澤の張り手を食らったマイケルは「熱くなってきたぜ〜! 火照ってきたぜ〜!」と"自分のペース"に持ち込もうとするが、タイツを脱ぐ前に澤がレッグラリアットを叩き込む。
 ケニーが入ってきて何とかコタロー・クラッシャーからのノータッチトペコンを発射するが、リングに戻った澤は伊良部パンチからシャイニング・ウィザード。これを波動拳で迎撃したケニーがマイケルにタッチすると、マイケルはダイビングショルダーで澤を吹っ飛ばし、入江にはトラースキックからスピア。だが、入江もケニーのSTOP!を無視してエルボーを叩き込み、パワースラムからのランニングエルボーで反撃。そしてコーナーに登っていくが、エプロンからマイケルがしがみついていくと、ケニーが飛び付いていって雪崩式回転エビ固め。
 さらにマイケルが自分でヒザを抱え込むようにして落下する独特過ぎるダイビング・ニードロップを投下し、さらに澤にもトラースキック。その間にケニーが入江にジャンピングソバットを叩き込んでから、必殺のクロイツ・ラスで投げていって3カウント! 約束通りケニーが友であるマイケルのためにタッグ王座を奪取してみせた!
 すると、そこにHARASHIMA&HERO!が入ってきて、何と両国大会にはタッグ王者として出たいので、その前にタイトルマッチを組んでほしいと懇願。ケニーが今月末に帰国してしまい、次は両国直前まで来日しないため無理かと思われたが、HERO!ファンの鶴見亜門GMは「夢を諦めるな! 絶対に夢を諦めるな! 最後まで夢を諦めるな! そうすれば絶対に何とかなるはずだから!」というHERO!の言葉に感動し、その場で新木場1stRINGに電話。6・24新木場でケニー&マイケルvs.HARASHIMA&HERO!のKO-Dタッグ戦のワンマッチ興行を行うことが決定してしまった。

 また、前日の6・18新日本プロレス大阪大会でIWGPジュニアヘビー級王座を奪取した飯伏幸太が、ベルトを持ってホームリングに凱旋。すると鶴見GMは7・24両国大会で早速初防衛戦を行うと発表。その相手は何と前王者のプリンス・デヴィット! リングに上がったデヴィットは「イブシ、昨日本当におめでとうございます。だけど、7月24、もう1回お願いします」と言うと、飯伏とガッチリ握手を交わした。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ(11:40開始予定)10分1本勝負
松永智充/○スーパー・シット・マシン
6分13秒 シットダウン・パワーボム→エビ固め
●美月凛音/星誕期

▼スペシャルダークマッチ(11:50開始予定)12:00まで
ゴージャス松野
10分8秒 時間切れ引き分け
DJニラ(フリー)

▼第1試合 マサ高梨復帰戦 アイアンマンヘビーメタル級選手権 30分1本勝負
●マサ高梨
9分3秒 ニールキック→体固め
○石井慧介
※石井が第853代王者となる

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権
○マサ高梨
12時18分 横入り式エビ固め
●石井慧介
※高梨が第854代王者となる

▼第2試合 ボブゲームファイナルエディション 30分1本勝負
○男色ディーノ
8分37秒 男色エクスタシー→エビ固め
●セクシー・エディ

▼第3試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
飯伏幸太/○KUDO/佐藤光留(パンクラスMISSION)/旭志織(K-DOJO)
9分28秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
HARASHIMA/HERO!/MIKAMI/●平田一喜

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権
●マサ高梨
13時3分 セクシーフィスト→片エビ固め
○セクシー・エディ
※エディが第855代王者となる

▼第4試合 ディック東郷DDTラストマッチ 30分1本勝負
○ディック東郷/アントーニオ本多(フリー)
14分42秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
ヤス・ウラノ/●佐々木大輔(フリー)

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権
●セクシー・エディ
13時24分 横入り式エビ固め
○石井慧介
※石井が第856代王者となる

▼第5試合 KO-Dタッグ選手権 60分1本勝負
[王者組]澤宗紀(バトラーツ)/●入江茂弘(チームでら)
10分29秒 クロイツ・ラス
[挑戦者組]○ケニー・オメガ/中澤マイケル
※第35代王者が初防衛に失敗。ケニー&中澤が第36代王者となる

▼第6試合 KO-D無差別級選手権 60分1本勝負
[王 者]○石川修司
11分56秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
[挑戦者]●GENTARO(FREEDOMS)
※第36代王者が初防衛に成功

▼第7試合 KO-D無差別級選手権 60分1本勝負
[王 者]○石川修司
13分59秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
[挑戦者]●高尾蒼馬
※第36代王者が2度目の防衛に成功


ということでして、石川の強さが際立った試合でした。個人的にはスーパージュニアを制した飯伏のオーラが出ている感じがメジャー感があってよかった。今週の週プロでもいつもの飯伏のトークもありつつ、新日というメジャーに出られる喜びも語っていてなんだかいい感触があるのではないでしょうか。両国も楽しみでしょう。

あとトピックとして楽しいのは遂にマイケルがタイトルをタッグながらとってしまったことでしょう。いつまでかは定かではないですが、ケニーとのコンビは普段のやり取りも伺えるほのぼのとしていていいですね。

あと、メインで大変だった高尾ですが、学生プロレス時代に見て以来あまり進歩もなくゆとり世代たるゆえんだったのですが、ようやく覚醒?かな。

期待しております。
posted by nizimasu at 09:04 | TrackBack(0) | プロレス

2011年06月26日

今月のミュージックマガジン(2011.7月号)



満を持しての「YMO」の特集であります。といっても2ヶ月前に細野さんの特集をしたばかりのようですが…。それほど時代がたってもYMOの3人の活動はアクティブということですね。特に、3.11を機にして際立っている気がします。

前にも書いたかもしれないけど、アーティストが3.11以降に積極的発言をしづらい日本の現状で、改めて彼らの言動が自分のこころもちに刺さるのは、「禄をもらっていない」からこその本質をついた発言だったり活動だったり表現だったりする。やはり、東電とか関連があるとなかなか発言もままならない日本だったりします。


さておき、またもやベスト盤の発売にあわせてということなのですが、このベストはリアルタイム世代でない若者がチョイスしたセンスが入っていて面白い。



今回の特集を読んでいて、YMOに興味を持った80年代のことを思い出した。高橋健太郎さんが当時の印象などを交えて、ジャズファンクバンドと現在の活動を評しているのだが、思えば、当時聴きだした頃、YMOはフュージョンのシーンとも近い扱いだった。渡辺香津美も一時参加していたからだったり…。

あとまだ小学生だった自分にとってはインストバンドというくくりがあったかもしれない。くしくも80年代はFMラジオが隆盛でエアチェックといって音質のいいFM番組はこぞってライブや曲をフルコーラスでかけて、それをリスナーがカセットテープに録音していた時代。

この頃には随分、YMOとか個人的にはカシオペアにはまったことがある。たまにハウスのパーティなんかで、ASAYAKEとかダウンアップビートとか、かけたけど、世代的には知らんかな。いい曲だけど…。

さておき、YMOというか音楽というのははやったときの時代とはかけ離れて考えられない訳で、ついYMOからは80年代の息吹を感じます。

とにかく今回の特集も時代性と深くリンクさせて考察しておりまして、80年代のセゾン文化とか、写楽とか作っていた小学館のビジュアル的要素というかサブカルチャーがメインストリームを凌駕していた時代の懐かしさが詰まっております。

他にも初めてながら、インタビューでその音源に興味を持ったのがボン・イヴェールさんでありまして、音楽好きの人からは「遅えよ」といわれそうですから、不案内なものですいませんという他ないほど脱帽。素晴らしすぎるのでアルバムも購入。



彼の音楽からはどこか、最近の個人的なトピックでもある「森の生活」を感じる。それはとみにはやっているJames Blakeのゴスペル的な音響とも重なる。


ちょうど、このイヴェールの音の後に、Tei Towaのincense & a night of UBUDを聴いていたら、浮遊感やどうも生命の萌芽みたいな気分が感じられる。ある意味、DJ的な聴き方かもしれないですが、なかなかこういう気分なのかもしれないと一人で納得。

http://www.musicline.de/de/player_flash/0809274039026/0/12/50/product

あとまさかの面影ラッキーホールが4ページもインタビューで登場するとは。CKBも売れるのですから当然といえば当然。内容もいつものように素敵です。

あとブライアンイーノもワープに移籍してからのアクティブな活動は素晴らしい。新作もドラムのタイトな感じの曲もありつつ、ちょっと音響的なロックの響きはヤバかったです。

ちょっと前に出たDEADBEATのドラムの飛ばした感じとちょっとシンクロしました。いかはないようです。


【特集】 YMO

高度経済成長期の象徴的イヴェント、東京オリンピックから十余年──さらなる成長・発展を遂げた国際都市 “TOKIO”から放たれた近未来型ポップ・サウンド。1978年にデビュー、コンピュータ/シンセサイザーを大胆に使ったYMOの音楽は、まもなく80 年代の“現象”“カルチャー”になり、その後“伝説”になった。そのYMOのベスト・アルバムが発売されるという。現在はYELLOW MAGIC ORCHESTRAを名乗る彼らは、この夏、フジロックにも出演する予定だ。“伝説”は世代を超えて現在も有効か。そしてその内実とは?──そんな視点も入れつつこの特集を作ってみた。

■ 後追いのリスナーも刺激し続けるYMO(南波一海)
■ 今のYMOは、最高のジャズ・ファンク・バンドなのだ(高橋健太郎)
■ “海外の若い世代”を意識した選曲のベスト盤『YMO』を聴く(松永良平)
■ ヒストリー~今も生き続けるテクノ・ポップの“古典”(小山守)
■ アルバム・ディスコグラフィ(今村健一、北中正和、栗本斉、小山守、萩原健太、松永良平、宗像明将、渡辺健吾)
■ 松武秀樹(ロジック・システム)に聞く(宗像明将)
■ YMOの時代~彼らが象徴した80年代日本の「ポップ・カルチャー」(渡辺亨)

□ ボン・イヴェール~いま要注目のシンガー・ソングライター(村尾泰郎)
□ クァンティック~コロンビアに移住したイギリス人DJ(石田昌隆)
□ ロックの殿堂~25周年アニバーサリーコンサートDVD(能地祐子)
□ スウェード~オリジナル作5枚のコンプリート・エディションが登場(金子厚武)
□ 面影ラッキーホール~毎度お騒がせのカルト・バンド(保母大三郎)
□ ロンサム・ストリングス&中村まり(五十嵐正)
□ リトル・テンポ~無国籍レゲエ集団、3年ぶりの新作(栗本斉)
ほか
この雑誌について
ロックを中心に世界の最新の音楽を鋭く評論

posted by nizimasu at 12:15 | TrackBack(0) | ミュージックマガジン

2011年06月13日

ジプシーに夢中

いきなりだが、そうなのである。なぜかといえば、先日深夜に見たたかのてるこさんがネビゲートする「ジプシーに恋して」という番組を見たからである。



ジプシーといえば、もともとインドのラジャスターンあたりから、転々と移動しながら生活してきた。そうした由来も心に残る。何しろ、初めていった海外旅行先のインドで最も感動したのがラジャスターンのジャイサルメールでのキャメルサファリだからだ。

それもさておきながら、この番組でのたかのさんが「ジプシーには現在はあるが、未来や過去という概念がない」ということをいっていて妙に気になってしまったのだ。

「その日暮らし」という言葉がある。小さい頃に聞いたその言葉にはネガティブなイメージがある。家の近所の大衆酒場に夜な夜な集うおっさんたちの景色が思い出される。

その日、稼いだなけなしの金を酒で飲み一日を終える。今となってはある意味牧歌的ですらあるのだが、そんなことすら思い出される。

ところが、現在を生きるジプシーのイメージは、ものすごく悪いという。嘘をつく、モノを盗むとか、約束を守らない、貧しい…。そこまでいうかのオンパレードだ。

なぜ彼らがそういう風な言われ方をするのかというのは、ある意味ヨーロッパの裏面史でもある。徹底的に利用しつつも排除し、搾取してきた歴史により、ジプシーは今のようなライフスタイルや生活を送っている。

それをこの番組では、短期間だけど紹介していて、さすがに深夜でないとできないテーマなのだがじっくり見た。そして、たかのさんの著書も読んだ。

そこからジプシーについて言及してる本も読んでいる。



この本でもジプシーの中には、音楽や芸能で活躍する人物を輩出していることが書いていて、実は、ある人のことが思い浮かんだ。

その人も芸能関係の人なのだが、多分、世間的な評価は嘘つきで、約束守らないし、感情がコロコロ変わる。さながら生き急いでいるーー。まるでジプシーのようなライフスタイルなのである。

要は、ジプシーと芸能という「リアルと虚構の合間」に生きている人というのはある種の共通点があるのではないか。そんなことを思いました。

そこには未来でもなく過去でもなく、今を生ききるというスタイル。多くの迫害を受けつつもその中から自分たちが持っているアイデンティティを音楽や芸術という形で表現していく。

それは民族とか、肌の色とかそんなことではなくて、育ってきた環境に加え、その人が持ちうる「今を生ききる」というものとのつながりが垣間見えて面白い。

自分のような凡人はある意味、こうしたその日暮らしのスタイルにある種の憧れと畏怖の両方の考えがわき起こる。

やはり未来に足しての備えや蓄えが必要だろうと考えがちだ。その前提となるのは、成長する社会だ。

だが、その前提はもはやなくなっている。それを象徴的な形で目で見てそして感じ取ったのは、3.11だった。

だが、世界を見渡せば、絶望の中から希望や光明を見いだす生き方というのがすでに提示されているのではないか。

ここ最近、ブログでつづっていることもその問題意識に基づいているのかもしれない。アメリカのカウンターカルチャーや、ラテン的な生き方、そしてジプシー。

それに自分が外国で見た生活用式の違いも脳裏に焼き付いている。

先日、名古屋から15年来の知人がやってきてしばし、会話をしたときも「東京の地下鉄の駅の暗さに愕然とした」と話していた。それは、東京が今回の震災で没落していしまったという驚きにも近いものだったが、それでも今となっては、個人的には暗くていいんじゃないのというのもある。

これで、犯罪が増えてしまっては困るのだが、まだ電力は減らせるだろうという問題意識はあってもいいのでないか。自粛では意味ないけど。



posted by nizimasu at 22:44 | TrackBack(0) | 雑談

2011年06月12日

「脱原発の歌」by制服向上委員会



すごい。ツイッターでパンタさんのプロデュースと知る。これまたすごい。
posted by nizimasu at 00:35 | TrackBack(0) | diary

2011年06月10日

エガチャン



マッシュアップとしては秀逸
posted by nizimasu at 10:44 | TrackBack(0) | diary

2011年06月02日

2011年5月の読書

5月の読書メーター
読んだ本の数:59冊
読んだページ数:13375ページ

僕たちのヒーローはみんな在日だった僕たちのヒーローはみんな在日だった
どうも既読感があるなあと思ったら、結構雑誌の資料を多用した内容で残念。
読了日:05月31日 著者:朴 一
「キャリアアップ」のバカヤロー 自己啓発と転職の“罠”にはまらないために (講談社プラスアルファ新書)「キャリアアップ」のバカヤロー 自己啓発と転職の“罠”にはまらないために (講談社プラスアルファ新書)
キャリアアップというのは自己から見た場合と他者から見た場合に随分景色が違う。つまり相対評価ではなくて自分による絶対評価が必要でないか。そう思わされてしまう
読了日:05月31日 著者:常見 陽平
連戦連敗連戦連敗
建築家が見た建築というのはどういうものなのか。コンペや都市の発展という切り口から文明論にまで及ぶ労作。建築家の視線の先に興味がわく
読了日:05月31日 著者:安藤 忠雄
小遣いは削るな!―お金が自然と貯まる家計立て直し術小遣いは削るな!―お金が自然と貯まる家計立て直し術
家計の問題は、使う人の感情に起因するという指摘はもっとも。お金を使う習慣をいかにかえていくか。それ以前に変える気持ちを持たせるのか。ダイエットにも近い命題かもしれません
読了日:05月30日 著者:藤川 太
「格差」と上手につきあう英国式の節約術「格差」と上手につきあう英国式の節約術
現代の世知辛い世の中は英国も同じこと。選択と集中で、家計が厳しくても美学で乗り越えろというのは、普遍的な考え方なのかもしれません
読了日:05月30日 著者:佐藤 よし子
リンボウ先生の「超」低脂肪お料理帖リンボウ先生の「超」低脂肪お料理帖
やはりここでも英国式ではないが、健康上の理由からあのリンボウ先生も低脂肪料理にチャレンジ。これも手間をあまりかけずにいけるレシピがたくさんある。しかも先生の文章もあり2度おいしい
読了日:05月30日 著者:林 望
大原照子のシンプルライフ術―少ないモノで気持ちよく暮らす大原照子のシンプルライフ術―少ないモノで気持ちよく暮らす
英国式の節約生活の伝導師の本だけあって実践的で役に立つ知識が満載
読了日:05月30日 著者:大原 照子
家族の経済学―お金と絆のせめぎあい家族の経済学―お金と絆のせめぎあい
家族という存在が経済的にいかにセーフティネットになっているのか、そして負担にもなりうるのか。そんなことが書いてあります。数式が文系には難しい
読了日:05月30日 著者:橘木 俊詔,木村 匡子
私はのんびり生きてきた。私はのんびり生きてきた。
減速する価値観を著者は「のんびり生きる」と評す。あまのじゃく的な生き方こそ、いいというスタンスは、まさに現代日本のカウンターカルチャーだ
読了日:05月28日 著者:香山 リカ
日本の食は甦るか?〔セオリー〕2011vol.3 (セオリーMOOK)日本の食は甦るか?〔セオリー〕2011vol.3 (セオリーMOOK)
辰巳芳子さんのインタビューから見える日本の食のファーストフード化。さらには原発事故以降の食の安全性にも紙面を割いている
読了日:05月28日 著者:
伸び続ける会社の「ノリ」の法則 (日経プレミアシリーズ)伸び続ける会社の「ノリ」の法則 (日経プレミアシリーズ)
あまり理論的ではないが云わんとすることはよくわかるかも
読了日:05月27日 著者:遠藤 功
華僑流おカネと人生の管理術華僑流おカネと人生の管理術
混沌の時代を生きる上で注目すべきが「華僑」であろう。国家はおろか親戚も信頼できない中で生き抜く知恵とは何か。元ソフトブレーン社長が教える生きる上での知恵の数々。この歯に衣着せぬ発言は好き嫌いが分かれるかもしれないが個人的には、むしろハングリー精神を含め学ぶべきであろう
読了日:05月26日 著者:宋 文洲
どう伝わったら、買いたくなるかどう伝わったら、買いたくなるか
現在のような消費の飽和した社会ではどうものを売ればいいのか。従来のようなマス中心から、ソーシャルやPRを含めたトータルでのマーケティング手法を具体的な例を挙げて解説しているが、まだ正解といったセオリーはないのであろう。低予算時代にはどうしたらいいのかという視点も欲しかった
読了日:05月26日 著者:藤田康人
おとな二人の午後―異邦人対談おとな二人の午後―異邦人対談
「おとな二人」というのは言い得て妙である。成熟と美学を伴った生き方をしている作家同士の対談であるが、最近ではすっかり老成しているイメージの五木さんが10年前の本だからか、色々なこだわりがあるのを知るにつれ、ちょっと面白くもあったりする。個人的には「成熟」と「美学」に惹かれる
読了日:05月26日 著者:五木 寛之,塩野 七生
いちばんやさしい オブジェクト指向の本 (技評SE新書 007)いちばんやさしい オブジェクト指向の本 (技評SE新書 007)
そもそもオブジェクト指向とはなんぞやというのを学ぶための本。まさに初心者向けでありながら、かなり深い概念を知るためにはメンターを持つことというのは、まるで修行僧の世界である
読了日:05月26日 著者:井上 樹
「できる社長」のお金の使い方―決算書に表れない「会社の数字」を読み解く (知的発見!BOOKS)「できる社長」のお金の使い方―決算書に表れない「会社の数字」を読み解く (知的発見!BOOKS)
とにかく生き金と死に金とはどう違うのか。この点について徹底することというか哲学が提示されている。素晴らしい
読了日:05月26日 著者:金児 昭
情報楽園会社情報楽園会社
90年代後半に出た本に、巻末に、その後のCCCの状況も含め書いている。ディレクTVの失敗話にばかり目がいきがちだが、この会社をき各会社ととらえ、現在はすでに主力事業がTポイントという金融会社になっていることを考えるとこの社長の慧眼というか一貫性には驚かされる。この会社にせよ、東宝にせよ、エンタテイメントを標榜する会社の裏側とビジネスモデルは底知れない
読了日:05月26日 著者:増田宗昭
9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方
とにかく徹底したマニュアル化とモチベーションの維持にディズニーランドが心を砕いているのがわかるが、その一方で毎年、バイトの3割りほどがやめていく職場とはなんであろうかとも考えさせられてしまう。ある種の人材工場としての側面もあるのだろうか。
読了日:05月26日 著者:福島 文二郎
前田義子の迷わない強運哲学前田義子の迷わない強運哲学
ブランドフォクシーの創業デザイナーの言葉を綴ったもの。このタイトルにある強運というのと、きわめて個人主義的な美学というのが、密接に結びついていて面白い。この著者は中国の両親の影響もあるようだが、ある種、日本の価値観とは違う個人主義的な色合いというのが、90年代以降の生存競争の厳しくなった日本においては、きわめて強運に見えてしまうのであろう。そのことを考えると、一部で嫌中的な気分があるようだが、むしろ華僑的な個人主義は積極的に学ぶべきではないかと思う
読了日:05月26日 著者:前田 義子
家計株式会社化のススメ (講談社+α新書 558-1D)家計株式会社化のススメ (講談社+α新書 558-1D)
家計経済学の本のベースは簿記を基本としているのでまさに正論というタイトル。結局、この本でも固定費である住宅ローンや自動車の維持費、そして教育費に保険といった点に焦点が当たる。確かに右肩上がりの時代ではないから至極示唆に富む。ここから自分がかけるべきウエイトがどこにあるか考えるべき時代であろう
読了日:05月26日 著者:藤川 太
秋元康の仕事学 ( )秋元康の仕事学 ( )
この人のちょっと素直に答えずに煙に巻くスタイルがなかなか、勝間和代さんとの対談で全開していて、面白い。特に、理論構築なくても何とかなるような気がする。結局、地道に積み上げ、仕事の実績を作るような話を最後にしているのだがそれが本音のような気がする。とにかく、常に請け負い仕事と自律的な仕事の両面がある状態がフリーランスの幸福な状態だというのがわかる
読了日:05月26日 著者:
人生が変わる「段取り」の習慣 (PHP文庫)人生が変わる「段取り」の習慣 (PHP文庫)
この段取りの本はかなり実践的。一日のスケジュールの日程表や可視化している点が使えそう。さらには、計画の重要性やイメージングというのは、この複雑な社会を生き抜く上で必要な視点だと再認識
読了日:05月26日 著者:西野 浩輝
電子出版への道 −OnDeckアーカイブVol.1−電子出版への道 −OnDeckアーカイブVol.1−
わかりにくい電子出版の業界動向をまとめている。もとが電子雑誌をフリーでまいているせいか、ちょっと散漫な印象もあるが、それでも初心者が全体像知るにはいいかと
読了日:05月26日 著者:
文庫 大人の女が美しい (草思社文庫)文庫 大人の女が美しい (草思社文庫)
ファッションは自己の美学と密接に繋がっているということをすでに30年も前から世に問うていてすがすがしい
読了日:05月21日 著者:長沢節
ラー油とハイボール―時代の空気は「食」でつかむ (新潮新書)ラー油とハイボール―時代の空気は「食」でつかむ (新潮新書)
飲食業界というのは参入しやすそうで、実は継続が難しいという問題点がある。その点や、最近の外食動向などをコンサルの立場から紹介している。
読了日:05月21日 著者:子安 大輔
横尾忠則対談集 芸術ウソつかない横尾忠則対談集 芸術ウソつかない
横尾忠則さんの対談集。作家からアーティスト、アスリートに至るまで、実にマイペースに進む対談が15編。それにしても近所の喫茶店のような雑談でもぐいぐい引き込まれるのは横尾ワールドのなせる技なのか
読了日:05月21日 著者:横尾 忠則
新版「知の衰退」からいかに脱出するか?―そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!! (光文社知恵の森文庫)新版「知の衰退」からいかに脱出するか?―そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!! (光文社知恵の森文庫)
ネット礼賛に、原発推進といささか古めかしいような気もするが、最近の大前氏復活の契機となった本だけにとにかく威勢がいい。
読了日:05月21日 著者:大前 研一
挫折する力―新藤兼人かく語りき挫折する力―新藤兼人かく語りき
映画監督の新藤兼人氏の聞き書きをまとめたもの。新藤さんの原点には没落していく家を支える母親の姿があった。家族の持つ力と性を描く一連の作品や、乙羽信子さんとの二人三脚ともいえる同士愛につながる話も素晴らしい。そして、大手の映画会社から独立して継続していった重みも伝わってくる。波瀾万丈をくぐり抜け実に頼もしくて素晴らしい人生。
読了日:05月21日 著者:中川 洋吉
だれが「本」を殺すのか 延長戦だれが「本」を殺すのか 延長戦
「延長戦」だけにもとになる本はある。発売当時、5万部も売れたという。自分も当時読んだ。それから随分時間が経ったが、それでも出版不況の状況は変わらない。問題点もしかり。自転車操業はもはや臨界点を超している。佐野さんの本はいささか著者の立場からの提言に終始しているきらいがあるが、今でも十分に有効な話だ
読了日:05月21日 著者:佐野 眞一
サイバーエージェント流 成長するしかけサイバーエージェント流 成長するしかけ
企業の栄枯盛衰には、個別的な要素と共通する普遍的な部分もあると思う。この本ではサイバーエージェントという若い会社がどのように成長してきたか。組織の面から見たときには、実に不変的な問題点が垣間見える。生え抜きと中途組の対立や上司と部下の軋轢など、現在の組織の問題点も浮き彫りになる。ある意味、社長よりも人事は大変かもしれないと思わざるを得ない
読了日:05月21日 著者:曽山 哲人
凛とした人、卑しい人──なぜ大人たちは恥知らずになったか (講談社プラスアルファ新書)凛とした人、卑しい人──なぜ大人たちは恥知らずになったか (講談社プラスアルファ新書)
心持ちをどうもったらいいか。今の世の中に芯を持つことの重要性を説いている
読了日:05月17日 著者:山崎 武也
お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ (PHP文庫)お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ (PHP文庫)
この二人がなぜ共鳴し合うか。そのキーワードは「依存」しないで生きることにあるということ。やけに当時の気分と今の時代に求められているものが重なる気がする
読了日:05月17日 著者:糸井 重里,邱 永漢
鬱の力 (幻冬舎新書)鬱の力 (幻冬舎新書)
五木寛之氏の本の主要なテーマにウツがある。右肩上がりを前提としない、そしていつも元気だとは限らないそんな人間賛歌でもある。香山氏はその五木氏の発言をうまく引き出し、現代の女性向けに見事な翻訳の役割を果たしている。スリリングながらなんとも気さくな対談集
読了日:05月16日 著者:五木 寛之,香山 リカ
いまをどう生きるのか―現代に生かすブッダの智慧いまをどう生きるのか―現代に生かすブッダの智慧
仏教の大家と大物作家の対談であるが、実にゆったりとした時間の流れを感じさせる。晩成であること、説法の大事さなど、これまで読んだ仏教本の入門書よりも平易になおかつ、現代の悩み多き日本人に向けてのメッセージの意味合いもある。人生に対するエールとも読める本
読了日:05月16日 著者:五木 寛之,松原 泰道
知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る
とにかくアウトプットの量と質が求められる時代において、日垣氏のようにインプット自体をアウトプットの前提とするだけで随分、目標へのショートカット化に繋がると思う。ただせわしないとも思う
読了日:05月16日 著者:日垣 隆
実力大競争時代の「超」勉強法実力大競争時代の「超」勉強法
日本の若者はすでに、国内だけでなく中国などの人材と勝負しなければいけない局面に入っている。そうしたグローバルの時代に必要なスキルは何か。野口氏の具体的な指摘にうなずくこと多し
読了日:05月14日 著者:野口悠紀雄
こう考えれば、うまくいく。こう考えれば、うまくいく。
自由と時間とお金は自分で制御したいと考える人向けに書いた本。本を読む効用が印象に残る
読了日:05月14日 著者:日垣 隆
40歳からのシンプルな暮らし 「これから」をラクに生きる自分整理術40歳からのシンプルな暮らし 「これから」をラクに生きる自分整理術
モノを減らすこともさることながら、上質に生きることの大切さを伝えている
読了日:05月14日 著者:金子由紀子
マンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦!―マンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦!―
マンガの先入観と逆に実に読み応えのある本です。とにかく情報量が多い。ココロして繰り返して読むほどに様々なことを吸収できる
読了日:05月13日 著者:村上 佳代
アイデアを形にして伝える技術 (講談社現代新書)アイデアを形にして伝える技術 (講談社現代新書)
IDEHACKの作者によるインプットからプレゼンまでの一連の技術を体系化した内容。とはいえ、ここまで徹底できるかどうかが問題。システムよりもむしろとことん生み出すガッツを持てるかどうかにかかっているような気がする
読了日:05月12日 著者:原尻 淳一
40歳からの適応力 (扶桑社新書)40歳からの適応力 (扶桑社新書)
羽生さんの本はつい手に取ってしまう。読書家であることがわかるほど、色々なジャンルから吸収したことが棋士としてフィードバックされているのがわかる
読了日:05月11日 著者:羽生 善治
難局の思想 (角川oneテーマ21)難局の思想 (角川oneテーマ21)
右の西部氏に左の佐高氏の対談番組が書籍化。しかし、物事を真摯に考えるという点では共通点を持つ二人はことのほか、会話がかみ合う。この中では10人の人物に焦点を合わせ縦横無尽に語り尽くす。この人たちの議論の先に日本の未来が見えるかもしれない
読了日:05月11日 著者:佐高 信,西部 邁
C言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリをリリースするためにやったことC言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリをリリースするためにやったこと
とにかく思い立ったが吉日という本です。実際に本人のアプリ制作までのノウハウが書かれています。しかし、細かいコードなどの話はなし。ありそうでなかった入門書
読了日:05月11日 著者:またよし れい
新米IT担当者のための Webサイト しくみ・構築・運営がしっかりわかる本 (ばっちりわかる)新米IT担当者のための Webサイト しくみ・構築・運営がしっかりわかる本 (ばっちりわかる)
まさにかゆいところに手の届く内容。ここから中級編にいくとなお理解が深まる。リファレンスにも使える
読了日:05月10日 著者:池谷 義紀
それでも人生にイエスと言うそれでも人生にイエスと言う
古典の「夜と霧」を書いた作者によるエッセイ。姜尚中さんの帯でつい手に取ってしまう。内容はいささか難しいが、全体像というよりはこの本から醸し出される絶望の中の光明というイメージがつかめれば十分だと思う。ナチスの強制収容所での体験からくるものと今の日本の状況と重ね合わせることもできるだろう
読了日:05月10日 著者:V.E. フランクル
電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。
メディアリテラシーについての問題を取り上げることの多い著者がこれまでの経験から電子書籍や出版業界の現状について書き尽くした本。ここでも歯切れのいい言説が飛び出すだけでなく、現在の電子書籍についてもかなり具体的に触れていて面白い。さすが
読了日:05月10日 著者:日垣 隆
仕事に効く「断捨離」  角川SSC新書 (角川SSC新書)仕事に効く「断捨離」 角川SSC新書 (角川SSC新書)
断捨離ブームの火付け役であって説得力あり。なんでも捨ててしまいそうな勢いの言葉の数々に耳が痛いです
読了日:05月10日 著者:やましたひでこ
印刷に恋して印刷に恋して
2002年の出版だから約10年ほど前の印刷業界の話が中心。このころよりもすでにDTP化はかなりのスピードで進んでいる。そう思うと、この本にある活版や写植の現職感はちょっと懐かしくも感じるほどだ。昔にDNPの活版の工場見学で、自分の選版師てもらったときの職人さんたちのたたずまいが好きでした。かくも出版や印刷は変わったなあと部外者ながら望郷の念に駆られます
読了日:05月08日 著者:松田 哲夫
手作り弁当を食べてる場合ですよ  格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21)手作り弁当を食べてる場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21)
日垣隆さんの本は何ともいえない切り口の心地よさがある。本音というのか皮肉というのかいつも気になってしまう。色々な場所に書いた原稿を集めたものなのだが、そこには不思議な統一感がある。ちなみに「格差社会を生き抜く処方箋」はどこに書いているかと思ったら一番最後のあとがきにありました(笑)
読了日:05月08日 著者:日垣 隆
なぜアップルの時価総額はソニーの8倍になったのか? ―『会社四季報』で読み解くビジネス数字の秘密なぜアップルの時価総額はソニーの8倍になったのか? ―『会社四季報』で読み解くビジネス数字の秘密
財務諸表分析を通じて企業の実力を測るという目的の本。テーマごとにわかりやすい。これが投資に使えるかどうかはアナタ次第
読了日:05月06日 著者:長谷川 正人
驚異の1分間コアトレーニング (学研新書)驚異の1分間コアトレーニング (学研新書)
腰痛の問題で行き着くのはコアトレだったりする。この本では腰割りの重要性を指摘しているが納得できる記述多し
読了日:05月05日 著者:白木仁
35歳からの「脱・頑張(がんば)り」仕事術 (PHPビジネス新書)35歳からの「脱・頑張(がんば)り」仕事術 (PHPビジネス新書)
パラダイム転換の時代(この本では失われた20年)において、日本の組織は大きく変わった。そこで起きているのは、組織のメンバー内でのコミュニケーション不全である。それをいかに克服したのか。本人の体験をメインに語るだけに説得力あり。実にコミュニケーションがこの国の大きな問題点であるかがわかる
読了日:05月05日 著者:山本 真司
会社は倒産体質――倒産リスクとの戦い方 (角川oneテーマ21)会社は倒産体質――倒産リスクとの戦い方 (角川oneテーマ21)
10年持つ会社は全体の1%にすぎないと聞いたことがある。それほど会社を維持するというのは大変なこと。この本では著者の経験を通していかに会社が変われない、そして時代に取り残され潰れていくかを明らかにしていく。そしてパラダイム転換のじきには大きくすることだけでなく、ダウンサイジングもあり得るとの提案は起業家としての顔ものぞかせる。良本
読了日:05月05日 著者:木下 晃伸
世界屠畜紀行世界屠畜紀行
世界の屠畜の現状について女性ライターがルポ。とかくタブー視されがちだが、アジア圏では意外に屠畜の現場に出会うことがある。どこかバックパッカーが物見遊山で、職人のわざを拝見するおもむきもあり屠畜に対する認識も変わるかもしれない。個人的にはものすごくアジア的な本で面白かったです
読了日:05月04日 著者:内澤 旬子
職場学習論―仕事の学びを科学する職場学習論―仕事の学びを科学する
仕事の意味を考える上で、大切なことがたくさん書いてあります。組織がなぜ機能しないのか、そこの答えもあるのですが実践は難しいか
読了日:05月04日 著者:中原 淳
幸せのある場所幸せのある場所
噂のスピリチュアル賛歌本。意外に考えていることが面白い人だと感心。単なるスピリチュアルの先には仕事とバランスをとろうとする本人の内省的な面が垣間見える
読了日:05月04日 著者:道端 ジェシカ
西洋絵画のひみつ西洋絵画のひみつ
昔の絵画や彫刻には、ギリシャや聖書からのモチーフを描いたものが多い。とかくわかりにくいこうした作品に登場する人物や背景にあるストーリーなどを解説した本。初心者向けではあるが絵画鑑賞のエッセンスがぎっしり詰まっている
読了日:05月03日 著者:藤原 えりみ
白
白の持つイメージや概念についてトコトン思索を続けた労作。実に芳醇な世界が、地平線まで続く白いキャンバスに描かれていく感じ。
読了日:05月03日 著者:原 研哉
カイゼン 新装改訂版カイゼン 新装改訂版
マネジメントにおいてイノベーションとカイゼンは車の両輪に例えられる。お互いの相互作用なくして経営の永続性は担保されない。日本の強みはカイゼンにあるという。ではイノベーションを進めるトップマネジメントの能力はどうなのか。それはトヨタの成功の背景とも結びつく。QCサークルの導入などしたメーカーは星の数ほどあるがなぜ成功しないのか。「仏作って魂入れず」とはこのことである。この本には技術論もさることながら、ことの本質が魂を入れるプロセスにあることも明らかにしている。素晴らしい
読了日:05月02日 著者:今井 正明

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ターシャ・テューダーと生き方の姿勢

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先週たまたまNHKをつけたら、アメリカの絵本作家のターシャ・テューダーさんのドキュメンタリーを放送していた。ターシャさんはもうすでに亡くなっているが、92歳まで長生きした。

初めてこのおばあちゃんを見て一気にひきつけられたのはその質素とも言える生活ぶりにあった。

ウィキによれば、

ターシャ・テューダー(Tasha Tudor、1915年8月28日 - 2008年6月18日)はアメリカの絵本画家・挿絵画家・園芸家(ガーデナー)・人形作家である。

彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われている。50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルは、日本でも注目を集めた。


ということで、森の生活の作者である19世紀の作家ソローのライフスタイルを実践したターシャさんをカメラが追っているのだが、そのミニマムな生活ぶりと自然と共に生きるという厳しさを選んだ女性の佇まいがなんともかっこよく見えた。

彼女が惹かれたソローのライフスタイルは、アメリカのカウンターカルチャーに大きな影響を及ぼしていることを知ったのは最近のことだ。

キッカケは「Hip」という本だった。この本では、アメリカで「ヒップ」といわれる言葉のもつ意味とニュアンスについて歴史的に考察している。もともと黒人の奴隷から派生した言葉である「ヒップ」は文化や人種などを超越した存在について、言われる言葉だ。そのニュアンスが実に歴史のある時点において意味合いが変化していくのだがアメリカのカウンターカルチャーが盛んだったベトナム戦争の時代に使われていた、「ヒッピー」と言われる言葉も「ヒップ」から来ているという。ヒップホップもしかりだ。




そこには、やはりアメリカンインディアンに対する憧憬だったり自然に対する姿勢だったりする。ひいては国家に対しての懐疑的なスタンスを示す場合もある。

実は、ターシャさんのドキュメンタリーを見ていて垣間見えるスタンスが、このヒップだった。そして厭世的であり孤高であるスタンスに惹かれてしまったのだ。

それからはターシャさんの本をむさぼるように読んでいる。本はガーディニングだったり、料理だったり言葉集だったり、要は生活をスローダウンする生き方だ。

前に「時間軸を変えることで違う景色が見える」ということをこのブログで書いたのだが、まさにターシャさんから感じとった生き方もまた自分から見たら、あるいは忙しすぎる日本の社会から見たら、カウンター的だと思うのだ。

日本は、実はある種、震災を機に、時間軸をスローダウンさせようとしているのではないかと思っている。かつては、この「時間軸を変えてスローダウンすること」に対して「富を蓄積する」というアメリカンドリーム、究極的には、拝金主義というものが幅を利かせていた。

ところが、この状況を大きく一変させたのが、震災と原発の影響だと感じている。

しかし、スローダウンすることと依存する事は違う。その点でもターシャさんの選んだ自立という道は改めて日本人が正面から向かい合わなければいけない時期に来ているのかもしれない。

その後、別のテレビでイージーライダーを見たときもこの主人公たちと、ターシャさんには、自由に対して同じような振る舞い方みたいなものを感じたものだった。

アメリカに関してはあまりその覇権主義的な部分には賛同しかねるのだが、その一方で地下水脈のように脈々と流れている「HIP」という水脈には、今の日本が直面する問題に対してのある種の処方箋のようなものが含まれているのではないか。

そんなことを思ったりしています。
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