2011年05月30日

筒美京平と細野晴臣のコンボ

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昨日の日曜はやけに雨の降る日だった。たまには家でゆっくりする日。前の日には、誕生日のお祝いもあったりなんだかいい週末だった。

ましてやこの日、筒美京平の特番がNHK-BSでやっていた。前に参加した東京歌謡曲コネクションにNHKのカメラが入っていたのもこの日、オンエアーされるということで早速見ると、その日に、繰り広げられた光景が、オープニングに登場。イケメンDJとダンサー女子がフューチャーされ、「なるほど。編集とはこういうことか」と膝を打った次第。



さておき、普段、テレビに出ない筒美さん本人が出ているとは驚きの番組で、名コンビの松本隆との対談はなんともいえない間があり、みていてドキマギした。

「いい曲と売れる曲は違う」

という独特の審美眼で、昔の欧米の新譜を「ちょい聴き」しながらヒット曲のツボを探していたという筒美氏は、90年代のDJ論にもつながる話で興味深かった。

なぜ90年代とくくるかといえば、ゼロ年代以降のDJの聴かれ方というものが、時代とともに大きく変化しているからだ。

流行歌もしかり。筒美氏はジュディオングの「魅せられて」を機に、アレンジを人に任せるようになる。それは流行の先端に追いつけなくなったからだという。

かつて名作をうんできた作詞家の阿久悠さんもそうだった。流行歌というジャンルは、実に時代と寄り添わないといけないという宿命がある。



ちなみに、この特番で出ていた大橋純子の「たそがれマイラブ」はスゴく好きな曲だ。当時、大橋純子さんのビジュアルが、今でいうと中性的ともいえるが、なんだか異形な感じでかなりインパクトがあった。

後にユーリズミックスが出てきたときにアニーレノックスを見て大橋純子を思い出した記憶もあったりします。

ちなみに、写真は小林克也さんではないですよ。筒美先生です。




その後、10時からは教育テレビで細野晴臣さんの特番があった。当初、震災前から収録していた特番だが、震災後の活動にかなりのボリュームを割いていた。

前にも書いたが、震災後になって自分が意識する言葉や発言の多くは、アーティストや舞台俳優などの表現者が多い。細野さんもその一人だ。

なぜ彼らの言葉が自分に刺さるのか考えてみたことがある。それは「生きる」ということに自覚的だからだとはたと思った。

その点、組織に属しているとわからないというか鈍感な部分がある。

表現者の痛快な点は、生きることに自覚的であるということなのかもしれない。かつては、パトロンが居てそのパトロンのために音楽を作っていく時代から、職業音楽家として、音楽を売るという時代へ。

そして、くしくも細野さんがアンビエントに傾倒した90年代からは、自己の表現のための音楽という新しいレイアーまで登場した。

当時、細野さんがNHKの特番で「アンビエントは音楽として消費できない」と商業音楽と対比して語っていたのを実に、ココロにとめていた身としては、細野さんがYMOという時代とシンクロした瞬間があったからこそ、この流行と距離を置きつつもメインストリームのそこにある芳醇な音楽の泉のような存在であったことに感激したりもする。

このあたりのことと、自分の考えが震災を機に大きく自覚的に浮かび上がってきているなあという気がする。

細野さんのある種、生き物としての危機感と表現が実にフィットしていて大変有意義な番組であった。

その点、裏方である筒美先生なんかは番組の中でもほとんどそのパーソナリティに言及する場面がなかった。あまりそこに自身といったパーソナルな心境は持ち込まないであろう。それが裏方の美学であり、一方で表現者の面白さでもある。
posted by nizimasu at 09:33 | TrackBack(0) | 雑談

2011年05月28日

77歳のダンディズム

先日、児玉清さんが亡くなった。なぜか、この人の印象は結構強い。そのきっかけになったのが亡くなった母親だった。

多分、小学生だったと思うが、両親にインタビューしてまとめるという宿題があった。その中の質問項目に好きなタレントだったか、俳優の項目があった。そんなこと聞いたことなかったので、どんな答えかと思ったら、

「高橋悦史 児玉清」

だった。あれには、驚いた。いつもみていた「アタック25」は番組が好きでなく、児玉清目当てだったのかとも思ったり…。高橋悦史も然りだが意外に「ダンディ」が好きなのだとわかったのだった。



あれから数十年ーー。児玉清さんが亡くなり、代表作でもある「アタック25」の追悼番組を見ていたらその人の誠実さが伝わる内容でぐっとくる。特に俳優としては大物ではなかったのかもしれない。でも追悼記事でも児玉さんの読書家であることやダンディさを賞賛するものばかりだ。つくづく人柄がしのばれる。



その番組直後に見たノンフィクション番組にはつけ麺ブームの火付け役となった大勝軒のマスターである山岸さんの引退後の生活ぶりを交え紹介していた。この人もたたずまいは違えど、奥さんを亡くしてからひたすら献身的にラーメンに捧げる人生であった。



この両者に共通するのは、77歳ということ。あと二つの番組を見ていてダンディという言葉が浮かぶ。ダンディというのは実にうらやましい境地だ。

一般的には姜尚中先生のようなきもするけど、大勝軒の大将の生き様はダンディそのものだ。



その一方で、先日亡くなった長門裕之さんも享年77歳だった。3人とも同じ年。しかし、長門さんはダンディズムとは無縁な無頼な人でもあった。アンチ成熟の道もまたヨシで、団鬼六先生いわく「快楽なくして何が人生」な勢いを感じる人でありました。

人それぞれですね。人生の道程とは本当につくづく違うものだと痛感した次第であります。
posted by nizimasu at 17:03 | TrackBack(0) | 雑談

少女時代の新譜が本気だわ

m-floのTaku Takahashiとエンライトメントの鉄板コンビが少女時代の曲をミックスしたクリップ。かっこよし。

ちなみに一番最初に少女時代の魅力を教えてくれたが、中学生のちびっこだったりします。

http://www.youtube.com/watch?v=cud_CjF86rA&feature=player_embedded#at=19
posted by nizimasu at 14:01 | TrackBack(0) | music

2011年05月24日

2011.5.22東京DISCOコネクション@club acxxcis

don't call me baby/Madison Avenue(columbia)
just the way you are/Milky(robbins)
da ya I'm sexy/Rod Stwert(experience)
break out/Sweing out sisters(-)
2 shy shy/Kajagoogoo(-)
watch me now/Grooveyard(ec)
what time is love/KLF
sweetsest day of May/Joe T.Vannelli project feat. HARAMBEE(dream beat)
posted by nizimasu at 18:30 | TrackBack(0) | playlists

東京ディスココネクションありがとうございました

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この日は雨にも関わらずたくさんの方にお越しいただきありがとうございました。

CARPのサプライズバースデーなどもあり、大いに盛り上がりました。よかったよかった。実にここにきて、バランバラン加減に拍車がかかっていて面白いことになっております。

さて次回は夏頃でしょうか。

6月はお休みで、7月にはとうとう「東京歌謡曲ナイト」名義のパーティが復活しますよ。乞うご期待。
posted by nizimasu at 18:14 | TrackBack(0) | DJ

2011年05月21日

すごい組み合わせ

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どうでもいいのですが、昨日のMステでパフュームが出るというので見ていたら、なぜか東京事変というか椎名林檎までからみまして、これがすごい絵ズラでした。

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パフュームも新曲出たけど普通によいですね。「ねぇ」とかに近いイメージ。

posted by nizimasu at 19:35 | TrackBack(0) | 雑談

目黒川に夏が到来な気分

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目黒川の風物詩といえば、春は桜ですが夏は断然ブルドーザーなんです。普段だと6月ぐらいに目黒川の汚泥を片づけるというか、側面にのせて乾かして水量を増やして定着させているのです。

写真はその様子なのですが、なんとも微笑ましい。

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ちょうど桜の葉も生い茂って地面はまた違う表情を見せてくれます。秋には、落ち葉もあって一年中目黒川沿いは楽しめます。
posted by nizimasu at 19:20 | TrackBack(0) | diary

2011年05月20日

今月のミュージックマガジン(2011.6)




満を持しての小西康陽特集であります。ピチカートファイブ解散から10年。遂に「Pizzicato One」という名義でソロを出すというとはいっても全編洋楽のカバーというひねりもありつつ、ジョンレノンのイマジンまでも収録しているというから面白い。




作詞や作曲をあえてせずに、自分の選曲家とプロデュースに徹するというスタイルは小西さん的なある種の審美眼を感じさせる。

かくいう私も音楽を夢中で聴いていた数少ない時期のひとつには、渋谷系ブームの時代というのもあってちょっとノスタルジックな感慨もありつつ読み進める。

個人的な記憶としてピチカートの熱心なリスナーだった時期は短い。ちょうど田島貴男がボーカルで最後に月面軟着陸を出していから、野宮真貴がボーカルになってコロンビアに移籍した頃だ。

ちょうど、女性上位時代が出る前に、3枚連続でミニアルバムをリリースしたんだけれど、いずれもやけにスタイリッシュ(死語)なイメージで、アルバルの合間にジングルみたいなサウンドロゴが入っていてカッケーと思ったりした。あと信藤三雄さんのデザインとかは、ある時代の象徴でもありました。



そして、女性上位時代もまたそのコンセプトの延長線上にあるおしゃれぶりで、今でこそかっこわるい人のコンプレックスと美学が炸裂したおしゃれユニットは少なくないけど、その先駆的なイメージはまさにフリッパーズギターと並ぶ渋谷系を象徴するグループだったと思う。

しかし、渋谷系後にピチカートは売れて21世紀になり解散。その後は慎吾のおはロックはスゴく売れたけど、やっぱりDJとかリミキサーの感じが強いかな。

プロデュースでいえば、フカキョンやゆうこりんとかアイドル仕事も強度が強くて今でもフロア映えする音だ。

だが、今回のアルバムはむしろ内省的な世界観を反映していて、地味な作品のようだ。そこには、この10年間で自身が積み重ねてきたキャリアと、音楽業界の大きな変化のうねりがあるのだと思う。

そのあたりは、小西さんの巻頭のロングインタビューを読んでもらえばわかるのだが、人気者が年齢とともに、人気や輝きを失っていくときに感じるある種の感慨みたいなものが今回の作品にはパッケージされていると思う。

それは、リスナーを意識した過剰ともいえるフロア強度やフックのある曲作りを目指すのではなく、より自分の内面から出てきた感情を昇華してそれを届けるという装飾を少しだけ排した世界なのでありましょう。

「この人は枯れた」

と人気者が第一線から退いたイメージになるといわれがちだけど、そこはかとなく垣間見える「素の自分」が描いた作品というのは、絵画にせよ音楽にせよ、面白かったりします。

今月のディスクレビューでも曽我部恵一の新譜が紹介されていたが、サニーデー以降の今の曽我部が一番面白いのはその人の素の面白さというのがあるからこそ。その点でも小西さんの新譜がどういう変化球な素を見せてくれるのかが楽しみになりました。

あとピチカートは、なかなかDJのセットにはべたすぎて組み込みにくいのだが、ちょうどコロンビア移籍頃の作品とかはあんまり有名でもないし、面白いかもとか思ったり…。

以下はアマゾンのコピペです。

【特集】 小西康陽~ピチカート・ファイヴから“PIZZICATO ONE”へ

1985年に細野晴臣のノンスタンダード・レーベルからデビューしたピチカート・ファイヴは、幾度かヴォーカリストを変えながら活動、2001年に解散するが、キュートで、キャッチーで、ポップなサウンドとアートワークは多くの“マニア”を生んだ。2011年、最初から最後までピチカート・ファイヴの中心的な存在だった小西康陽は、初のソロ・プロジェクトとしてPIZZICATO ONEと名乗り、アルバムをリリースする。プロデューサーでアレンジャーでリミキサーでDJでレコード・コレクターで文筆家で…何よりも「音楽ファン」。そんな彼の多彩な活動を追い、魅力に迫る。

■ 最新インタヴュー~新作『11のとても悲しい歌』を語る(栗本斉)
■ ピチカート・ファイヴのオリジナル・アルバム
  ノンスタンダード期[1985~1986]ヒストリー(油納将志)
  CBSソニー期[1987~1990]ヒストリー+アルバム・ガイド(和久田善彦)
  コロムビア前期[1991~1994]ヒストリー+アルバム・ガイド(原田和典)
  コロムビア後期[1995~2001]ヒストリー+アルバム・ガイド(松永良平)
■ ピチカート・ファイヴのベスト、リミックス、映像作品ほか(宗像明将)
■ 作曲家/プロデューサー/リミキサーとしての小西康陽(名小路浩志郎)
■ 小西康陽私論~少し戸惑わせて、次第に、これしかないと思わせる「答え」(安田謙一)

□ マイ・モーニング・ジャケット~ルイヴィル出身のひねくれロック・バンド(五十嵐正)
□ プライマル・スクリーム~『スクリーマデリカ』20周年エディション(油納将志)
□ 菅野よう子~イタリア人女性歌手ILAをプロデュース(高橋修)
□ KOKIA~公開録音で制作された意欲作(宗像明将)
□ ミト~クラムボンのリーダー、初のソロ名義作(渡辺裕也)
□ キセル~B面/レア・トラック集(金子厚武)
□ ジェーン・バーキンと避難所を訪ねて(石田昌隆)
□ 大野松雄~伝説の電子音響デザイナー(松山晋也)
□ 大野雄二&ルパンティックファイヴ(松永良平)
ほか
この雑誌について
ロックを中心に世界の最新の音楽を鋭く評論



個人的には石田昌隆さんのジェーンバーキンの日本滞在のエピソードにはココロ打たれた。

実は震災以降に自分の心に残った言葉だったりするのは、野田秀樹が舞台の前に、自分の震災に対する思いを客席むかって語りかけていた言葉だったり、近田春夫さんが、高木完さんのブログなんかに送っていたメッセージだったりする。最近だとTei Towaのサンレコでのインタビューも実に率直でやっぱり信頼できる誠実さと、作品の良さの相乗効果を感じたりもした。

否、言葉というよりその人のアチチュードなのかもしれない。その点でもジェーンバーキンの振る舞いは素晴らしいし、どれだけ言葉を費やしても「それはねえ」と思わざるを得ない政治家や立派な企業人も少なくない。

芸術の可能性を考えるのは、むしろ震災以降で、凛として生きている感じがなんとも頼もしい人たちに惹かれてしまう。その一方で、裕也さんの破天荒さも面白い。
posted by nizimasu at 10:25 | TrackBack(0) | ミュージックマガジン

2011年05月18日

From直島To Brian Eno

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先月香川県の直島に行った。直島といえば、今ではすっかりアートの島として有名である。ここに行きたいと思ったのは現代美術の大竹伸朗さんが銭湯を作るというドキュメンタリーを見たからであった。

銭湯名か作品名か「Iハート(トランプ)湯」は普段はすごい人でごった返しているというはなしだったが、訪れた日は、まだ震災の影響や直島自体がオフシーズンということもあってめちゃくちゃすいていた。

というか、最初入ったときには貸し切り状態。

大竹さんの過剰なパッションとサービス精神が炸裂したスペースを見ながらのお風呂というのが何ともたまらないのでありました。

そして、まだ湯もひりひりとした一番風呂。心地いいことこの上ない。そして、天井高くかすかに響くBGM。これも最高でありまして、アンビエントの音楽がループしているようでよくよく聴くといつのかにか、変化している。湯船につかりながら耳を澄ませると心地よくて、直島観光のクライマックスのひとつでありました。

震災が起きる直前ぐらいからアンビエントをよく聴くようになった。そのきっかけはある記事でKLFの名作「Chill Out」を紹介していたからだ。確か、実家にも1枚あるはずだが、すぐに見つかりそうもないので、改めて買い直してみる。



もう、サンウリングの問題などで再発はブート以外無理だという。当然、中古盤もあがっていた。おそらく10年以上ぶりに聴くと、その心地よさと当時はコラージュ的な音像が相まって何度も聞き返してしまう。

そして、ついブライアンイーノとかも聴いたことのあるものやないものも含め次々聴きだす。

アンビエントというのは、ブライアンイーノの造語で、入院中にハープの音がかすかに聞こえてきたことに起因する。その環境にさりげなく主張することなく存在するサウンド。

そんなイーノの作品に、「discreet music」という73年発表のアルバムがある。初めて聴く音楽だと思ったら、思いがけぬ聞き覚えのある曲だった。



それが直島のIハート(トランプ)湯で聴いたアンビエントの曲だと気づくのにものの数秒もかからなかった。その瞬間、思わず、直島体験が一瞬でフラッシュバックした。

この音楽を聴いたとたんに、自分の時間軸がゆったりしていくのがわかる。どうも自分の中ではアンビエントを好んで聴いていたのは、自分の時間軸を自分の速度に取り戻そうとしていつ行為なのだとはたと気づく。

旅行もしかり。昨年来からのちょっとした旅行に行きたいとうなされているフィーバーには、時間軸をかえたかったり、引き戻したいのであろうという気分が反映されていたようだ。

そう考えると震災の影響も自分の中で少なからず、あるのだろうとも思う。

昨日、たまたま仕事の関係の人と話していたら、その人のまだ2歳の息子が震災以降、やたら暴力的になったという。その影響の源を探したら行き着いたのが、連日の震災報道だったという。

2歳の子供にどこまでニュースの内容がわかるかは定かではないが、そこから醸し出される絶望やネガティブなニュースに反応したようだと話していた。そして、テレビを消して静寂を取り戻したら、子供の暴力的な振る舞いは収まったという。

そう考えると、自分の中から湧き出てくる時間軸に対する主体性を取り戻す作業には実に意味のあるあれやこれやが詰まっている気がする。

この文章には別に答えらしきものはないのだが、なんとなく、時間の流れと自分がどう向き合うのかというのを意識的に考えると、最近、また別の景色が見えてくるのだ。

それが震災後だからか、たまたまこのタイミングだからかわからないのだが、やけに意識することになって面白いなあと個人的に思っている。
posted by nizimasu at 10:45 | TrackBack(0) | diary

2011年05月15日

告知)2011.5.22東京DISCOコネクション@club axxcis

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東京DISCOコネクション vol.9
@渋谷 Club axxcis 4F

2011.5.22.(SUN)

START16:00
CLOSE23:00

DR 1,500yen(w/1Drink)
WF 1,300yen(w/1Drink)
(入口で画像掲示でもOK)
アフロ着用で500円割引!!

渋谷 Club axxcis
東京都渋谷区渋谷3-26-25 湯沢ビル
TEL:03-5485-4011
www.axxcis.net

OCCHIII
SHO
ISHII
KTAGRANT
YO.co

HYUK
KALAPATTAR
KUBO-TANK
KANO
CARP

というわけで、22日の日曜日には恒例のディスコイベントでございます。写真のYocoちゃんも参加しますよ。とにかくカオスな感じを満喫できますよ。ぜひぜひ
タグ:渋谷 DISCO
posted by nizimasu at 13:35 | TrackBack(0) | 告知

2011年05月13日

糸井重里的

歳を重ねるごとに糸井重里のことが気になりだしている。今週の週刊文春には、阿川佐和子対談にゲストで出ていた。

その前には、BRUTUSでも特集をしていた。その中身からかもし出される視点は「うらやましい仕事の仕方だなあ」に尽きるかもしれない。





個人的にも糸井さんを知ったのははるか昔のことだ。確か、NHK教育でやっていた「YOU」という若者向け番組の司会をしていたのが最初に知るきっかけだったと思う。その後は、ビックリハウスだったりテリージョンソンとヘタウマブームのきっかけになった「ペンギンごはん」だったかもしれない。

当時、サブカル界隈ではコピーライターブームと言うのも遭って、もてはやされたりしたが、正直さほど気にかかることはなかった。

10代の後半ぐらいになっても永ちゃんの「成り上がり」のプロデュースをしていたことを知ったが格段、思うこともなく時間は過ぎていった。



その後、糸井さんが釣り人として「ガキの使い」に出だした時は「いよいよセミリタイアか」とうっすらとうらやましく思った。

ところが、それよりももっとうらやましいと思ったのが、「ほぼ日刊イトイ新聞」という自分の城を作ったことであった。

おそらく、ほぼ日にアップされている内容のほとんどは、クライアントがいてプレゼンしたとしたら、企画にゴーサインがでないものばかりだろう。つまりプレゼンしても面白さが伝わりにくい内容がほとんどだ。

現在、アップされている数々の企画は仕上がりを見ているから、第三者が見ても面白いと思えるのだが、それを企画段階で、そんなに面白いと思えるものは少ないと思う。

だが、糸井さんは自分が経営の責任を背負うことで、企画を通し、なおかつ閲覧する人の共感を集めて、第三者のフィルターを通さずにビジネスにも繋がっている。それが、果実となって現在は50名近い社員もいるという。



糸井さんが文春の対談の中で、釣りをして休んでいた頃に、
「コピーライターと言うのが、お座敷に呼ばれて仕事をする」という請負仕事のスタイルから決別しようと決意して、WEBサイトを始めるというくだりは、なかなか個人的にも共感できる部分も多い。

実際、請負仕事というのも協業で面白さもあるが、自分の意思で一気通貫で仕事を仕上げるというのも楽しい作業だ。

自分が糸井さんに感じる自由さやうらやましさの根っこには、この一気通貫のスタイルにあると思う。自己完結といってもいいかもしれない。




そう思うと、自分が学生の頃からあこがれた人に「暮らしの手帖」の花森安治さんがいた。彼もまた企画に始まり文章から校正、デザインに至るまで一気通貫で雑誌を編むことのできるスーパー編集者だった。

ここにきて、10年ほど前はDTPが隆盛になって世の中が複雑になって仕事も、細分化してきたと思ったら、不況の影響か、制作費の減少を機に、一気通貫的に仕事を任されることが増えてきた。




「小商い」という言葉がある。英語で言えば、スモールビジネス。なぜか、そんな家内制手工業的な時代に戻りつつあるんじゃないかと最近思っている。経済も不況で消費も渋い。そんなときに丁寧な仕事で少しづつまわしていく。

糸井さんはそんなことを体現しているような気がする。前はいけすかないなと思ったこともあったが、今となっては何とも頼もしい。

それにしても糸井さんとか、テリーさんとか、ちょうど還暦ごえの人たちはやたら元気だ。

先日もビートたけしの番組に写真家の杉本博司さんもでてたけど、みんな同世代で、多分、超ワガママ。年をとってもわがままを通す気概が、その人の魅力になっているのかなと思ったりもした。
posted by nizimasu at 21:19 | TrackBack(0) | 雑談

懸賞応募したらちょっと感動したことがあった

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インドって個人的にはどこか焦がれている部分がある。それは初めていった海外だったし、何よりも色々な出会いや旅行の時間の経過が心地よかったというのもある。

なので、いまだにインドのアレコレを見かけるにつれ胸騒ぎをしてしまうのであります。



そんな矢先に、講談社の「transit」という雑誌でインドの特集をしていたのでついつい手に取る。ビジュアルに力をいれていて、どこか猥雑な感じが漂う誌面。

ついつい満喫したついでに、懸賞にも応募していた。でもそんなことはほどなく忘れていた頃、最近になって家に懸賞で応募した靴が当たった。これはありがたい。もう、それだけで大満足である。

ところが、後日、家に帰り、郵便ポストを開けるとほんのりとインドのお香の匂いが鼻をついた。そして手紙を見るとtransitの編集部から今度は、インドの特集の際に撮影された、絵はがきを同封した手紙が届いていた。そしてお香の匂いは、そのて手紙から漂っていた。写真はその中の絵はがきのひとつなんだけど、なんともココロが満たされる感じがした。

このアナログ感には脱帽。2段階のプレゼントに四十路の男子もきゅんとしてしまう今日この頃です。

旅行好きな人のちょっと過剰な感じもありつつ、またまた旅に出たくなるものであります。
posted by nizimasu at 03:22 | TrackBack(0) | 雑談

2011年05月11日

ヘンリーダーガー展@ラフォーレミュージアム原宿

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アウトサイダーアートのアーティストの中でも数少ない個展が開催される作家の作品展が終わりそうなのでいってきた。

このアーティストの作品の特徴は、まるで宮崎アニメかコパトーンのCMのような少女を巡る壮大なストーリーが展開されていて残虐なシーンやヌードにはなぜか男性器もついているというある種の『違和感』に目を奪われるはずだ。

ヘンリーダーガーは幼少時の不幸な生い立ちから孤独な生活と教育を満足に受けることができずに、最終的には81歳で亡くなるが、彼がアパートに残していた15000ページにも及ぶ記録が「非現実の王国で」というタイトルで残されていた。ダーガー本人は、一見するとあまり経済的にも恵まれない生活の中で、この作品を自分以外の誰かが作品を見ることを前提とせずに紡いでいた。そして、死後にはすべて処分を望んでいた。

ところが、この作品の存在に気づいたダーガーのアパートの大家がこの膨大な作品に美術的な勝ちを見いだし紹介することによって、不遇の老人が残した頭の中の妄想世界がアートとして認知されるようになっていった。

まず、ダーガーの作品はその絵自体もさることながら、その人生も実に興味を引く。今回のラフォーレの作品展でも、この間に進んだ研究成果をふまえ、ダーガーの生い立ちを追って紹介している。美術家は、作品はもとより、先の写楽ではないが、謎の人物像だったり、ゴッホのように不遇の人生などにもつい、感情を揺さぶられたり関心が向いてしまいがちだが、ダーガーにもいえよう。

ダーガーの作品を見たのは、世田谷美術館で93年に開催された「パラレルヴィジョン展」からで、それ以来、欠かさず見るようにしている。「パラレルヴィジョン展」は日本で最初のいわゆるアウトサイダーアート(正式な美術教育を受けていない人や心身に障害などを持つ人たちの作品群)を大々的に紹介した展覧会として話題となった。

数あるアウトサードアートの中でも異色だったのが、ダーガーの作品でそれは世界的に見ても評価の対象となっていたようだ。当時、よく覚えているのは特殊漫画家の根本敬サンが「ヘンリーダーガーはヤバいね」と話していて、余計記憶に残ったかもしれない。それほどインパクトのある作品であった。

00年には日本版の書籍も出版。かなり高いが、膨大なダーガーの作品世界を知る上で必須のアイテムだ。ちなみに、この本が展覧会で売られていたので奥付を見ると15刷りにまでなっていた。こうしたニッチの作品集としては異例ではなかろうか。



それから、しばらく時間を置いて大規模な個展が開かれるように21世紀になってから。フクヘンの鈴木さんのブログによれば、02年がワタリウム美術館で、07年には原美術館でもやっている。

それと個人的な記憶では、資生堂のギャラリーでアウトサイダーアートのグループ展でも紹介されていたような気もする。

かくも日本で彼の作品が見られるとなるとつい足が向いてしまうのだ。それほどの魅力はなぜなのかといえば、彼の人の目を意識せずに自分の欲求の赴くままに妄想を全開させて作った脳内世界を垣間見えることに他ならないだろう。

くしくもこの作品展でメッセージを寄せていたリリーフランキーさんが、ダーガーの作品をして

「の表現に費やした時間が憧れでありコンプレックス」

とのべていたことが印象的であり、ある種の芸術家にとっての理想的な境地というのはこういう世界を紡いでいるのではないかと思ったりもする。

ともすれば、ダーガー本人は現実逃避をしていただけかもしれない。それが、現実を生きていく人間にとってはあまりにも芳醇な豊かなイマジネーションの世界を感じてしまうというのは実に皮肉だったりもします。

なんか、ダーガーの作品は毎回見ると自分の中にある心というか魂というべきモノなのかがかき立てられる気がします。

人の心に訴えかけるものがアートだとすれば自分にとってもものすごくアートを感じさせるのが彼の作品なのでありましょう。

今月15日まで。



posted by nizimasu at 10:14 | TrackBack(0) | おすすめ

2011年05月10日

四川料理「川香苑」

四川料理の売りは何といっても辛さだろう。ところが、中華だというので広東や北京料理のようにいただく人の多いこと。

「うわっ、辛いよ辛すぎ〜」

とか、いい年をした男性がこれみよがしに盛り上がっているのを見ると引いてしまいます。

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そんな光景を横目に見つつ、新宿にある川香苑はこの界隈でも数少ない本格派の四川料理であります。といいつつ、辛いメニューだけではありません。いつもいただくのは、盛り付けも見事なピータン豆腐。特に今年の夏場の節電時には威力を発揮しそうな冷菜であります。

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さらに、インゲンの炒め物。こちらもおいしかったのであります。

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定番の餃子に、締めは坦々麺で。この日は、辛いものは少なめ。なんでもおいしいので普段使いできるのがうれしいです。新宿は意外とおいしいお店が少ないので重宝しております。

それにしても何度目の登場だろうか

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タグ:新宿
posted by nizimasu at 14:48 | TrackBack(0) | ご飯

パンに顔があってもいいじゃないか

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岡本太郎さんへのオマージュともいえなくもないのがJohanのパンであります。またもや顔がカワユス。
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岡本太郎展@国立近代美術館

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岡本太郎が生誕100周年だという。それで、書籍がかなり出版されたり、テレビなどでも紹介されていたりもする。

今回の大規模な回顧展もこの一環で、とにかく膨大な作品のボリュームとエネルギーに圧倒されました。

私40代ぐらいの世代ですと、イメージ的にはテレビカメラを前に「顔を作る変わった人」という程度だったが、小さい頃に母親がかなりべたぼめに褒めていた印象が強い。いわく、
「岡本太郎は、自分の兄弟を学校に行かせるために絵でかせいでいたが、建築家の黒川紀章は売れるまでは糟糠の妻が生活を支えていたが、売れた途端に女優と交際して…」
と黒川紀章さんと対比させて、いかに家族思いかということを説いていた。

そんな、あまり一般的でないイメージもありつつ、その実、彼の作品については、太陽の塔などをのぞいてはほとんど知らなかった。最近だと渋谷駅の「明日の神話」とか…ぐらいでした。

しかし、その世界観はピカソや縄文土器などエナジーあふれる素材を自分なりに昇華していて実に情熱的という言葉がぴったりである。

作品もエネルギッシュさが晩年まで衰えることなく、その創作意欲や世の中に対する姿勢も実に挑発的で、最近の明日の神話の落書きについてもどう思っているのか聴いてみたかった。

自分が中でも興味を持ったのが、彼が縄文の時代に憧れ、全国の祭りを回っていた当時の記録はいずれも現代の社会から見ると貴重な資料といえるものであった気がする。

実は、多才がゆえに作品の評価がようやく追いついてきたのかなと思いました。
タグ:アート 竹橋
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2011年05月09日

ビストロUOKIN

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写真の映りはイマイチですが、めちゃおいしかったのが「ビストロUOKIN」。大崎から五反田方面に向かうと、目黒川沿いにいつも繁盛しているのが、こちらのお店。ガラス張りのウインドウ越しに流行しているのが以前から気になっていたのであります。

そして、店名を聴けばピンとくるのはきっと居酒屋好きな人ですね。そうなんです。あのダントツのコスパを誇る「魚金」グループが作ったビストロなのであります。当然、メニュー当たりのモリも多めでとにかくリーズナブルです。

週末の夜遅めでも人がとにかく多い。こんでいるのもうなづけます。グラスワインも注文すると超大盛。写真のカルパッチョ6点盛りは、680円でこのボリューム。味も申し分なく、混雑も納得です。

ちょっとこの日は冷房ききすぎですが、次回はきっと快適にしてくれるのではないでしょうか。
タグ:五反田
posted by nizimasu at 17:04 | TrackBack(0) | ご飯

ROOM OF KING OF POP VOL.4×ALTERNATIVE JAPANESE

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急遽、開催いたしました「ROOM OF KING OF POP」と「ALTERNATIVE JAPANESE」のコラボイベントは無事終了いたしました。趣旨をご理解していただいたお客様や出演者の皆様方、またこの時期にイベントの開催に奔走したオーガナイズの皆様にも感謝です。

この日は、オープン前のクラブのラウンジでの音出しでして、マイケル愛を伝えようかと気合の選曲でして、いい感じをキープすることができました。

メインフロアーもダンサーのレベル高い。久々のABCD JACKSONSがすっごくうまくなっていて驚きました。

マイコーさんやTAROさんの思いも伝わる素敵なパーティでした。あれやこれやありますが、乗り越えていきましょう。

ありがとうございました。

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個人的には、マイケルはスリラー直撃世代でビートイットやBADなど、やはりミュージッククリップが話題になっていた頃に一番聴いていました。ただ、やっぱり聴き込むと、ディスコ的なブラックミュージックを取り込んだような「オフ・ザ・ウォール」がやわらかいディスコサウンドと相まって好きなのであります。このあたりは毎回、セットに入れ込むようにしていて、アッパーな曲との流れを作るのが楽しかったりします。

マイケルの初期からスリラーに至るあたりの音はやっぱり今と違う時代の鳴りを感じていいですと思うのであります。
posted by nizimasu at 16:27 | TrackBack(0) | DJ

2011年05月08日

映画「英国王のスピーチ」

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すっかり英国王室のことが、先日のウイリアム王子の結婚でも気になっていたのもあって、映画「英国王のスピーチ」に行く。

王室の話なので、あまり共感できないかと思いきや地味ながらも飽きさせない展開とこれが実話をもとにした話だと思うとあっという間に時間が過ぎてしまった。

実際、この映画はエリザベス女王のお父さんのジョージ6世が吃音だった経験を乗り越える話がメインになっているのだが、吃音というと個人的に小学生のときの友人を思い出す。

その友人は吃音だったのだが、なぜか小学生のときに同じクラスで仲良くなって話しているうちに、特定の友人の前でだけ吃音が治っていた。しかし、大人を前に話すとやっぱり吃音が出てしまっていて気の毒であった。

子供は人前で失敗するのは大人以上に嫌だという感受性を持ちあわせているから、結局、引っ込み思案な性格のまま思春期に入った。その後、急にぐれちゃったけど、吃音はよくなったみたいで、この映画を見ているときにその友人が治った経緯と、この英国王が治療をしながら自分の殻を破っていく様子が重なったりもした。

王室を巡るドラマが面白いのは、そこに強烈なほどの「家族像」が持ち込まれていることだ。きわめて規範的な家族のありようを演じなければいけないというようなプレッシャーの中暮らしている。しかし、このジョージ6世の兄が一度は王位につくも体感するエピソードなどは、あまりにも人間臭くて格好のゴシップだ。

実は王室に限らず、おのおのの家庭というのは、表面上、立派なお家に住んでいてもそれぞれに抱えているものが色々ある。その大きな位置づけとして規範意識や家族とはというスタンダードなイメージがあって、そことどう折り合いを付けていくかというのは誰にでも起きうる問題意識のようなものだ。

その点でもこの映画の地味ながらもコンプレックスを乗り越える部分に観客は魅了されるのかなと思ってしまう。

さらにいえば、地味そうな展開であまり面白くないのかなと思ったら予想以上に面白かったというのもある。いい映画でした。
posted by nizimasu at 08:10 | TrackBack(0) | おすすめ

2011年05月06日

写楽展@国立博物館


写楽といえば40代以降の世代ならば小学館の雑誌が思い浮かぶのだが、さにあらず。現在、国立博物館で開催されている写楽展は、とにかく圧巻の一言に尽きる。

約1年弱の活動で、140点余りの作品を残して、姿を消した写楽の4点を除く全作品が一堂に会しているというのだから見逃せるわけがありません。中野三敏さんの「写楽」にもあるが、写楽の現在での評価の高さは、世界的に高値で作品が取引されていることと、その神秘的なプロフィールにあるといっているのだが、まさにワタクシも写楽のあらゆる説に、ついつい興味を覚えていた次第。




そのきっかけになったのが、写楽をプロデュースした蔦屋重三郎の足跡について、大々的に解説した「「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」展 でありました。

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写楽に歌麿とまさに、浮世絵の黄金期を代表する作品展で、改めて人物としての写楽についてそのプロフィールに注目してしまったのでした。

ところが、この疑問はあっさりと氷解してしまいます。先日、山種美術館で世界有数の浮世絵のコレクションを誇る「ボストン美術館」展を見に行った時のこと。保存状態の素晴らしい作品に見とれていると、写楽の作品の解説に思わぬ一文を発見するのでありました。

「写楽は阿波侯の能役者・斎藤十郎兵衛というのが有力とされている」

ありゃ、誰だこりゃ。そして、先の中野さんの新書を読むにつれ、もはや謎解きではなく、答えは一読瞭然といったところで、やけに納得したのであります。

それでも個人的には歌麿や北斎のほうが好きですが、写楽のデビュー直後の第一期と言われる28枚の大首絵といわれるバストアップの肖像の持つパワーには、2つの展覧会を通して再認識したのでありました。

そして翻って、国立博物館の写楽展である。これが第一期から第四期まで順を追って鑑賞することができるのだが、これが同一人物かと思わせるほど、3期以降の作品のクオリティがグングン落ちているのが素人にもわかるほど。明らかに情熱をなくしていったのでありましょう。その淡白な作風は初期の絵とは比較にならずにいて、これを見るだけでも世界的に写楽が評価されるのもうなづけるだけの迫力があります。

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さらには、写楽の作品はいわゆるいわゆる版画なので、その刷り具合や保存状態で随分と作品の見え方も異なってくる。そんなことも感じさせる内容で、なんだか、昨年の秋から、この写楽展に標準をあわせたかのような展覧会の数々に感動すら覚えました。

しかし、振り返るとすでに東京では終了した「ボストン美術館」展での作品の保存状態のいいことったらない。あれだけの作品がキレイに相次いで見られたことも貴重な経験であった。

写楽展は、来月15日まで。
タグ:上野
posted by nizimasu at 20:47 | TrackBack(0) | おすすめ

2011年05月05日

告知)2011.5.8(sun)ROOM OF KING OF POP VOL.4 × ALTERNATIVE JAPANESE@shinjyuku club axxcis

ROOM OF KING OF POP VOL.4
×
ALTERNATIVE JAPANESE

2011 5. 8 (SUN) 
13:00 OPEN / 18:00 CLOSED

@Shinjuku club axxcis
(東京都新宿区歌舞伎町2-24-3新宿興和ビルB1)
\3000 (1D) *中学生以下無料

東日本大震災チャリティーイベントとして
急遽開催に至ったROOM OF KING OF POP VOL.4
ALTENATIVE JAPANESEと共に開催
会場費を除く全ての参加費は、支援金又は支援物資として
被災地の元へ送らさせて頂きます

■STARRING■
DJ TARO (J-WAVE HELLO WORLD)
マイコーりょう (MJ IMPERSONATOR)
HAJIME & MASAKI / ABCDE JACKSONS
D-OWNER/ デストロイヤー / ALLFORALL
ATSUSHI a.k.a. チビケル / T.A.C (DANCERS)
YUMI (SINGER)
YO.CO / YAOMI / YAYOI (GO-GO DANCERS)
DJ SHO / OCCHIII / ISHII / KTAGRANT / SIM69
隊長 / DABURYU / R÷ / CARP / YO.CO (DJs)
K-FOOD (FOOD)

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というわけで今週の日曜日です。マイケルのイベントです。当初、このタイミングで開催の予定はなかったのですが、震災の影響を鑑みてあえてマイケルでいこうということになったのです。きっとマイケルならそうするね…とわたしもそう思います。なので、精一杯がんばりますよ。
タグ:新宿 告知
posted by nizimasu at 22:49 | TrackBack(0) | 告知

2011年05月02日

Tシャツラブサミット

ということで、今回は、特にブースでの参加もなく遊びにいってきました。ゆらりとご挨拶などしつつ、お笑いサバイバーシリーズを観戦。

その場の投げ銭(?)の額で勝者を決めるゴングショーのおもむきもありましたが、最終的にトリの米粒写経に軍配。ネタの緩急や畳み込みが見事。さすがキッドの遺伝子を受け継ぐコンビであります。

そんなこんなで楽しいまま終了。次回は7月23日と24日だとか。DDTとかぶっております。次回も楽しみ。節電のためにもTシャツが欠かせないと思います。
posted by nizimasu at 00:02 | TrackBack(0) | diary

2011年05月01日

2011年4月の読書

4月の読書メーター
読んだ本の数:56冊
読んだページ数:12968ページ

アンビエント・ドライヴァー THE AMBIENT DRIVER (マーブルブックス)アンビエント・ドライヴァー THE AMBIENT DRIVER (マーブルブックス)
細野さんの内面に迫る内容。とにかく今時のスピリチュアルとは一線を画していて創造性と深く関わっているUFOやネイティヴアメリカンの思想の解釈がおもしろい
読了日:04月30日 著者:細野 晴臣
新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
新宿駅にあるベルクといえば、駅近くとは思えない猥雑な雰囲気のお店で有名。このお店が何とも味わい深い店になったのか。店主が店の歴史た経営の苦労などを赤裸々に明かす。匂いたつような文章で思わずお店にいきたくなります
読了日:04月30日 著者:井野朋也(ベルク店長)
シンプル族の反乱シンプル族の反乱
この本にあるように、ある世代を機に若者はモノを買わなくなっている。そして今後はこの傾向は日本中に蔓延するだろう。上向きでない経済とコミュニケーションの変化はこの傾向を裏付けているのだと納得させられる
読了日:04月30日 著者:三浦 展
Casa BRUTUS特別編集 ル・コルビュジエの教科書 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)Casa BRUTUS特別編集 ル・コルビュジエの教科書 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)
建築が興味のある人には当然のことでも意外とわからないことも多い。このCASAのシリーズも初心者に優しい。で、コルビジェの建築を見るとものすごい日本の建築家に影響を与えているのがわかる。それほどのインパクトがある。初めてなのに既視感があるのは彼がオジリネーターなのだろう
読了日:04月30日 著者:マガジンハウス
ユニクロ帝国の光と影ユニクロ帝国の光と影
ユニクロのようなすごい会社は、知識労働ありきでなく、労働集約にあるというような話が続く。その背後には専制的ともいえる柳井社長のリーダーシップがあるのだろう。でもよくよく考えれば、マクドナルドもしかり。労働集約の実態はこのあたりに収斂されるのかな
読了日:04月29日 著者:横田 増生
細野晴臣 分福茶釜 (平凡社ライブラリー)細野晴臣 分福茶釜 (平凡社ライブラリー)
とにかくゆるい。まるで「読む温泉」だ。つかみどころがないけど、本質をついている。氏の音楽と同様の内容です
読了日:04月29日 著者:細野 晴臣
直感力を養う坐禅断食直感力を養う坐禅断食
座禅と断食というのは実に相性がいい。世の中に多いあれこれを一旦、取り入れずに心と体を整えるというのは実に合理的なような気がする
読了日:04月29日 著者:野口 法蔵
ヒップ アメリカにおけるかっこよさの系譜学 (P‐Vine BOOKs)ヒップ アメリカにおけるかっこよさの系譜学 (P‐Vine BOOKs)
ヒップとは定義が難しい。どうやら、黒人の間で広まった言葉らしいが、既存の社会に所属するのでなくそこから距離を置いて自分の価値観を提示するというある種のトリックスターのような人たちかもしれない。そこにアメリカ人のあこがれの源泉があるとしたらどこか、世界に共通する「何者でもないワタクシ」的な話につながるのではないか。と思いました
読了日:04月29日 著者:ジョン・リーランド
ケロッグ経営大学院イノベーションネットワーク 社内起業成長戦略―連続的イノベーションで強い企業を目指せケロッグ経営大学院イノベーションネットワーク 社内起業成長戦略―連続的イノベーションで強い企業を目指せ
アメリカの企業を例に社内企業のノウハウを伝授。とはいっても実に様々な制約条件の中でビジネスをのばすかというアプローチの多さとともに、そこにはイノベーションという名の画期的なプロセスが必要なのがわかる。保守的こそリスクなりとは言い得て妙か
読了日:04月28日 著者:ロバート・C・ウォルコット,マイケル・J・レピッツ
電子決済ビジネス 銀行を超えるサービスが出現する電子決済ビジネス 銀行を超えるサービスが出現する
2010年に施行された資金決済法によって日本にも今後大きな小額電子決済市場が創出されるという話。それにしてもネットの存在感が増す中で、こうしたサービスでイニシアティブをとることの意味の大きさを考えさせられる。実に興味深いかも
読了日:04月28日 著者:野村総合研究所 電子決済プロジェクトチーム
その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズケアをひらく)その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズケアをひらく)
かつて依存症だった著者が、その環境と心情を図を使いながら、見事に伝えている。依存症になるにはコミュニティの希薄さと脆弱さが前提としてあり、そこで人は自分と他者を重ね合わせる「ニコイチ」の関係性を求めるという下りは、依存症に限らず人間の渇望に誓い感慨なのかと思う。日本の閉塞感のひとつは経済的な下降線に求められると思うが、その一方で、コミュニティの脆弱さや希薄さがあると考えてしまう。依存症に限らず、自己の内面を問いかけるような内容だ。
読了日:04月28日 著者:上岡 陽江,大嶋 栄子
からっぽ力 (マイコミ新書)からっぽ力 (マイコミ新書)
からっぽにすることこそ、充実に連なる。仏教は宗教であるが、その一方で生活のための知恵の科学でもある。そんなことを感じさせてくれる。いかに生きづらい時代に生きるかという処方箋の本だ
読了日:04月27日 著者:井上 暉堂
意識・行動が変わる続・可視経営 業務プロセスの可視化法とツール意識・行動が変わる続・可視経営 業務プロセスの可視化法とツール
ホワイトカラーの効率化という命題に可視経営という概念で、特許も取った著者による日本の経営の問題点とは、ミドルクラスに求められる。ルーティンと組織全体のマネージメントへの関わりができない中で、いかにルーティンをQCD化し、より組織マネージメントに時間をさくか。すべてのことがわからなくても基本的な概念を把握するだけで随分、日本の会社の取り巻く環境は変わるのではないかと思う。
読了日:04月27日 著者:石橋博史
マーベリック・カンパニー 常識の壁を打ち破った超優良企業マーベリック・カンパニー 常識の壁を打ち破った超優良企業
マーベリックとは既存の企業のありようとは違い、新しいコンセプトや経験を顧客に提供することのようである。この本では具体的な事例を豊富に紹介している。そこにあるのは既存のビジネスモデルの陳腐下を逆手に取った企業だけが生き残るというおもむきすらある。実に興味深い
読了日:04月26日 著者:ウィリアム C テイラー,ポリー ラーベル
アフォリズムアフォリズム
アフォリズムとは「金言」のこと。100のリストで短い言葉における真実や真理に迫る手法は、著者の真骨頂。よくもまあこれだけの金言を集めたというほど古今東西の言葉が満載。どこから読んでも楽しい
読了日:04月26日 著者:ロバート・ハリス
建築家 安藤忠雄建築家 安藤忠雄
表紙にある厳しい視線の先には常に建築に対する情熱がある。独学から建築を学ぶ精神には「ゲリラ」的なカウンター精神がある。そして、都市や自然に対する思いも伝わってくる。とにかくメラメラとした情熱がほとばしっている
読了日:04月26日 著者:安藤 忠雄
ニッポン再建論 (廣済堂新書)ニッポン再建論 (廣済堂新書)
政治から経済、宗教に至るまで専門家が問題点とその背景を解説している。個人的には、小幡績氏の「経済至上主義」からの脱却と新たな目標設定というのが面白く読めた
読了日:04月26日 著者:島田 裕巳,坂東 眞理子,和田 秀樹,三浦 展,森 達也,武田 邦彦,小幡 績,有馬 晴海
京都の流儀 (翼の王国books)京都の流儀 (翼の王国books)
京都は閉じられているからこそ、そのブランドを維持しているというのが読後感。難しい作法というより実に合理的にできているのがわかる
読了日:04月26日 著者:徳力 龍之介
Google ドキュメントポケットガイド ~無料で使えるクラウド オフィスアプリケーション~Google ドキュメントポケットガイド ~無料で使えるクラウド オフィスアプリケーション~
Googleドキュメントの初心者向けの本。難しくなくサクサク読める。ちょっと物足りないかも
読了日:04月26日 著者:木村菱治
ラテンに学ぶ幸せな生き方 (講談社プラスアルファ新書)ラテンに学ぶ幸せな生き方 (講談社プラスアルファ新書)
ラテンの人たちの国家はここ数十年、経済危機や内戦など決して楽とはいえない環境下にある国が多い。それでもなぜ彼らは人生をエンジョイしているのか。メキシコと日本に家を持つ著者がその考え方やライフスタイルを紹介。そのコミュニティや互助の精神を見事に表出している。日本の閉塞感とは実に対照的。長年の停滞を生き抜く知恵がここにある
読了日:04月26日 著者:八木 啓代
アイデア・ブック2(トゥーボ)アイデア・ブック2(トゥーボ)
1作目と続けて読了。とにかく、イマジネーションが沸くようなイラストと文章が魅力的
読了日:04月22日 著者:フレドリック・へレーン,テオ・へレーン
スウェーデン式 アイデア・ブックスウェーデン式 アイデア・ブック
会社ではアイディアが出ないというだけでも、参考になる。とにかくシンプルで短いけど素敵な金言が詰まっています
読了日:04月22日 著者:フレドリック・ヘレーン
フィルター思考で解を導くフィルター思考で解を導く
KYOTO JAZZ MASSIVEのメンバーで、クラブジャズのDJでもある沖野さんの新作。これが思いっきり、ビジネス書で驚く。フィルター思考は、要は目利きということなのだけど、自分のライフスタイルをよりプロデュースしていく必要があるというのがこの本の裏テーマだ。最近は白洲正子も注目されているが、自分の美学と照らし合わせたときに出てくるモノの見方や感性を磨けばいいという話で、なかなか含蓄があります
読了日:04月22日 著者:沖野修也
江戸に学ぶエコ生活術江戸に学ぶエコ生活術
江戸時代の生活ぶりについて外国人が記した本だが、日本人よりも外国人の方が、往時の生活の質の高さを評価することが多い。それは文化の違いに求めることができるが、この著書の中ではサスティナビリティとう循環型経済の雛形が、江戸時代にあるという。そして、農民、町民、武士という当時の階級制度に基づき、どのような暮らしぶりをしていたかにスポットライトを当てていく。この本を読むにつれ、実に日本人の貧しくとも芳醇な社会のありように驚かされる。それが震災を迎えた日本にとってどういう意味をモツ下ということを考える時期に来ている
読了日:04月20日 著者:アズビー・ブラウン
プラントハンター 命を懸けて花を追うプラントハンター 命を懸けて花を追う
情熱大陸でも紹介され希有な商売の人の本。といえば、それまでですがクライアントからの依頼のあった植物を探すというのは、ヨーロッパのお金持ちの間では一般的らしく、こういう冒険野郎は足数いたという。世の中が硬直化している中で、こうした一攫千金ではないが、自分の感ひとつで道を切り開くというのは夢があっていいなと思う
読了日:04月20日 著者:西畠清順
直島 瀬戸内アートの楽園 (とんぼの本)直島 瀬戸内アートの楽園 (とんぼの本)
先日、訪れた直島に行った思い出とともに読む。特に「家プロジェクト」はネタバレになるので、あえて、この本を読まず、先入観なしで訪れたい。大竹新朗さんのI♡湯もこの本の刊行時期では紹介されていません
読了日:04月20日 著者:秋元 雄史,安藤忠雄 ほか
建築を語る建築を語る
建築というのは、己の哲学を反映する営みと、法的規制や施主など時に相反することに折り合いを付けていく。安藤氏は、そこに妥協なき情熱を混めているというのが実に良くわかる。そこには、独学ながら深い考察や建築に対する造詣があり驚かされること多し
読了日:04月20日 著者:安藤 忠雄
ビジネスで活かす電通「鬼十則」 仕事に誇りと自分軸を持つ (朝日新書)ビジネスで活かす電通「鬼十則」 仕事に誇りと自分軸を持つ (朝日新書)
電通というのは、かなり軟派なイメージだったが、この「鬼十則」はまさに体育会のイメージである。まさにモーレツサラリーマンのような標語が並ぶが今という時代にはかえって新鮮に感じる
読了日:04月20日 著者:柴田明彦
電気グルーヴのメロン牧場―花嫁は死神〈4〉電気グルーヴのメロン牧場―花嫁は死神〈4〉
とにかく面白い。うんこの話と加齢臭の話に爆笑。カフェで読んでいたら気味悪がられました。ぜひ自宅で読んだ方がいいです。みうらじゅん以来、本でここまで笑えるとは…。
読了日:04月19日 著者:電気グルーヴ
仕事が楽しくなる!イキイキ「事務改善」―悩んだときこそ改善のチャンス!仕事が楽しくなる!イキイキ「事務改善」―悩んだときこそ改善のチャンス!
最近、増えているHACK本に比べても充実の内容。事務という業務にしぼっているが、実際には様々な局面で役立ちそうな知恵が満載。
読了日:04月19日 著者:藤井 美保代
働き盛りがなぜ死を選ぶのか <デフレ自殺>への処方箋働き盛りがなぜ死を選ぶのか <デフレ自殺>への処方箋
年間3万人が自殺し、100万人が鬱病の治療を受けるという日本。その原因をデフレ的なモノの見方にあると著者は見いだす。その背景には日本の社会が抱えるネガティブマインドのスパイラルがあるというのである。実に興味深い本だ
読了日:04月18日 著者:岡田 尊司
超思考超思考
ビートたけしの本にしては論理展開が明確。構成ライターさんの力量が大きいのかな。面白いというよりも正論に近い読後感でした
読了日:04月17日 著者:北野 武
老いの幸福論 (青春新書インテリジェンス)老いの幸福論 (青春新書インテリジェンス)
老人の考えていることをここまで明晰に分析かつ自己内省している本は見当たらないと思う。ビバ、老人
読了日:04月17日 著者:吉本隆明
誰も教えてくれなかった運とツキの法則誰も教えてくれなかった運とツキの法則
運とツキを引き寄せるには徹底したハングリー精神と格闘技のような闘争心が必要であると著者が説く。まさに、セゾングループの中で独自のポジションを築いていったクレディセゾンの社長ならではの力強い金言の数々は今の時代により光を放つように思える
読了日:04月17日 著者:林野 宏
デスクをメタボにしない理系思考―「段取り力」を上げる収納術 (中公新書ラクレ 385)デスクをメタボにしない理系思考―「段取り力」を上げる収納術 (中公新書ラクレ 385)
デスクに限らず部屋やモノの整理法をその基本的な考え方を理系的な理屈に置き換えて説明している。だが難しくはない。とにかくモノの量が多いのが問題だと個人的には思い至りました。
読了日:04月16日 著者:本多 弘美
エンジニアとしての生き方  IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)エンジニアとしての生き方  IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)
SEが3K職場といわれて久しい。しかしそこには、日本の企業に内在する問題点がある。そこで著者はいう。能力のあるSEは海外に打って出ろという。日本ではSEというのは大企業の下請けにすぎない。その地位に甘んじるのではなく、知識労働者としてより世界に羽ばたくべきだというのが氏の主張だ。閉塞感漂うのは「今を逃げ切る」という企業のトップが牛耳る社会の仕組みに対する挑発的な内容だ
読了日:04月16日 著者:中島 聡
「功なき者」を活かす 時代を超えた人材活用の極意 (朝日文庫)「功なき者」を活かす 時代を超えた人材活用の極意 (朝日文庫)
野村克也監督と亡くなった筑紫哲也さんの対談集。弱者がいかに強者に勝つかということを具体的に解説。野村監督という一貫した勝負に対する執念がうかがえる
読了日:04月16日 著者:野村克也,筑紫哲也
「AKB48」卒業翌日に40万円で起業しました。 アイドル社長「AKB48」卒業翌日に40万円で起業しました。 アイドル社長
元AKBのメンバーが書いた自叙伝。起業本というイメージだと肩すかしを食うかも。あくまで気合いで乗り切る感じ。
読了日:04月14日 著者:川崎 希
「長生き」したければ、食べてはいけない!?「長生き」したければ、食べてはいけない!?
いわゆるファスティング(断食療法)についてのノウハウを記している。どうも腹八分目よりも腹六分目の方が体に良さそう。飽食というのは人体に思いのほか負担をかけているようだ。最近の日野原先生の本に出てくる長寿食と共通点も多い
読了日:04月14日 著者:船瀬 俊介
すべてのビジネスをスマホが変えるすべてのビジネスをスマホが変える
スマホの世界を初心者向けに解説。とにかくわかりやすい。
読了日:04月14日 著者:神尾 寿
最高齢プロフェッショナルの教え最高齢プロフェッショナルの教え
各界の最高齢のインタビュー集。ジャンルも主張もバラバラですが、夢中にのめり込んだらここまできたというのが正解かもしれない。ノイズに踊らされない。これがこの本の底にあるテーマかもしれません
読了日:04月14日 著者:徳間書店取材班
移行期的混乱―経済成長神話の終わり移行期的混乱―経済成長神話の終わり
戦後のGDPの成長率の変化の背景にある働き方や経済的な価値観の変化という定量化が難しいものを考察している。その背景には働き方に関しての日本人の考え方の変遷があると著者がいう。その働くことの意味を見いだす時期から、消費へ。そしてアメリカの一元的価値観に日本社会が翻弄される様子を描いている。ホリエモンに代表される労働や働くことが金銭的一元化に収斂される価値観とは実に言い得て妙であろう
読了日:04月13日 著者:平川 克美
なぜ女と経営者は占いが好きか (幻冬舎新書)なぜ女と経営者は占いが好きか (幻冬舎新書)
占いに傾倒しているという評論家の副島氏。氏の本の幅の広さには驚かされるばかりだが、その根本にあるのは未来予測=占いだというのである。未来を言い当てることに経営者や女性が夢中なのは、未来というのは不安定で不確かだと自覚的であるからだという。そこで、あえて無自覚なサラリーマンこそ占いをすべきだという。まさに、今回の震災のように何が起こるかわからないのが未来であり、その道しるべとしてモダンサイエンスでない占いこそ、従来の科学以上の卓見が含まれているという。まあ痛快な本だ
読了日:04月13日 著者:副島 隆彦
わたしが芸術について語るならわたしが芸術について語るなら
直島の家プロジェクトで見た作品が忘れられずに本を手に取る。確かにわかりやすく美術に書いているが、そこから得られる言葉の意味の広がりが、奥深さに繋がる。味わい深い文章というべきか。
読了日:04月13日 著者:千住博
トラブルなう (ナックルズ選書)トラブルなう (ナックルズ選書)
冒頭の「編集者とは、恫喝、脅迫、恐喝、暴力、拉致などに耐えうるものである」という定義でくくれば、世の中はいかに編集者の少ないことか。ここまで極端ではないにせよ、いい編集者の多くは少なくとも腹が据わっているのは間違いない。かっこいい名前先行の編集者に比べて実に愉快なエピソードの数々…。それでもはじけている久田氏のおもしろ主義は今の出版界では貴重な存在だ。
読了日:04月12日 著者:久田 将義
宅録D.I.Y.ミュージック・ディスクガイド HOMEMADE MUSIC (P‐Vine BOOKs)宅録D.I.Y.ミュージック・ディスクガイド HOMEMADE MUSIC (P‐Vine BOOKs)
宅録ガイド本。コラムで、フィルスペクターやブライアンウイルソンのぶっ飛んだエピソードなども楽しい。このざっくりとしたテーマ感が本の作り方としても懐かしかったりしますね
読了日:04月08日 著者:江森 丈晃
考える人 2011年 05月号 [雑誌]考える人 2011年 05月号 [雑誌]
どうも既視感があるなあと思ったら、新潮社で出している出版物の著者がインタビューや対談の中心だった仏教特集でした。仏教はある意味心の科学とも思えてくる。ものすごく合理的で、フック雑な社会を生きる上での様々な智慧が詰まっているのではないか。そんなことに思いを巡らせてくれるないようです。数少ない毎回楽しみな雑誌です
読了日:04月07日 著者:
ラジオの魂ラジオの魂
ポッドキャストでいつも聞いている元TBSアナウンサーの自叙伝?というかラジオLOVEな本。オジキと呼ばれる熱血漢ぶりは本の随所から感じられる。誠実さがあふれていて人気なのもうなづける
読了日:04月06日 著者:小島 慶子
エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社プラスアルファ文庫)エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社プラスアルファ文庫)
貨幣が持つ役割と機能は実に多様だ。それが故に衝突が起き、経済的な暴走が生じる。モモの作者であるミヒャエル・エンデは優れた作家であると同時に思想家だった。中でも経済や貨幣に関する造詣が深く、その思想的なバックボーンにはシュタイナーとゲゼルがある。その二人の思想を読み解きつつ、新しい貨幣制度を模索するコミュニティなどを縦断的に紹介している。実にお金の持つパワーをまざまざと感じる。ある意味怖い本だが、モモの背後にある世界観も読めて充実のないようでありました
読了日:04月06日 著者:河邑 厚徳,グループ現代
アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術
起業の本でもありつつ、組織で生きる上での処方箋も盛り込んでいる。今の時代はリーダーの個性がより問われるようになっている。この動きは日本でも加速していくのだろうな
読了日:04月06日 著者:ガイ・カワサキ
TRANSIT(トランジット)12号 永久保存版! 美しきインドに呼ばれて (講談社MOOK)TRANSIT(トランジット)12号 永久保存版! 美しきインドに呼ばれて (講談社MOOK)
今時の雑誌にしては惜しみない取材で素晴らしい。特にジャイサルメールの満月っていいな。
読了日:04月04日 著者:
サウンド・クリエイターのための、最新版デジタル・オーディオの全知識サウンド・クリエイターのための、最新版デジタル・オーディオの全知識
デジタルオーディオの背景にある概念をわかりやすく解説。著者と大瀧詠一氏との対談がマニア心をくすぐります
読了日:04月04日 著者:柿崎 景二
中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか (ディスカヴァー携書)中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか (ディスカヴァー携書)
日中比較文化論を若き論客がつづった体裁。しかし、印象論が多いかな。それを抜きにしても中国の公的空間と私的な空間での使い分けぶりは納得すること多し。これだけの巨大な国土がよくひとつの国にまとまっているなあと思った次第です
読了日:04月03日 著者:加藤 嘉一
投資敗者の思考パターン (幻冬舎ルネッサンス新書 ひ 1-1)投資敗者の思考パターン (幻冬舎ルネッサンス新書 ひ 1-1)
いわゆる人間の合理的でない判断をするパターンを解説。投資経験のある人には身につまされる話が多いのではないか
読了日:04月02日 著者:平田 有和
結果≠フ出ない組織はこう変えろ!結果≠フ出ない組織はこう変えろ!
組織変革について実に具体例にあふれる貴重な本だ。とにかく結果を出す大きな要因はリーダーシップにおける組織行動のと組織自体の再編。それに伴う様々な障害やトラブルを解説していて実に役にたちそう
読了日:04月02日 著者:森 時彦
メッシュ すべてのビジネスは〈シェア〉になるメッシュ すべてのビジネスは〈シェア〉になる
「シュア」という所有から共有への流れがネットという環境でより加速していくという現象を紹介している。まさに富と貧困の格差が進む中でのライフスタイルとして存在感を増すのでありましょう
読了日:04月01日 著者:リサ・ ガンスキー

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posted by nizimasu at 15:14 | TrackBack(0) | BOOKS